問11-8
消防法第17条の12に定める消防設備士の責務に関する記述として、正しいものはどれか。
- ①業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならない
- ②業務を行った防火対象物の関係者名簿を作成し、保存しなければならない
- ③業務を行うに先立ち、所属する事業者の登録を毎年更新しなければならない
- ④業務に関して知り得た秘密を、消防機関に対して報告しなければならない
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正解
①業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならない
解説
消防法第17条の12は、消防設備士がその業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならないと定めている。免状という国の資格に基づいて人命に直結する設備を扱う以上、法令上の最低基準を満たすだけでなく、技術の向上に努める姿勢が求められるという趣旨の規定である。抽象的な努力義務のように見えるが、これに反する行為は法令違反として免状の返納命令の対象となりうる。
他の選択肢が不適切な理由
「関係者名簿を作成し保存する」義務は消防法に定められていない。「所属する事業者の登録を毎年更新する」という制度も存在せず、消防設備士は個人に付与される資格である。「知り得た秘密を消防機関に報告する」も誤りで、そのような報告義務の規定はなく、むしろ業務上知った事柄を守る姿勢が求められる。
なお同条は具体的な行為を列挙する規定ではないが、手抜き工事や不適切な整備を行った場合には、この責務に反するものとして免状の返納命令につながりうる。
消防法第17条の12は、消防設備士がその業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならないと定めている。免状という国の資格に基づいて人命に直結する設備を扱う以上、法令上の最低基準を満たすだけでなく、技術の向上に努める姿勢が求められるという趣旨の規定である。抽象的な努力義務のように見えるが、これに反する行為は法令違反として免状の返納命令の対象となりうる。
他の選択肢が不適切な理由
「関係者名簿を作成し保存する」義務は消防法に定められていない。「所属する事業者の登録を毎年更新する」という制度も存在せず、消防設備士は個人に付与される資格である。「知り得た秘密を消防機関に報告する」も誤りで、そのような報告義務の規定はなく、むしろ業務上知った事柄を守る姿勢が求められる。
なお同条は具体的な行為を列挙する規定ではないが、手抜き工事や不適切な整備を行った場合には、この責務に反するものとして免状の返納命令につながりうる。