2026年版・5-1

金属管工事の一問一答

第一種電気工事士「電気工事の施工方法」から、金属管工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-1

低圧屋内配線の金属管工事において、管内に収める電線として使用できないものはどれか。

  • ①600Vビニル絶縁電線(IV)
  • ②600V二種ビニル絶縁電線(HIV)
  • ③屋外用ビニル絶縁電線(OW)
  • ④600V架橋ポリエチレン絶縁電線(IC)
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正解 ③屋外用ビニル絶縁電線(OW)
解説
詳細解説
電気設備技術基準の解釈第159条は、金属管工事の電線について「絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)であること」と定めている。したがって屋外用ビニル絶縁電線(OW)は管内に収めてはならない。
OWは架空配電線など屋外の引込線に用いる電線で、絶縁体の厚さが屋内用より薄く、電線相互が近接する管内では絶縁性能が不足するためである。同じ理由で屋外用ポリエチレン絶縁電線(OE)も使用できない。
IV・HIV・ICはいずれも600V級の屋内配線用絶縁電線であり、管内に収めることができる。HIVは耐熱性、ICは耐熱性と許容電流に優れる。
「屋外用と名が付く電線は管に入れない」と押さえておくと、合成樹脂管工事や金属線ぴ工事でも同じ判断ができる。

他の選択肢が不適切な理由
残る三つはいずれも屋内配線用として作られた600V級の絶縁電線であり、電線どうしが近接する管の中でも十分な絶縁の厚さをもつため、管内に収めることができる。二種ビニル絶縁のものや架橋ポリエチレン絶縁のものは、絶縁体の許容温度が高いぶん、同じ太さでもより大きな電流を流せるという利点もある。
問25-1

金属管工事において、より線にせず単線のまま管内に収めることができる銅導体の最大の直径はどれか。ただし、短小な管に収める場合を除く。

  • ①直径2.6mm
  • ②直径3.2mm
  • ③直径4.0mm
  • ④直径5.0mm
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正解 ②直径3.2mm
解説
詳細解説
電気設備技術基準の解釈第159条は、金属管工事の電線を「より線であること。ただし、直径3.2mm(アルミニウム線にあっては4mm)以下の単線は、この限りでない」と定めている。つまり銅の単線は直径3.2mmまでなら使え、それを超える太さでは必ずより線にしなければならない。
太い単線は硬くて曲がりにくく、管内を通線するときに絶縁被覆を傷めたり、曲げ部分で管を変形させたりするおそれがあるためである。より線は細い素線をより合わせているので、同じ断面積でもはるかに柔軟である。
直径4.0mmという値はアルミニウム線の限度であり、銅と混同しやすい。金属管工事だけでなく合成樹脂管工事や金属線ぴ工事でも同じ考え方が使われる。

他の選択肢が不適切な理由
2.6mmは規定の限度より細く、これを上限としてしまうと本来そのまま使える太さの単線まで使えないことになる。4.0mmはアルミニウム線に認められた限度であり、銅と取り違えやすい。5.0mmという区切りは規定に現れない。太い単線は硬いため、曲げた場所で管を変形させたり被覆を傷めたりするおそれがある。
問35-1

低圧屋内配線の金属管工事で、金属管をコンクリートに埋め込んで施設する場合、管の厚さは何mm以上でなければならないか。

  • ①0.8mm以上
  • ②1.2mm以上
  • ③1.0mm以上
  • ④1.6mm以上
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正解 ②1.2mm以上
解説
詳細解説
電気設備技術基準の解釈第159条は金属管の厚さについて、コンクリートに埋め込むものは1.2mm以上、それ以外のものは1mm以上と定めている。さらに例外として、継手のない長さ4m以下の管を乾燥した展開した場所に施設する場合に限り0.5mm以上とすることができる。
コンクリートに埋め込む管に厚さを求めるのは、打設時の圧力や振動、硬化後の収縮に耐える強度が必要であり、いったん埋設すると取り替えができないためである。
1.0mm以上はコンクリート埋込み以外の一般の場合の値、0.8mmという値は規定に存在しない。1.6mmは電線の直径などで見かける数値で、管の厚さの規定ではない。
「埋め込むときだけ一段厚い1.2mm」と対にして覚えるとよい。

他の選択肢が不適切な理由
1.0mm以上は埋め込まない一般の場合の下限であるから、より条件の厳しい埋込みにそのまま当てはめると強度が足りない。0.8mmという値は管の厚さの規定に存在せず、1.6mmは電線の直径などで見かける数値である。いったん埋設すると取り替えができないという事情が、一段厚い管を求める理由になっている。
問45-1

1本の金属管の中に600Vビニル絶縁電線を5本収めて低圧屋内配線を施設する場合、許容電流を求めるために用いる電流減少係数はどれか。

  • ①0.70
  • ②0.63
  • ③0.56
  • ④0.49
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正解 ③0.56
解説
詳細解説
電気設備技術基準の解釈第146条の表により、同一管内の電線数に応じた電流減少係数は、3本以下が0.70、4本が0.63、5本または6本が0.56、7本以上15本以下が0.49と定められている。5本を収める本問では0.56を用いる。
電線を1本の管にまとめると、それぞれが発生するジュール熱が逃げにくくなり、被覆の温度が許容値を超えてしまう。そこで単独で使うときの許容電流にこの係数を掛けて減らすのである。
0.70は3本以下、0.63は4本、0.49は7本以上のときの値で、いずれも本数の読み違いによる誤答になりやすい。
「5本と6本は同じ係数」という点が試験でよく狙われる。表の区切りが3・4・5〜6・7〜15と不規則である点に注意して覚えたい。

他の選択肢が不適切な理由
収める本数が増えるほど熱が逃げにくくなるので、係数は必ず小さくなっていく。3本以下の値や4本の値を当てはめれば許容電流を過大に見積もることになり、被覆が許容温度を超えてしまう。7本以上の値では安全側ではあるが、必要以上に太い電線を選ぶことになる。区切りが不規則なので、本数の読み違いに注意したい。
問55-1

使用電圧400Vの低圧屋内配線を金属管工事で施設し、管に接触防護措置を施した。この金属管に施す接地工事はどれか。

  • ①A種接地工事
  • ②B種接地工事
  • ③C種接地工事
  • ④D種接地工事
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正解 ④D種接地工事
解説
詳細解説
金属管工事では、使用電圧が300V以下の場合はD種接地工事、300Vを超える場合はC種接地工事を施すのが原則である。ただし解釈第159条により、300Vを超える場合でも接触防護措置(人が容易に触れられないようにする措置)を施すときはD種接地工事によることができる。使用電圧400Vの本問はこの緩和が適用され、D種となる。
C種は接地抵抗10Ω以下(0.5秒以内に自動遮断する装置があれば500Ω以下)、D種は100Ω以下(同じ条件で500Ω以下)で、D種のほうが緩やかである。人が触れにくければ危険が下がるため、要求を一段緩めているわけである。
A種は高圧機器の外箱など、B種は変圧器の低圧側中性点に施すもので、低圧配線の管には用いない。

他の選択肢が不適切な理由
高圧の機器に施す種別や、変圧器の低圧側の中性点に施す種別は、対象も目的も低圧配線の管とは異なる。300Vを超えるので原則は一段厳しい種別になるが、人が容易に触れられないようにする措置をとれば危険が下がるため緩和が認められている。措置がなければこの緩和は適用されない点に注意したい。
問65-1

低圧屋内配線の金属管工事において、金属管に施すD種接地工事を省略できる場合として正しいものはどれか。

  • ①使用電圧が300V以下で、管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合
  • ②使用電圧が300V以下で、管の長さが8m以下のものを湿気の多い場所に施す場合
  • ③使用電圧が400V以下で、管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合
  • ④使用電圧が600V以下で、管の長さが6m以下のものを屋側に露出して施す場合
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正解 ①使用電圧が300V以下で、管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合
解説
詳細解説
解釈第159条は、使用電圧300V以下の金属管工事で管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合、D種接地工事を省略できると定めている。もう一つの省略条件として、対地電圧が150V以下で管の長さが8m以下のものに簡易接触防護措置を施すか、乾燥した場所に施設する場合がある。
短い管で乾燥した場所であれば、漏電が起きても人体に危険な電流が流れる可能性が低いため、この緩和が認められている。
湿気の多い場所は感電の危険が高まるため省略はできず、湿気の多い場所という選択肢は誤りである。また400Vや600Vは300Vを超えるため原則C種の対象であり、省略の対象にならない。
「300V以下・4m以下・乾燥」の三つがそろって初めて省略できると覚える。

他の選択肢が不適切な理由
8mまで認められるのは対地電圧が150V以下の場合であり、しかも乾燥した場所であるか触れにくくする措置をとることが条件になるので、湿気の多い場所を挙げた記述は成り立たない。400Vや600Vは原則として一段厳しい種別の対象であり、省略を論じる前提を欠いている。屋側の露出も雨がかりを受けるため緩和になじまない。
問75-1

金属管工事で管を曲げる場合、管の曲げ部分の内側の半径は管の内径の何倍以上としなければならないか。

  • ①管内径の4倍以上
  • ②管内径の6倍以上
  • ③管内径の8倍以上
  • ④管内径の10倍以上
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正解 ②管内径の6倍以上
解説
詳細解説
内線規程は、金属管を曲げるときの曲げ半径(内側の半径)を管内径の6倍以上とすることを定めている。パイプベンダを用いた施工の基本値であり、試験でも繰り返し問われる数値である。
急な角度で曲げると、管の断面がつぶれて内径が狭くなり、通線時に電線の絶縁被覆が管の内壁でこすれて傷つく。また曲げ部分で電線に無理な力がかかり、将来の絶縁劣化や断線につながる。
4倍では曲がりがきつすぎて断面がつぶれやすく、8倍や10倍は規定より緩い数値である。実務では6倍を下限とし、可能であればさらに大きな半径をとる。
あわせて、1区間の曲げ箇所は3か所以下(曲げの合計が270度以下)とし、それを超える場合はプルボックスを設けて通線しやすくするという考え方も押さえておきたい。

他の選択肢が不適切な理由
4倍では曲がりがきつすぎて管の断面がつぶれ、内径が狭まって通線のときに被覆を傷める。8倍や10倍は下限として定められた値ではない。下限をこれらと取り違えると、実際には認められる曲げまで不可と判断し、必要のない箇所にボックスを増やすことになる。下限は6倍であり、余裕があればそれ以上にとるのが望ましい。
問85-1

金属管工事で屋外の壁面を垂直に立ち上げた管の上端から電線を引き出す場合、雨水の侵入を防ぐために管端に取り付ける材料はどれか。

  • ①ターミナルキャップ
  • ②ユニバーサル
  • ③エントランスキャップ
  • ④ノーマルベンド
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正解 ③エントランスキャップ
解説
詳細解説
エントランスキャップは、管端に取り付けて電線の引出口を斜め下向きにする附属品で、垂直に立ち上げた管の上端に使うと雨水が管内に入らない。引込口の配管などに広く用いられる。
ターミナルキャップは引出口が管軸に対して直角を向いており、水平に配管した管の端から電線を引き出すときに使う。垂直の立上り管の上端に使うと引出口が真横を向いて雨水が入るため不適切である。
ユニバーサルは露出配管で管を直角に曲げるための附属品、ノーマルベンドはあらかじめ直角に曲げてある管であり、いずれも防水のための部材ではない。
「立上りにはエントランス、水平にはターミナル」と向きで対にして覚えると混同しない。

他の選択肢が不適切な理由
引出口が管軸に対して直角を向く部品を立上りの上端に取り付けると、口が真横を向いて雨水が入り込んでしまう。直角に曲げるための二つの部品は、管の途中で向きを変えるためのものであり、管端をふさいで水の侵入を防ぐ形をもたない。屋外の配管では、管内に入った水がさびや地絡の原因になる。
問95-1

内線規程において、金属管に同一太さの絶縁電線を収める場合、電線の被覆を含む断面積の総和は管の内断面積の何%以下とすることとされているか。

  • ①48%以下
  • ②32%以下
  • ③40%以下
  • ④60%以下
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正解 ①48%以下
解説
詳細解説
内線規程では、同一太さの絶縁電線を金属管に収める場合、電線の被覆を含む断面積の総和を管の内断面積の48%以下とすることとされている。太さの異なる電線を混在させる場合は32%以下と、より厳しい値になる。
管の中を電線で埋め尽くすと、通線時に被覆が傷つくうえ、電線が発する熱が逃げにくくなって温度が上がりすぎる。そこで空間に余裕をもたせるための目安として占積率が定められている。
32%は太さの異なる電線を混在させる場合の値であり、混同しやすい。40%や60%は規定に存在しない数値である。
実務では、この占積率から管のサイズを選定する早見表が使われる。電線本数が増えたら管を1サイズ上げる、という判断の根拠になっている。

他の選択肢が不適切な理由
32%は太さの異なる電線を混ぜて収める場合の値であり、条件が違う。40%や60%は規定に現れない数値である。この割合を大きく取り違えると管を細く選ぶことになり、通線のときに被覆を傷めるうえ、電線が発する熱も逃げにくくなる。本数が増えたら管を一段太くするという判断は、この割合から導かれている。
問105-1

低圧屋内配線の金属管工事の施工方法として、誤っているものはどれか。

  • ①管の端口に電線保護用の絶縁ブッシングを設けた
  • ②ねじなし電線管の止めねじをねじ切れるまで締めた
  • ③管の曲げ部分の内側半径を管内径の6倍以上とした
  • ④金属管内で電線を接続し、接続部をテープで巻いた
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正解 ④金属管内で電線を接続し、接続部をテープで巻いた
解説
詳細解説
解釈第159条は「電線は、金属管内で接続点を設けないこと」と定めている。管の中は点検も補修もできないため、接続部が発熱したり緩んだりしても発見できず、火災や断線の原因になる。電線の接続は必ずボックスやプルボックスの中で行う。
管の端口に絶縁ブッシングを設けるのは、切り口で電線の被覆が傷つくのを防ぐための正しい施工である。
ねじなし電線管のボックスコネクタは、止めねじの頭がねじ切れるまで締め付けることで規定の締付力が得られる設計になっており、これも正しい。
曲げ部分の内側半径を管内径の6倍以上とするのも規定どおりである。
「管の中では絶対につながない」は電線管工事に共通する大原則である。

他の選択肢が不適切な理由
管の端口に絶縁ブッシングを設けるのは、切り口で被覆が削れるのを防ぐために必要な処理であり、正しい施工である。ねじなし電線管に使う接続部品は、止めねじの頭がねじ切れたところで規定の締付力に達する設計になっているので、そこまで締めるのが正しい。曲げの内側の半径を管内径の6倍以上とするのも定めのとおりである。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。