A種接地工事における接地抵抗値の上限として、電気設備技術基準の解釈に定められている値は。
- ①5Ω
- ②10Ω
- ③100Ω
- ④500Ω
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詳細解説
電気設備技術基準の解釈第17条は、A種接地工事の接地抵抗値を10Ω以下と定めています。
A種接地工事は、高圧用または特別高圧用の機器の金属製外箱・鉄台、避雷器などに施すもので、万一の地絡時に外箱の対地電位の上昇を抑え、人が触れても危険な電圧にならないようにする目的があります。高圧側の事故電流は大きいため、最も厳しい10Ωが要求されます。
100ΩはD種接地工事の原則値、500ΩはC種・D種で自動遮断装置がある場合の緩和値です。5Ωという値は条文には存在しません。
「A種とC種は10Ω、D種は100Ω」とまとめて覚えると整理できます。
他の選択肢が不適切な理由
100Ωは使用電圧300V以下の低圧の設備に施す種別の原則の値、500Ωは低圧の電路で0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合の緩和の値であり、いずれも高圧に触れる部分の基準にはなりません。5Ωという値は条文にありません。高圧側の事故電流は大きく外箱の電位が上がりやすいため、最も厳しい値が求められます。