2026年版・5-2

合成樹脂管工事(PF・CD・VE)の一問一答

第一種電気工事士「電気工事の施工方法」から、合成樹脂管工事(PF・CD・VE)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-2

低圧屋内配線を合成樹脂管工事で施設する場合、管の支持点間の距離は何m以下としなければならないか。

  • ①1.0m以下
  • ②1.5m以下
  • ③2.0m以下
  • ④2.5m以下
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正解 ②1.5m以下
解説
詳細解説
電気設備技術基準の解釈第158条は、合成樹脂管工事の管の支持点間の距離を1.5m以下と定めている。あわせて、管端、管とボックスとの接続点、管相互の接続点の近くでも支持することとされている。
合成樹脂管は金属管に比べて機械的な強度が低く、温度によって伸縮しやすい。支持の間隔が広いと自重でたわみ、接続部が抜けたり管が変形したりするため、金属管より短い間隔が求められる。
2mはケーブル工事で造営材の下面または側面に沿って取り付ける場合の値であり、混同しやすい。1.0mや2.5mは規定に存在しない。
「合成樹脂管は1.5m、ケーブルは2m」と対にして覚えると整理しやすい。

他の選択肢が不適切な理由
1.0mや2.5mという値は規定に現れない。2mはケーブルを造営材に沿って取り付ける場合の値であり、材料も条件も異なる。合成樹脂の管は温度による伸縮が大きく金属管より強度も低いので、他の工事方法の数値をそのまま当てはめると、たわんで接続部が抜けるおそれがある。管端や接続点の近くでも支持する点も忘れないようにしたい。
問25-2

硬質塩化ビニル電線管相互を、接着剤を使用せずに直接接続する場合、管の差込み深さは管の外径の何倍以上としなければならないか。

  • ①外径の0.8倍以上
  • ②外径の1.0倍以上
  • ③外径の1.2倍以上
  • ④外径の1.5倍以上
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正解 ③外径の1.2倍以上
解説
詳細解説
解釈第158条は、合成樹脂管相互および管とボックスを直接接続する場合、管の差込み深さを管の外径の1.2倍以上とすることを求めている。接着剤を使用する場合に限り、0.8倍以上まで浅くすることができる。
差込みが浅いと、温度変化による管の伸縮や外力で接続部が抜け、電線がむき出しになる。深く差し込むことで接触面積を確保し、接続の機械的強度を保つのである。
0.8倍は接着剤を使用する場合の値で、条件を読み違えると選んでしまう。1.0倍や1.5倍は規定にない数値である。
「接着剤なしは1.2倍、接着剤ありは0.8倍」と数値を対で覚え、どちらの条件が問われているかを問題文で必ず確認したい。

他の選択肢が不適切な理由
0.8倍は接着剤を使う場合に認められる値であるから、条件が違う。1.0倍や1.5倍は規定に現れない数値である。差込みが浅いほど抜けやすくなるので、条件の緩い側の値を接着剤なしの施工に当てはめると、危険な側へ判断を誤ることになる。問題文が接着剤の有無をどう指定しているかを必ず確かめたい。
問35-2

硬質塩化ビニル電線管相互を接着剤を使用して接続する場合、管の差込み深さは管の外径の何倍以上とすることができるか。

  • ①外径の0.5倍以上
  • ②外径の0.8倍以上
  • ③外径の1.0倍以上
  • ④外径の1.2倍以上
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正解 ②外径の0.8倍以上
解説
詳細解説
解釈第158条により、合成樹脂管相互の接続では差込み深さを管の外径の1.2倍以上とするのが原則だが、接着剤を使用する場合は0.8倍以上とすることができる。
接着剤は管とカップリングの接触面を化学的に一体化させるため、差込みが浅くても抜けにくくなる。この効果を見込んで基準が緩和されている。
1.2倍は接着剤を使用しない場合の値であり、条件の読み違いで選びやすい誤答である。0.5倍は規定にない数値、1.0倍も基準として定められていない。
実務では、硬質塩化ビニル電線管の接続にTSカップリングと専用の接着剤を用いるのが一般的である。接着剤を塗ったら手早く所定の深さまで差し込み、しばらく押さえて固定するのが施工のこつである。

他の選択肢が不適切な理由
1.2倍は接着剤を使わない場合の原則の値である。実際に深く差し込む分には差し支えないが、問われている条件に対する答えにはならない。0.5倍や1.0倍は規定に現れない数値である。接着剤は管と継手の接触面を一体化させるので、浅い差込みでも抜けにくくなるという理由から緩和が認められている。
問45-2

合成樹脂管工事に使用する合成樹脂管の厚さは、原則として何mm以上でなければならないか。ただし、CD管の場合を除く。

  • ①1.0mm以上
  • ②1.2mm以上
  • ③1.6mm以上
  • ④2.0mm以上
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正解 ④2.0mm以上
解説
詳細解説
解釈第158条は、合成樹脂管工事に使用する管の厚さを2mm以上と定めている。ただしCD管はこの規定の対象外であり、また専用の不燃性または自消性のある難燃性の管もしくはダクトに収めて施設する場合は2mm未満とすることができる。
合成樹脂は金属に比べて軟らかいため、外部からの衝撃や重量物の圧力に耐えるには一定の肉厚が必要になる。これが2mmという値の理由である。
1.0mmや1.2mmは金属管の厚さの規定で用いられる値であり、混同しやすい。金属管はコンクリート埋込みで1.2mm以上、その他で1mm以上である。
「合成樹脂管は2mm、金属管は1mm台」と材質ごとに分けて覚えるとよい。

他の選択肢が不適切な理由
1.0mmや1.2mmは金属管の厚さの規定で用いられる値であり、1.6mmという値も管の厚さの定めには現れない。金属より軟らかい材料であるから、外部からの衝撃や重量物の圧力に耐えるには金属管より厚い肉を必要とする。金属管の数値をそのまま当てはめると、必要な強度に届かない管を選ぶことになってしまう。
問55-2

合成樹脂製可とう電線管のうち、CD管の施設方法として正しいものはどれか。

  • ①乾燥した場所であれば、天井裏に露出したまま施設できる
  • ②コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性の管に収める
  • ③点検できる隠ぺい場所なら、露出のまま施設してよい
  • ④屋側に露出して施設し、防水コネクタを併用する
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正解 ②コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性の管に収める
解説
詳細解説
CD管は自消性のある難燃性をもたない合成樹脂製可とう電線管であり、解釈第158条は、直接コンクリートに埋め込んで施設する場合を除き、専用の不燃性または自消性のある難燃性の管もしくはダクトに収めて施設することを求めている。
自消性がないとは、火が着いたときに炎が消えずに燃え広がるおそれがあるという意味である。そのため露出させたまま使うことは認められず、コンクリートで包むか、燃えない管の中に入れて使う。
天井裏に露出させる、点検できる隠ぺい場所に露出させる、屋側に露出させるという施設方法はいずれもCD管では認められない。露出配管に使えるのは自消性のあるPF管である。
CD管がオレンジ色に着色されているのは、露出使用の禁止を現場で見分けるためである。

他の選択肢が不適切な理由
天井裏に露出させる、点検できる隠ぺい場所に露出させる、屋側に露出させるという三つは、いずれも管が空気に触れたまま置かれる施設方法であり、火が着いたときに燃え広がるおそれがある。乾燥しているかどうかや点検できるかどうかは、この管に求められる条件とは別の観点である。露出して使えるのは自消性をもつ管に限られる。
問65-2

合成樹脂製可とう電線管のPF管とCD管の違いを述べたものとして、正しいものはどれか。

  • ①PF管は自消性のある難燃性をもつが、CD管はもたない
  • ②CD管は自消性のある難燃性をもつが、PF管はもたない
  • ③PF管はコンクリート埋込み専用、CD管は露出専用である
  • ④PF管は管の外径、CD管は管の内径で呼び径を表している
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正解 ①PF管は自消性のある難燃性をもつが、CD管はもたない
解説
詳細解説
PF管とCD管はいずれも合成樹脂製可とう電線管だが、燃えにくさに違いがある。PF管は自消性のある難燃性をもち、炎が離れれば自然に消える性質があるため、露出配管や点検できる隠ぺい場所にも使用できる。一方CD管は自消性がないため、コンクリート埋込みか専用の不燃性の管に収める使い方に限られる。
したがってCD管に自消性があるとする選択肢は逆であり誤りである。
PF管をコンクリート埋込み専用とする選択肢も誤りで、PF管はコンクリート埋込みにも露出にも使える汎用性の高い管である。
呼び径はPF管もCD管も同じ表し方をしており、外径と内径で使い分けているわけではない。
PF管はグレー系、CD管はオレンジ色というように、色で区別できるようになっている。

他の選択肢が不適切な理由
呼び径の表し方が異なるとする記述は、どちらの管も同じ表し方をしているという実際と合わない。片方をコンクリート埋込み専用とすると、露出配管で広く使われている実情を説明できない。燃えにくさの向きを入れ替えた記述に至っては、管の色で使い分けている現場の運用そのものが逆になってしまう。
問75-2

使用電圧200Vの低圧屋内配線を合成樹脂管工事で施設し、管を接続する金属製のボックスを用いた。このボックスに施す接地工事はどれか。

  • ①A種接地工事
  • ②B種接地工事
  • ③C種接地工事
  • ④D種接地工事
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正解 ④D種接地工事
解説
詳細解説
合成樹脂管そのものは絶縁体なので接地の必要はないが、管を接続する金属製のボックスやプルボックスは金属製の露出部分になるため接地が必要である。解釈第158条により、使用電圧が300V以下の場合はD種接地工事、300Vを超える場合はC種接地工事を施す。使用電圧200Vの本問はD種となる。
なお300V以下の場合は、乾燥した場所に施設するとき、または対地電圧150V以下であって簡易接触防護措置を施すときに限り、この接地工事を省略できる。管の長さを条件に省略できるのは金属管工事の規定であり、合成樹脂管工事にその条件はない。
A種は高圧用機器の外箱などに、B種は変圧器の高圧と低圧を混触から守るために低圧側の中性点に施すもので、いずれも低圧配線のボックスには用いない。C種は300Vを超える場合の接地であり、本問の条件には当たらない。
接地の種別は「使用電圧300Vが境目」と押さえるのが基本である。

他の選択肢が不適切な理由
高圧の機器に施す種別や、変圧器の低圧側の中性点に施す種別は、対象も目的も低圧配線のボックスとは異なる。一段厳しい種別は300Vを超える場合に求められるものであり、200Vという条件には当たらない。なお管そのものは絶縁体であるから接地を要さず、対象になるのは金属製のボックスだけである点にも注意したい。
問85-2

硬質塩化ビニル電線管相互を接続するために用いる材料はどれか。

  • ①ねじなしカップリング
  • ②コンビネーションカップリング
  • ③TSカップリング
  • ④ノーマルベンド
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正解 ③TSカップリング
解説
詳細解説
TSカップリングは硬質塩化ビニル電線管(VE管)相互を接続するための継手で、接着剤を塗って管を差し込み接続する。TSは差込み接着による接合方式を表しており、管と一体化して高い機械的強度が得られる。
ねじなしカップリングは、ねじを切っていない金属製のねじなし電線管相互を止めねじで接続するための材料である。
コンビネーションカップリングは、金属管と可とう電線管のように種類の異なる管どうしをつなぐための継手であり、同じ種類の管の接続には使わない。
ノーマルベンドはあらかじめ直角に曲げられた金属管の部材で、接続用の継手ではない。
合成樹脂管の接続材料には、ほかに管を回さずに接続できるDVカップリングやボックスコネクタがある。

他の選択肢が不適切な理由
ねじを切らない金属管をつなぐ部品は止めねじで締め付ける構造であり、接着して一体化できる材質ではない。種類の違う管どうしをつなぐ部品は両端の形が異なるので、同じ種類の管を接続する用途には合わない。あらかじめ直角に曲げてある部材は管の向きを変えるためのものであって、直線をつなぐ継手ではない。
問95-2

硬質塩化ビニル電線管を現場で曲げ加工するとき、管を軟らかくするために用いるものはどれか。

  • ①ガストーチランプ
  • ②パイプベンダ
  • ③油圧式パイプベンダ
  • ④ノックアウトパンチャ
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正解 ①ガストーチランプ
解説
詳細解説
硬質塩化ビニル電線管は熱可塑性の樹脂でできており、加熱すると軟らかくなって自由に曲げられ、冷えるとその形のまま固まる。この性質を利用するため、現場ではガストーチランプで管を回しながらまんべんなく加熱して曲げ加工を行う。一か所を集中して加熱すると焦げたりつぶれたりするので、絶えず動かすのがこつである。
パイプベンダと油圧式パイプベンダは、いずれも金属管を常温のまま機械的な力で曲げる工具であり、合成樹脂管には用いない。
ノックアウトパンチャは金属製の分電盤やプルボックスに電線管を通すための円い穴をあける工具で、管の曲げ加工とは関係がない。
曲げ加工の際は、管がつぶれないよう内部にベンドスプリングを差し込んでから加熱する方法もよく用いられる。

他の選択肢が不適切な理由
二つの曲げ工具は金属管を常温のまま力で曲げるためのものであり、樹脂の管に当てれば割れたりつぶれたりする。鉄板に丸い穴をあける工具は、そもそも曲げる工程で使うものではない。この管は温めると軟らかくなり冷えると形が残る材質であるから、力ではなく熱を加える道具が必要になる。
問105-2

低圧屋内配線の合成樹脂管工事の施工方法として、誤っているものはどれか。

  • ①管相互を接着剤を用いて外径の0.8倍差し込んだ
  • ②管の端口を面取りしてから電線を通線した
  • ③CD管をコンクリートに直接埋め込んで施設した
  • ④管の支持点間の距離を2mとしてサドルで固定した
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正解 ④管の支持点間の距離を2mとしてサドルで固定した
解説
詳細解説
解釈第158条は合成樹脂管工事の支持点間の距離を1.5m以下と定めているため、2m間隔での固定は規定違反である。支持が不足すると管がたわみ、接続部が抜けて電線が露出するおそれがある。
接着剤を用いた場合の差込み深さは外径の0.8倍以上でよいので、0.8倍差し込んだという施工は正しい。
管の端口を面取りしてから通線するのは、切断面の鋭い縁で電線の被覆が傷つくのを防ぐための正しい手順である。合成樹脂管には専用の面取器を用いる。
CD管は自消性がないため露出施設はできないが、コンクリートに直接埋め込む施設は認められており、これも正しい。
合成樹脂管工事では「1.5m以下」という支持点間隔がもっとも問われやすい数値である。

他の選択肢が不適切な理由
接着剤を用いる場合の差込み深さは外径の0.8倍以上でよいので、その施工は規定を満たしている。切断した端口を面取りしてから通線するのも、鋭い縁で被覆が削れるのを防ぐための正しい手順である。自消性をもたない管であっても、コンクリートに直接埋め込む施設は認められているので、これも適切な施工である。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。