2026年版・6-6

竣工検査と定期点検の手順の一問一答

第一種電気工事士「自家用電気工作物の検査方法」から、竣工検査と定期点検の手順に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-6

低圧屋内配線が完成したあとに行う竣工検査について、一般的な実施順序として最も適切なものは。

  • ①目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定→導通試験
  • ②絶縁抵抗測定→目視点検→導通試験→接地抵抗測定
  • ③導通試験→接地抵抗測定→絶縁抵抗測定→目視点検
  • ④接地抵抗測定→導通試験→目視点検→絶縁抵抗測定
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正解 ①目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定→導通試験
解説
詳細解説
竣工検査は、まず目視点検(外観検査)で施工の状態や器具の取付け、機器の銘板などを確認します。次に絶縁抵抗測定で電路の絶縁が保たれていることを確かめ、続いて接地抵抗測定で接地極の性能を確認します。最後に導通試験で結線の誤りや断線がないことを調べます。
この順序には理由があり、まず目で見て明らかな不良を取り除き、次に危険につながる絶縁と接地を確認し、最後に機能面を確かめるという流れになっています。
導通試験や接地抵抗測定を最初に行うと、絶縁不良を抱えたまま作業を進めることになり合理的ではありません。

他の選択肢が不適切な理由
目視での確認を後ろに置く順序では、被覆の傷や器具の取付け忘れといった目で見て分かる不良を抱えたまま測定を進めることになり、手直しのたびに測り直しが必要になります。導通試験を最初に置く順序も、その後の手直しで結線が変わればせっかくの確認が無効になってしまいます。危険につながる絶縁と接地を先に確かめ、機能面の確認を最後に置くという流れが崩れている点が共通の問題です。
問26-6

低圧屋内配線の竣工検査で行う導通試験の目的として、最も適切なものは。

  • ①配線と大地との間の絶縁が保たれているかを調べるため
  • ②接地極と大地との間の抵抗が基準以下かを調べるため
  • ③配線の断線や接続の誤り、器具の未接続を確認するため
  • ④負荷に流れる電流が許容電流以内かどうかを調べるため
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正解 ③配線の断線や接続の誤り、器具の未接続を確認するため
解説
詳細解説
導通試験は、回路計の抵抗レンジやブザー式の導通計を用いて、電線が電源から器具まで正しくつながっているかを確認する試験です。断線、結線の誤り、器具の取付け忘れ、極性の誤りなどが見つかります。
絶縁が保たれているかを調べるのは絶縁抵抗測定、接地極の性能を調べるのは接地抵抗測定で、いずれも目的が異なります。負荷電流が許容電流以内かどうかは、通電後にクランプ形電流計で確かめる別の確認です。
導通試験は通電前に行うため、電源を切り、コンデンサの残留電荷を放電した状態で実施します。

他の選択肢が不適切な理由
絶縁抵抗の測定は電線と大地とがつながっていないことを確かめる測定で、つながっていることを確かめる導通試験とはちょうど目的が裏返しの関係にあります。接地極と大地との間の抵抗を調べる測定は、接地工事の良否を見るもので配線の結線とは関係がありません。負荷電流が許容電流以内かどうかは、電気を流して初めて分かることであり、通電前に行うこの試験では確認できません。
問36-6

高圧受電設備の年次点検で停電作業に入るとき、遮断器と断路器の操作順序として正しいものは。

  • ①断路器を開いてから遮断器を開放する
  • ②遮断器を開いてから断路器を開放する
  • ③断路器と遮断器を同時に開放する
  • ④断路器だけを開放し遮断器は閉じておく
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正解 ②遮断器を開いてから断路器を開放する
解説
詳細解説
断路器は電流が流れていない状態で回路を切り離すための機器で、負荷電流や事故電流を遮断する能力を持ちません。負荷電流が流れたまま断路器を開くとアークが持続し、機器の損傷や短絡事故につながります。
そのため停電作業では、まず遮断器を開いて電流を遮断し、無負荷になったことを確認してから断路器を開放します。送電時はこの逆で、断路器を投入してから遮断器を投入します。
誤操作を防ぐため、遮断器が閉じている間は断路器を操作できないインターロックが設けられているのが一般的です。
「切るときは遮断器が先、入れるときは断路器が先」と覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
断路器を先に開く順序では、負荷電流が流れたまま接点が離れるためアークが消えずに持続し、相間の短絡事故へ発展するおそれがあります。同時に開放するという操作も、実際には必ずわずかな時間差が生じ、断路器が先になる危険を避けられません。遮断器を閉じたまま断路器だけを開放する操作は、まさにその最も危険な誤操作そのものであり、インターロックによって防ぐべき動作です。
問46-6

高圧受電設備の停電作業において、断路器を開放し高圧検電器で無電圧を確認したあとに取り付ける器具は。

  • ①短絡接地器具
  • ②高圧検電器
  • ③絶縁抵抗計
  • ④相確認器
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正解 ①短絡接地器具
解説
詳細解説
短絡接地器具は、停電させた高圧充電部の各相を短絡し、大地に接地する器具です。誤送電や他の回路からの誘導、残留電荷によって作業中に電圧が現れても、電流を大地へ逃がして作業者を守ります。
取付けは必ず、遮断器と断路器を開放し、高圧検電器で無電圧を確認したあとに行います。取り外しは作業終了後、送電前に確実に行い、取り外し忘れがないことを複数人で確認します。
高圧検電器は無電圧確認そのものに使う器具、絶縁抵抗計と相確認器は測定用の計器で、いずれも作業中の安全を保持する役目は持ちません。

他の選択肢が不適切な理由
高圧検電器は無電圧を確かめる段階ですでに役目を終えている器具で、そのまま取り付けておく物ではありません。絶縁抵抗計と相確認器は測定のために一時的につなぐ計器であり、誤って送電されたときや他の回路からの誘導で電圧が現れたときに、その電流を大地へ逃がして作業者を守る働きは持っていません。むしろ計器をつないだまま作業に入れば、計器そのものを損傷させることになります。
問56-6

高圧受電設備の年次点検が終わり、送電(復電)を行うときの手順として正しいものは。

  • ①短絡接地器具を外し、遮断器、断路器の順に投入する
  • ②短絡接地器具を付けたまま、断路器と遮断器を投入する
  • ③遮断器を投入してから、短絡接地器具を取り外す
  • ④短絡接地器具を外し、断路器、遮断器の順に投入する
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正解 ④短絡接地器具を外し、断路器、遮断器の順に投入する
解説
詳細解説
送電時は、まず短絡接地器具をすべて確実に取り外し、取り残しがないことを確認します。次に無負荷の状態で断路器を投入し、最後に遮断器を投入して負荷へ送電します。
短絡接地器具を付けたまま送電すると、三相短絡かつ地絡の状態になり、上位の遮断器が動作して大規模な停電事故を引き起こします。
断路器は電流を流したままの開閉ができないため、遮断器より先に投入しなければなりません。遮断器を先に投入する順序では、断路器で電流を入り切りすることになり危険です。
停電時と送電時で断路器と遮断器の順序が逆になる点を確実に覚えましょう。

他の選択肢が不適切な理由
遮断器を先に投入する順序では、その後で断路器を入れる瞬間に負荷電流が流れ、電流を入り切りする能力のない断路器にアークが生じます。短絡接地器具を付けたまま投入する手順は、各相を短絡し接地した状態へ送電することになり、上位の遮断器を動作させて広い範囲の停電を招きます。停電させるときと送電するときで、遮断器と断路器の順序が逆になることを取り違えている点が共通の誤りです。
問66-6

自家用電気工作物の保安規程に基づく月次点検(毎月行う点検)の内容として、最も適切なものは。

  • ①停電させたうえで、絶縁抵抗測定や機器の清掃を行う
  • ②停電させずに、絶縁耐力試験と保護継電器試験を行う
  • ③停電させないで、外観点検や計器の指示の確認を行う
  • ④停電させたうえで、外観点検と負荷電流の測定を行う
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正解 ③停電させないで、外観点検や計器の指示の確認を行う
解説
詳細解説
月次点検は原則として停電させずに行う点検で、受電設備の外観点検(変色・損傷・油漏れ・異音・異臭の確認)、計器の指示値の確認、負荷電流や漏えい電流の測定、周囲の状況の確認などを行います。
これに対し年次点検は停電させて実施し、機器の清掃、絶縁抵抗測定、接地抵抗測定、保護継電器試験、遮断器の動作確認などを行います。
絶縁耐力試験や保護継電器試験は充電状態では実施できないため、停電させずに行うという説明は誤りです。
「月次は無停電で目と計器、年次は停電させて測定と試験」と整理して覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
絶縁抵抗の測定や機器の清掃は充電部に近づく作業なので停電が前提となり、これを毎月行うことは需要家の操業上ほとんど不可能です。絶縁耐力試験や保護継電器試験は、電路を切り離して試験装置をつなぐ必要があるため、停電させずに行うことはできません。停電させたうえで負荷電流を測るという組合せも、停電中は電流そのものが流れていないので、測定の目的と条件が食い違っています。
問76-6

高圧需要家の構内で発生した地絡事故が配電線側へ波及することを防ぐため、責任分界点付近に施設する機器は。

  • ①高圧交流負荷開閉器(LBS・限流ヒューズ付)
  • ②地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)
  • ③高圧カットアウト(PC・ヒューズ内蔵形)
  • ④酸化亜鉛形避雷器(LA・アレスタ)
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正解 ②地絡継電装置付高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)
解説
詳細解説
GR付PASは、地絡継電装置と高圧交流負荷開閉器を一体にした機器で、責任分界点付近の引込柱などに施設します。需要家構内で地絡が起きたとき、配電用変電所の継電器が動作する前に自動で開放し、事故の波及を防ぎます。
方向性を持たせたDGR付PASでは、配電線側の地絡による不要動作(もらい事故)も防げます。
限流ヒューズ付の高圧交流負荷開閉器はキュービクル内の主遮断装置などに用いるもので、地絡を検出する機能を持ちません。高圧カットアウトは変圧器やコンデンサの開閉と短絡保護に用いる器具、避雷器は雷サージから機器を守る機器で、いずれも地絡による波及事故の防止を担うものではありません。

他の選択肢が不適切な理由
負荷開閉器や高圧カットアウトは、人が操作するかヒューズが溶断して初めて回路が開く機器で、地絡を自ら検出して自動的に開放する仕組みを備えていません。とくに高圧限流ヒューズは短絡のような大電流を切るためのもので、数百ミリアンペアという地絡電流では溶断しません。避雷器は雷による過電圧を大地へ逃がして機器を守る機器であり、電路そのものを切り離す働きは持っていません。
問86-6

高圧受電設備の竣工検査における外観検査(目視点検)で確認する内容として、最も適切なものは。

  • ①機器の絶縁抵抗の値が判定基準以上かを数値で確認する
  • ②機器の接地抵抗の値が判定基準以下かを数値で確認する
  • ③機器が規定の試験電圧に耐えるかを加圧して確認する
  • ④機器の据付状態や結線、標識の有無を目視で確認する
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正解 ④機器の据付状態や結線、標識の有無を目視で確認する
解説
詳細解説
外観検査は、機器の据付けが図面どおりか、締付けや結線に緩みや誤りがないか、離隔距離が確保されているか、「高圧危険」などの標識や柵が設けられているか、といった点を目で見て確認する検査です。
計器類を使わずに実施でき、ここで見つかる不良は測定に入る前に手直しできるため、検査の最初に行います。
絶縁抵抗の数値確認は絶縁抵抗測定、接地抵抗の数値確認は接地抵抗測定、試験電圧を加える確認は絶縁耐力試験で、いずれも測定器や試験装置を用いる別の項目です。
外観検査で不良を見逃すと、後の試験で事故を招くことがあります。

他の選択肢が不適切な理由
数値で確かめる項目や試験電圧を加える項目は、いずれも測定器や試験装置を接続して初めて実施できるもので、検査の名称としても外観の確認とは別に立てられています。また、締付けの緩み、離隔距離の不足、標識や柵の欠落といった不良は、どれだけ精密に測定しても数値には現れません。目で見なければ分からない種類の不良を先に取り除くところに、この検査の役割があります。
問96-6

24時間稼働のため停電させることが難しい低圧設備において、絶縁状態を常時把握するために設置される装置は。

  • ①絶縁監視装置
  • ②力率改善用コンデンサ
  • ③直列リアクトル
  • ④避雷器
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正解 ①絶縁監視装置
解説
詳細解説
絶縁監視装置は、零相変流器などを用いて電路から大地へ流れる漏えい電流を常時測定し、しきい値を超えたときに警報を出す装置です。停電させずに絶縁の劣化傾向をつかめるため、病院や24時間稼働の工場などで用いられます。
電気設備技術基準の解釈第14条により、絶縁抵抗の測定が困難な場合は漏えい電流が1mA以下であればよいとされており、この考え方に沿った監視方法です。
力率改善用コンデンサは力率を改善する機器、直列リアクトルは高調波の抑制と突入電流の軽減のためコンデンサと直列に接続する機器、避雷器は雷サージ対策の機器です。

他の選択肢が不適切な理由
これらはいずれも電気を安全に使うための機器であって、電路の状態を測って知らせる働きを持ちません。進相コンデンサは無効電力を補って力率を改善する機器、直列リアクトルはそのコンデンサと直列に入れて高調波や突入電流を抑える機器、避雷器は雷による過電圧が加わったときだけ動作する保護機器です。常時の監視には、漏えい電流を測り続ける検出部と警報を出す仕組みが必要になります。
問106-6

高圧受電設備の竣工検査において、絶縁耐力試験の前に絶縁抵抗測定を行う理由として最も適切なものは。

  • ①接地抵抗を先に下げてから高電圧を加える必要があるため
  • ②絶縁不良のまま高電圧を加えると事故が広がるため
  • ③通電試験で異常がないことを先に確かめる必要があるため
  • ④保護継電器の整定を先に終える必要があるため
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正解 ②絶縁不良のまま高電圧を加えると事故が広がるため
解説
詳細解説
絶縁耐力試験では最大使用電圧の1.5倍という高い電圧を10分間加えます。もし施工不良や水分の侵入によって絶縁がすでに低下していると、加圧によって絶縁破壊が起き、機器やケーブルを損傷させてしまいます。
そこで先に絶縁抵抗計で全体の絶縁状態を確認し、明らかな不良がないことを確かめてから絶縁耐力試験に進みます。試験後にも絶縁抵抗を測り、試験によって絶縁が損なわれていないことを確認します。
接地抵抗の測定や保護継電器の整定は別の目的の作業で、絶縁耐力試験の前提条件ではありません。通電試験はすべての試験に合格したあとに行います。

他の選択肢が不適切な理由
接地抵抗は接地極と大地との間の状態を表す量で、試験電圧を加える電路の絶縁とは別の事柄ですから、先に下げなければ加圧できないという関係にはありません。通電試験はすべての検査に合格したあとに行うものなので、これを前提条件とするのは順序が逆になります。保護継電器の整定は事故時の動作を決める設定の作業であり、絶縁が健全かどうかとは結びつきません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。