2026年版・1-3

衛生管理者の選任と職務の一問一答

第二種衛生管理者試験「関係法令」から、衛生管理者の選任と職務に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-3

衛生管理者の選任義務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者の選任義務は、業種を問わず常時100人以上の労働者を使用する事業場にのみ課され、それ未満は不要とされている。
  • ②事業者は、常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、業種に応じた資格を有する衛生管理者を選任しなければならない。
  • ③衛生管理者の選任義務は、事業場の業種や労働者数にかかわらず、すべての事業場に一律に課されるものとされている。
  • ④衛生管理者は、事業者が特に必要と判断した場合に限り、任意で選任すればよく、法律上の選任義務は一切生じないとされている。
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正解 ②事業者は、常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、業種に応じた資格を有する衛生管理者を選任しなければならない。
解説
労働安全衛生法12条及び労働安全衛生規則により、常時50人以上の労働者を使用する事業場は、業種にかかわらず、業種の区分に応じた資格を有する衛生管理者を選任しなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
100人以上に限定する記述、すべての事業場に一律に課されるとする記述、任意で選任すればよいとする記述は、いずれも実際の選任義務と異なります。
問21-3

第二種衛生管理者免許で衛生管理者に選任できる業種に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①金融業、保険業、卸売業、小売業、情報通信業など、有害業務を伴わない業種であれば、第二種衛生管理者免許を有する者を選任することができる。
  • ②第二種衛生管理者免許を有する者は、常時500人未満の労働者を使用する事業場に限り、業種を問わず衛生管理者として選任することができる。
  • ③第二種衛生管理者免許を有する者は、医療業や清掃業など有害業務を伴う業種に限り、衛生管理者として選任することができるものとされ、例外はない。
  • ④第二種衛生管理者免許を有する者は、建設業や製造業を含むすべての業種において衛生管理者として選任することができるものとされている。
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正解 ①金融業、保険業、卸売業、小売業、情報通信業など、有害業務を伴わない業種であれば、第二種衛生管理者免許を有する者を選任することができる。
解説
第二種衛生管理者免許は、農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(一部を除く)、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業等の有害業務を伴う業種では衛生管理者になることができません。金融業や卸売業など、これらに該当しない業種でのみ選任することができます。

他の選択肢が不適切な理由
建設業・製造業を含むすべての業種で選任できるとする記述、常時500人未満の事業場に限られるとする記述、医療業・清掃業に限られるとする記述は、いずれも実際の制度と異なります。
問31-3

常時使用する労働者数が800人の事業場(衛生管理者免許で選任できる業種)における衛生管理者の選任人数に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①常時使用する労働者数が501人以上1000人以下の場合、衛生管理者は5人以上選任しなければならない。
  • ②常時使用する労働者数が501人以上1000人以下の場合、衛生管理者は1人選任すれば足りるとされている。
  • ③常時使用する労働者数が501人以上1000人以下の場合、衛生管理者は3人以上選任しなければならない。
  • ④衛生管理者の選任人数は、労働者数にかかわらず常に1事業場1人と定められているとされている。
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正解 ③常時使用する労働者数が501人以上1000人以下の場合、衛生管理者は3人以上選任しなければならない。
解説
衛生管理者の選任人数は事業場規模に応じて定められており、50人以上200人以下は1人、201人以上500人以下は2人、501人以上1000人以下は3人、1001人以上2000人以下は4人、2001人以上3000人以下は5人、3001人以上は6人以上を選任しなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
1人で足りるとする記述、5人以上必要とする記述、常に1人と定められているとする記述は、いずれも規模別の基準と異なります。
問41-3

専任の衛生管理者を置かなければならない場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①専任の衛生管理者を置く義務は、常時500人を超える事業場から一律に生じるものとされ、有害業務の有無は問われないとされている。
  • ②常時1000人を超える労働者を使用する事業場では、衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない。
  • ③専任の衛生管理者を置く義務は、常時300人を超える労働者を使用する事業場から一律に生じるものとされ、これに例外は認められない。
  • ④専任の衛生管理者を置く義務は、常時50人以上の労働者を使用するすべての事業場に一律に課されるものとされ、例外はない。
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正解 ②常時1000人を超える労働者を使用する事業場では、衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない。
解説
常時1000人を超える労働者を使用する事業場、及び常時500人を超える労働者を使用し坑内労働又は一定の有害業務に常時30人以上を従事させる事業場では、衛生管理者のうち少なくとも1人を専任としなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
常時500人を超えると有害業務の有無を問わず一律に生じるとする記述、50人以上のすべての事業場に課されるとする記述、300人を超えると一律に生じるとする記述は、いずれも基準と異なります。
問51-3

衛生管理者の選任手続に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者の選任は、事業年度の次年度の初めまでに行えば足り、法令上の具体的な期限は特に定められていないものとされ、猶予もある。
  • ②衛生管理者を選任した場合であっても、所轄労働基準監督署長への選任報告は事業者の任意な判断にのみ委ねられているものとされ、義務ではない。
  • ③事業者は、衛生管理者を選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労働基準監督署長に選任報告をしなければならない。
  • ④衛生管理者の選任報告は、選任された衛生管理者本人が個人の資格において提出しなければならないものとされ、事業者は関与しない。
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正解 ③事業者は、衛生管理者を選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労働基準監督署長に選任報告をしなければならない。
解説
衛生管理者は、選任すべき事由(事業場規模が50人に達した、欠員が生じた等)が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労働基準監督署長に選任報告書を提出しなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
次年度初めまででよいとする記述、報告が任意とする記述、衛生管理者本人が提出するとする記述は、いずれも手続の内容と異なります。
問61-3

衛生管理者の職務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者の職場巡視は、少なくとも1年に1回行えば法令上の義務を満たすとされており、それ以上の頻度は法律上一切求められていないものとされる。
  • ②衛生管理者は、少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備や作業方法等に衛生上有害のおそれがあるときは、直ちに必要な措置を講じなければならない。
  • ③衛生管理者の職場巡視の頻度は、法令上特に定められておらず、事業者の裁量により自由に決定してよいものとされ、明確な目安も存在しない。
  • ④衛生管理者は、作業場等の巡視を行う義務を法律上一切負っておらず、書類の作成及び記録の保管のみをその唯一の職務とするものとされている。
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正解 ②衛生管理者は、少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備や作業方法等に衛生上有害のおそれがあるときは、直ちに必要な措置を講じなければならない。
解説
労働安全衛生規則11条により、衛生管理者は少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備、作業方法又は衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
頻度が定められていないとする記述、巡視義務を負わないとする記述、年1回でよいとする記述は、いずれも規則の内容と異なります。
問71-3

衛生管理者の職務の範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者は、健康に異常のある者の発見及び処置、作業環境の衛生上の調査、衛生教育の実施等、衛生に関する技術的事項を管理する。
  • ②衛生管理者は、事業場の安全に関する技術的事項のみを管理し、衛生に関する事項は法律上一切管理しないものとされ、産業医に一任される。
  • ③衛生管理者の職務は、事業場の会計監査及び財務諸表の作成に関する事項のみに限られ、衛生管理は一切含まれないとされている。
  • ④衛生管理者の職務は、労働者の給与計算や賞与査定、勤怠管理などの人事労務全般のみに及ぶものとされ、衛生管理は含まれない。
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正解 ①衛生管理者は、健康に異常のある者の発見及び処置、作業環境の衛生上の調査、衛生教育の実施等、衛生に関する技術的事項を管理する。
解説
衛生管理者は、総括安全衛生管理者の指揮の下、健康に異常のある者の発見及び処置、作業環境の衛生上の調査、衛生教育の実施、健康の保持増進に関する措置その他衛生に関する技術的事項を管理する職務を担います。

他の選択肢が不適切な理由
人事労務全般とする記述、会計監査・財務諸表の作成とする記述、衛生に関する事項を管理しないとする記述は、いずれも職務の内容と異なります。
問81-3

衛生管理者免許の種類と選任範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①第一種衛生管理者免許を有する者は、有害業務を伴わない業種の事業場でのみ衛生管理者として選任することができる。
  • ②第一種衛生管理者免許と第二種衛生管理者免許とで、選任できる業種の範囲に実質的な違いはないものとされている。
  • ③第一種衛生管理者免許を有する者は、有害業務を含むすべての業種の事業場で衛生管理者として選任することができる。
  • ④第一種衛生管理者免許を有する者は、別途医師や歯科医師の資格がなければ衛生管理者に選任されないものとされている。
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正解 ③第一種衛生管理者免許を有する者は、有害業務を含むすべての業種の事業場で衛生管理者として選任することができる。
解説
第一種衛生管理者免許を有する者は、有害業務を伴う建設業・製造業・医療業等を含め、業種を問わずすべての事業場で衛生管理者として選任することができます。これに対し第二種衛生管理者免許は、有害業務を伴わない業種に限られます。

他の選択肢が不適切な理由
有害業務を伴わない業種に限られるとする記述は第二種の説明であり、第一種と第二種で範囲に違いがないとする記述、医師等の資格を要件とする記述はいずれも誤りです。
問91-3

衛生管理者の代理者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者の代理者に関する規定は、総括安全衛生管理者には一切準用されないものとされ、別途独自の手続が常に必要とされている。
  • ②衛生管理者の代理者は、必ず産業医の資格を有する者でなければならず、それ以外の者を充てることは認められていない。
  • ③事業者は、衛生管理者が旅行、疾病、事故その他やむを得ない事由によって職務を行えないときは、代理者を選任しなければならない。
  • ④衛生管理者が一時的に不在となる場合であっても、代理者を選任する必要は法律上一切生じないものとされ、放置してよい。
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正解 ③事業者は、衛生管理者が旅行、疾病、事故その他やむを得ない事由によって職務を行えないときは、代理者を選任しなければならない。
解説
労働安全衛生規則7条2項により、事業者は衛生管理者が旅行、疾病、事故その他やむを得ない事由によって職務を行うことができないときは、代理者を選任しなければなりません。これは、総括安全衛生管理者の代理者について定める同規則3条の規定を、衛生管理者について準用したものです。

他の選択肢が不適切な理由
代理者選任が一切不要とする記述、代理者が必ず産業医でなければならないとする記述、総括安全衛生管理者に準用されないとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問101-3

衛生管理者の解任等に対する労働基準監督署長の権限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①衛生管理者の解任は、当該衛生管理者本人からの申出がある場合に限り行うことができるものとされ、事業者からは一切できないとされる。
  • ②労働基準監督署長は、衛生管理者の解任について事業者に対しては指示する権限を法律上一切有していないものとされ、関与できない。
  • ③衛生管理者を解任できるのは厚生労働大臣のみであり、労働基準監督署長にはその権限は一切なく、委任することも認められていない。
  • ④労働基準監督署長は、衛生管理者が労働安全衛生法令に違反したとき等は、事業者に対してその衛生管理者の解任を命ずることができる。
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正解 ④労働基準監督署長は、衛生管理者が労働安全衛生法令に違反したとき等は、事業者に対してその衛生管理者の解任を命ずることができる。
解説
労働安全衛生法12条2項が準用する同法11条2項により、労働基準監督署長は、衛生管理者がその職務を怠る等労働安全衛生法令に違反したときは、事業者に対してその衛生管理者の解任を命ずることができます。

他の選択肢が不適切な理由
労働基準監督署長に権限がないとする記述、本人の申出が必要とする記述、厚生労働大臣のみが解任できるとする記述は、いずれも制度の内容と異なります。

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