2026年版・7-3

図記号(配線・電線管・立上り)の一問一答

第一種電気工事士「配線図」から、図記号(配線・電線管・立上り)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-3

屋内配線図において、一点鎖線で描かれた配線が示す施設方法として正しいものはどれか。

  • ①露出配線
  • ②床隠ぺい配線
  • ③地中埋設配線
  • ④天井隠ぺい配線
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正解 ③地中埋設配線
解説
詳細解説
配線図では、配線をどこに施設するかを線の種類で描き分けます。実線は天井隠ぺい配線、破線は床隠ぺい配線、点線は露出配線、一点鎖線は地中埋設配線を表します。一点鎖線は、建物から屋外の照明や物置へ電源を送る場合など、地面の下を通す配線に用いられます。
地中埋設配線であることが分かれば、施工方法の判定も変わります。管路式や直接埋設式では埋設深さの規定があり、車両などの重量物の圧力を受けるおそれがある場所では1.2メートル以上、その他の場所では0.6メートル以上とすることが電気設備技術基準の解釈で定められています。
線の種類を取り違えると施工方法の判定問題を丸ごと落とすため、四つの線種はまとめて覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
他の三つは、天井裏、床下、造営材の表面という建物の中のどこに施設するかを表す線種です。屋外の地面の下を通す配線をこれらと読み違えると、埋設の深さや使用できる管の種類といった、地中電線路にだけ課される決まりが図から読み取れなくなります。線の種類は単なる描き分けではなく、その後の施工方法の判定を左右する情報である点を意識して読む必要があります。
問27-3

屋内配線図において、破線で描かれた配線が示す施設方法として正しいものはどれか。

  • ①床隠ぺい配線
  • ②天井隠ぺい配線
  • ③露出配線
  • ④地中埋設配線
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正解 ①床隠ぺい配線
解説
詳細解説
破線で描かれた配線は床隠ぺい配線を表します。床下や床のコンクリート内を通す配線で、フロアダクトやセルラダクトを使う事務所ビルの配線などが該当します。
最もよく現れるのは実線の天井隠ぺい配線で、住宅の屋内配線の大部分はこの線種です。点線は露出配線で、造営材の表面に見える形で施設するもの、一点鎖線は地中埋設配線です。
紛らわしいのは、点線と破線の区別です。点線は短い点が並んだ線、破線は少し長い線分が並んだ線で、配線図では両者を明確に描き分けます。読み取り問題では、線の種類とあわせて傍記の電線管の種類を見ることで、その場所に施設できる工事かどうかを判定します。
四つの線種は必ずセットで暗記します。

他の選択肢が不適切な理由
実線は屋内配線で最もよく現れる天井裏の配線を表し、点線は造営材の表面に見える形で施設する配線を表します。点線と破線は見た目が近いので、点の並びか、少し長い線分の並びかで見分けます。一点鎖線は屋外の地面の下を通す配線です。どの線かを取り違えると、その場所に施設できる工事の種類や、必要な保護の程度についての判定がそろって狂ってしまいます。
問37-3

屋内配線図で、配線の傍記が「(E19)」となっている。この電線管の名称として正しいものはどれか。

  • ①薄鋼電線管
  • ②ねじなし電線管
  • ③厚鋼電線管
  • ④2種金属製可とう電線管
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正解 ②ねじなし電線管
解説
詳細解説
金属管の傍記は管の種類ごとに決まっており、「E」はねじなし電線管を表します。管端にねじを切らず、止めねじで附属品を固定する方式の管で、施工が容易なため屋内配線に広く使われます。数値の19は管の呼びで、ねじなし電線管の呼びは外径に近い値を用い、19、25、31などの奇数が並びます。
薄鋼電線管の傍記は「C」で、呼びは同じく19、25、31などです。厚鋼電線管の傍記は「G」で、呼びは内径に近い16、22、28などの偶数が並びます。2種金属製可とう電線管の傍記は「F2」です。
「Eはねじなし、Cは薄鋼、Gは厚鋼」と頭文字で結び付け、あわせて奇数の呼びか偶数の呼びかも覚えておくと選択肢を絞れます。

他の選択肢が不適切な理由
薄鋼電線管も同じように奇数の呼びを用いるため、数字だけを見て判断すると区別できません。判断の決め手になるのは頭のアルファベットで、薄鋼と厚鋼はそれぞれ別の文字が割り当てられています。厚鋼電線管は呼びに偶数が並ぶという違いもあります。可とう電線管は曲げられる管を表す別の記号で示され、まっすぐな鋼管とは施工のしかたも用いる場所も異なります。
問47-3

屋内配線図で、配線の傍記が「(F2 17)」となっている。この電線管の名称として正しいものはどれか。

  • ①1種金属製可とう電線管
  • ②金属製線ぴ
  • ③硬質ポリ塩化ビニル電線管
  • ④2種金属製可とう電線管
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正解 ④2種金属製可とう電線管
解説
詳細解説
傍記「F2」は2種金属製可とう電線管を表します。プリカチューブとも呼ばれ、薄い鋼帯を巻いて作った曲げやすい管で、内側に絶縁被覆を持ちます。電動機の端子箱への接続など、振動がある部分や複雑に曲げたい部分に用います。呼びは10、12、15、17、24などです。
1種金属製可とう電線管の傍記は「F1」で、こちらは湿気の多い場所などで使用が制限されます。金属製線ぴの傍記は1種が「MM1」、2種が「MM2」で、造営材の表面に取り付ける細長い樋状の部材です。硬質ポリ塩化ビニル電線管の傍記は「VE」です。
可とう電線管は、金属管工事と同じ扱いで接地工事が必要になる点も、施工方法の判定でよく問われます。

他の選択肢が不適切な理由
1種の可とう電線管は数字の部分が異なる記号で示され、使用できる場所にも制限があります。線ぴは管ではなく造営材の表面に取り付ける樋のような部材で、記号の形からして別のものです。硬質のポリ塩化ビニル管はまっすぐで曲げられないため、振動する部分や細かく曲げたい部分には使えません。曲げられるかどうか、金属か樹脂かという二つの観点で見分けると迷いません。
問57-3

屋内配線図で、配線の傍記が「(CD16)」となっている。この電線管の施設方法として適切なものはどれか。

  • ①コンクリートに直接埋め込んで施設する
  • ②点検できない天井裏に露出して施設する
  • ③建物の壁面に露出して固定し施設する
  • ④点検できる押入れの内部に露出して施設する
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正解 ①コンクリートに直接埋め込んで施設する
解説
詳細解説
傍記「CD」は合成樹脂製可とう電線管のうち、自己消火性を持たないものを指します。燃え広がるおそれがあるため、電気設備技術基準の解釈では、直接コンクリートに埋め込んで施設する場合か、専用の不燃性または自消性のある難燃性の管やダクトに収めて施設する場合に限って使用が認められています。管はオレンジ色に着色され、ひと目で区別できるようになっています。
同じ合成樹脂製可とう電線管でも、傍記「PF」のものは自己消火性を持つため、露出配線や点検できない天井裏、隠ぺい場所にも施設できます。
「CDはコンクリート専用、PFは自由度が高い」と対にして覚えると、施工方法の判定問題で迷いません。

他の選択肢が不適切な理由
露出して固定する方法、点検できない天井裏に施設する方法、押入れの内部に露出させる方法は、いずれも管がむき出しのまま建物の中に置かれる施設のしかたです。燃え広がるおそれのあるこの管では、火災のときに炎が管を伝って広がる危険があるため認められていません。同じ形の管でも、自己消火性を持つものであればこれらの場所に施設できるので、記号の違いが使える場所の違いに直結します。
問67-3

屋内配線図で用いる立上り・引下げ・素通しの記号のうち、その階では接続や分岐を行わず、配線が上下階を通り抜けていることを示すものの名称として正しいものはどれか。

  • ①立上り
  • ②引下げ
  • ③素通し
  • ④立下り
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正解 ③素通し
解説
詳細解説
複数階にわたる配線を平面図で表すため、階をまたぐ配線には専用の記号を用います。上の階へ配線が向かうことを示すのが立上り、上の階から下りてくることを示すのが引下げ、そしてその階では何も接続せずに上下階を貫通していくことを示すのが素通しです。この三つはそれぞれ別の記号で描き分けられており、平面図だけでは分からない上下方向のつながりを示します。
素通しの読み取りは重要で、その階の平面図に立上りと引下げの両方が描かれているように見えても、素通しであればその階の負荷とは無関係です。電線本数を数えるときに素通しの分を誤って加えると、答えが合わなくなります。
「立下り」という呼び方は配線図では使いません。

他の選択肢が不適切な理由
上の階へ向かうことを示す記号と、上の階から下りてくることを示す記号は、どちらもその階で配線が始まるか終わるかを表しており、その階に負荷や分岐があることを意味します。これらと読み違えると、その階に接続があるものとして電線の本数を数えてしまい、複線図の答えがずれます。なお立下りという言い方は配線図では用いず、下へ向かう配線は引下げと呼びます。
問77-3

屋内配線図で、下の図のように天井隠ぺい配線に短い斜線が付けられている。この配線に収められている電線の本数として正しいものはどれか。
天井隠ぺい配線

  • ①2本
  • ②3本
  • ③4本
  • ④5本
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正解 ②3本
解説
詳細解説
配線に添えられた短い斜線は、その区間の同一管内またはケーブル内に収められている電線の本数を表します。斜線が3本であれば電線は3本です。斜線が付いていない配線は電線2本と読み、2本のときは斜線を省略するのが通例です。
この表記は、複線図を書いて電線本数を数える問題の答え合わせに直結します。たとえば単相2線式の電灯回路で、点滅器から照明までは接地側電線と点滅器を通った非接地側電線の2本、ジョイントボックスから点滅器までは電源からの非接地側電線と照明へ向かう戻りの2本、というように区間ごとに本数が変わります。
斜線の本数は必ず区間ごとに確認し、まとめて数えないことが読み取りの基本です。

他の選択肢が不適切な理由
電線が2本の区間は斜線を省略するのが通例なので、斜線が描かれているのに2本と読むことはできません。4本や5本であれば、その数だけ斜線が描かれます。つまり斜線の数と電線の本数はそのまま一対一で対応しており、数え違いがそのまま誤答になります。区間ごとに本数は変わるため、図の一か所だけを見て全体の本数を決めてしまわないことが読み取りの基本です。
問87-3

屋内配線図で、配線の傍記が「(VE16)」となっている。この電線管の名称として正しいものはどれか。

  • ①合成樹脂製可とう電線管
  • ②波付硬質合成樹脂管
  • ③2種金属製可とう電線管
  • ④硬質ポリ塩化ビニル電線管
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正解 ④硬質ポリ塩化ビニル電線管
解説
詳細解説
傍記「VE」は硬質ポリ塩化ビニル電線管を表します。曲がらないまっすぐな合成樹脂の管で、呼びは内径に近い14、16、22、28などです。金属管と違って腐食せず絶縁体であるため接地工事が不要ですが、機械的な強度は金属管に劣り、温度による伸縮を考慮した施工が必要です。
合成樹脂製可とう電線管の傍記は「PF」または「CD」で、こちらは曲げられる管です。波付硬質合成樹脂管の傍記は「FEP」で、地中電線路の管路式に用いる波形の管です。2種金属製可とう電線管の傍記は「F2」です。
合成樹脂管工事では、管相互を直接接続する場合、差込み深さを管の外径の1.2倍以上、接着剤を使う場合は0.8倍以上とする規定もあわせて問われます。

他の選択肢が不適切な理由
合成樹脂製の可とう電線管は曲げられる管で、記号も別に定められています。波付の管は地中に管路をつくるための波形の管で、屋内配線の傍記としては現れません。可とう電線管のうち金属でできたものは、金属管と同じように接地工事が必要になる点でも扱いが異なります。曲がるか曲がらないか、金属か樹脂かという二つの観点で分けると、記号どうしを取り違えずにすみます。
問97-3

屋内配線図で、配線の傍記が「EM-EEF2.0-2C」となっている。この電線の種類として正しいものはどれか。

  • ①600ボルトビニル絶縁ビニルシースケーブル平形
  • ②600ボルト架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
  • ③600ボルトポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
  • ④600ボルトビニル絶縁電線
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正解 ③600ボルトポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
解説
詳細解説
記号の先頭にある「EM」はエコマテリアル、すなわち鉛やハロゲンを含まない環境配慮形の電線であることを示します。「EEF」はポリエチレン絶縁で耐燃性ポリエチレンシースの平形ケーブル、続く2.0は導体の直径2.0ミリメートル、2Cは心線が2本であることを表します。燃焼時に有害なガスを出さず、廃棄時の環境負荷も小さいため、公共建築物などで採用が進んでいます。
600ボルトビニル絶縁ビニルシースケーブル平形の記号はVVFで、住宅の屋内配線で最も一般的なケーブルです。600ボルト架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルはCV、600ボルトビニル絶縁電線はIVで、IVは電線管に収めて使う単心の絶縁電線です。
記号は分解して読むのが確実です。

他の選択肢が不適切な理由
先頭の記号は、鉛やハロゲンを含まない材料を用いていることを示すものです。したがって、絶縁体や外装にビニルを用いたケーブルの名称とは材料の点で両立しません。架橋ポリエチレンを絶縁体としビニルを外装とするケーブルは高圧の引込などに用いる別の種類です。単心の絶縁電線は、それ自体に外装がなく電線管などに収めて使うもので、心線の数を示す記号が付く平形ケーブルとは形そのものが違います。
問107-3

屋内配線図で、天井隠ぺい配線を示す実線に「1.6(E19)」と傍記されている。この配線の内容として正しいものはどれか。

  • ①直径1.6ミリの絶縁電線をねじなし電線管に収める
  • ②直径1.6ミリの絶縁電線を薄鋼電線管に収める
  • ③断面積1.6平方ミリの電線を合成樹脂製の管に収める
  • ④直径1.6ミリの電線19本を金属管に収める
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正解 ①直径1.6ミリの絶縁電線をねじなし電線管に収める
解説
詳細解説
配線の傍記は、括弧の前が電線の種類と太さ、括弧の中が電線管の種類と呼びを表します。「1.6」は直径1.6ミリメートルの600Vビニル絶縁電線を意味し、電線の種類を示す記号が省略されている場合は絶縁電線と読みます。括弧内の「E19」の「E」はねじなし電線管、「19」はその呼びです。
薄鋼電線管であれば傍記は「C19」となります。合成樹脂製の管であれば「VE16」や「PF16」と表記されます。括弧の中の数値は電線の本数ではなく管の呼びであり、電線の本数は配線に添えた斜線の数で示します。
「括弧の前は電線、括弧の中は管」と位置で覚えると、複雑な傍記でも正確に読み解けます。

他の選択肢が不適切な理由
括弧の中の数値を電線の本数と読むと、1本の管に19本もの電線を収めることになり、管の断面に対して電線が占める割合の制限からみて成り立ちません。電線の太さを断面積で表す場合は平方ミリメートルの単位を伴い、2や3.5、5.5といった値が用いられるため、1.6という値は直径を表していると判断できます。管の種類は括弧の中の頭文字で決まり、薄鋼や合成樹脂の管であれば別の文字が付きます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。