2026年版・3-3

最高速度・徐行・追越しの一問一答

運行管理者試験(旅客)「道路交通法関係」から、最高速度・徐行・追越しに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-3

高速自動車国道の本線車道における、大型乗用自動車(乗車定員30人以上の乗合バス)の法定最高速度として正しいものはどれか。

  • ①時速80キロメートル
  • ②時速90キロメートル
  • ③時速100キロメートル
  • ④時速110キロメートル
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正解 ③時速100キロメートル
解説
高速自動車国道の本線車道等における法定最高速度は道路交通法施行令で車種ごとに定められており、大型乗用自動車すなわち乗合バスは時速100キロメートルとされています。同じく普通自動車や中型乗用自動車も時速100キロメートルです。なお貨物側では、令和6年4月1日の施行令改正により大型貨物自動車等の法定最高速度が時速80キロメートルから時速90キロメートルに引き上げられました。標識により速度が指定されている区間では、その指定速度が優先して適用されます。

他の選択肢が不適切な理由
「時速80キロメートル」は、けん引自動車や大型特殊自動車に適用される速度であり、乗合バスの法定最高速度ではありません。「時速90キロメートル」は令和6年4月から大型貨物自動車等に適用されるようになった速度であって、乗用の大型自動車には適用されません。「時速110キロメートル」は一部の高速道路で標識により指定されている最高速度の例であり、法定最高速度ではありません。標識による指定がない区間で時速110キロメートルまで出せるわけではありません。
問23-3

高速自動車国道の本線車道における法定最低速度に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①標識による指定がない区間では、時速50キロメートルが最低速度となる
  • ②標識による指定がない区間では、時速30キロメートルが最低速度となる
  • ③標識による指定がない区間では、時速60キロメートルが最低速度となる
  • ④最低速度の定めはなく、遅い速度で走行しても違反とはならない
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正解 ①標識による指定がない区間では、時速50キロメートルが最低速度となる
解説
高速自動車国道の本線車道においては、道路標識等により最低速度が指定されている区間ではその速度、指定のない区間では道路交通法施行令に定める時速50キロメートルを下回る速度で進行してはならないこととされています。ただし、渋滞、法令の規定、危険を防止するためやむを得ない場合など、低速での走行が避けられない事情があるときは違反とはなりません。極端な低速走行は追突の危険を生むため、この規制が設けられています。

他の選択肢が不適切な理由
「標識による指定がない区間では、時速30キロメートルが最低速度となる」は誤りで、時速30キロメートルは令和8年9月1日から生活道路の法定最高速度として適用される数値であり、高速自動車国道の最低速度とは無関係です。「標識による指定がない区間では、時速60キロメートルが最低速度となる」も誤りで、時速60キロメートルは一般道路の法定最高速度に用いられる数値です。「最低速度の定めはなく、遅い速度で走行しても違反とはならない」も誤りで、最低速度違反は取締りの対象となります。
問33-3

中央線や車両通行帯が設けられていない、いわゆる生活道路について、令和8年9月1日から適用される自動車の法定最高速度として正しいものはどれか。

  • ①時速20キロメートルに引き下げられる
  • ②時速40キロメートルに引き下げられる
  • ③時速50キロメートルに引き下げられる
  • ④時速30キロメートルに引き下げられる
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正解 ④時速30キロメートルに引き下げられる
解説
道路交通法施行令の改正により、令和8年9月1日から、中央線や車両通行帯が設けられていない、いわゆる生活道路における自動車の法定最高速度が時速60キロメートルから時速30キロメートルに引き下げられます。歩行者や自転車と自動車が分離されていない道路で、衝突時の致死率が速度の上昇とともに急激に高まることを踏まえた措置です。中央線や車両通行帯のある一般道路、中央分離帯等で往復方向が分離されている道路、自動車専用道路は引き続き時速60キロメートルであり、標識により速度が指定されている場合はその指定速度が優先します。

他の選択肢が不適切な理由
「時速20キロメートルに引き下げられる」は誤りで、20キロメートルという数値は一部のゾーン規制などで標識により指定される例はありますが、法定最高速度として定められた数値ではありません。「時速40キロメートルに引き下げられる」も誤りで、40キロメートルは標識による指定速度としてよく見られる数値にすぎません。「時速50キロメートルに引き下げられる」も誤りで、50キロメートルは高速自動車国道の法定最低速度に用いられる数値です。
問43-3

道路交通法第42条が定める徐行すべき場所に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①交通整理の行われていない交差点は、見通しを問わずすべて徐行すべき場所である
  • ②左右の見通しがきかない交差点は、原則として徐行すべき場所に該当する
  • ③上り坂の頂上付近は徐行すべき場所だが、下り坂は勾配を問わず対象外である
  • ④道路のまがりかど付近は、標識がある場合に限って徐行すべき場所となる
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正解 ②左右の見通しがきかない交差点は、原則として徐行すべき場所に該当する
解説
道路交通法第42条は、道路標識等により徐行すべきことが指定されている場所のほか、左右の見通しがきかない交差点、道路のまがりかど付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂を徐行すべき場所と定めています。ただし、左右の見通しがきかない交差点であっても、交通整理が行われている場合や、自車が優先道路を通行している場合は徐行義務の対象から除かれます。

他の選択肢が不適切な理由
「交通整理の行われていない交差点は、見通しを問わずすべて徐行すべき場所である」は誤りで、条文が対象としているのは左右の見通しがきかない交差点であり、見通しの良い交差点まで一律に含めるものではありません。「上り坂の頂上付近は徐行すべき場所だが、下り坂は勾配を問わず対象外である」も誤りで、勾配の急な下り坂は明示的に徐行すべき場所とされています。「道路のまがりかど付近は、標識がある場合に限って徐行すべき場所となる」も誤りで、標識の有無にかかわらず法律上当然に徐行すべき場所とされています。
問53-3

道路交通法第30条が定める追越しを禁止する場所に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①踏切や横断歩道及びその手前の側端から30メートル以内は追越しが禁止される
  • ②交差点の手前50メートル以内の部分では、例外なくすべて追越しが禁止される
  • ③トンネル内では車両通行帯の有無を問わず、すべての追越しが禁止される
  • ④上り坂の頂上付近は追越しができるが、下り坂は勾配を問わず禁止される
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正解 ①踏切や横断歩道及びその手前の側端から30メートル以内は追越しが禁止される
解説
道路交通法第30条は、道路のまがりかど付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂、車両通行帯の設けられていないトンネル、交差点、踏切、横断歩道、自転車横断帯及びこれらの手前の側端から前に30メートル以内の部分を追越し禁止場所と定めています。交差点については、自車が優先道路を通行している場合の当該優先道路上の交差点は除かれます。

他の選択肢が不適切な理由
「交差点の手前50メートル以内の部分では、例外なくすべて追越しが禁止される」は誤りで、距離は30メートルであり、また優先道路を通行している場合という例外が定められています。「トンネル内では車両通行帯の有無を問わず、すべての追越しが禁止される」も誤りで、条文は車両通行帯の設けられた道路以外の部分に限ってトンネルを禁止場所としています。「上り坂の頂上付近は追越しができるが、下り坂は勾配を問わず禁止される」も誤りで、上り坂の頂上付近は禁止場所に含まれ、下り坂については勾配の急なものに限られます。
問63-3

他の車両を追い越す場合の方法に関する道路交通法の規定として、正しいものはどれか。

  • ①追越しは、道路の状況にかかわらず常に前車の左側を通行して行う
  • ②前車が右折のため道路の中央に寄っているときも、その右側を通行して行う
  • ③追越しは前車の右側を通行して行うのが原則で、例外的に左側を通行する
  • ④追越しの方法について、道路交通法上は特に定めが置かれていない
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正解 ③追越しは前車の右側を通行して行うのが原則で、例外的に左側を通行する
解説
道路交通法第28条は、車両が他の車両を追い越そうとするときは、前車の右側を通行しなければならないと定めています。ただし、前車が右折等のためあらかじめ道路の中央又は右側端に寄って通行しているときは、その左側を通行することとされています。右側通行が原則であり、前車の右折待ちという特定の場面に限って左側から通過するという構造を正確に理解しておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「追越しは、道路の状況にかかわらず常に前車の左側を通行して行う」は誤りで、原則は右側からの追越しです。左側からの通過は限定的な例外にすぎません。「前車が右折のため道路の中央に寄っているときも、その右側を通行して行う」は原則と例外を取り違えた記述で、この場面ではむしろ左側を通行することとされています。右側を通れば右折しようとする前車と交錯し極めて危険です。「追越しの方法について、道路交通法上は特に定めが置かれていない」も誤りで、第28条に明確な定めがあります。
問73-3

前の車両が他の車両を追い越そうとしている場合の措置に関する道路交通法の規定として、正しいものはどれか。

  • ①前車の速度が遅い場合には、その前車を追い越すことが例外的に認められる
  • ②前車が自動車を追い越そうとしているときは、追越しを始めてはならない
  • ③前車の追越しが完了する前でも、合図を出せば追い越すことができる
  • ④二台以上を同時に追い越す場合には、警音器を鳴らせば認められる
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正解 ②前車が自動車を追い越そうとしているときは、追越しを始めてはならない
解説
道路交通法第29条は、後車は前車が他の自動車又はトロリーバスを追い越そうとしているときは、追越しを始めてはならないと定めています。いわゆる二重追越しの禁止であり、前車が進路を右に変えている最中にさらに後続車が追越しを始めると、対向車線に複数の車両がはみ出すことになり、正面衝突の危険が著しく高まるためです。前車の追越しが完了して進路が安定するまで待つ必要があります。なお、前車が追い越そうとしている相手が原動機付自転車や軽車両である場合は、この規定による禁止の対象とはなりません。

他の選択肢が不適切な理由
「前車の速度が遅い場合には、その前車を追い越すことが例外的に認められる」は誤りで、前車の速度の遅さは二重追越しを正当化する理由になりません。「前車の追越しが完了する前でも、合図を出せば追い越すことができる」も誤りで、合図を出したからといって禁止が解除されるわけではありません。合図は進路変更の意思を示すものにすぎません。「二台以上を同時に追い越す場合には、警音器を鳴らせば認められる」も誤りで、警音器はみだりに使用してはならないものであり、これによって追越しの禁止が解かれることはありません。
問83-3

最高速度の規制に関する道路交通法の規定として、正しいものはどれか。

  • ①道路標識で最高速度が指定されていても、法定速度の方が常に優先して適用される
  • ②他の車両を追い越すときは、最高速度を10キロメートルまで超えてよい
  • ③緊急の用務がある場合は、運転者の判断で最高速度を超えることができる
  • ④他の車両を追い越す場合であっても、最高速度を超えて進行してはならない
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正解 ④他の車両を追い越す場合であっても、最高速度を超えて進行してはならない
解説
道路交通法第22条は、道路標識等により最高速度が指定されている道路ではその最高速度を、その他の道路では政令で定める最高速度を超える速度で進行してはならないと定めています。この規制に追越しのための例外は設けられていないため、追越しを完了させる目的であっても最高速度を超えることはできません。前車が最高速度に近い速度で走行している場合は、そもそも追越しを行わない判断が求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「道路標識で最高速度が指定されていても、法定速度の方が常に優先して適用される」は誤りで、優先関係は逆です。標識等による指定がある場合はその指定速度が適用され、指定がない場合に法定速度が適用されます。「他の車両を追い越すときは、最高速度を10キロメートルまで超えてよい」は誤りで、そのような猶予を認める規定は存在しません。「緊急の用務がある場合は、運転者の判断で最高速度を超えることができる」も誤りで、速度規制の適用が除外されるのは緊急自動車など法令上の要件を満たす場合に限られ、運転者の主観的な緊急性では認められません。
問93-3

道路交通法第26条が定める車間距離の保持に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①車間距離は、時速から15を引いた数値のメートルと法令上定められている
  • ②高速自動車国道を通行するときに限り、車間距離の保持義務が生じる
  • ③前車が急に停止しても追突を避けられる必要な距離を保たなければならない
  • ④前車との車間距離は、走行する道路の幅員に応じて数値で決められている
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正解 ③前車が急に停止しても追突を避けられる必要な距離を保たなければならない
解説
道路交通法第26条は、車両等は同一の進路を進行している前車の直後を進行するときは、前車が急に停止した場合においてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を保たなければならないと定めています。必要な距離は速度、路面の状態、積載の状況、車両の制動性能等によって変化するため、条文は具体的な数値を示していません。旅客自動車は車両重量が大きく制動距離が伸びやすいため、より余裕のある車間距離が求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「車間距離は、時速から15を引いた数値のメートルと法令上定められている」は誤りで、これは実務上の目安として紹介されることのある考え方にすぎず、法令が定めた数値ではありません。「高速自動車国道を通行するときに限り、車間距離の保持義務が生じる」も誤りで、同条は道路の種類を限定していません。一般道路でも同様に義務が課されます。「前車との車間距離は、走行する道路の幅員に応じて数値で決められている」も誤りで、幅員を基準とする数値規定は存在しません。
問103-3

高速自動車国道以外の自動車専用道路における自動車の法定最高速度として、正しいものはどれか。

  • ①標識による指定がなければ、時速60キロメートルとなる
  • ②標識による指定がなければ、時速80キロメートルとなる
  • ③標識による指定がなければ、時速100キロメートルとなる
  • ④標識による指定がなければ、時速50キロメートルとなる
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正解 ①標識による指定がなければ、時速60キロメートルとなる
解説
法定最高速度が時速100キロメートル等とされているのは高速自動車国道の本線車道等であり、これに当たらない自動車専用道路は一般道路と同じ扱いとなるため、標識等による指定がなければ自動車の法定最高速度は時速60キロメートルです。都市高速道路のように高速道路と呼ばれていても高速自動車国道ではない路線があるため、名称ではなく道路の法的な区分と標識の表示によって適用される速度を判断する必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「標識による指定がなければ、時速80キロメートルとなる」は誤りで、80キロメートルはけん引自動車等について高速自動車国道で適用される速度であり、自動車専用道路の法定速度ではありません。「標識による指定がなければ、時速100キロメートルとなる」も誤りで、これは高速自動車国道の本線車道等に適用される数値です。自動車専用道路には当然には適用されません。「標識による指定がなければ、時速50キロメートルとなる」も誤りで、50キロメートルは高速自動車国道の法定最低速度に用いられる数値です。

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