2026年版・7-1

閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「規格」から、閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全530問) 規格の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問17-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格省令における「標示温度」の定義として、正しいものはどれか。
  • ①ヘッドを取り付ける場所の、正常時の最高の周囲温度のこと
  • ②ヘッドが作動する温度として、あらかじめヘッドに表示された温度
  • ③ヘッドから放水される水の温度として、あらかじめ定めた温度のこと
  • ④ヘッドの材料が溶け始める温度として、製造者が測定した温度のこと
答えと解説を見る
正解 ②ヘッドが作動する温度として、あらかじめヘッドに表示された温度
解説
閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術上の規格を定める省令第2条第5号により、標示温度は「ヘッドが作動する温度又はカバーが離脱する温度としてあらかじめ当該ヘッド又はカバーに表示された温度」です。
ヘッドは、取り付ける場所の最高周囲温度に応じて、適切な標示温度のものを選びます(例:最高周囲温度39℃未満なら標示温度79℃未満)。

他の選択肢が誤りである理由
・「ヘッドを取り付ける場所の、正常時の最高の周囲温度のこと」は誤りです。取り付ける場所の正常時の最高の周囲温度は「最高周囲温度」です。
・「ヘッドから放水される水の温度として、あらかじめ定めた温度のこと」は誤りです。放水される水の温度ではありません。
・「ヘッドの材料が溶け始める温度として、製造者が測定した温度のこと」は誤りです。材料が溶け始める温度ではなく、ヘッドが作動する温度として表示された温度です。

覚え方のポイント
標示温度=「ヘッドが作動する温度として表示された温度」。最高周囲温度とは別の言葉です。
問27-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの標示温度の区分と、ヘッドに表示する色別の組合せとして、正しいものはどれか。
  • ①75℃以上121℃未満 ― 白
  • ②60℃未満 ― 赤
  • ③121℃以上162℃未満 ― 黒
  • ④162℃以上200℃未満 ― 青
答えと解説を見る
正解 ①75℃以上121℃未満 ― 白
解説
規格省令第15条第2項により、標示温度の区分に応じた色別は、60℃未満が黒、60℃以上75℃未満が無色、75℃以上121℃未満が白、121℃以上162℃未満が青、162℃以上200℃未満が赤、200℃以上260℃未満が緑、260℃以上が黄です。
作動した後でも標示温度が確認できるよう、見やすい箇所に表示します。

他の選択肢が誤りである理由
・「60℃未満 ― 赤」は誤りです。60℃未満は黒です。赤は162℃以上200℃未満です。
・「121℃以上162℃未満 ― 黒」は誤りです。121℃以上162℃未満は青です。黒は60℃未満です。
・「162℃以上200℃未満 ― 青」は誤りです。162℃以上200℃未満は赤です。青は121℃以上162℃未満です。

覚え方のポイント
色別は低い順に「黒・無・白・青・赤・緑・黄」。「くろ・む・しろ・あお・あか・みどり・き」と唱えて覚えましょう。
問37-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動試験で、ヒュージブルリンク式のヘッドの作動温度の実測値が満たさなければならない範囲として、正しいものはどれか。
  • ①標示温度の95%から115%まで
  • ②標示温度の90%から110%まで
  • ③標示温度の97%から103%まで
  • ④標示温度の100%から120%まで
答えと解説を見る
正解 ③標示温度の97%から103%まで
解説
規格省令第11条第1項により、ヘッドを液槽内に入れ、標示温度より10℃低い温度から1℃毎分以内の割合で温度を上げたとき、作動する温度の実測値は、標示温度の97%から103%まで(グラスバルブを使用するヘッドは95%から115%まで)の範囲内でなければなりません。

他の選択肢が誤りである理由
・「標示温度の95%から115%まで」は誤りです。95%から115%までは、グラスバルブを使用するヘッドの範囲です。
・「標示温度の90%から110%まで」は誤りです。90%から110%までという範囲ではありません。
・「標示温度の100%から120%まで」は誤りです。100%から120%までという範囲ではありません。

覚え方のポイント
作動温度の許容範囲は「ヒュージブルリンク97〜103%」「グラスバルブ95〜115%」。
問47-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱体のうち「グラスバルブ」の説明として、正しいものはどれか。
  • ①易融性の金属で融着された感熱体
  • ②ばねの力で弁を押さえている感熱体
  • ③電気信号で開放する電磁式の感熱体
  • ④ガラス球に液体等を封入した感熱体
答えと解説を見る
正解 ④ガラス球に液体等を封入した感熱体
解説
規格省令第2条第10号により、グラスバルブは「ガラス球の中に液体等を封入した感熱体」です。
火災の熱で中の液体が膨張し、ガラス球が破裂してヘッドが開きます。
これに対し、易融性金属で融着され、又は易融性物質により組み立てられた感熱体は「ヒュージブルリンク」です(同条第9号)。

他の選択肢が誤りである理由
・「易融性の金属で融着された感熱体」は誤りです。易融性金属で融着された感熱体は、ヒュージブルリンクです。
・「ばねの力で弁を押さえている感熱体」は誤りです。ばねの力で弁を押さえている部分は、感熱体の定義ではありません。
・「電気信号で開放する電磁式の感熱体」は誤りです。電気信号で開放する感熱体は、閉鎖型ヘッドの感熱体ではありません。

覚え方のポイント
感熱体は「ヒュージブルリンク=溶ける金属」「グラスバルブ=液体入りのガラス球が割れる」。
問57-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの「デフレクター」の説明として、規格省令に定められているものはどれか。
  • ①放水口から流出する水流を細分させる働きの部分
  • ②ヘッドを配管に取り付けるためのねじの部分
  • ③ヘッドの取付部とデフレクターを結ぶ部分のこと
  • ④火災の熱を受けて破壊又は変形する感熱体のこと
答えと解説を見る
正解 ①放水口から流出する水流を細分させる働きの部分
解説
規格省令第2条第3号により、デフレクターは「放水口から流出する水流を細分させる作用を行うもの」です。
放水口から出た水をデフレクターに当てて細かく散らし、周囲に均一に散水します。
施工の基準でも、デフレクターと取付け面との距離は0.3m以下とされています(消防法施行規則第13条の2第4項)。

他の選択肢が誤りである理由
・「ヘッドを配管に取り付けるためのねじの部分」は誤りです。ヘッドを配管に取り付けるねじは、取付ねじ(管用テーパーおねじ)です。
・「ヘッドの取付部とデフレクターを結ぶ部分のこと」は誤りです。ヘッドの取付部とデフレクターを結ぶ部分は「フレーム」です。
・「火災の熱を受けて破壊又は変形する感熱体のこと」は誤りです。火災の熱で破壊・変形するのは感熱体(ヒュージブルリンク・グラスバルブ)です。

覚え方のポイント
ヘッドの部品は「取付部・フレーム・感熱体・デフレクター」。水を散らすのがデフレクターです。
問67-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格省令で、ヘッドに表示しなければならない事項として定められていないものはどれか。
  • ①製造者名又は商標
  • ②製造年
  • ③標示温度
  • ④設置年月日
答えと解説を見る
正解 ④設置年月日
解説
規格省令第15条第1項により、ヘッドには、製造者名又は商標、製造年、標示温度、取付け方向、感度種別が一種のものは「①」又は「QR」、有効散水半径2.6・2.8のものはその数値、小区画型ヘッドは「小」又は「S」と流量定数Kなどを表示します。
設置年月日は、ヘッドの表示事項ではありません(表示するのは製造年です)。

他の選択肢が正しい理由
・「製造者名又は商標」はヘッドに表示しなければならない事項です。
・「製造年」はヘッドに表示しなければならない事項です。
・「標示温度」はヘッドに表示しなければならない事項です(あわせて色別も表示します)。

覚え方のポイント
ヘッドの表示は「製造者・製造年・標示温度・取付け方向・一種なら①かQR・小区画型なら小かS」。
問77-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドの強度試験で、所定の温度に30日間放置した後に加える静水圧力の基準として、規格省令に定められているものはどれか。
  • ①1.0MPaの静水圧力を1分間加えて漏水しない
  • ②3.5MPaの静水圧力を3分間加えて漏水しない
  • ③2.5MPaの静水圧力を5分間加えて漏水しない
  • ④0.7MPaの静水圧力を10分間加えて漏水しない
答えと解説を見る
正解 ③2.5MPaの静水圧力を5分間加えて漏水しない
解説
規格省令第5条第1項により、ヘッドは、標示温度の区分に応じた試験温度又は標示温度より15℃低い温度のいずれか低い温度に30日間放置した後、2.5MPaの静水圧力を5分間加えても漏水しないものでなければなりません。
振動試験・水撃試験の後にも、2.5MPaの圧力を5分間加えて漏水しないことを確認します(第9条・第10条)。

他の選択肢が誤りである理由
・「1.0MPaの静水圧力を1分間加えて漏水しない」は誤りです。1.0MPa・1分間という基準ではありません。
・「3.5MPaの静水圧力を3分間加えて漏水しない」は誤りです。3.5MPaは、水撃試験で加える圧力変動の上限の値です。
・「0.7MPaの静水圧力を10分間加えて漏水しない」は誤りです。0.7MPa・10分間という基準ではありません。

覚え方のポイント
ヘッドの耐圧は「2.5MPa・5分間・漏水なし」。強度試験・振動試験・水撃試験の後に共通する確認です。
問87-1
呼び15の閉鎖型スプリンクラーヘッドの放水量試験で、Q=K√(10P) の流量定数Kの値(許容範囲の中心値)として、規格省令に定められているものはどれか。
  • ①50
  • ②80
  • ③114
  • ④130
答えと解説を見る
正解 ②80
解説
規格省令第13条により、ヘッドは放水圧力0.1MPaにおける全放水量を測定した場合に、Q=K√(10P) のKの値が、呼びの区分に応じた許容範囲内になければなりません。
Kの値は、呼び10が50、呼び15が80、呼び20が114で、いずれも±5%が許容範囲です。
呼び15のヘッドを0.1MPaで放水すると Q=80×√1=80L/min となり、スプリンクラー設備の放水性能(0.1MPaで80L/min以上)と一致します。

他の選択肢が誤りである理由
・「50」は誤りです。50は呼び10のヘッドの流量定数です(0.1MPaで50L/minとなり、小区画型ヘッドを用いる設備に求められる放水量と同じ数値です)。
・「114」は誤りです。114は呼び20のヘッドの流量定数で、ラック式倉庫の放水量114L/minに対応します。
・「130」は誤りです。130は1号消火栓の放水量(L/min)で、ヘッドの流量定数ではありません。

覚え方のポイント
ヘッドの流量定数は「呼び10=50・呼び15=80・呼び20=114」。0.1MPaでそのままL/minの放水量になります。
問97-1
標示温度が96℃の閉鎖型スプリンクラーヘッドについて、規格省令の式 ta=0.9tm-27.3 で求めた最高周囲温度に最も近いものはどれか。
  • ①約39℃
  • ②約69℃
  • ③約86℃
  • ④約59℃
答えと解説を見る
正解 ④約59℃
解説
規格省令第2条第6号により、最高周囲温度は ta=0.9tm-27.3(ta:最高周囲温度、tm:ヘッドの標示温度)で求めます。ただし、標示温度が75℃未満のものは39℃とされています。
tm=96℃ を代入すると、ta=0.9×96-27.3=86.4-27.3=59.1℃ となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「約39℃」は誤りです。約39℃は、標示温度が75℃未満のヘッドの最高周囲温度です。
・「約69℃」は誤りです。約69℃は、0.9を掛けずに 96-27.3 と計算した値です。
・「約86℃」は誤りです。約86℃は、0.9×96 の値で、27.3を引いていません。

覚え方のポイント
最高周囲温度=「0.9×標示温度-27.3」(75℃未満のヘッドは39℃)。
問107-1
閉鎖型スプリンクラーヘッドのうち「側壁型ヘッド」の説明として、規格省令に定められているものはどれか。
  • ①加圧された水を、ヘッドの軸心を中心とした半円上に均一に分散するもの
  • ②加圧された水を、ヘッドの軸心を中心とした円上に均一に分散するヘッド
  • ③加圧された水を、天井面にだけ噴き付けるように分散させるヘッドのこと
  • ④火災を感知すると、可動部を回して放水範囲を変えることのできるヘッド
答えと解説を見る
正解 ①加圧された水を、ヘッドの軸心を中心とした半円上に均一に分散するもの
解説
規格省令第2条第2号により、側壁型ヘッドは「加圧された水をヘッドの軸心を中心とした半円上に均一に分散するヘッド」です。
壁に取り付けて、前方の半円の範囲に散水します。
円上に均一に分散するのは標準型ヘッド(同条第1号)です。

他の選択肢が誤りである理由
・「加圧された水を、ヘッドの軸心を中心とした円上に均一に分散するヘッド」は誤りです。円上に均一に分散するのは標準型ヘッドです。
・「加圧された水を、天井面にだけ噴き付けるように分散させるヘッドのこと」は誤りです。天井面だけに噴き付けるヘッド、という定義はありません。
・「火災を感知すると、可動部を回して放水範囲を変えることのできるヘッド」は誤りです。放水範囲を変えられるのは、放水型ヘッド等の可動式ヘッドです。

覚え方のポイント
「標準型=円」「側壁型=半円」「小区画型=標準型のうち、決められた範囲と壁面に散水するもの」。

消防設備士甲種1類の対策問題(全530問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人消防試験研究センター及び総務省消防庁とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】