2026年版・4-3

交流回路(実効値・インピーダンス・力率)の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「基礎的知識(電気)」から、交流回路(実効値・インピーダンス・力率)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問14-3
実効値100Vの正弦波交流電圧の最大値として、最も近いものはどれか。
  • ①約71V
  • ②約100V
  • ③約200V
  • ④約141V
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正解 ④約141V
解説
正弦波交流では、最大値=実効値×√2 の関係があります。
100V×√2≒100×1.414≒141V となります。
家庭のコンセントの「100V」や、電圧計・電流計の指示は、ふつう実効値です。

他の選択肢が誤りである理由
・「約71V」は誤りです。約71Vは、実効値を√2で割った値です。最大値は実効値より大きくなります。
・「約100V」は誤りです。約100Vは実効値そのもので、最大値ではありません。
・「約200V」は誤りです。約200Vは、実効値を2倍した値です。√2倍が正しい関係です。

覚え方のポイント
「最大値=実効値×√2」「実効値=最大値÷√2」。100Vの最大値は約141Vです。
問24-3
周波数50Hzの交流の周期として、正しいものはどれか。
  • ①0.5秒
  • ②0.02秒
  • ③50秒
  • ④0.2秒
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正解 ②0.02秒
解説
周期Tと周波数fは T=1÷f の関係にあります。
T=1÷50=0.02秒 となります。
周波数50Hzは、1秒間に50回、電圧の向きが行ったり来たりする(50回振動する)ことを表します。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.5秒」は誤りです。0.5秒は、周波数2Hzの周期です。
・「50秒」は誤りです。50秒は、周波数そのものを秒と読み違えた値です。
・「0.2秒」は誤りです。0.2秒は、周波数5Hzの周期です。

覚え方のポイント
「周期=1÷周波数」。東日本は50Hz(周期0.02秒)、西日本は60Hz(周期約0.0167秒)です。
問34-3
コイル(インダクタンス)に交流電圧を加えたとき、周波数を2倍にすると、コイルの誘導性リアクタンスはどうなるか。
  • ①2倍になる
  • ②2分の1になる
  • ③4倍になる
  • ④変わらない
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正解 ①2倍になる
解説
誘導性リアクタンスは XL=2πfL で、周波数fに比例します。
したがって周波数を2倍にすると、XLも2倍になります。
一方、コンデンサの容量性リアクタンスは XC=1÷(2πfC) で、周波数に反比例するため、周波数を2倍にすると2分の1になります。

他の選択肢が誤りである理由
・「2分の1になる」は誤りです。2分の1になるのは、コンデンサの容量性リアクタンスです。
・「4倍になる」は誤りです。誘導性リアクタンスは周波数の1乗に比例するので、4倍にはなりません。
・「変わらない」は誤りです。誘導性リアクタンスは周波数によって変わります。

覚え方のポイント
「コイルは周波数に比例(XL=2πfL)」「コンデンサは周波数に反比例(XC=1/2πfC)」。直流(周波数0)では、コイルはただの導線、コンデンサは電流を通しません。
問44-3
抵抗6Ωと誘導性リアクタンス8Ωを直列に接続した交流回路のインピーダンスとして、正しいものはどれか。
  • ①14Ω
  • ②2Ω
  • ③10Ω
  • ④48Ω
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正解 ③10Ω
解説
抵抗Rとリアクタンスxを直列に接続した回路のインピーダンスは、Z=√(R²+x²) で求めます。
Z=√(6²+8²)=√(36+64)=√100=10Ω となります。
抵抗とリアクタンスは位相が90度ずれているため、単純に足すことはできません。

他の選択肢が誤りである理由
・「14Ω」は誤りです。14Ωは、抵抗とリアクタンスを単純に足した値です。
・「2Ω」は誤りです。2Ωは、抵抗とリアクタンスの差です。
・「48Ω」は誤りです。48Ωは、抵抗とリアクタンスを掛けた値です。

覚え方のポイント
インピーダンスは「√(R²+X²)」。3:4:5(6:8:10)の直角三角形を覚えておくと、計算が速くなります。
問54-3
抵抗6Ωと誘導性リアクタンス8Ωを直列に接続した交流回路の力率として、正しいものはどれか。
  • ①0.75
  • ②0.6
  • ③0.8
  • ④1.33
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正解 ②0.6
解説
直列回路の力率は cosθ=R÷Z(抵抗÷インピーダンス)で求めます。
インピーダンスは Z=√(6²+8²)=10Ω なので、cosθ=6÷10=0.6 です。
力率は、電源から送られた電力のうち、実際に仕事に使われる割合を表し、0〜1の値をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.75」は誤りです。0.75は、6÷8 と抵抗をリアクタンスで割った値です。
・「0.8」は誤りです。0.8は、リアクタンスをインピーダンスで割った値(sinθ)です。
・「1.33」は誤りです。1.33は、8÷6 と計算した値です。力率は1を超えません。

覚え方のポイント
力率=「R÷Z」。インピーダンスの直角三角形の「底辺÷斜辺」です。
問64-3
単相交流回路で、電圧100V、電流10A、力率0.8のときの有効電力として正しいものはどれか。
  • ①1,000W
  • ②600W
  • ③1,250W
  • ④800W
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正解 ④800W
解説
単相交流の有効電力(消費電力)は P=V×I×cosθ で求めます。
P=100V×10A×0.8=800W となります。
V×I=1,000VA は皮相電力、V×I×sinθ=100×10×0.6=600var は無効電力です。

他の選択肢が誤りである理由
・「1,000W」は誤りです。1,000Wは、力率を掛けていない値で、これは皮相電力(1,000VA)です。
・「600W」は誤りです。600Wは無効電力の値(600var)で、有効電力ではありません。
・「1,250W」は誤りです。1,250Wは、力率で割ってしまった値です。

覚え方のポイント
「有効電力=VIcosθ(W)」「無効電力=VIsinθ(var)」「皮相電力=VI(VA)」。単位も合わせて区別します。
問74-3
交流回路における電圧と電流の位相の関係として、正しいものはどれか。
  • ①抵抗だけの回路では、電流は電圧より90度遅れる
  • ②コンデンサだけの回路では、電流は電圧より90度遅れる
  • ③コイルだけの回路では、電流は電圧より90度遅れる
  • ④コイルだけの回路では、電流は電圧と同じ位相になる
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正解 ③コイルだけの回路では、電流は電圧より90度遅れる
解説
コイル(インダクタンス)だけの回路では、電流は電圧より90度(π/2)遅れます。
コンデンサだけの回路では、電流は電圧より90度進みます。
抵抗だけの回路では、電流と電圧は同じ位相(同相)です。

他の選択肢が誤りである理由
・「抵抗だけの回路では、電流は電圧より90度遅れる」は誤りです。抵抗だけの回路では、電流と電圧は同じ位相です。
・「コンデンサだけの回路では、電流は電圧より90度遅れる」は誤りです。コンデンサだけの回路では、電流は電圧より90度進みます。
・「コイルだけの回路では、電流は電圧と同じ位相になる」は誤りです。コイルだけの回路では、電流は電圧より90度遅れます。

覚え方のポイント
「コイルは遅れ、コンデンサは進み、抵抗は同相」。誘導電動機が遅れ力率になるのは、コイルの性質を持つからです。
問84-3
三相交流回路で、線間電圧200V、線電流10A、力率0.8のときの消費電力として、最も近いものはどれか。
  • ①約2.8kW
  • ②約1.6kW
  • ③約3.5kW
  • ④約4.8kW
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正解 ①約2.8kW
解説
三相交流の消費電力は P=√3×V×I×cosθ(V:線間電圧、I:線電流)で求めます。
P=1.732×200×10×0.8≒2,771W≒2.8kW となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「約1.6kW」は誤りです。約1.6kWは、√3を掛けずに単相として計算した値(200×10×0.8)です。
・「約3.5kW」は誤りです。約3.5kWは、力率を掛けずに √3×200×10 と計算した値です。
・「約4.8kW」は誤りです。約4.8kWは、√3の代わりに3を掛けた値です。

覚え方のポイント
三相の電力は「√3VIcosθ」。単相の式に√3(約1.73)を掛けると覚えます。
問94-3
誘導電動機などの負荷による遅れ力率を改善するために、一般に用いられる方法として正しいものはどれか。
  • ①負荷と並列に進相コンデンサをつなぐ
  • ②負荷と直列に大きな抵抗を接続する
  • ③負荷と並列にリアクトル(コイル)を接続する
  • ④電源の周波数をできるだけ高くする
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正解 ①負荷と並列に進相コンデンサをつなぐ
解説
誘導電動機のようにコイルの性質を持つ負荷では、電流が電圧より遅れ、力率が低くなります(遅れ力率)。
負荷と並列に進相コンデンサを接続すると、コンデンサの進み電流が遅れ電流を打ち消し、力率を1に近づけることができます。
力率が改善されると、同じ電力を送るのに必要な電流が小さくなり、電線の損失や電圧降下が減ります。

他の選択肢が誤りである理由
・「負荷と直列に大きな抵抗を接続する」は誤りです。直列に大きな抵抗を入れると、電力の損失が増えるだけで、力率改善の方法としては使われません。
・「負荷と並列にリアクトル(コイル)を接続する」は誤りです。コイルを並列に接続すると、遅れ電流がさらに増え、力率は悪くなります。
・「電源の周波数をできるだけ高くする」は誤りです。周波数を高くすると、コイルのリアクタンスが大きくなり、力率の改善にはなりません。

覚え方のポイント
遅れ力率は「進相コンデンサを並列に」で改善。進み(コンデンサ)で遅れ(コイル)を打ち消します。
問104-3
交流回路の電力に関する単位の組合せとして、正しいものはどれか。
  • ①有効電力 ― VA、皮相電力 ― W、無効電力 ― var
  • ②有効電力 ― var、皮相電力 ― VA、無効電力 ― W
  • ③有効電力 ― W、皮相電力 ― var、無効電力 ― VA
  • ④有効電力 ― W、皮相電力 ― VA、無効電力 ― var
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正解 ④有効電力 ― W、皮相電力 ― VA、無効電力 ― var
解説
有効電力(実際に消費される電力)の単位はW(ワット)、皮相電力(電圧×電流)の単位はVA(ボルトアンペア)、無効電力の単位はvar(バール)です。
これらには、皮相電力²=有効電力²+無効電力² の関係があります。

他の選択肢が誤りである理由
・「有効電力 ― VA、皮相電力 ― W、無効電力 ― var」は誤りです。有効電力と皮相電力の単位が入れ替わっています。
・「有効電力 ― var、皮相電力 ― VA、無効電力 ― W」は誤りです。有効電力と無効電力の単位が入れ替わっています。
・「有効電力 ― W、皮相電力 ― var、無効電力 ― VA」は誤りです。皮相電力と無効電力の単位が入れ替わっています。

覚え方のポイント
「有効=W、無効=var、皮相=VA」。変圧器や発電機の容量は、皮相電力(kVA)で表されます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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