2026年版・2-4

スプリンクラー設備の技術基準の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「消防関係法令(第1類)」から、スプリンクラー設備の技術基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問12-4
耐火建築物である百貨店に閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型ヘッド。高感度型ヘッドを除く)を設ける場合、天井の各部分から1つのヘッドまでの水平距離として、正しいものはどれか。
  • ①1.7m以下
  • ②2.1m以下
  • ③2.3m以下
  • ④2.6m以下
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正解 ③2.3m以下
解説
消防法施行令第12条第2項第2号イの表により、標準型ヘッドの水平距離は、耐火建築物では2.3m以下、耐火建築物以外の建築物では2.1m以下です。
劇場の舞台部や指定可燃物を貯蔵・取り扱う部分は、1.7m以下とさらに厳しくなります。
高感度型ヘッドは、その性能(有効散水半径)に応じて総務省令で定める距離とされます。

他の選択肢が誤りである理由
・「1.7m以下」は誤りです。1.7m以下は、舞台部や指定可燃物を扱う部分の基準です。
・「2.1m以下」は誤りです。2.1m以下は、耐火建築物以外の建築物の基準です。
・「2.6m以下」は誤りです。2.6m以下は、小区画型ヘッドの水平距離の基準です。

覚え方のポイント
ヘッドの水平距離は「舞台部・指定可燃物1.7、耐火以外2.1、耐火2.3、小区画型2.6(m)」。燃えにくい建物ほど間隔を広くできます。
問22-4
地上8階建ての病院((6)項イ)に、湿式の流水検知装置と閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型ヘッド。高感度型ヘッドを除く)を用いたスプリンクラー設備を設置する。ヘッドの設置個数が十分に多い場合、水源に必要な水量として正しいものはどれか。
  • ①16m³以上
  • ②24m³以上
  • ③12m³以上
  • ④32m³以上
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正解 ①16m³以上
解説
消防法施行規則第13条の6第1項第1号により、標準型ヘッドを用いる場合の水源の水量は「基準となるヘッドの個数×1.6m³」です。
地階を除く階数が10以下の防火対象物(百貨店などを除く)の基準個数は10個なので、10×1.6m³=16m³以上となります。
ヘッドの設置個数が基準個数に満たないときは、その設置個数×1.6m³です。

他の選択肢が誤りである理由
・「24m³以上」は誤りです。24m³は15個分です。15個は、百貨店や11階以上の防火対象物などの基準個数です。
・「12m³以上」は誤りです。12m³は、1.2m³を10倍した値で、標準型ヘッドの1個あたりの水量(1.6m³)を使っていません。
・「32m³以上」は誤りです。32m³は20個分です。20個は、指定可燃物を扱う防火対象物などの基準個数です。

覚え方のポイント
水源=「基準個数×1.6m³」。基準個数は「10階以下10個・11階以上15個・百貨店15個・地下街15個・指定可燃物20個」。
問32-4
閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型ヘッド)を用いるスプリンクラー設備の放水性能の基準として、正しいものはどれか。
  • ①放水圧力0.17MPa以上・放水量130L/min以上
  • ②放水圧力0.1MPa以上・放水量80L/min以上
  • ③放水圧力0.25MPa以上・放水量60L/min以上
  • ④放水圧力0.1MPa以上・放水量50L/min以上
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正解 ②放水圧力0.1MPa以上・放水量80L/min以上
解説
消防法施行規則第13条の6第2項第1号により、標準型ヘッドは、基準となる個数のヘッドを同時に使用した場合に、それぞれの先端で放水圧力0.1MPa以上、放水量80L/min以上(ラック式倉庫は114L/min以上)で放水できる性能が必要です。
水源の1.6m³は、この80L/minで20分間放水できる量(80×20=1,600L)に当たります。

他の選択肢が誤りである理由
・「放水圧力0.17MPa以上・放水量130L/min以上」は誤りです。0.17MPa・130L/minは、1号消火栓の放水性能です。
・「放水圧力0.25MPa以上・放水量60L/min以上」は誤りです。0.25MPa・60L/minは、2号消火栓の放水性能です。
・「放水圧力0.1MPa以上・放水量50L/min以上」は誤りです。0.1MPa・50L/minは、小区画型ヘッドの放水性能です。

覚え方のポイント
スプリンクラーヘッドは「0.1MPa・80L/min(小区画型50L/min)」。ヘッド1個の水源1.6m³=80L/min×20分です。
問42-4
乾式又は予作動式の流水検知装置が設けられたスプリンクラー設備の水源の水量の算定で、基準となるヘッドの個数の扱いとして、正しいものはどれか。
  • ①湿式の場合と同じ個数のままで計算する
  • ②基準となる個数の2.5倍として計算する
  • ③基準となる個数の半分として計算する
  • ④基準となる個数の1.5倍として計算する
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正解 ④基準となる個数の1.5倍として計算する
解説
消防法施行規則第13条の6第1項第1号の括弧書きにより、乾式又は予作動式の流水検知装置が設けられたスプリンクラー設備では、基準となる個数に1.5を乗じて得た個数で水源の水量を計算します。
乾式・予作動式は、ヘッドが開いてから配管に水が満ちて放水が始まるまでに時間がかかり、その間に火災が広がって開放するヘッドが多くなると考えられるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「湿式の場合と同じ個数のままで計算する」は誤りです。湿式と同じではなく、1.5倍の個数で計算します。
・「基準となる個数の2.5倍として計算する」は誤りです。2.5倍ではなく1.5倍です。
・「基準となる個数の半分として計算する」は誤りです。個数を減らすのではなく、1.5倍に増やして計算します。

覚え方のポイント
乾式・予作動式は「放水までに時間がかかる → ヘッドが多く開く → 個数を1.5倍」。理由とセットで覚えましょう。
問52-4
百貨店((4)項、地上5階建て)に閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型ヘッド。高感度型ヘッドを除く)を用いたスプリンクラー設備(湿式)を設置する。ヘッドの設置個数が十分に多い場合、水源に必要な水量として正しいものはどれか。
  • ①16m³以上
  • ②24m³以上
  • ③36m³以上
  • ④20m³以上
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正解 ②24m³以上
解説
消防法施行規則第13条の6第1項第1号の表により、(4)項の百貨店などの基準となるヘッドの個数は15個です。
水源の水量は、15×1.6m³=24m³以上となります。
百貨店は可燃物が多く、多くのヘッドが同時に開くことが想定されるため、10階以下でも15個とされています。

他の選択肢が誤りである理由
・「16m³以上」は誤りです。16m³は10個分で、10階以下の一般の防火対象物の基準です。
・「36m³以上」は誤りです。36m³は、乾式又は予作動式の流水検知装置を用いた場合(15個×1.5=22.5個)の値です。この設備は湿式なので、15個で計算します。
・「20m³以上」は誤りです。20m³は12.5個分に当たる値で、基準の個数から求めた数値ではありません。

覚え方のポイント
百貨店は階数にかかわらず15個。15×1.6=24m³。乾式・予作動式ならさらに1.5倍の22.5個として計算します。
問62-4
小区画型ヘッドに関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①小区画型ヘッドは、事務所の事務室や倉庫に設けることを前提にしたヘッド
  • ②小区画型ヘッドは、壁の室内に面する部分に取り付けて使用するヘッドである
  • ③1つのヘッドの防護面積に制限はなく、水平距離だけを守ればよいものである
  • ④天井の各部分からの水平距離2.6m以下、1ヘッドの防護面積13m²以下
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正解 ④天井の各部分からの水平距離2.6m以下、1ヘッドの防護面積13m²以下
解説
消防法施行規則第13条の3により、小区画型ヘッドは、(5)項・(6)項などの宿泊室・病室などに設けることができるヘッドです。
天井の室内に面する部分に設け、天井の各部分から1つのヘッドまでの水平距離が2.6m以下で、かつ、1つのヘッドが防護する部分の面積が13平方メートル以下となるように設けます。
放水性能は、放水圧力0.1MPa以上・放水量50L/min以上で、水源は基準個数(10階以下は8個)×1m³です。

他の選択肢が誤りである理由
・「小区画型ヘッドは、事務所の事務室や倉庫に設けることを前提にしたヘッド」は誤りです。小区画型ヘッドを設けるのは、ホテルの宿泊室や病院の病室などです。
・「小区画型ヘッドは、壁の室内に面する部分に取り付けて使用するヘッドである」は誤りです。壁に取り付けるのは側壁型ヘッドです。小区画型ヘッドは天井に設けます。
・「1つのヘッドの防護面積に制限はなく、水平距離だけを守ればよいものである」は誤りです。防護面積は13平方メートル以下に制限されています。

覚え方のポイント
小区画型は「宿泊室・病室の天井に、2.6m以下・13m²以下」。側壁型は「壁に取り付ける」ヘッドです。
問72-4
閉鎖型スプリンクラーヘッド(標準型ヘッド)の取付けに関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①デフレクターと取付け面との距離は0.3m以下とする
  • ②デフレクターと取付け面との距離は0.5m以下とする
  • ③ヘッドの軸心は、取付け面に対して45度とする
  • ④デフレクターの下方0.2m以内は何も置かない
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正解 ①デフレクターと取付け面との距離は0.3m以下とする
解説
消防法施行規則第13条の2第4項第1号ハにより、スプリンクラーヘッドのデフレクターと取付け面との距離は0.3m以下とします。
ヘッドの軸心は取付け面に対して直角とし(同号ニ)、デフレクターから下方0.45m以内(易燃性の可燃物を収納する部分は0.9m以内)、かつ水平方向0.3m以内には、何も設けたり置いたりしてはいけません(同号ホ)。
これらは、ヘッドが熱を早く感知し、水を有効に散布できるようにするための基準です。

他の選択肢が誤りである理由
・「デフレクターと取付け面との距離は0.5m以下とする」は誤りです。0.5m以下ではなく、0.3m以下です。
・「ヘッドの軸心は、取付け面に対して45度とする」は誤りです。ヘッドの軸心は取付け面に対して直角とします。
・「デフレクターの下方0.2m以内は何も置かない」は誤りです。何も置いてはならない範囲は、デフレクターの下方0.45m以内(易燃性の可燃物を収納する部分は0.9m以内)です。

覚え方のポイント
ヘッドの取付けは「取付け面から0.3m以下」「軸心は直角」「下0.45m・横0.3mは空ける」。散水を妨げないための数字です。
問82-4
スプリンクラー設備を設置する防火対象物で、スプリンクラーヘッドを設けることを要しない部分として、消防法施行規則に定められているものはどれか。
  • ①事務所の事務室
  • ②ホテルの客室
  • ③浴室・便所
  • ④百貨店の売場
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正解 ③浴室・便所
解説
消防法施行規則第13条第3項により、浴室・便所その他これらに類する場所、階段(一部の用途を除く)、通信機器室・電子計算機器室、エレベーターの機械室、発電機・変圧器などの電気設備が設置されている場所、手術室・レントゲン室などは、スプリンクラーヘッドを設けることを要しない部分です。
浴室や便所は火災の危険が小さく、通信機器室や電気設備の場所は水による被害が大きいことなどが理由です。

他の選択肢が誤りである理由
・「事務所の事務室」は誤りです。事務室はヘッドを設けなければならない部分です。
・「ホテルの客室」は誤りです。ホテルの客室はヘッドを設けなければならない部分です(小区画型ヘッドなども使えます)。
・「百貨店の売場」は誤りです。百貨店の売場は、可燃物が多くヘッドが必要な部分です。

覚え方のポイント
ヘッド不要部分は「火災の危険が小さい場所(浴室・便所・階段)」「水で被害が出る場所(電気室・電算室・通信機器室)」「医療の特殊な部屋(手術室・レントゲン室)」と理由で分類すると覚えやすくなります。
問92-4
閉鎖型スプリンクラーヘッドを取り付ける場所の正常時における最高周囲温度が39℃未満である場合に、設けるヘッドの標示温度として、正しいものはどれか。
  • ①79℃未満
  • ②79℃以上121℃未満
  • ③121℃以上162℃未満
  • ④162℃以上
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正解 ①79℃未満
解説
消防法施行規則第14条第1項第7号の表により、取り付ける場所の最高周囲温度と、ヘッドの標示温度の関係は次のとおりです。
最高周囲温度39℃未満 → 標示温度79℃未満、39℃以上64℃未満 → 79℃以上121℃未満、64℃以上106℃未満 → 121℃以上162℃未満、106℃以上 → 162℃以上。
周囲が暑い場所に低い標示温度のヘッドを付けると、火災でないのに作動してしまうおそれがあるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「79℃以上121℃未満」は誤りです。79℃以上121℃未満は、最高周囲温度が39℃以上64℃未満の場所に設けるヘッドです。
・「121℃以上162℃未満」は誤りです。121℃以上162℃未満は、最高周囲温度が64℃以上106℃未満の場所に設けるヘッドです。
・「162℃以上」は誤りです。162℃以上は、最高周囲温度が106℃以上の場所に設けるヘッドです。

覚え方のポイント
「周囲温度 → 標示温度」の4段階。最初の「39℃未満 → 79℃未満」が最もよく出ます。境目の数字(39・64・106/79・121・162)を表で覚えましょう。
問102-4
スプリンクラー設備の送水口に関する基準として、正しいものはどれか。
  • ①単口形の送水口を、建物の屋上の消防隊が近づきやすい位置に設ける
  • ②送水口の結合金具は、地盤面からの高さ1.5m以上2.0m以下の位置に設ける
  • ③送水口は、専用の配管で加圧送水装置の吸込側の配管に接続して設ける
  • ④双口形の送水口を、消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に設ける
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正解 ④双口形の送水口を、消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に設ける
解説
消防法施行令第12条第2項第7号により、スプリンクラー設備には、消防ポンプ自動車が容易に接近することができる位置に双口形の送水口を附置しなければなりません(特定施設水道連結型を除く)。
送水口の結合金具は、地盤面からの高さが0.5m以上1m以下の位置に設けます(規則第14条第1項第6号ハ)。
送水口は専用の配管で、加圧送水装置から流水検知装置等までの配管に接続します(同号ニ)。

他の選択肢が誤りである理由
・「単口形の送水口を、建物の屋上の消防隊が近づきやすい位置に設ける」は誤りです。送水口は双口形で、消防ポンプ自動車が近づける位置に設けます。屋上ではありません。
・「送水口の結合金具は、地盤面からの高さ1.5m以上2.0m以下の位置に設ける」は誤りです。高さは0.5m以上1m以下です。
・「送水口は、専用の配管で加圧送水装置の吸込側の配管に接続して設ける」は誤りです。送水口は、加圧送水装置の吐出側から流水検知装置等までの配管に接続します。吸込側ではありません。

覚え方のポイント
スプリンクラーの送水口は「双口形・地盤面から0.5〜1m・消防車が近づける位置」。標識には送水圧力範囲も表示します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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