2026年版・0-1

消防用設備等の全体像と第1類の対象設備の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「最初に覚える土台知識」から、消防用設備等の全体像と第1類の対象設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問10-1
消防法施行令で、消防用設備等のうち「消防の用に供する設備」とされている3つの区分の組合せとして、正しいものはどれか。
  • ①消火設備・警報設備・避難設備
  • ②消火設備・警報設備・消防用水
  • ③消火設備・避難設備・排煙設備
  • ④警報設備・避難設備・連結送水管
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正解 ①消火設備・警報設備・避難設備
解説
消防法施行令第7条第1項は、消防の用に供する設備を「消火設備」「警報設備」「避難設備」の3つに分けています。
消防用設備等は、この「消防の用に供する設備」に、「消防用水」と「消火活動上必要な施設」を加えた3つのグループで構成されます。
屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備は、いずれも「消火設備」に入ります。

他の選択肢が誤りである理由
・「消火設備・警報設備・消防用水」は誤りです。消防用水(防火水槽など)は、消防の用に供する設備とは別のグループです(令第7条第5項)。
・「消火設備・避難設備・排煙設備」は誤りです。排煙設備は「消火活動上必要な施設」に入ります(令第7条第6項)。避難設備は避難器具と誘導灯・誘導標識です。
・「警報設備・避難設備・連結送水管」は誤りです。連結送水管は消防隊が使う「消火活動上必要な施設」で、消防の用に供する設備ではありません。

覚え方のポイント
「消火・警報・避難」の3設備+「消防用水」+「消火活動上必要な施設」。この大きな地図を最初に頭に入れておくと、どの設備がどの区分か迷わなくなります。
問20-1
甲種第1類の消防設備士が工事又は整備を行うことができる消防用設備等の組合せとして、正しいものはどれか。
  • ①屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・泡消火設備・屋外消火栓設備
  • ②屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備
  • ③屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・連結送水管
  • ④屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・不活性ガス消火設備・屋外消火栓設備
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正解 ②屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備
解説
消防法施行規則第33条の3の表で、第1類の指定区分は「屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備又は屋外消火栓設備」と定められています。
このほか、これらに類するものとして消防庁長官が定めるパッケージ型消火設備・パッケージ型自動消火設備・共同住宅用スプリンクラー設備なども、第1類の対象とされています。
どれも「水」を主な消火剤として使う設備である、という共通点があります。

他の選択肢が誤りである理由
・「屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・泡消火設備・屋外消火栓設備」は誤りです。泡消火設備は第2類の設備です。水に泡の原液を混ぜて泡で覆う、別の指定区分になります。
・「屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・連結送水管」は誤りです。連結送水管は消防隊が使う消火活動上必要な施設で、消防設備士の工事・整備の独占の対象には含まれていません(令第36条の2)。
・「屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・不活性ガス消火設備・屋外消火栓設備」は誤りです。不活性ガス消火設備は第3類(不活性ガス・ハロゲン化物・粉末)の設備です。

覚え方のポイント
第1類は「水で消す4設備」=屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧・屋外消火栓。泡は第2類、ガスと粉末は第3類と、消火剤の種類で区分が分かれています。
問30-1
次の消防用設備等のうち、甲種第1類の消防設備士の工事・整備の対象に該当しないものはどれか。
  • ①水噴霧消火設備
  • ②泡消火設備
  • ③屋外消火栓設備
  • ④スプリンクラー設備
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正解 ②泡消火設備
解説
泡消火設備は第2類の指定区分の設備です(消防法施行規則第33条の3)。
水噴霧消火設備は、霧状の水を放射して冷却と窒息の効果で消火する設備で、消火剤が水であるため第1類に入ります。
泡消火設備も水を使いますが、泡の原液を混ぜて泡で燃焼面を覆う別の設備として、独立した区分になっています。

他の選択肢が正しい理由
・「水噴霧消火設備」は第1類の対象です。霧状の水で冷却と窒息の作用により消火します。
・「屋外消火栓設備」は第1類の対象です。建物の外に設置し、主に1階・2階の火災に対応します。
・「スプリンクラー設備」は第1類の対象です。天井などのヘッドから自動的に散水して消火します。

覚え方のポイント
「水噴霧」と「泡」は名前が似ていますが、水噴霧=第1類、泡=第2類です。本試験でも区分の取り違えを狙う選択肢がよく出ます。
問40-1
次のうち、消防法施行令で「消火活動上必要な施設」に分類されているものはどれか。
  • ①屋外消火栓設備
  • ②動力消防ポンプ設備
  • ③連結送水管
  • ④水噴霧消火設備
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正解 ③連結送水管
解説
消防法施行令第7条第6項は、消火活動上必要な施設を「排煙設備、連結散水設備、連結送水管、非常コンセント設備及び無線通信補助設備」と定めています。
これらは建物の利用者ではなく、到着した消防隊が消火活動に使うための施設です。
連結送水管は、消防ポンプ自動車から送水口へ水を送り、各階の放水口から消防隊が放水するための設備です。

他の選択肢が誤りである理由
・「屋外消火栓設備」は誤りです。屋外消火栓設備は、消防の用に供する設備のうちの「消火設備」です(令第7条第2項第9号)。
・「動力消防ポンプ設備」は誤りです。動力消防ポンプ設備も「消火設備」に分類されます(令第7条第2項第10号)。
・「水噴霧消火設備」は誤りです。水噴霧消火設備は「消火設備」に分類されます(令第7条第2項第4号)。

覚え方のポイント
消火活動上必要な施設は「消防隊のための設備」。排煙・連結散水・連結送水管・非常コンセント・無線通信補助の5つです。頭文字をとって「排・散・送・コン・無線」と覚えると便利です。
問50-1
消防設備士の甲種と乙種の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①甲種は消防用設備等の工事と整備ができ、乙種は整備だけができる
  • ②甲種は工事だけができ、乙種は整備と点検だけを行うことができる
  • ③甲種と乙種の違いは対象設備の数だけで、行える作業は同じである
  • ④乙種は工事と整備ができ、甲種は工事の設計と監理だけを担当する
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正解 ①甲種は消防用設備等の工事と整備ができ、乙種は整備だけができる
解説
消防法第17条の6第2項により、甲種消防設備士は指定区分の消防用設備等の「工事又は整備」を、乙種消防設備士は「整備」を行うことができます。
つまり、設備を新しく設置したり増設したりする工事は甲種でなければできません。定期の点検(法第17条の3の3)は、甲種・乙種のどちらの消防設備士も、免状の種類に応じて行うことができます。
また、甲種消防設備士だけに、工事に着手する日の10日前までの着工届の義務が課されています(法第17条の14)。

他の選択肢が誤りである理由
・「甲種は工事だけができ、乙種は整備と点検だけを行うことができる」は誤りです。甲種は工事だけでなく整備も行えます。整備ができない甲種、という区別はありません。
・「甲種と乙種の違いは対象設備の数だけで、行える作業は同じである」は誤りです。甲種と乙種では行える作業そのものが違い、乙種は工事を行うことができません。
・「乙種は工事と整備ができ、甲種は工事の設計と監理だけを担当する」は誤りです。工事を行えるのは甲種で、乙種は整備だけです。役割が逆になっています。

覚え方のポイント
「甲=工事+整備、乙=整備だけ」。工事ができるかどうかが一番大きな違いです。着工届を出すのも甲種だけ、とセットで覚えましょう。
問60-1
屋内消火栓設備の設置に係る工事のうち、消防法施行令で消防設備士でなければ行ってはならない工事から除かれている部分として、正しいものはどれか。
  • ①加圧送水装置と起動装置の部分
  • ②屋内消火栓箱と消防用ホースの部分
  • ③制御盤と非常電源の部分
  • ④電源・水源及び配管の部分
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正解 ④電源・水源及び配管の部分
解説
消防法施行令第36条の2第1項は、屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備の設置工事について、「電源、水源及び配管の部分を除き」消防設備士でなければ行ってはならないと定めています。
配管工事は管工事の業者、電源は電気工事士などが担当することが多いため、この3つは消防設備士の独占から外されています。
これに対し、加圧送水装置(ポンプ)・消火栓箱・ヘッド・制御盤などの本体部分の工事は、甲種第1類の消防設備士でなければ行えません。

他の選択肢が誤りである理由
・「加圧送水装置と起動装置の部分」は誤りです。加圧送水装置(ポンプなど)は設備の中心となる部分で、消防設備士でなければ工事できません。
・「屋内消火栓箱と消防用ホースの部分」は誤りです。屋内消火栓箱やホースの取付けも、設備の本体部分として消防設備士の工事の対象です。
・「制御盤と非常電源の部分」は誤りです。「電源」の部分は除かれますが、制御盤まで除かれるわけではありません。

覚え方のポイント
第1類の4設備は「電源・水源・配管」が独占の対象外。泡や粉末など(第2類・第3類)は「電源」だけが除かれる、という違いもあわせて覚えます。
問70-1
消防設備士でなくても行うことができる屋内消火栓設備の「軽微な整備」に該当するものとして、正しいものはどれか。
  • ①加圧送水装置の電動機を新品に交換する
  • ②主配管を延長して消火栓を増設する
  • ③制御盤の内部の配線を改修する
  • ④消火栓箱のホースやノズルを交換する
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正解 ④消火栓箱のホースやノズルを交換する
解説
消防法施行令第36条の2第2項は、屋内消火栓設備の表示灯の交換その他総務省令で定める軽微な整備を、消防設備士の独占から除いています。
これを受けた消防法施行規則第33条の2の2は、屋内消火栓設備・屋外消火栓設備の「ホース又はノズル、ヒユーズ類、ネジ類等部品の交換、消火栓箱、ホース格納箱等の補修」などを軽微な整備としています。
これらは専門的な技術がなくても安全に行える作業だからです。

他の選択肢が誤りである理由
・「加圧送水装置の電動機を新品に交換する」は誤りです。電動機(モーター)の交換は加圧送水装置の本体に関わる整備で、軽微な整備に当たりません。
・「主配管を延長して消火栓を増設する」は誤りです。消火栓の増設は「設置に係る工事」に当たり、甲種消防設備士でなければ行えません。
・「制御盤の内部の配線を改修する」は誤りです。制御盤内部の配線の改修は、設備の機能に関わる整備で、軽微な整備には当たりません。

覚え方のポイント
軽微な整備=「表示灯・ホース・ノズル・ヒューズ・ネジの交換」と「消火栓箱の補修」。消耗品の交換と覚えるとイメージしやすくなります。
問80-1
次の消火設備の説明のうち、スプリンクラー設備に当てはまるものはどれか。
  • ①人がホースを延ばしてノズルから放水し、初期の火災を消火する
  • ②天井などのヘッドが熱で開くと、自動的に散水して消火する設備
  • ③建物の外に置かれ、主に1階と2階の火災を屋外から消火する設備
  • ④霧状の水を放射し、冷却と窒息の作用で油の火災などを消火する
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正解 ②天井などのヘッドが熱で開くと、自動的に散水して消火する設備
解説
スプリンクラー設備は、天井などに取り付けたスプリンクラーヘッドから自動的に散水する消火設備です。
一般的な閉鎖型ヘッドは、火災の熱で感熱部が壊れて放水口が開き、配管の中の水が放出されます。人が操作しなくても作動する点が最大の特徴です。
散水と同時に流水検知装置が水の流れを検知し、警報を出します。

他の選択肢が誤りである理由
・「人がホースを延ばしてノズルから放水し、初期の火災を消火する」は誤りです。人がホースを延ばして放水するのは屋内消火栓設備の説明です。
・「建物の外に置かれ、主に1階と2階の火災を屋外から消火する設備」は誤りです。建物の外から1階・2階の火災に対応するのは屋外消火栓設備です。
・「霧状の水を放射し、冷却と窒息の作用で油の火災などを消火する」は誤りです。霧状の水で冷却と窒息の作用により消火するのは水噴霧消火設備です。

覚え方のポイント
人が操作する=屋内消火栓・屋外消火栓、自動で作動する=スプリンクラー。4設備を「誰が・どこで・どう消すか」で区別しましょう。
問90-1
屋外消火栓設備に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①建物の外に設け、主に1階・2階の火災の消火と延焼の防止に使う
  • ②建物の各階の廊下に設け、在館者が初期の火災を消火する設備である
  • ③駐車場や道路の部分に設け、霧状の水で自動的に消火する設備である
  • ④消防隊専用の設備で、消防ポンプ自動車から送水を受けて使う設備
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正解 ①建物の外に設け、主に1階・2階の火災の消火と延焼の防止に使う
解説
屋外消火栓設備は、建物の外に設置して、建物の1階と2階の部分の火災の消火や隣の建物への延焼の防止に使う設備です。
消防法施行令第11条第4項でも、屋外消火栓設備を基準どおり設置した場合は、その有効範囲内の「1階及び2階の部分に限り」屋内消火栓設備を設置しないことができるとされています。
1つの屋外消火栓の放水量は350L/min以上と、屋内消火栓より大きな能力を持ちます。

他の選択肢が誤りである理由
・「建物の各階の廊下に設け、在館者が初期の火災を消火する設備である」は誤りです。各階に設けて在館者が初期消火に使うのは屋内消火栓設備です。
・「駐車場や道路の部分に設け、霧状の水で自動的に消火する設備である」は誤りです。霧状の水で消火し、駐車場や道路の部分に使われるのは水噴霧消火設備です。
・「消防隊専用の設備で、消防ポンプ自動車から送水を受けて使う設備」は誤りです。消防ポンプ自動車から送水を受けて消防隊が使うのは、連結送水管などの消火活動上必要な施設です。屋外消火栓設備は自前の加圧送水装置を持ちます。

覚え方のポイント
屋外消火栓は「外から1・2階」。屋内消火栓の代わりになるのも1階・2階の部分だけ、という点が法令の問題でよく問われます。
問100-1
パッケージ型消火設備に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①火災を感知すると自動的に作動して消火薬剤を放射する固定式の設備
  • ②屋外に設置し、消防隊が送水口から送水して使う消火活動用の設備
  • ③屋内消火栓設備に代えて用いることができ、人がホースを延ばし使う
  • ④スプリンクラーヘッドに専用の配管を接続し、水道水を放水する設備
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正解 ③屋内消火栓設備に代えて用いることができ、人がホースを延ばし使う
解説
パッケージ型消火設備は、ノズル・ホース・リール又はホース架・消火薬剤貯蔵容器・起動装置・加圧用ガス容器などを1つの格納箱に収めたもので、人の操作によりホースを延ばし、ノズルから消火薬剤を放射して消火します。
「必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令」第1条により、一定の条件のもとで屋内消火栓設備に代えて用いることができます。
加圧送水装置や水源・配管を設けなくてよいため、改修の難しい既存の建物などで使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・「火災を感知すると自動的に作動して消火薬剤を放射する固定式の設備」は誤りです。自動的に作動する固定式の設備は「パッケージ型自動消火設備」で、スプリンクラー設備に代えて用いるものです(同省令第2条)。
・「屋外に設置し、消防隊が送水口から送水して使う消火活動用の設備」は誤りです。送水口から消防隊が送水して使うのは連結送水管などで、パッケージ型消火設備とは別の設備です。
・「スプリンクラーヘッドに専用の配管を接続し、水道水を放水する設備」は誤りです。水道の配管に接続してスプリンクラーヘッドから放水するのは、特定施設水道連結型スプリンクラー設備です。

覚え方のポイント
「パッケージ型消火設備=屋内消火栓の代わり(人が操作)」「パッケージ型自動消火設備=スプリンクラーの代わり(自動)」。名前の「自動」の有無で、何の代わりかが決まります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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