2026年版・3-4

力・モーメント・仕事と動力の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「基礎的知識(機械)」から、力・モーメント・仕事と動力に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問13-4
ボルトの中心から0.4m離れた柄の位置に、柄と直角に50Nの力を加えてボルトを締めた。このとき、ボルトに加わる力のモーメントとして正しいものはどれか。
  • ①125N・m
  • ②5N・m
  • ③20N・m
  • ④200N・m
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正解 ③20N・m
解説
力のモーメント(回転させる力の大きさ)は、M=F×L(力×回転の中心から力の作用線までの距離)で求めます。
M=50N×0.4m=20N・m となります。
同じ力でも、回転の中心から離れた位置で加えるほど、モーメントは大きくなります。

他の選択肢が誤りである理由
・「125N・m」は誤りです。125N・mは、50÷0.4 と割り算をしてしまった値です。
・「5N・m」は誤りです。5N・mは、距離を0.1mとして計算した値です。
・「200N・m」は誤りです。200N・mは、距離を4mとして計算した値です。

覚え方のポイント
「モーメント=力×腕の長さ」。長いスパナを使うと小さな力で締められるのは、腕の長さが長くなるからです。
問23-4
てこの支点から左に2mの位置に300Nのおもりをつるした。支点から右に3mの位置に下向きの力を加えて、てこを水平につり合わせるのに必要な力として正しいものはどれか。ただし、てこの重さは無視する。
  • ①200N
  • ②450N
  • ③150N
  • ④100N
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正解 ①200N
解説
てこがつり合うのは、支点のまわりの左回りのモーメントと右回りのモーメントが等しいときです。
300N×2m=F×3m より、F=600÷3=200N となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「450N」は誤りです。450Nは、300×3÷2 と距離の比を逆に使った値です。
・「150N」は誤りです。150Nは、300÷2 と計算した値で、距離3mを考えていません。
・「100N」は誤りです。100Nは、300÷3 と計算した値で、距離2mを考えていません。

覚え方のポイント
つり合いは「左回りのモーメント=右回りのモーメント」。力×距離どうしを等しくおいて解きます。
問33-4
1点に、互いに直角な向きに30Nと40Nの力が働いている。この2つの力の合力の大きさとして、正しいものはどれか。
  • ①10N
  • ②50N
  • ③70N
  • ④35N
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正解 ②50N
解説
互いに直角な2つの力の合力は、2つの力を2辺とする長方形の対角線で表されます。
大きさは三平方の定理により、√(30²+40²)=√(900+1,600)=√2,500=50N です。

他の選択肢が誤りである理由
・「10N」は誤りです。10Nは、2つの力の差です。向きが反対の場合の合力です。
・「70N」は誤りです。70Nは、2つの力の和です。向きが同じ場合の合力です。
・「35N」は誤りです。35Nは、2つの力の平均で、合力の求め方ではありません。

覚え方のポイント
直角な2力の合力は「三平方の定理」。3:4:5の比を覚えておくと、すぐに50Nと分かります。
問43-4
質量100kgの物体を、ゆっくりと5mの高さまで持ち上げたときの仕事として、正しいものはどれか。ただし、重力加速度は9.8m/s²とする。
  • ①500J
  • ②9,800J
  • ③980J
  • ④4,900J
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正解 ④4,900J
解説
仕事は W=F×s(力×力の向きに動いた距離)で求めます。
物体を持ち上げるのに必要な力は、物体の重さ 100kg×9.8m/s²=980N です。
W=980N×5m=4,900J となります。これは、物体が得た位置エネルギー mgh と同じ値です。

他の選択肢が誤りである理由
・「500J」は誤りです。500Jは、重力加速度を掛けずに 100×5 と計算した値です。
・「9,800J」は誤りです。9,800Jは、高さを10mとして計算した値です。
・「980J」は誤りです。980Jは物体の重さ(N)の値で、距離5mを掛けていません。

覚え方のポイント
持ち上げる仕事=「mgh」。質量(kg)に9.8を掛けて重さ(N)にするのを忘れないようにしましょう。
問53-4
4,900Jの仕事を10秒間で行ったときの仕事率(動力)として、正しいものはどれか。
  • ①49kW
  • ②4.9W
  • ③49,000W
  • ④490W
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正解 ④490W
解説
仕事率(動力)は P=W÷t(仕事÷時間)で求めます。
P=4,900J÷10s=490J/s=490W となります。
1Wは、1秒間に1Jの仕事をする仕事率です。

他の選択肢が誤りである理由
・「49kW」は誤りです。49kWは49,000Wで、100倍の値です。
・「4.9W」は誤りです。4.9Wは、100分の1の値です。
・「49,000W」は誤りです。49,000Wは、仕事に時間を掛けてしまった値です。

覚え方のポイント
「W(ワット)=J/s」。仕事を時間(秒)で割ります。kWに直すときは1,000で割ります。
問63-4
動滑車1個と定滑車1個を組み合わせて、重さ600Nの荷物をゆっくり引き上げるとき、ロープを引く力として正しいものはどれか。ただし、滑車とロープの重さ及び摩擦は無視する。
  • ①600N
  • ②300N
  • ③200N
  • ④1,200N
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正解 ②300N
解説
動滑車は、荷物を2本のロープで支えるため、ロープを引く力は荷物の重さの2分の1になります。
定滑車は、力の向きを変えるだけで、力の大きさは変わりません。
したがって、600N÷2=300N で引き上げることができます。ただし、ロープを引く長さは荷物が上がる高さの2倍になります。

他の選択肢が誤りである理由
・「600N」は誤りです。600Nは、定滑車だけを使った場合の力です。動滑車があると半分になります。
・「200N」は誤りです。200Nは、荷物を3本のロープで支える組合せと考えた値です。この問題の組合せでは、荷物を支えるロープは2本です。
・「1,200N」は誤りです。1,200Nは、力が2倍になると考えた誤りです。

覚え方のポイント
「定滑車=向きを変える」「動滑車=力が半分(引く長さは2倍)」。仕事の量は変わりません。
問73-4
質量20kgの物体に一定の力を加えたところ、3m/s²の加速度で運動した。加えた力の大きさとして正しいものはどれか。ただし、摩擦などの抵抗は無視する。
  • ①60N
  • ②6.7N
  • ③23N
  • ④196N
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正解 ①60N
解説
ニュートンの運動の第2法則(運動方程式)は F=ma(力=質量×加速度)です。
F=20kg×3m/s²=60N となります。
1Nは、質量1kgの物体に1m/s²の加速度を生じさせる力です。

他の選択肢が誤りである理由
・「6.7N」は誤りです。6.7Nは、質量を加速度で割った値です。
・「23N」は誤りです。23Nは、質量と加速度を足した値です。
・「196N」は誤りです。196Nは、この物体の重さ(20×9.8)の値で、加速度を考えていません。

覚え方のポイント
「F=ma」。重さ(重力)は、この式の a に重力加速度9.8m/s²を入れたものです。
問83-4
床の上にある重さ500Nの物体を水平に引いて動かし始めるのに必要な力として、正しいものはどれか。ただし、静止摩擦係数は0.3とする。
  • ①50N
  • ②500N
  • ③150N
  • ④1,667N
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正解 ③150N
解説
最大静止摩擦力は F=μN(摩擦係数×垂直抗力)で求めます。
水平な床では、垂直抗力は物体の重さと等しく500Nなので、F=0.3×500N=150N です。
これより大きな力を加えると、物体は動き始めます。

他の選択肢が誤りである理由
・「50N」は誤りです。50Nは、摩擦係数を0.1として計算した値です。
・「500N」は誤りです。500Nは物体の重さそのもので、摩擦係数を掛けていません。
・「1,667N」は誤りです。1,667Nは、重さを摩擦係数で割った値です。

覚え方のポイント
摩擦力=「摩擦係数×垂直抗力」。動き出すまでの最大静止摩擦力のほうが、動いている間の動摩擦力より大きくなります。
問93-4
ポンプで、吐出量1.2m³/min、全揚程50mの送水を行うときの水動力として、最も近いものはどれか。ただし、水の密度は1,000kg/m³、重力加速度は9.8m/s²とする。
  • ①約0.98kW
  • ②約60kW
  • ③約9.8kW
  • ④約588kW
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正解 ③約9.8kW
解説
ポンプの水動力(水に与える正味の動力)は P=ρgQH で求めます(Q は m³/s)。
Q=1.2m³/min=0.02m³/s なので、P=1,000×9.8×0.02×50=9,800W≒9.8kW です。
実用式では P[kW]=0.163×Q[m³/min]×H[m] を使い、0.163×1.2×50≒9.8kW と求めることもできます。

他の選択肢が誤りである理由
・「約0.98kW」は誤りです。約0.98kWは、桁を1つ小さく計算した値です。
・「約60kW」は誤りです。約60kWは、吐出量と全揚程を掛けただけ(1.2×50)の値です。
・「約588kW」は誤りです。約588kWは、吐出量を分のまま秒に直さずに計算した値です(1,000×9.8×1.2×50)。

覚え方のポイント
水動力は「ρgQH」(Qは毎秒)。分単位のまま計算するなら「0.163×Q×H」。単位の直し忘れが最大の落とし穴です。
問103-4
大きさが等しく向きが反対で、作用線が平行な2つの力の組(偶力)に関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①偶力は物体を回転させる働きだけを持ち、平行移動させる働きは持たない
  • ②偶力の合力は2つの力の和に等しく、物体を一方向に平行移動させる
  • ③偶力のモーメントは、2つの力の作用線の間の距離には関係しない
  • ④偶力は、1つの力に置き換えて、同じ効果を表すことができるものである
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正解 ①偶力は物体を回転させる働きだけを持ち、平行移動させる働きは持たない
解説
偶力は、大きさが等しく向きが反対で、作用線が平行な2つの力の組です。
2つの力の合力は0なので物体を平行移動させる働きはなく、物体を回転させる働きだけを持ちます。
偶力のモーメントは「1つの力の大きさ×2つの作用線の間の距離」で、ハンドルを両手で回すときなどがその例です。

他の選択肢が誤りである理由
・「偶力の合力は2つの力の和に等しく、物体を一方向に平行移動させる」は誤りです。偶力の2つの力は向きが反対なので、合力は0です。平行移動させる働きはありません。
・「偶力のモーメントは、2つの力の作用線の間の距離には関係しない」は誤りです。偶力のモーメントは、作用線の間の距離に比例します。
・「偶力は、1つの力に置き換えて、同じ効果を表すことができるものである」は誤りです。偶力は1つの力に置き換えることはできません(合力が0のため)。

覚え方のポイント
偶力=「回すだけ、動かさない」。消火栓の開閉弁のハンドルを両手で回すときの力が偶力です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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