2026年版・5-2

鑑別:試験器具・測定器具の使い方の一問一答

消防設備士甲種4類「実技(鑑別・製図)対策」から、鑑別:試験器具・測定器具の使い方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-2

定温式スポット型感知器が正常に作動するかどうかを現場で確かめる作動試験に用いる器具として、最も適切なものはどれか。

  • ①加熱試験器
  • ②加煙試験器
  • ③減光フィルター
  • ④マノメーター
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正解 ①加熱試験器
解説
定温式スポット型感知器は周囲の温度が公称作動温度以上になったときに作動する熱感知器です。したがって作動試験では、感知器の下面に加熱試験器をあてて実際に熱を加え、火災信号が受信機に届くかどうかを確かめます。加熱試験器は棒の先に加熱部が付いた器具で、天井が高い場所では支持棒(延長棒)を継ぎ足して用います。差動式スポット型感知器の作動試験にも同じ加熱試験器を使います。

他の選択肢が不適切な理由
加煙試験器は煙感知器に煙を送り込んで作動を確かめる器具であり、熱感知器の試験には使えません。減光フィルターは光電式分離型感知器の光軸に入れて減光量を与える器具です。マノメーター(水高計)は差動式分布型感知器(空気管式)の試験で空気圧を水柱の高さとして読み取る器具であり、熱を加える器具ではありません。
問25-2

光電式スポット型の煙感知器が正常に作動するかどうかを現場で確かめる作動試験に用いる器具として、最も適切なものはどれか。

  • ①加熱試験器
  • ②加煙試験器
  • ③騒音計
  • ④マノメーター
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正解 ②加煙試験器
解説
光電式スポット型煙感知器は、検出室に入った煙が光を散乱させることを利用して火災を検知します。したがって作動試験では、感知器に実際に煙を送り込む必要があり、そのための器具が加煙試験器です。感知器を覆うカップ状の部分に発煙剤を入れ、煙を検出室へ送って火災信号が発せられるかを確認します。試験後に感知器の内部へ煙が残っていると復旧しにくいため、十分に換気してから受信機を復旧させます。

他の選択肢が不適切な理由
加熱試験器は熱感知器に熱を加える器具であり、煙感知器の作動試験には使えません。騒音計は地区音響装置の音圧を測定する器具です。マノメーター(水高計)は差動式分布型感知器(空気管式)の空気圧を水柱の高さで読み取る器具であり、煙を発生させる器具ではありません。
問35-2

差動式分布型感知器(空気管式)の流通試験や接点水高試験を行うときに用いる器具の組合せとして、最も適切なものはどれか。

  • ①減光フィルターと騒音計
  • ②加熱試験器と絶縁抵抗計
  • ③空気注入試験器とマノメーター
  • ④接地抵抗計と回路計
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正解 ③空気注入試験器とマノメーター
解説
差動式分布型感知器(空気管式)の試験では、空気管に一定量の空気を送り込み、そのときの圧力を水柱の高さとして読み取ります。空気を送り込む器具が空気注入試験器(テストポンプ)、圧力を水柱の高さで読む器具がマノメーター(水高計)です。この2つを検出部の試験孔に接続して、火災作動試験・作動継続試験・流通試験・接点水高試験などを行います。

他の選択肢が不適切な理由
加熱試験器は熱感知器に熱を加える器具、絶縁抵抗計は電路と大地との間の絶縁抵抗を測る器具で、いずれも空気管の試験には用いません。減光フィルターは光電式分離型感知器の試験に、騒音計は地区音響装置の音圧測定に用います。接地抵抗計は接地工事の抵抗値を、回路計(テスター)は電圧・電流・抵抗を測る器具です。
問45-2

差動式分布型感知器(空気管式)について行う接点水高試験の目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①空気管に詰まりや漏れが生じていないかを確かめる
  • ②地区音響装置の音圧が規定の値に達しているかを確かめる
  • ③受信機の予備電源が規定の容量を保っているかを確かめる
  • ④検出部の接点の間隔が適正であるかどうかを確かめる
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正解 ④検出部の接点の間隔が適正であるかどうかを確かめる
解説
接点水高試験は、検出部のダイヤフラムの接点が閉じるときの空気圧を、マノメーターの水柱の高さ(水高)として読み取る試験です。空気注入試験器で少しずつ空気を送り込み、接点が閉じた瞬間の水高を測って、その値が感知器ごとに定められた範囲に入っているかを判定します。水高が低すぎれば接点の間隔が狭く非火災報の原因になり、高すぎれば接点の間隔が広く火災時に作動が遅れるおそれがあります。つまり接点の間隔が適正かどうかを確かめる試験です。

他の選択肢が不適切な理由
空気管の詰まりや漏れを調べるのは流通試験です。受信機の予備電源の容量を調べるのは予備電源試験です。地区音響装置の音圧を調べるのは騒音計を用いた音圧測定であり、いずれも接点水高試験の目的ではありません。
問55-2

自動火災報知設備の感知器回路の電路と大地との間の絶縁抵抗を測定するときに用いる絶縁抵抗計の電圧として、正しいものはどれか。

  • ①直流250V
  • ②直流125V
  • ③直流500V
  • ④交流100V
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正解 ①直流250V
解説
消防法施行規則24条1号ロでは、自動火災報知設備の絶縁抵抗は直流250Vの絶縁抵抗計(メガー)で測った値によることと定められています。感知器回路(電源回路を除く)と大地との間、およびその配線相互の間の絶縁抵抗は、一の警戒区域ごとに0.1MΩ以上であることが必要です。電源回路については、対地電圧が150V以下なら0.1MΩ以上、150Vを超えるなら0.2MΩ以上とされています。絶縁抵抗が下がっていると、漏電による非火災報や機能停止の原因になるため、点検で必ず確認します。

他の選択肢が不適切な理由
交流100Vは商用電源の電圧であり、絶縁抵抗計の測定電圧ではありません。直流125Vは絶縁抵抗計の定格として実際に存在しますが、規則が自動火災報知設備の配線について定める測定電圧は250Vであって125Vではありません。直流500Vは、感知器そのものの端子間・充電部と金属製外箱の間の絶縁抵抗試験(50MΩ以上)などに用いる定格であり、設置後の配線の測定に用いる値ではありません。
問65-2

地区音響装置(ベル)の音圧を騒音計で測定する場合の測定位置と、満たすべき音圧の値の組合せとして正しいものはどれか。ただし、音声によるものを除く。

  • ①1m離れた位置で70dB以上
  • ②1m離れた位置で90dB以上
  • ③3m離れた位置で90dB以上
  • ④3m離れた位置で70dB以上
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正解 ②1m離れた位置で90dB以上
解説
地区音響装置は、建物の中にいる人へ火災の発生を知らせるためのものなので、十分な大きさの音が出ている必要があります。消防法施行規則24条5号イでは、取り付けられた音響装置の中心から1m離れた位置で90dB(デシベル)以上であることとされています。音声によって警報を発するものについては、同条5号の2イで92dB以上とされています。点検では騒音計をこの位置に構えて測定します。

他の選択肢が不適切な理由
70dBは、規則が地区音響装置の音圧として定めている値ではありません。測定位置についても、規則が定めるのは音響装置の中心から1m離れた位置であり、3mとするものはいずれも誤りです。基準を満たさない場合は、音響装置の増設や設置位置の見直しが必要になります。

「1mで90dB、音声なら92dB」と対で覚えるとよいでしょう。
問75-2

受信機の導通試験装置を用いずに、感知器回路の断線の有無や配線の抵抗値を現場で確かめたいときに用いる器具として、最も適切なものはどれか。

  • ①接地抵抗計
  • ②騒音計
  • ③回路計(テスター)
  • ④加煙試験器
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正解 ③回路計(テスター)
解説
回路計(テスター)は、直流・交流の電圧、電流、抵抗などを1台で測ることができる器具です。感知器回路の端子間の抵抗を測れば、終端抵抗まで導通しているか、途中で断線していないかを現場で確かめることができます。受信機側で行う導通試験と組み合わせて、断線している区間を絞り込むときにも用います。抵抗を測る前には必ず回路の電源を断つ点に注意が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
騒音計は地区音響装置の音圧を測る器具で、電気的な導通は測れません。接地抵抗計は接地極と大地との間の抵抗を測る器具であり、感知器回路の断線を調べる用途のものではありません。加煙試験器は煙感知器へ煙を送って作動を確かめる器具で、電気的な測定はできません。
問85-2

差動式分布型感知器(空気管式)について行う流通試験の判定方法として、最も適切なものはどれか。

  • ①感知器を加熱してから接点が閉じるまでの時間を測定する
  • ②受信機の主電源を切ってから予備電源に切り替わる時間を測る
  • ③発信機を押してから地区音響装置が鳴るまでの時間を測定する
  • ④注入した空気の水位が半分まで下がるのに要する時間を測る
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正解 ④注入した空気の水位が半分まで下がるのに要する時間を測る
解説
流通試験は、空気管に詰まり・つぶれ・漏れがないかを調べる試験です。検出部の試験孔に空気注入試験器とマノメーターを接続し、空気を注入してマノメーターの水位を所定の高さまで上昇させます。その後、送気口を開いて空気を抜き、水位が2分の1まで下がるのに要する時間を測ります。この時間が、その空気管の長さに対応してあらかじめ定められた範囲に入っていれば正常と判定します。時間が短ければ漏れ、長ければ詰まりやつぶれが疑われます。

他の選択肢が不適切な理由
感知器を加熱して接点が閉じるまでの時間を測るのは、加熱試験器による作動試験です。主電源から予備電源へ切り替わることを確かめるのは予備電源試験です。発信機を押してから地区音響装置が鳴るまでを確かめるのは同時作動試験などの受信機側の試験であり、いずれも空気管の流通状態を調べる試験ではありません。
問95-2

接地抵抗計(アーステスタ)を用いて測定する対象として、最も適切なものはどれか。

  • ①接地極と大地との間の電気抵抗の値を測定する
  • ②電線と大地との間の絶縁抵抗の値を測定する
  • ③地区音響装置が発する音の大きさの程度を測定する
  • ④感知器回路に流れる電流の大きさを測定する
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正解 ①接地極と大地との間の電気抵抗の値を測定する
解説
接地(アース)は、機器の金属部分に漏電が生じたときに電流を大地へ逃がし、感電や火災を防ぐための工事です。この効果は、地中に埋めた接地極と大地との間の電気抵抗(接地抵抗)が十分小さいことで確保されるため、接地抵抗計を用いてその値を測定し、定められた基準値以下であることを確認します。測定には補助接地棒を地面に打ち込んで行う方法が一般的です。

他の選択肢が不適切な理由
電線と大地との間の絶縁抵抗を測るのは絶縁抵抗計(メガー)であり、接地抵抗計とは目的も測定方法も異なります。音の大きさを測るのは騒音計です。回路に流れる電流を測るのは電流計や回路計(テスター)であり、いずれも接地抵抗計の用途ではありません。

「絶縁抵抗は大きいほどよい、接地抵抗は小さいほどよい」と対で覚えるとよいでしょう。
問105-2

光電式分離型感知器の作動試験で用いる減光フィルターの使い方として、最も適切なものはどれか。

  • ①感知器の下面に押し当てて熱を加え作動を確認する
  • ②受信機の端子に接続して回路の絶縁抵抗を確認する
  • ③送光部と受光部を結ぶ光軸の間に入れて作動を確認する
  • ④空気管の一端に取り付けて空気を注入し作動を確認する
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正解 ③送光部と受光部を結ぶ光軸の間に入れて作動を確認する
解説
光電式分離型感知器は、離れた位置に向かい合わせに設置した送光部と受光部の間の光を、煙が遮って受光量が減ることで火災を検知します。したがって作動試験では、煙の代わりに光を弱める減光フィルターを送光部と受光部を結ぶ光軸の間に差し入れ、規定の減光量を与えたときに火災信号が発せられるかを確かめます。減光フィルターには作動を確認するためのものと、作動してはならない減光量で作動しないことを確かめるためのものがあります。

他の選択肢が不適切な理由
感知器の下面に押し当てて熱を加えるのは加熱試験器の使い方で、熱感知器に用いるものです。受信機の端子に接続して絶縁抵抗を測るのは絶縁抵抗計の使い方です。空気管に空気を注入するのは空気注入試験器の使い方であり、差動式分布型感知器(空気管式)の試験に用いるものです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。