2026年版・3-7

機械要素(せん断・内圧・熱膨張・ねじ・溶接・はり)の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「基礎的知識(機械)」から、機械要素(せん断・内圧・熱膨張・ねじ・溶接・はり)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問13-7
断面積が100mm²のボルトに、軸と直角の向きに5kNのせん断荷重が加わっている。ボルトに生じるせん断応力として正しいものはどれか。
  • ①0.05N/mm²
  • ②20N/mm²
  • ③50N/mm²
  • ④500N/mm²
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正解 ③50N/mm²
解説
せん断応力は、せん断荷重を、荷重を受ける断面積で割って求めます(τ=F÷A)。
5kN=5,000Nなので、τ=5,000÷100=50N/mm² となります。
引張応力と同じく「力÷面積」ですが、力の向きが断面に沿っている点が違います。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.05N/mm²」は誤りです。0.05N/mm²は、kNをNに直さずに5÷100とした値です。
・「20N/mm²」は誤りです。20N/mm²は、断面積を荷重で割った値(100÷5)です。
・「500N/mm²」は誤りです。500N/mm²は、桁を1つ誤った値です。

覚え方のポイント
せん断応力も「荷重÷断面積」。kN→N(×1,000)の換算を忘れないこと。
問23-7
内径100mm、肉厚5mmの薄肉円筒の管に、1MPa(1N/mm²)の内圧が加わっている。管の周方向(円周の向き)に生じる引張応力として正しいものはどれか。
  • ①2.5N/mm²
  • ②5N/mm²
  • ③10N/mm²
  • ④20N/mm²
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正解 ③10N/mm²
解説
内圧を受ける薄肉円筒の周方向の応力は、σ=pD÷(2t)(p:内圧、D:内径、t:肉厚)で求めます。
σ=1×100÷(2×5)=10N/mm² となります。
肉厚が薄いほど、また内径が大きいほど、生じる応力は大きくなります。

他の選択肢が誤りである理由
・「2.5N/mm²」は誤りです。2.5N/mm²は、分母を8tとして計算した値(pD÷8t)です。
・「5N/mm²」は誤りです。5N/mm²は、軸方向の応力(pD÷4t)です。
・「20N/mm²」は誤りです。20N/mm²は、分母の2を忘れて pD÷t とした値です。

覚え方のポイント
薄肉円筒:周方向 pD/2t、軸方向 pD/4t。周方向のほうが2倍大きく、管は縦に裂けやすい。
問33-7
内圧を受ける薄肉円筒の管に生じる応力について、正しいものはどれか。
  • ①周方向の応力は、軸方向の応力の2分の1になる
  • ②周方向の応力と軸方向の応力は、常に等しい
  • ③周方向の応力は、軸方向の応力の4倍になる
  • ④周方向の応力は、軸方向の応力の2倍になる
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正解 ④周方向の応力は、軸方向の応力の2倍になる
解説
薄肉円筒の周方向の応力は pD÷(2t)、軸方向の応力は pD÷(4t) なので、周方向の応力は軸方向の応力の2倍です。
このため、内圧で破裂した管は、軸に沿った向き(縦方向)に裂けることが多くなります。

他の選択肢が誤りである理由
・「周方向の応力は、軸方向の応力の2分の1になる」は誤りです。大小が逆です。周方向のほうが大きくなります。
・「周方向の応力と軸方向の応力は、常に等しい」は誤りです。2つの応力の大きさは異なります。
・「周方向の応力は、軸方向の応力の4倍になる」は誤りです。4倍ではなく2倍です(分母が2tと4tの違い)。

覚え方のポイント
周方向(輪の向き)=pD/2t は軸方向の2倍。だから管は縦に裂ける。
問43-7
長さ10mの鋼管の温度が40℃上昇した。鋼の線膨張係数を1.2×10⁻⁵/℃とするとき、鋼管の伸びとして正しいものはどれか。
  • ①0.48mm
  • ②4.8mm
  • ③48mm
  • ④1.2mm
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正解 ②4.8mm
解説
温度変化による伸びは、ΔL=α×L×Δt(α:線膨張係数、L:元の長さ、Δt:温度変化)で求めます。
L=10m=10,000mm として、ΔL=1.2×10⁻⁵×10,000×40=4.8mm となります。
長い配管では、この伸び縮みを逃がすために伸縮継手などを設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「0.48mm」は誤りです。0.48mmは、桁を1つ小さく誤った値です。
・「48mm」は誤りです。48mmは、桁を1つ大きく誤った値です。
・「1.2mm」は誤りです。1.2mmは、温度上昇を10℃として計算した値です。

覚え方のポイント
熱による伸び=線膨張係数×長さ×温度変化。長さをmmに直してから掛けます。
問53-7
鋼管の接続に用いる「管用テーパおねじ」を表す記号として正しいものはどれか。
  • ①R
  • ②Rc
  • ③G
  • ④M
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正解 ①R
解説
管用テーパねじのうち、おねじは R、めねじは Rc(テーパめねじ)で表します。
管用テーパねじは、ねじ込むほどおねじとめねじが密着するため、シール材と組み合わせて水密性の高い接続ができます。

他の選択肢が誤りである理由
・「Rc」は誤りです。Rc は、管用テーパめねじの記号です。
・「G」は誤りです。G は、管用平行ねじの記号です。
・「M」は誤りです。M は、一般用のメートルねじの記号です。

覚え方のポイント
管用テーパねじ:おねじR・めねじRc。管用平行ねじはG、メートルねじはM。
問63-7
配管の接続に管用テーパねじが用いられる理由として、最も適当なものはどれか。
  • ①ねじ部が先細りなので、締め付けずに差し込むだけで接続できるため
  • ②ねじ込んだあとでも、管を回さずに継手から取り外せるため
  • ③ねじ山が平行なので、何度でも同じ位置で付け外しできるため
  • ④ねじ込むほどおねじとめねじが密着し、水密性を確保しやすいため
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正解 ④ねじ込むほどおねじとめねじが密着し、水密性を確保しやすいため
解説
管用テーパねじは、ねじ部がわずかに先細り(テーパ)になっており、ねじ込むほどおねじとめねじが強く密着します。
そのため、シール材と組み合わせて、水圧のかかる配管の接続で水密性を確保しやすくなります。

他の選択肢が誤りである理由
・「ねじ部が先細りなので、締め付けずに差し込むだけで接続できるため」は誤りです。テーパねじも、ねじ込んで締め付けることで密着させます。差し込むだけで接続できるわけではありません。
・「ねじ込んだあとでも、管を回さずに継手から取り外せるため」は誤りです。管を回さずに取り外せるようにするのは、ユニオンという継手の役割です。テーパねじでつないだ管を外すには、管そのものを回してねじを戻す必要があります。
・「ねじ山が平行なので、何度でも同じ位置で付け外しできるため」は誤りです。ねじ山が平行なのは、管用平行ねじです。テーパねじは先細りになっています。

覚え方のポイント
テーパ=先細り。ねじ込むほど密着するので、水の通る配管の接続に向いています。
問73-7
2枚の鋼板を直角(T字形)や重ね合わせに組み、その角の部分に三角形の断面になるように溶着金属を盛る溶接の名称として正しいものはどれか。
  • ①突合せ溶接
  • ②すみ肉溶接
  • ③プラグ溶接
  • ④スポット溶接
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正解 ②すみ肉溶接
解説
すみ肉溶接は、T字形や重ね合わせに組んだ部材の隅(すみ)の部分に、ほぼ三角形の断面になるように溶着金属を盛る溶接です。

他の選択肢が誤りである理由
・「突合せ溶接」は誤りです。突合せ溶接は、部材の端どうしを突き合わせ、その間(開先)を溶かして一体にする溶接です。
・「プラグ溶接」は誤りです。プラグ溶接は、重ねた板の一方にあけた穴の部分を溶接して接合する方法です。
・「スポット溶接」は誤りです。スポット溶接は、重ねた薄い板を電極ではさみ、電流を流して点状に接合する抵抗溶接です。

覚え方のポイント
隅に三角の盛り=すみ肉溶接、端と端を突き合わせる=突合せ溶接。
問83-7
溶接部の内部に、ガスが抜け切らずに残ってできた小さな空洞(気孔)を何というか。
  • ①アンダーカット
  • ②オーバーラップ
  • ③ブローホール
  • ④溶込み不良
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正解 ③ブローホール
解説
ブローホールは、溶接の際に発生したガスが溶接金属の中に閉じ込められてできる、球状などの空洞(気孔)です。
外からは見えにくく、溶接部の強さを下げる原因になります。

他の選択肢が誤りである理由
・「アンダーカット」は誤りです。アンダーカットは、溶接の止端(へり)に沿って母材が溶けてえぐられ、溝のようになった欠陥です。
・「オーバーラップ」は誤りです。オーバーラップは、溶着金属が母材に溶け込まずに、表面に重なってはみ出した欠陥です。
・「溶込み不良」は誤りです。溶込み不良は、溶接金属が継手の底(ルート)まで十分に溶け込んでいない欠陥です。

覚え方のポイント
内部の気孔=ブローホール、へりのえぐれ=アンダーカット、はみ出し=オーバーラップ。
問93-7
長さ4mの単純ばり(両端を支点で支えたはり)の、左の支点Aから1mの位置に800Nの集中荷重が下向きに加わっている。支点Aの反力として正しいものはどれか(はりの自重は考えない)。
  • ①200N
  • ②400N
  • ③600N
  • ④800N
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正解 ③600N
解説
右の支点Bのまわりの力のモーメントのつり合いを考えます。荷重は支点Bから 4−1=3m の位置にあります。
RA×4=800×3 より、RA=600N となります。
上下の力のつり合いから、RB=800−600=200N で、荷重に近い支点ほど大きな反力を受けます。

他の選択肢が誤りである理由
・「200N」は誤りです。200Nは、支点Bの反力です。
・「400N」は誤りです。400Nは、荷重を2つの支点で等分した値で、荷重がはりの中央にあるときの反力です。
・「800N」は誤りです。800Nは、荷重のすべてを支点Aだけで受けると考えた値です。

覚え方のポイント
反力は「反対側の支点まわりのモーメントのつり合い」で求める。荷重に近い支点ほど反力が大きい。
問103-7
ボルトとナットで部材を締め付けるときに、ナットの下に入れるばね座金(スプリングワッシャー)の主な目的として正しいものはどれか。
  • ①振動によるナットのゆるみを防ぐ
  • ②締め付けたときの水密性を高める
  • ③ボルトとナットを電気的に絶縁する
  • ④ボルトのせん断の強さを高める
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正解 ①振動によるナットのゆるみを防ぐ
解説
ばね座金は、切れ目のある輪をばね状にねじった座金で、締め付けたときのばねの力でナットを押し返し、振動などによるゆるみを防ぎます。

他の選択肢が誤りである理由
・「締め付けたときの水密性を高める」は誤りです。水密性を高めるのは、パッキンやガスケットなどの役割です。
・「ボルトとナットを電気的に絶縁する」は誤りです。電気的に絶縁するのは、絶縁材の座金やスリーブなどで、ばね座金の目的ではありません。
・「ボルトのせん断の強さを高める」は誤りです。ばね座金は、ボルトそのもののせん断の強さを高めるものではありません。

覚え方のポイント
ばね座金=ゆるみ止め。平座金は座面を広げて部材を保護する役割です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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