2026年版・7-4

配線図中の材料・工具の鑑別の一問一答

第一種電気工事士「配線図」から、配線図中の材料・工具の鑑別に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-4

金属管工事において、コンクリート埋設や隠ぺい配管で管を直角に曲げる箇所に用いる、あらかじめ直角に曲げて製作された附属品の名称として正しいものはどれか。

  • ①ノーマルベンド
  • ②ユニバーサル
  • ③エントランスキャップ
  • ④ターミナルキャップ
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正解 ①ノーマルベンド
解説
詳細解説
ノーマルベンドは、金属管をあらかじめ直角に曲げた形で製作した附属品です。現場でパイプベンダを使って曲げるより曲げ半径が正確で、電線を通しやすい形状に作られているため、コンクリート埋設や隠ぺい配管の直角部分に用いられます。
ユニバーサルは露出配管の直角部分に用いる附属品で、側面にふたが付いており、電線を通す作業や後の点検ができる構造になっています。埋め込んでしまうとふたが使えないため、隠ぺい部分には使いません。
エントランスキャップとターミナルキャップは、いずれも管の末端に取り付けて雨水の浸入を防ぐ材料であり、曲げるための部材ではありません。
「隠ぺいはノーマルベンド、露出はユニバーサル」と使い分けを覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
露出配管に使う直角の附属品は側面のふたを開けて電線を通す構造なので、コンクリートに埋めてしまうとふたが使えず、後の作業も点検もできなくなります。管の末端に取り付けて雨水を防ぐ材料は、そもそも配管の途中の曲がりに用いる部材ではありません。曲がりの部分は電線を引き入れるときに最も抵抗が大きくなる箇所なので、あらかじめ緩やかな半径で作られた部材が必要になります。
問27-4

金属管工事で、屋外に垂直に立ち上げた金属管の管端に取り付け、雨水の浸入を防ぎながら電線を引き出すために用いる材料の名称として正しいものはどれか。

  • ①ターミナルキャップ
  • ②エントランスキャップ
  • ③絶縁ブッシング
  • ④ノーマルベンド
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正解 ②エントランスキャップ
解説
詳細解説
エントランスキャップは、管端に取り付けて電線の引出口を下向きにし、雨水が管内へ入るのを防ぐ材料です。垂直に立ち上げた管でも水平な管でも使え、低圧架空引込線を建物へ引き込む部分などに用いられます。
ターミナルキャップも同じく管端の雨水浸入を防ぐ材料ですが、電線の引出口が管の側面にあるため、水平に配管した管端でしか使えません。垂直に立ち上げた管に付けると引出口が横を向き、雨水が入るおそれがあります。
絶縁ブッシングは管端で電線の被覆を保護する部材、ノーマルベンドは直角に曲げるための部材です。
「垂直にも使えるのがエントランスキャップ、水平専用がターミナルキャップ」と押さえます。

他の選択肢が不適切な理由
電線の引出口が管の側面にある材料は、垂直に立ち上げた管に取り付けると引出口が横を向いてしまい、雨水が入り込むおそれがあります。絶縁ブッシングは管の切り口から電線の被覆を守るための部材で、雨をよける構造を持っていません。直角に曲げるための部材は配管の途中で用いるもので、管の末端の処理には使えません。取り付ける位置と、口が下を向くかどうかで判断します。
問37-4

金属製の配電盤や分電盤の鋼板に、金属管を接続するための大きな円形の穴をあけるときに用いる工具の名称として正しいものはどれか。

  • ①リーマ
  • ②ホルソ
  • ③ノックアウトパンチャ
  • ④クリックボール
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正解 ③ノックアウトパンチャ
解説
詳細解説
ノックアウトパンチャは、あらかじめあけた小さな下穴にボルトを通し、油圧または手動の力で刃を引き寄せて鋼板を打ち抜く工具です。金属管の呼びに合わせた大きな穴を、盤の鋼板に正確にあけることができます。油圧式のものは大きな穴でも少ない力であけられます。
ホルソは電気ドリルに取り付けて薄い鋼板に穴をあける工具で、比較的小さな穴に用います。リーマは切断した管の内側のバリを取る工具です。クリックボールはリーマや羽根きりを取り付けて手で回すための柄であり、それ自体が穴をあける刃ではありません。
鑑別問題では、工具の形と用途に加えて、対象が鋼板か管かコンクリートかを合わせて判断します。

他の選択肢が不適切な理由
電気ドリルに取り付けて鋼板に穴をあける工具は、比較的小さな穴を対象としており、金属管を通すような大きな穴では板がゆがみ、切り口も荒れてしまいます。管の切り口の内側を面取りする工具や、それを手で回すための柄は、そもそも板に穴をあけるための刃ではありません。対象が鋼板なのか管なのか、あける穴の大きさはどれくらいかという二点で工具を選び分けます。
問47-4

金属管を金切りのこで切断した後、管の内側にできたバリを取り除くために、クリックボールに取り付けて使用する工具の名称として正しいものはどれか。

  • ①リード型ねじ切り器
  • ②呼び線挿入器
  • ③パイプベンダ
  • ④リーマ
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正解 ④リーマ
解説
詳細解説
金属管を切断すると、切り口の内側に鋭いバリが残ります。このまま電線を通すと被覆が傷ついて絶縁不良や漏電の原因になるため、リーマを用いて内面を面取りします。リーマは円すい形の刃を持ち、クリックボールという手回しの柄に取り付けて回します。
リード型ねじ切り器は、薄鋼電線管や厚鋼電線管の管端にねじを切る工具です。呼び線挿入器は、配管しておいた電線管にあらかじめ通しておく細い線で、あとから電線を引き入れるための道具です。パイプベンダは金属管を現場で曲げる工具です。
切断、バリ取り、ねじ切り、曲げという一連の作業と工具の対応をまとめて覚えると、鑑別問題で迷いません。

他の選択肢が不適切な理由
管端にねじを切る工具は、管の外側に雄ねじを作るためのもので、内側に残った刃物のようなバリを削り取ることはできません。呼び線挿入器は、配管しておいた管にあらかじめ通しておき、あとから電線を引き入れるための細い線であって、切り口を整える道具ではありません。管を曲げる工具も加工の目的が別です。切断のあとに必ず内面を整えるという手順と結び付けて覚えます。
問57-4

金属管工事において、管の端口に絶縁ブッシングを取り付ける目的として正しいものはどれか。

  • ①電線の被覆が管の端で傷つくのを防ぐため
  • ②管と造営材との間にできる隙間をふさぐため
  • ③管の内部に雨水が入るのを防ぐため
  • ④管どうしを電気的に接続するため
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正解 ①電線の被覆が管の端で傷つくのを防ぐため
解説
詳細解説
絶縁ブッシングは、金属管の端口に取り付ける樹脂などの部材で、管の切り口の角から電線の絶縁被覆を守ります。電気設備技術基準の解釈でも、金属管工事では管の端口に電線の被覆を損傷しない構造のブッシングを使用することが求められています。
造営材との隙間をふさぐのはパテやシーリング材の役目です。雨水の浸入を防ぐのはエントランスキャップやターミナルキャップの役目です。管どうしを電気的に接続する、いわゆるボンディングを行うのはボンド線とアース用ねじの役目であり、絶縁ブッシングは名前のとおり絶縁物なので導通には寄与しません。
ボックスコネクタの内側にすでにブッシングが組み込まれた製品もあり、その場合は別途取り付ける必要はありません。

他の選択肢が不適切な理由
この部材は名前のとおり絶縁物でできているため、管どうしを電気的につないで接地の連続性を保つ用途には使えません。その役目はボンド線などが受け持ちます。雨水の浸入を防ぐのは管の末端に取り付けるキャップ類、造営材との隙間をふさぐのはパテなどの充てん材であり、いずれも別の部材です。切り口の角で被覆が傷つけば、通電後に漏電や地絡へつながるおそれがあります。
問67-4

高圧CVケーブルの終端接続部において、遮へい層の切断端に電気力線が集中するのを緩和するために設ける部分の名称として正しいものはどれか。

  • ①ケーブルヘッド
  • ②ストレスコーン
  • ③耐張クランプ
  • ④高圧ピンがいし
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正解 ②ストレスコーン
解説
詳細解説
高圧CVケーブルは、導体の外側に絶縁体、その外側に銅テープなどの遮へい層を持ちます。終端で遮へい層を切ると、その切断端に電気力線が集中して局部的に高い電界が生じ、絶縁体を劣化させます。これを防ぐため、遮へい層の端を円すい状に広げた形にして電界を分散させる部分を設けます。これがストレスコーンです。
ケーブルヘッドは終端接続部全体を指す言葉で、ストレスコーンはその中の一要素です。耐張クランプは架空電線を引き留める金具、高圧ピンがいしは高圧架空電線を電柱の腕金に支持するがいしであり、いずれもケーブルの終端処理とは関係がありません。
単線結線図では、引込ケーブルの端にケーブルヘッドの記号が描かれます。

他の選択肢が不適切な理由
ケーブルヘッドは終端の処理全体をまとめて指す言葉なので、その中の特定の部分の名称を問うこの問いの答えにはなりません。電線を引き留める金具や、電柱の腕金に電線を支持するがいしは、いずれも架空の電線を機械的に支えるための材料で、絶縁体の中の電界の集中をやわらげるという電気的な役割とは無関係です。遮へい層を切った端で何が起きるかを押さえておくことが理解の要点です。
問77-4

電気工事士が使用するリングスリーブ用の手動圧着工具について、他の圧着工具と区別するために定められている柄の色として正しいものはどれか。

  • ①赤色
  • ②青色
  • ③黄色
  • ④緑色
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正解 ③黄色
解説
詳細解説
リングスリーブ用の手動圧着工具は、柄が黄色に着色されています。これは日本産業規格で定められた区別で、圧着したときにスリーブへ「○」「小」「中」「大」の刻印が付く工具です。電線どうしを接続するときに使います。
柄が赤色の圧着工具は、裸圧着端子や裸圧着スリーブ用のもので、電線の先に端子を取り付けて機器の端子台にねじ止めするときに使います。同じ圧着でも用途が異なるため、リングスリーブを赤色の工具で圧着してはいけません。刻印が付かず、規定の接続強度も得られないためです。
鑑別問題では工具の写真がなくても、柄の色と刻印の有無で用途を判断できるようにしておきます。

他の選択肢が不適切な理由
赤色の柄を持つ工具は、電線の先に裸の端子やスリーブを取り付けるためのもので、圧着したときに大きさを表す刻印が付きません。これでリングスリーブを圧着しても、必要な接続の強さが得られないうえ、施工が正しいことを刻印で確かめることもできなくなります。青色や緑色を柄の色として定めた区分はないため、色の名前だけを見ても判断できるようになっています。
問87-4

三相誘導電動機を接続する前に、電源の相順が正しいかどうかを調べるために用いる測定器の名称として正しいものはどれか。

  • ①回路計
  • ②絶縁抵抗計
  • ③接地抵抗計
  • ④検相器
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正解 ④検相器
解説
詳細解説
検相器は、三相交流電源の相順、すなわち三つの相が現れる順序を調べる測定器です。三相誘導電動機は電源の相順によって回転方向が決まるため、接続前に検相器で相順を確認します。相順が逆であれば、三相のうち任意の2本を入れ替えることで回転方向が反転します。ポンプやコンプレッサなど、逆転させると故障する機械では必ず確認します。
回路計は電圧、電流、抵抗などを測る一般的な計測器です。絶縁抵抗計は電路と大地との間の絶縁の良否を高い直流電圧で測る計器、接地抵抗計は接地極と大地との間の抵抗を測る計器で、いずれも相順は分かりません。
回転計の一種と混同しやすいので、名称と目的を結び付けて覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
これらはいずれも二つの端子の間の量を測る計器であり、三つの相がどの順で現れるかという、3本の線の相互の関係を扱うことができません。絶縁の良否を調べる計器は自ら高い直流電圧を加えるもので、交流の位相の順序を知る手がかりにはなりません。接地極と大地との間の抵抗を測る計器も、測定の対象そのものが電源の相の並び方とは無関係です。
問97-4

架空電線を電柱間に張る作業で、電線を引っ張ってたるみを調整するために用いる工具の名称として正しいものはどれか。

  • ①張線器
  • ②延線ローラ
  • ③ケーブルグリップ
  • ④油圧式圧着工具
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正解 ①張線器
解説
詳細解説
張線器はシメラとも呼ばれ、電線をつかんでラチェット機構で少しずつ引き寄せ、規定のたるみになるまで張力を加える工具です。架空電線の引き留め作業では、たるみが大きすぎると風で振れて他物へ接触し、小さすぎると電線や支持物に過大な力がかかるため、この調整が欠かせません。
延線ローラは、電線やケーブルを引き入れるときに支持物へ取り付け、電線が擦れて傷つくのを防ぐ回転する車輪です。ケーブルグリップは、ケーブルの端に取り付けて引っ張るための網状の金具で、引っ張るほど締まる構造になっています。油圧式圧着工具は太い電線に圧着端子やスリーブを取り付ける工具です。
引く、支える、つかむ、接続するという役割で整理します。

他の選択肢が不適切な理由
延線ローラは電線が支持物と擦れて傷むのを防ぐために回る車輪で、自ら引っ張る力を生みません。ケーブルグリップは端をつかむための金具で、つかむ働きはあっても張りの強さを少しずつ加減する機構は持っていません。圧着のための工具は電線を接続するためのものです。たるみの調整には、引く力を細かく増やしていき、その位置で保持できる仕組みが必要になります。
問107-4

ねじなし電線管に用いるねじなしボックスコネクタの止めねじの締め付け方として、正しいものはどれか。

  • ①手で回らなくなるところまで締める
  • ②ねじの頭がねじ切れるまで締め付ける
  • ③トルクレンチを用いて規定値まで締める
  • ④止めねじの頭を残したまま増し締めする
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正解 ②ねじの頭がねじ切れるまで締め付ける
解説
詳細解説
ねじなしボックスコネクタの止めねじは、規定の締め付け力に達すると頭の部分がねじ切れて脱落する構造になっています。これは、誰が施工しても必要な力で締められるようにするための仕組みで、ねじ切れたことが確実な締め付けの証拠になります。したがって、ドライバやレンチでねじの頭が取れるまで締め付けるのが正しい方法です。
手で回らなくなるところまで締めるだけでは締め付け力が足りず、管が抜けたり管と附属品の接触が悪くなったりします。トルクレンチを用いて規定値まで締める方法は、頭がねじ切れる構造のこのねじには当てはまりません。頭を残したまま増し締めする方法も、必要な力に達したかどうかを判断できないため誤りです。
締め付け後は、絶縁ブッシングの取り付けと接地の要否もあわせて確認します。

他の選択肢が不適切な理由
手で回らなくなるところで止める方法では、施工する人によって締め付けの強さがばらつき、必要な力に達したかどうかを確かめる手段がありません。頭が切れて外れる構造のねじにトルクレンチを当てる方法も、規定の値に達する前後で頭が飛ぶため、目盛りで管理する前提と合いません。締め付けが足りないと管が抜けたり、接触が悪くなって接地の連続性が失われたりします。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。