2026年版・3-4

感知器の種類と分類の一問一答

消防設備士乙種4類「自動火災報知設備等の構造・機能・整備」から、感知器の種類と分類に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-4

熱感知器に分類されるものの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①差動式スポット型・定温式スポット型・熱複合式スポット型
  • ②イオン化式スポット型・光電式スポット型・煙複合式スポット型
  • ③紫外線式スポット型・赤外線式スポット型・炎複合式スポット型
  • ④差動式スポット型・光電式スポット型・紫外線式スポット型
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正解 ①差動式スポット型・定温式スポット型・熱複合式スポット型
解説
熱感知器には、差動式(スポット型・分布型)、定温式(スポット型・感知線型)、熱複合式、熱アナログ式などがあり、いずれも周囲の温度変化を利用して火災を検知する。

他の選択肢が不適切な理由
イオン化式・光電式・煙複合式はいずれも煙感知器に分類される。紫外線式・赤外線式・炎複合式はいずれも炎感知器に分類される。光電式や紫外線式を含む組み合わせは熱感知器のみの組み合わせとして適切ではない。
問23-4

煙感知器に分類されるものの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①イオン化式スポット型・光電式スポット型・光電式分離型
  • ②差動式スポット型・定温式スポット型・熱アナログ式
  • ③紫外線式スポット型・赤外線式スポット型・紫外線赤外線併用式
  • ④定温式感知線型・差動式分布型・熱複合式スポット型
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正解 ①イオン化式スポット型・光電式スポット型・光電式分離型
解説
煙感知器には、イオン化式スポット型、光電式スポット型、光電式分離型、煙複合式、煙アナログ式などがあり、いずれも周囲の煙の状態を利用して火災を検知する。

他の選択肢が不適切な理由
差動式・定温式・熱アナログ式はいずれも熱感知器に分類される。紫外線式・赤外線式・紫外線赤外線併用式はいずれも炎感知器に分類される。定温式感知線型・差動式分布型・熱複合式スポット型も熱感知器に分類され、煙感知器の組み合わせとしては誤りである。
問33-4

炎感知器に分類されるものの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①紫外線式スポット型・赤外線式スポット型・紫外線赤外線併用式
  • ②イオン化式スポット型・光電式スポット型・光電式分離型感知器
  • ③差動式スポット型・差動式分布型・定温式スポット型感知器
  • ④定温式感知線型・熱複合式スポット型・熱アナログ式感知器
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正解 ①紫外線式スポット型・赤外線式スポット型・紫外線赤外線併用式
解説
炎感知器には、紫外線式スポット型、赤外線式スポット型、紫外線赤外線併用式、炎複合式などがあり、いずれも炎から放射される紫外線又は赤外線を利用して火災を検知する。

他の選択肢が不適切な理由
イオン化式・光電式・光電式分離型はいずれも煙感知器に分類される。差動式スポット型・差動式分布型・定温式スポット型はいずれも熱感知器に分類される。定温式感知線型・熱複合式スポット型・熱アナログ式も熱感知器に分類され、炎感知器の組み合わせとしては誤りである。
問43-4

感知器の感度種別(1種・2種・3種等)に関する一般的な原則として、最も適切なものはどれか。

  • ①種別を表す数字が小さいものほど感度が高く、より小さな火災の初期段階で作動する
  • ②種別を表す数字が大きいものほど感度が高く、より小さな火災の初期段階で作動する
  • ③種別の数字は感度とは無関係であり、単に製造年による区分を示すものである
  • ④種別の数字は設置できる警戒区域の数を示すものであり、感度とは無関係である
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正解 ①種別を表す数字が小さいものほど感度が高く、より小さな火災の初期段階で作動する
解説
感知器の感度種別は、一般に数字が小さいものほど感度が高く、より小さな火災の初期段階(温度上昇や煙濃度が小さい段階)で作動するように定められている。この原則は差動式・定温式・煙感知器など多くの感知器の種別に共通する。

他の選択肢が不適切な理由
数字が大きいほど感度が高いとする記述は原則と逆である。種別の数字は製造年や警戒区域数を示すものではなく、感度を表す区分である。
問53-4

熱複合式スポット型感知器の構造に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①差動式と定温式の両方の性能を併せ持ち、いずれかの作動要件を満たすと発信する
  • ②差動式の性能のみを二重に備え、二つの検出部が同時に作動しなければ信号を発信しない
  • ③定温式の性能のみを二重に備え、公称作動温度が異なる二つの検出部を用いる
  • ④煙感知器と熱感知器の性能を組み合わせたものであり、熱感知器には分類されない
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正解 ①差動式と定温式の両方の性能を併せ持ち、いずれかの作動要件を満たすと発信する
解説
熱複合式スポット型感知器は、差動式スポット型と定温式スポット型の両方の性能を一つの感知器に併せ持ち、いずれか一方の作動要件を満たした時点で火災信号を発信する構造となっている。

他の選択肢が不適切な理由
差動式の性能のみを二重に備える構造ではない。定温式の性能のみを二重に備える構造でもない。熱複合式スポット型感知器は熱感知器に分類され、煙感知器の性能を組み合わせたものではない。
問63-4

熱アナログ式スポット型感知器の特徴に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①周囲の温度を連続的に検出し、その情報を火災情報信号として受信機等に送る
  • ②周囲の温度が公称作動温度に達した瞬間にのみ、オンオフの信号を発信する
  • ③周囲の煙濃度を連続的に検出し、その情報を火災情報信号として受信機等に送る
  • ④一定時間ごとに自己診断を行い、その結果のみを受信機に送る装置である
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正解 ①周囲の温度を連続的に検出し、その情報を火災情報信号として受信機等に送る
解説
熱アナログ式スポット型感知器は、周囲の温度を連続的に検出し、その温度に応じた火災情報信号を受信機等に送ることができる感知器であり、注意表示等の段階的な警報を可能にする。

他の選択肢が不適切な理由
公称作動温度に達した瞬間のみオンオフ信号を発信する方式は、定温式スポット型感知器(非アナログ)の一般的な仕組みに近く、アナログ式の特徴ではない。煙濃度を検出するのは煙感知器の役割である。自己診断結果のみを送る装置という説明も誤りである。
問73-4

厨房や駐車場など排気ガスが多量に滞留するおそれのある場所に感知器を設置する場合の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①排気ガスによる非火災報を避けるため、煙感知器ではなく熱感知器を選定することが基本となる
  • ②排気ガスの成分を検知しやすい光電式スポット型煙感知器を優先的に選定することが基本となる
  • ③排気ガスが多い場所には、いかなる種類の感知器も設置することが認められていない
  • ④排気ガスの影響を受けにくい紫外線式スポット型炎感知器のみが設置を認められている
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正解 ①排気ガスによる非火災報を避けるため、煙感知器ではなく熱感知器を選定することが基本となる
解説
排気ガスが多量に滞留するおそれのある場所では、排気ガスを煙と誤って検知し非火災報が生じやすいため、煙感知器ではなく差動式や定温式などの熱感知器を選定することが基本とされている。

他の選択肢が不適切な理由
光電式スポット型煙感知器は排気ガスにより誤作動しやすく、優先的に選定すべき感知器ではない。排気ガスが多い場所であっても、適切な種別の感知器を選定して設置することは可能である。紫外線式スポット型炎感知器のみに限定されるという記述も誤りである。
問83-4

じんあいや微粉等が多量に滞留するおそれのある倉庫等において、非火災報の原因となりやすいため設置を避けるべき感知器として、最も適切なものはどれか。

  • ①非蓄積型の光電式スポット型煙感知器
  • ②差動式分布型感知器
  • ③定温式スポット型感知器(特種)
  • ④紫外線式スポット型炎感知器
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正解 ①非蓄積型の光電式スポット型煙感知器
解説
じんあいや微粉等が多量に滞留するおそれのある場所では、これらの粉じんを煙と誤って検知しやすいため、蓄積機能を持たない光電式スポット型煙感知器などの煙感知器は非火災報の原因となりやすく、設置を避けることが望ましいとされている。

他の選択肢が不適切な理由
差動式分布型感知器や定温式スポット型感知器(特種)は熱を利用する感知器であり、粉じんの影響を受けにくいためこのような場所に適する。紫外線式スポット型炎感知器も熱や煙とは異なる原理で作動するため、粉じんによる非火災報の主な原因とはされていない。
問93-4

感知器の種別を選定するにあたって考慮すべき設置場所の環境要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①腐食性ガスが発生する場所では、感知器の材質や構造への影響を考慮して種別を選定する必要がある
  • ②感知器の種別は防火対象物の用途のみによって一律に決まり、設置場所の環境を考慮する必要はない
  • ③気温や湿度の変化は感知器の作動に一切影響しないため、選定時に考慮する必要はない
  • ④感知器の種別選定において、天井の高さは考慮すべき要因には全く含まれないとされる
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正解 ①腐食性ガスが発生する場所では、感知器の材質や構造への影響を考慮して種別を選定する必要がある
解説
腐食性ガスが発生するおそれのある場所では、感知器の内部部品が腐食して誤作動や機能低下を招くおそれがあるため、耐腐食性等を考慮した種別・構造の感知器を選定する必要がある。

他の選択肢が不適切な理由
感知器の種別は防火対象物の用途だけでなく、天井の高さや周囲の環境条件など複数の要因を踏まえて選定される。気温や湿度の変化は感知器の作動に影響を与えうるため、考慮すべき要因である。天井の高さも取付け面の高さに応じた感知器の選定基準に関わる重要な要因である。
問103-4

光電式分離型感知器の基本的な仕組みに関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①送光部と受光部を離れた位置に設置し、光路上の煙による減光を検出して発信する
  • ②感知器内部の放射線源によるイオン電流の変化を検出して火災信号を発信する
  • ③感知器内部に発光素子と受光素子を近接配置し、散乱光の変化を検出して発信する
  • ④炎から放射される紫外線と赤外線の両方を検出して初めて火災信号を発信する
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正解 ①送光部と受光部を離れた位置に設置し、光路上の煙による減光を検出して発信する
解説
光電式分離型感知器は、送光部と受光部を離れた位置に設置し、その間の光路上を煙が遮ることによって生じる光の減光を検出して火災信号を発信する仕組みであり、天井の高い大空間の監視に用いられる。

他の選択肢が不適切な理由
放射線源によるイオン電流の変化を利用するのはイオン化式スポット型感知器の仕組みである。発光素子と受光素子を近接配置し散乱光を検出するのは光電式スポット型感知器の仕組みである。紫外線と赤外線の両方を検出するのは紫外線赤外線併用式の炎感知器の仕組みであり、光電式分離型感知器とは異なる。

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