下の図は、電動機を運転するための操作回路の一部である。始動用押しボタンから手を離しても運転が続くように自己保持をかけるとき、電磁接触器の補助接点を接続する方法として正しいものはどれか。
- ①始動用押しボタンと並列にa接点を接続する
- ②停止用押しボタンと並列にb接点を接続する
- ③始動用押しボタンと直列にb接点を接続する
- ④停止用押しボタンと直列にa接点を接続する
答えと解説を見る
詳細解説
自己保持回路は、始動用押しボタンを押して電磁接触器が動作した後、そのコイルへの電流の通り道をボタンの代わりに保つ仕組みです。電磁接触器が動作すると補助a接点が閉じるので、この接点を始動用押しボタンと並列に接続しておけば、ボタンから手を離しても接点を通って電流が流れ続け、運転が維持されます。
停止用押しボタンと並列にb接点を入れると、停止用ボタンを押しても回路が切れず止められなくなります。始動用押しボタンと直列にb接点を入れると、電磁接触器が動作した瞬間にその接点が開いて自分の回路を切ってしまい、運転が続きません。
停止用ボタンは自己保持の輪の中に直列で入れておくことで、押した瞬間に保持が解けます。
他の選択肢が不適切な理由
停止用の押しボタンと並列に閉じている接点を入れると、ボタンを押しても並列の経路から電流が流れ続け、電動機を止められなくなります。始動用の押しボタンと直列に閉じている接点を入れる形では、電磁接触器が動作した瞬間にその接点が開いて自分の回路を切るため、入切を繰り返すだけで運転が続きません。停止用の押しボタンと直列に開いている接点を入れる形では、そもそも始動できません。