2026年版・7-7

屋内配線図の読み取りと施工方法の判定の一問一答

第一種電気工事士「配線図」から、屋内配線図の読み取りと施工方法の判定に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-7

屋内配線図に示された使用電圧100Vのルームエアコンについて、その金属製外箱に施す接地工事の種類として正しいものはどれか。

  • ①A種接地工事
  • ②B種接地工事
  • ③C種接地工事
  • ④D種接地工事
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正解 ④D種接地工事
解説
詳細解説
接地工事の種類は、機器の使用電圧によって決まります。使用電圧が300ボルト以下の低圧機器の金属製外箱にはD種接地工事を施します。使用電圧100ボルトのルームエアコンはこれに該当します。D種接地工事の接地抵抗値は原則100オーム以下です。
C種接地工事は使用電圧が300ボルトを超える低圧機器の金属製外箱に施すもので、接地抵抗値は10オーム以下と厳しくなります。A種接地工事は高圧または特別高圧の機器の外箱や避雷器に施すものです。B種接地工事は変圧器の高圧巻線と低圧巻線が混触したときの電位上昇を抑えるためのもので、機器の外箱に施すものではありません。
「300ボルトを境にDとCが切り替わる」と押さえます。

他の選択肢が不適切な理由
接地工事の種類は、まず高圧側か低圧側か、次に使用電圧が300ボルトを超えるかどうかという順で決まります。高圧の機器に施す種類は対象そのものが異なり、300ボルトを超える低圧機器に施す種類も、100ボルトの機器には当てはまりません。変圧器の高圧側と低圧側が混触したときの電位上昇を抑えるための接地は、機器の外箱ではなく変圧器の側に施すもので、外箱の接地の選択肢として並べる性質のものではありません。
問27-7

使用電圧400Vの三相電動機の金属製外箱に施すC種接地工事について、原則として求められる接地抵抗値はどれか。

  • ①10オーム以下
  • ②100オーム以下
  • ③500オーム以下
  • ④50オーム以下
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正解 ①10オーム以下
解説
詳細解説
C種接地工事は使用電圧が300ボルトを超える低圧機器の金属製外箱に施すもので、接地抵抗値は原則10オーム以下と定められています。電圧が高いほど地絡時に外箱に現れる電位が高くなるため、より低い接地抵抗が求められます。
ただし、電路に地絡を生じたときに0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設した場合は、500オーム以下まで緩和されます。この緩和はD種接地工事にも同じ形で認められており、D種の原則100オーム以下が500オーム以下まで緩和されます。
100オームはD種の原則値、50オームは規定されていない値です。「C種は10、D種は100、遮断装置があればどちらも500」と三つの数値をまとめて覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
100オームは使用電圧が300ボルト以下の機器に施す接地工事の原則値であり、電圧の区分を取り違えた値です。500オームは、地絡が生じたときに短時間で電路を遮断する装置を設けた場合に認められる緩和後の値なので、原則を問われている場面で答えると条件を混同したことになります。50オームという値は定められていません。原則の値と緩和の値を分けて覚えることが必要です。
問37-7

使用電圧100Vの電動機の鉄台に施すD種接地工事について、接地抵抗値を500オーム以下とすることが認められる条件として正しいものはどれか。

  • ①2秒以内に動作する漏電遮断器を施設する
  • ②0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設する
  • ③0.5秒以内に動作する過電流遮断器を施設する
  • ④電路に定格感度電流の高い漏電遮断器を施設する
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正解 ②0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設する
解説
詳細解説
D種接地工事の接地抵抗値は原則100オーム以下ですが、電気設備技術基準の解釈では、低圧電路において当該電路に地絡を生じた場合に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設するときは、500オーム以下とすることが認められています。この役目を担うのが漏電遮断器です。地絡が起きても短時間で電路が切れるため、外箱に危険な電圧が続かないという考え方です。
2秒以内では遮断が遅く、この緩和の条件を満たしません。過電流遮断器は短絡や過負荷に対して動作する機器であり、地絡電流では動作しないため条件になりません。定格感度電流が高い漏電遮断器はかえって地絡の検出が鈍くなり、緩和の根拠になりません。
「0.5秒と500オーム」を一組で覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
2秒では、外箱に危険な電圧が現れている時間が長く、緩和を認める前提である短時間での遮断という条件を満たしません。過電流遮断器は短絡や過負荷のような大きな電流に対して動作する機器で、大地へ漏れる電流では動作しないため、この条件の役目を果たせません。定格感度電流が高い機器は、それだけ小さな漏れ電流では動作しにくいということであり、かえって遮断が遅れる方向に働きます。
問47-7

屋内配線図に示された使用電圧200Vの三相電動機の分岐回路について、電路と大地との間の絶縁抵抗値として電気設備技術基準が求める最小値はどれか。

  • ①0.1メガオーム
  • ②0.4メガオーム
  • ③0.2メガオーム
  • ④0.3メガオーム
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正解 ③0.2メガオーム
解説
詳細解説
低圧電路の絶縁抵抗値は、使用電圧の区分ごとに三段階で定められています。使用電圧300ボルト以下で対地電圧が150ボルト以下の場合は0.1メガオーム以上、使用電圧300ボルト以下で対地電圧が150ボルトを超える場合は0.2メガオーム以上、使用電圧が300ボルトを超える場合は0.4メガオーム以上です。
三相3線式200ボルトの回路は使用電圧が300ボルト以下で、対地電圧は200ボルトとなり150ボルトを超えるため、0.2メガオーム以上が求められます。単相3線式100/200ボルトの電灯回路であれば対地電圧は100ボルトなので0.1メガオーム以上です。
0.3メガオームという区分は存在しません。使用電圧ではなく対地電圧で判断する段があることが最大の注意点です。

他の選択肢が不適切な理由
0.1メガオームは対地電圧が150ボルト以下の場合の値で、単相3線式の電灯回路のように対地電圧が100ボルトになる回路に当てはまります。0.4メガオームは使用電圧そのものが300ボルトを超える場合の値です。0.3メガオームという区分は定められていません。使用電圧が同じ300ボルト以下でも、対地電圧が150ボルトを超えるかどうかで値が二段階に分かれる点を見落とさないことが要点です。
問57-7

定格電流20Aの配線用遮断器で保護される低圧分岐回路に接続できるコンセントの定格電流として、正しいものはどれか。

  • ①20A以下
  • ②15A以下
  • ③20A以上30A以下
  • ④30A以下
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正解 ①20A以下
解説
詳細解説
分岐回路は、過電流遮断器の定格電流に応じてコンセントの定格電流と電線の太さが定められています。定格電流20Aの配線用遮断器で保護される分岐回路では、20A以下のコンセントを使用でき、電線は直径1.6ミリメートル以上の軟銅線を用います。住宅で最も一般的な回路構成です。
15A以下という制限は、定格電流15Aの過電流遮断器で保護される分岐回路の場合です。20A以上30A以下のコンセントを使えるのは定格電流30Aの分岐回路で、このとき電線は直径2.6ミリメートル以上が必要です。
なお、定格電流20Aのヒューズで保護する場合はコンセントも20A以下ですが、電線の太さの条件が配線用遮断器の場合と異なる区分があるため、遮断器の種類も確認します。

他の選択肢が不適切な理由
15A以下という制限は、定格電流が一段小さい過電流遮断器で保護される分岐回路の条件です。20A以上30A以下という範囲や30A以下という制限は、定格電流30Aの分岐回路に対応するもので、そのときは電線も太いものが必要になります。上限だけを見て下限の条件を見落とすと、遮断器が動作するより前にコンセント側の定格を超える電流が流れる組合せを認めてしまうことになります。
問67-7

定格電流30Aの配線用遮断器で保護される低圧分岐回路の電線として、電気設備技術基準の解釈が求める軟銅線の太さの最小値はどれか。

  • ①直径1.6ミリメートル
  • ②直径2.6ミリメートル
  • ③直径2.0ミリメートル
  • ④直径3.2ミリメートル
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正解 ②直径2.6ミリメートル
解説
詳細解説
分岐回路の電線の太さは、その回路を保護する過電流遮断器の定格電流に応じて決まります。定格電流30Aの配線用遮断器で保護する分岐回路では、直径2.6ミリメートル、断面積でいえば5.5平方ミリメートル以上の軟銅線を用います。エアコンや電気温水器など、消費電力の大きい機器の専用回路で用いられる構成です。
直径1.6ミリメートルは定格電流20A以下の分岐回路、直径2.0ミリメートルは定格電流20Aのヒューズで保護する場合などに対応する太さです。直径3.2ミリメートルは定格電流40Aの分岐回路で求められる太さです。
電線が細すぎると遮断器が動作する前に電線が過熱するため、遮断器と電線は必ず対応させて選定します。

他の選択肢が不適切な理由
直径1.6ミリメートルや2.0ミリメートルは、定格電流がより小さい分岐回路に対応する太さです。これを30Aの回路に用いると、遮断器が動作するより先に電線の温度が許容の範囲を超え、被覆が傷んで絶縁不良につながります。直径3.2ミリメートルはさらに大きな定格の回路に求められる太さで、必要以上に太い電線は器具の端子に収まらず、管に収める作業も難しくなります。
問77-7

湿気の多い地下ピット内における使用電圧200Vの低圧屋内配線として、電気設備技術基準の解釈上、施設することができない工事の種類はどれか。

  • ①金属管工事
  • ②ケーブル工事
  • ③ライティングダクト工事
  • ④合成樹脂管工事
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正解 ③ライティングダクト工事
解説
詳細解説
ライティングダクト工事は、照明器具を任意の位置に取り付けられる樋状のダクトを用いる工事で、乾燥した展開した場所と、乾燥した点検できる隠ぺい場所にしか施設できません。湿気の多い場所や水気のある場所では、内部に水が入って絶縁不良や地絡を起こすおそれがあるため施設できません。
金属管工事、ケーブル工事、合成樹脂管工事は、使用電圧や場所の区分にかかわらず幅広く施設でき、湿気の多い場所でも用いることができます。ただし金属管工事では管の腐食を防ぐ措置や規定の接地工事が必要です。
場所ごとに施設できる工事の一覧表を覚えるときは、まず「どこでもできる三つの工事」を押さえ、そこから制限のある工事を追加していくと整理しやすくなります。

他の選択肢が不適切な理由
金属管、ケーブル、合成樹脂管による工事は、いずれも電線が管や外装で全周を覆われる構造なので、湿気の多い場所でも水が直接電線に触れません。これに対し、照明器具を好きな位置に差し込める構造の工事では、導体が溝の中に露出したままになります。湿気がこもる場所では、この露出した部分に結露や水滴が付いて絶縁が保てなくなるため、施設できる場所が乾燥した場所に限られています。
問87-7

点検できない隠ぺい場所における使用電圧200Vの低圧屋内配線として、電気設備技術基準の解釈上、施設することができない工事の種類はどれか。

  • ①合成樹脂管工事
  • ②金属管工事
  • ③ケーブル工事
  • ④金属ダクト工事
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正解 ④金属ダクト工事
解説
詳細解説
金属ダクト工事は、多数の電線をまとめて収める大きな金属製のダクトを用いる工事で、施設後に内部の点検や電線の増設ができることが前提になっています。そのため、乾燥した展開した場所と、乾燥した点検できる隠ぺい場所に限って施設が認められており、点検できない隠ぺい場所には施設できません。バスダクト工事も同じ制限を受けます。
合成樹脂管工事、金属管工事、ケーブル工事は、点検できない隠ぺい場所を含めて幅広く施設できます。天井裏やコンクリート内など、後から手が届かない場所の配線はこの三つの工事から選びます。
「点検できるかどうか」と「乾燥しているかどうか」の二つの軸で表を整理すると、判定問題に確実に答えられます。

他の選択肢が不適切な理由
管や外装で電線を包む三つの工事は、天井裏やコンクリートの中のように後から手が届かない場所でも、電線が機械的な力や湿気から守られた状態を保てます。一方、多数の電線をまとめて収める箱状の工事は、ふたを開けて電線を出し入れしたり点検したりできることが前提の構造です。手が届かない場所に納めてしまうと、その前提が成り立たなくなるため認められていません。
問97-7

木造住宅の外壁に沿って施設する使用電圧100Vの低圧屋側電線路として、電気設備技術基準の解釈上、施設することができない工事の種類はどれか。

  • ①金属管工事
  • ②がいし引き工事
  • ③合成樹脂管工事
  • ④ケーブル工事
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正解 ①金属管工事
解説
詳細解説
低圧屋側電線路は、建物の外壁に沿って施設する配線です。木造の造営物では、金属管工事とバスダクト工事は施設できず、がいし引き工事、合成樹脂管工事、金属被覆を持たないケーブルによるケーブル工事に限られます。木造の場合、雷や地絡によって金属管に電位が生じたときの危険や、造営材と金属部分の関係を考慮したものです。
木造以外、たとえば鉄筋コンクリート造の造営物であれば、金属管工事も施設できます。したがって同じ工事でも造営物の構造によって可否が変わる点が重要です。
がいし引き工事は展開した場所に限られるなど、それぞれにさらに条件が付くため、屋側電線路の表は造営物の構造と合わせて覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
他の三つは木造の造営物でも認められている方法で、いずれも造営材に沿って金属の部分が連続しない形になります。注意したいのは、施設できるかどうかが工事の種類だけで決まるのではなく、造営物の構造と組み合わせて決まる点です。同じ工事でも、鉄筋コンクリート造など木造以外の造営物であれば施設できます。工事の名前だけを覚えて可否を判断すると、条件の違いを見落とします。
問107-7

低圧屋内配線のケーブル工事において、造営材の下面に沿ってケーブルを取り付ける場合の支持点間の距離の上限として正しいものはどれか。

  • ①1メートル以下
  • ②1.5メートル以下
  • ③2メートル以下
  • ④3メートル以下
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正解 ③2メートル以下
解説
詳細解説
ケーブル工事では、ケーブルの重みで被覆が傷んだり接続部に力がかかったりしないよう、支持点の間隔が定められています。造営材の下面または側面に沿って取り付ける場合は、支持点間の距離を2メートル以下とします。
接触防護措置を施した場所において垂直に取り付ける場合は、6メートル以下まで緩和されます。垂直方向ではケーブル自身の重量が接続部にかかりにくいためです。
1メートルは、同じケーブル工事でもキャブタイヤケーブルを造営材に沿って取り付ける場合の値です。1.5メートルは合成樹脂管工事で管を支持する間隔、3メートルは金属ダクトを造営材に取り付ける場合の支持点間隔であり、いずれも本問の条件には当たりません。
配線図の読み取りでは、ケーブルの経路と支持の方向を確認したうえで、この二つの数値を使い分けます。

他の選択肢が不適切な理由
1メートルはキャブタイヤケーブルを造営材に沿わせる場合の値、1.5メートルは合成樹脂の管を支持する間隔、3メートルは箱状のダクトを造営材へ取り付ける間隔で、いずれも対象とする工事が違います。この数値を大きい側に取り違えると支持が粗くなり、ケーブルが自重で垂れて接続部に引張りの力が加わります。工事の種類ごとに支持の間隔が別々に定められていることを押さえておく必要があります。

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