2026年版・5-10

補助散水栓の設置と構造の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「構造・機能・工事・整備(機械)」から、補助散水栓の設置と構造に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問15-10
スプリンクラー設備の補助散水栓に関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①屋内消火栓設備の代わりに必ず設け、ヘッドのある部分を重ねて警戒する設備である
  • ②消防隊が到着後に使うための放水口で、ホースは消防隊が持ち込んで接続するもの
  • ③スプリンクラー設備に附属して設け、主にヘッドのない部分を人が放水して警戒する
  • ④スプリンクラーヘッドが作動しない場合に、自動的に放水を始める予備の散水装置
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正解 ③スプリンクラー設備に附属して設け、主にヘッドのない部分を人が放水して警戒する
解説
補助散水栓は、スプリンクラー設備に設けることができる、人がホースで放水する設備です(令第12条第2項第8号)。
スプリンクラーヘッドを設けなくてもよい部分(階段・浴室・便所など)が生じたとき、その部分を警戒するために設けます。
水はスプリンクラー設備の配管から供給され、2号消火栓とほぼ同じ放水性能が求められます。

他の選択肢が誤りである理由
・「屋内消火栓設備の代わりに必ず設け、ヘッドのある部分を重ねて警戒する設備である」は誤りです。補助散水栓は「設けることができる」もので、必ず設けるものではありません。主にヘッドのない部分を警戒します。
・「消防隊が到着後に使うための放水口で、ホースは消防隊が持ち込んで接続するもの」は誤りです。消防隊が使う放水口は、連結送水管の放水口です。補助散水栓には、ホースとノズルが備え付けられています。
・「スプリンクラーヘッドが作動しない場合に、自動的に放水を始める予備の散水装置」は誤りです。補助散水栓は、人が開閉弁を開いて放水するものです。自動で放水を始める装置ではありません。

覚え方のポイント
補助散水栓=スプリンクラー設備の「ヘッドのない部分」を人が守る、2号消火栓のような設備。
問25-10
補助散水栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分から一のホース接続口までの水平距離がいくら以下となるように設けなければならないか(スプリンクラーヘッドが設けられている部分を除く)。
  • ①10m
  • ②15m
  • ③25m
  • ④40m
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正解 ②15m
解説
補助散水栓は、その階の各部分から一のホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設けます(規則第13条の6第4項第1号)。
スプリンクラーヘッドが設けられている部分に補助散水栓を設ける場合は、この限りではありません。
15mは、2号消火栓と同じ値です。

他の選択肢が誤りである理由
・「10m」は誤りです。10mは、補助散水栓の灯火を識別できる距離の値です。
・「25m」は誤りです。25mは、1号消火栓や広範囲型2号消火栓の水平距離です。
・「40m」は誤りです。40mは、屋外消火栓の水平距離です。

覚え方のポイント
補助散水栓は2号消火栓と同じく「水平距離15m・0.25MPa・60L/min」。
問35-10
補助散水栓の放水性能として、規則に定められているものはどれか。
  • ①放水圧力0.17MPa以上・放水量130L/min以上
  • ②放水圧力0.25MPa以上・放水量60L/min以上
  • ③放水圧力0.1MPa以上・放水量80L/min以上
  • ④放水圧力0.35MPa以上・放水量350L/min以上
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正解 ②放水圧力0.25MPa以上・放水量60L/min以上
解説
補助散水栓は、その階のすべての補助散水栓(2個を超えるときは2個)を同時に使用した場合に、それぞれのノズルの先端で、放水圧力0.25MPa以上・放水量60L/min以上の性能が必要です(規則第13条の6第4項第2号)。
この値は、2号消火栓の放水性能と同じです。

他の選択肢が誤りである理由
・「放水圧力0.17MPa以上・放水量130L/min以上」は誤りです。0.17MPa以上・130L/min以上は、1号消火栓の放水性能です。
・「放水圧力0.1MPa以上・放水量80L/min以上」は誤りです。0.1MPa以上・80L/min以上は、標準型のスプリンクラーヘッドの放水性能です。
・「放水圧力0.35MPa以上・放水量350L/min以上」は誤りです。屋外消火栓の放水性能は0.25MPa以上・350L/min以上で、放水圧力は0.35MPaではありません。補助散水栓の性能とも違います。

覚え方のポイント
1号0.17MPa・130L、2号と補助散水栓0.25MPa・60L、屋外0.25MPa・350L、ヘッド0.1MPa・80L。
問45-10
ある階に補助散水栓が4個あり、隣接する補助散水栓のホース接続口相互の水平距離は、いずれも30mを超えている。放水性能を確かめるときに同時に使用する補助散水栓の個数として正しいものはどれか。
  • ①1個
  • ②2個
  • ③3個
  • ④4個
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正解 ①1個
解説
補助散水栓の放水性能は、その階のすべての補助散水栓(2個を超えるときは2個)を同時に使用した場合で確かめます。
ただし、隣接する補助散水栓のホース接続口相互の水平距離が30mを超える場合は、1個とします(規則第13条の6第4項第2号)。
離れた位置にある補助散水栓を同時に使うことは考えにくいためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「2個」は誤りです。2個は、隣接する補助散水栓の間の水平距離が30m以下の場合の個数です。
・「3個」は誤りです。3個という個数は、規則に定められていません。上限は2個です。
・「4個」は誤りです。4個は、設置個数そのもので、2個を超えるときは2個(30m超なら1個)とします。

覚え方のポイント
同時に使う個数は「最大2個」、隣どうしが30m超なら「1個」。
問55-10
補助散水栓の開閉弁の位置について、正しいものはどれか。
  • ①床面からの高さ0.8m以上1.5m以下の位置に、必ず手動式で設ける
  • ②床面からの高さ1.5m以上2.0m以下の位置に、いたずら防止のため設ける
  • ③天井だけに設けるものとし、床面から1.5m以下の位置には設けない
  • ④床面からの高さ1.5m以下の位置か、天井(自動式のものに限る)に設ける
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正解 ④床面からの高さ1.5m以下の位置か、天井(自動式のものに限る)に設ける
解説
補助散水栓の開閉弁は、床面からの高さが1.5m以下の位置又は天井に設けます(規則第13条の6第4項第5号)。
天井に設ける場合は、その開閉弁は自動式のものとしなければなりません。
天井に設けたときは、ホースを降下させる装置の上部などに、識別のための赤色の灯火を設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「床面からの高さ0.8m以上1.5m以下の位置に、必ず手動式で設ける」は誤りです。0.8m以上1.5m以下は、スプリンクラー設備の制御弁を設ける高さです。開閉弁は天井にも設けられます。
・「床面からの高さ1.5m以上2.0m以下の位置に、いたずら防止のため設ける」は誤りです。1.5m以上の高い位置は、とっさの操作がしにくくなります。開閉弁は1.5m以下(又は天井)です。
・「天井だけに設けるものとし、床面から1.5m以下の位置には設けない」は誤りです。床面から1.5m以下の位置に設けるのが原則で、天井だけに限られるわけではありません。

覚え方のポイント
開閉弁は「1.5m以下か天井(天井なら自動式)」。制御弁の「0.8〜1.5m」と区別します。
問65-10
補助散水栓箱の表面に表示しなければならない文字として、規則に定められているものはどれか。
  • ①消火栓
  • ②消火用散水栓
  • ③ホース格納箱
  • ④補助放水口
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正解 ②消火用散水栓
解説
補助散水栓箱には、その表面に「消火用散水栓」と表示します(規則第13条の6第4項第3号イ)。

他の選択肢が誤りである理由
・「消火栓」は誤りです。「消火栓」は、屋内消火栓箱の表面に表示する文字です。
・「ホース格納箱」は誤りです。「ホース格納箱」は、屋外消火栓箱の表面に表示する文字です。
・「補助放水口」は誤りです。「補助放水口」という表示は、規則に定められていません。

覚え方のポイント
箱の表示:屋内消火栓「消火栓」、屋外消火栓箱「ホース格納箱」、補助散水栓箱「消火用散水栓」。
問75-10
補助散水栓の上部に設ける赤色の灯火について、正しいものはどれか(開閉弁を天井に設ける場合を除く)。
  • ①取付け面と45度以上の角度となる方向に沿って5m離れたところから容易に識別できる
  • ②取付け面と直角の方向から20m離れたところで、床面の高さから容易に識別できる
  • ③取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れたところから容易に識別できる
  • ④取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って30m離れたところから容易に識別できる
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正解 ③取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れたところから容易に識別できる
解説
補助散水栓の上部には、取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れたところから容易に識別できる赤色の灯火を設けます(規則第13条の6第4項第3号ロ)。
屋内消火栓の赤色の灯火と同じ「15度・10m」の基準です。

他の選択肢が誤りである理由
・「取付け面と45度以上の角度となる方向に沿って5m離れたところから容易に識別できる」は誤りです。45度・5mという基準は定められていません。
・「取付け面と直角の方向から20m離れたところで、床面の高さから容易に識別できる」は誤りです。直角の方向から20mという基準は定められていません。
・「取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って30m離れたところから容易に識別できる」は誤りです。30mは、隣接する補助散水栓の距離に関する数値で、灯火の識別距離ではありません。

覚え方のポイント
赤色の灯火は「15度以上・10m」。屋内消火栓・補助散水栓に共通です。
問85-10
補助散水栓を設けたスプリンクラー設備で、ポンプの全揚程の決め方として正しいものはどれか。
  • ①スプリンクラー設備の式による値と補助散水栓側の式による値を合計した値以上
  • ②スプリンクラー設備の式による値だけで決め、補助散水栓は考えない
  • ③補助散水栓側の式による値だけで決め、スプリンクラー設備は考えない
  • ④スプリンクラー設備の式による値と補助散水栓側の式による値の大きい方以上
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正解 ④スプリンクラー設備の式による値と補助散水栓側の式による値の大きい方以上
解説
補助散水栓を設置する場合、加圧送水装置のポンプの全揚程は、スプリンクラー設備の式により求めた値と、2号消火栓の例により求めた値のうち、いずれか大きい方の値以上とします(規則第14条第1項第11号ただし書)。
どちらを使った場合でも必要な放水圧力が得られるようにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「スプリンクラー設備の式による値と補助散水栓側の式による値を合計した値以上」は誤りです。2つの値を合計すると、必要以上に大きな全揚程になります。規則は「大きい方」としています。
・「スプリンクラー設備の式による値だけで決め、補助散水栓は考えない」は誤りです。補助散水栓のノズルで0.25MPaを得るには、スプリンクラー設備の式だけでは足りない場合があります。
・「補助散水栓側の式による値だけで決め、スプリンクラー設備は考えない」は誤りです。スプリンクラーヘッドの放水性能も確保しなければならないため、補助散水栓側の値だけでは決めません。

覚え方のポイント
補助散水栓があるときの全揚程=「SPの式」と「2号消火栓の式」の大きい方。
問95-10
補助散水栓の開閉弁を開いて放水したときの警報について、正しいものはどれか。
  • ①補助散水栓の開閉弁を開放したときも、自動警報装置が警報を発するようにする
  • ②補助散水栓を開くとポンプは起動するが、自動警報装置は作動しないものとする
  • ③補助散水栓の開放による警報は、補助散水栓箱の表示灯の点滅で代えられる
  • ④開閉弁を天井に設けた補助散水栓に限り、開放時に自動警報装置が警報を発する
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正解 ①補助散水栓の開閉弁を開放したときも、自動警報装置が警報を発するようにする
解説
スプリンクラー設備の自動警報装置は、スプリンクラーヘッドの開放又は補助散水栓の開閉弁の開放により警報を発するものとします(規則第14条第1項第4号イ)。
補助散水栓は、スプリンクラー設備の配管から水を受けるため、放水すると流水検知装置などが作動して警報が出ます。

他の選択肢が誤りである理由
・「補助散水栓を開くとポンプは起動するが、自動警報装置は作動しないものとする」は誤りです。ポンプが起動するだけでなく、補助散水栓の開閉弁の開放によっても自動警報装置が警報を発するようにしなければなりません。
・「補助散水栓の開放による警報は、補助散水栓箱の表示灯の点滅で代えられる」は誤りです。表示灯の点滅で代えることはできません。補助散水栓の開閉弁を開いたときも、スプリンクラー設備の自動警報装置が警報を発するようにします。
・「開閉弁を天井に設けた補助散水栓に限り、開放時に自動警報装置が警報を発する」は誤りです。開閉弁を設ける位置(床面から1.5m以下か天井か)にかかわらず、補助散水栓の開閉弁を開いたときは自動警報装置が警報を発するようにします。

覚え方のポイント
自動警報装置は「ヘッドの開放」と「補助散水栓の開閉弁の開放」の両方で鳴ります。
問105-10
補助散水栓に備える消防用ホースの長さについて、正しいものはどれか(スプリンクラーヘッドが設けられている部分に設ける場合を除く)。
  • ①ホース接続口からの水平距離25mの範囲内の当該階の各部分に有効に放水できる長さ
  • ②ホースの長さに関係なく、呼称25の消防用ホースを1本備えておけばよい
  • ③ホース接続口からの水平距離15mの範囲内の当該階の各部分に有効に放水できる長さ
  • ④ホース接続口からの歩行距離40mの範囲内の各部分に有効に放水できる長さ
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正解 ③ホース接続口からの水平距離15mの範囲内の当該階の各部分に有効に放水できる長さ
解説
補助散水栓を設置する階の消防用ホースの長さは、補助散水栓のホース接続口からの水平距離が15mの範囲内の当該階の各部分に有効に放水することができる長さとします(規則第13条の6第4項第6号ロ)。
設置の基準(水平距離15m以下)と対応しています。

他の選択肢が誤りである理由
・「ホース接続口からの水平距離25mの範囲内の当該階の各部分に有効に放水できる長さ」は誤りです。水平距離25mは、1号消火栓や広範囲型2号消火栓のホースの長さの基準です。
・「ホースの長さに関係なく、呼称25の消防用ホースを1本備えておけばよい」は誤りです。ホースは、水平距離15mの範囲に有効に放水できる長さが必要で、本数だけでは決まりません。
・「ホース接続口からの歩行距離40mの範囲内の各部分に有効に放水できる長さ」は誤りです。補助散水栓のホースの基準は歩行距離ではなく水平距離で、40mではなく15mです。

覚え方のポイント
ホースの長さは「設置の水平距離と同じ範囲に届く長さ」。補助散水栓は15m。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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