2026年版・3-16

消防機関へ通報する火災報知設備の一問一答

消防設備士乙種4類「自動火災報知設備等の構造・機能・整備」から、消防機関へ通報する火災報知設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-16

消防機関へ通報する火災報知設備(火災通報装置)の基本的な機能として、最も適切なものはどれか。

  • ①消防機関に通報せず、建物内の関係者だけに警報を伝える。
  • ②火災検知時に、消防機関の職員を建物内へ自動的に呼び寄せる。
  • ③火災の映像だけを、消防機関へ自動的に送信する。
  • ④蓄積音声情報で自動的に通報し、通話も行うことができる。
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正解 ④蓄積音声情報で自動的に通報し、通話も行うことができる。
解説
火災通報装置は、あらかじめ記憶させておいた蓄積音声情報を用いて電話回線経由で消防機関を自動的に呼び出して通報し、その後は通報者と消防機関との間で通話を行うこともできる装置である。

他の選択肢が不適切な理由
建物内の関係者だけに警報を伝える機能は、非常放送設備や地区音響装置が担うものであり、火災通報装置の基本機能ではない。火災通報装置は消防機関の職員を自動的に呼び寄せる装置ではなく、あくまで通報の手段である。火災の映像を自動的に送信する機能も、火災通報装置には備わっていない。
問23-16

消防機関へ通報する火災報知設備における手動起動装置の説明として、正しいものはどれか。

  • ①感知器の作動と連動し、人の操作を必要としない装置をいう。
  • ②消防機関側から遠隔で、防火対象物の設備を操作する装置をいう。
  • ③火災通報専用の押しボタン等、人為的に起動する装置をいう。
  • ④建物のエレベーターを、自動的に制御する装置をいう。
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正解 ③火災通報専用の押しボタン等、人為的に起動する装置をいう。
解説
手動起動装置とは、火災通報専用の押しボタンなど、人が意図的に操作することによって火災通報装置を起動させるための装置をいう。感知器の作動と連動する自動的な起動とは別に、人の判断で通報を開始できるようにするためのものである。

他の選択肢が不適切な理由
感知器が作動すると自動的に作動し、人の操作を必要としないという説明は、自動起動の仕組みに関するものであり、手動起動装置そのものの説明ではない。消防機関側に設置され遠隔で操作する装置という説明も誤りで、手動起動装置は防火対象物側に設けられるものである。建物のエレベーターを制御する装置ではない。
問33-16

消防機関へ通報する火災報知設備における蓄積音声情報の説明として、正しいものはどれか。

  • ①あらかじめ音声で記憶させている、通報に係る情報をいう。
  • ②消防機関の職員が通報後に、その場で録音する情報をいう。
  • ③建物利用者が、あらかじめ登録した個人情報をいう。
  • ④気象庁が発表する、火災警報に関する情報をいう。
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正解 ①あらかじめ音声で記憶させている、通報に係る情報をいう。
解説
蓄積音声情報とは、火災通報装置があらかじめ音声で記憶している、防火対象物の所在地や名称など火災通報に必要な情報をいう。通報時に自動的に再生され、消防機関へ確実に情報が伝わる仕組みとなっている。

他の選択肢が不適切な理由
消防機関の職員が通報を受けた後にその場で録音する情報という説明は、あらかじめ記憶させておくという蓄積音声情報の性質と矛盾する。気象庁が発表する火災警報に関する情報や、建物利用者の個人情報も、蓄積音声情報とは無関係である。
問43-16

火災通報装置と自動火災報知設備との関係に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①感知器の作動と連動し、自動的に起動する方式がある。
  • ②作動すると、自動火災報知設備の感知器が停止する。
  • ③自動火災報知設備とは、一切連動させることができない。
  • ④連動させると、消防法令上の設置基準に違反する。
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正解 ①感知器の作動と連動し、自動的に起動する方式がある。
解説
火災通報装置には、自動火災報知設備の感知器が作動したことを受けて、人の操作を待たずに自動的に起動し消防機関へ通報する方式のものがある。早期通報による被害の軽減を図る仕組みである。

他の選択肢が不適切な理由
自動火災報知設備と連動させることは消防法令上の設置基準に違反するものではなく、むしろ適切な運用の一つとして想定されている。火災通報装置が作動しても、自動火災報知設備の感知器自体が停止するわけではない。両者を一切連動させることができないという説明も誤りである。
問53-16

防火対象物が消防機関からの距離が短い場所に存する場合の、火災報知設備の設置に関する取扱いとして、最も適切なものはどれか。

  • ①距離にかかわらず、すべての防火対象物に設置義務がある。
  • ②消防機関から近いほど、より大規模な設備が必要になる。
  • ③距離が500m以下等で、設置不要となることがある。
  • ④消防機関からの距離は、設置の要否と一切関係がない。
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正解 ③距離が500m以下等で、設置不要となることがある。
解説
消防機関からの距離が概ね500m以下であるなど、一定の要件を満たす防火対象物については、火災発生時に人が直接駆けつけて通報することも現実的であることから、火災報知設備の設置を要しないこととされる場合がある。

他の選択肢が不適切な理由
距離にかかわらずすべての防火対象物に設置義務があるという説明は誤りで、実際には距離等に応じた緩和規定が設けられている。消防機関からの距離は設置の要否と関係がないという説明も誤りである。消防機関から近いほど大規模な設備が必要になるという説明も、実際の規定とは逆の内容である。
問63-16

消防機関から著しく離れた場所にある防火対象物の火災報知設備に関する取扱いとして、最も適切なものはどれか。

  • ①著しく離れた場所という考え方は、法令上存在しない。
  • ②著しく離れた場所では、逆に発信機の設置が免除される。
  • ③距離が離れるほど、必ず設置義務が重くなるとされる。
  • ④概ね10km以上離れている等で、一定の取扱いがある。
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正解 ④概ね10km以上離れている等で、一定の取扱いがある。
解説
消防機関から概ね直線距離で10km以上離れているなど、著しく離れた場所にある防火対象物については、消防法令上、通常の場合とは異なる取扱いがなされることがある。距離に応じた実情を踏まえた規定である。

他の選択肢が不適切な理由
著しく離れた場所という考え方が消防法令上一切存在しないという説明は誤りである。距離が離れているほど必ず設置義務が重くなるという説明も、実際の取扱いとは異なる。著しく離れた場所で発信機の設置が免除されるという説明も、火災通報装置の話と発信機の設置基準を混同したものであり誤りである。
問73-16

消防機関へ通報する火災報知設備の設置に代えて用いることができる場合がある機器として、正しいものはどれか。

  • ①個人が所有する携帯電話機のみ
  • ②インターネット回線のビデオ通話機器
  • ③家庭用の簡易なラジオ受信機
  • ④要件を満たす一般の加入電話機
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正解 ④要件を満たす一般の加入電話機
解説
電話回線を導入しており、常時通報が可能な状態にある一般の加入電話機を設置している場合には、一定の要件のもとで、消防機関へ通報する火災報知設備の設置に代えることができるとされている。

他の選択肢が不適切な理由
個人が所有する携帯電話機のみでは、常に充電され通信可能な状態にあることを保証できないため、代替とは認められていない。インターネット回線のビデオ通話機器や、家庭用の簡易なラジオ受信機は、消防機関への確実な通報手段として位置付けられているものではない。
問83-16

消防機関へ通報する火災報知設備の代替手段として、携帯電話やスマートフォンが原則として認められていない理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①設置及び維持にかかる費用が、著しく高額になるため。
  • ②携帯電話やスマートフォンは法令上使用が禁止されている。
  • ③携帯電話の電波規格が、消防機関の受信設備と一致しないため。
  • ④常時通信可能とは限らず、通信できないおそれがある。
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正解 ④常時通信可能とは限らず、通信できないおそれがある。
解説
携帯電話やスマートフォンは、充電切れや電波状況によって通信できない可能性を排除できず、火災という有事の際に確実に通報できる保証がないため、消防機関へ通報する火災報知設備の代替としては原則として認められていない。

他の選択肢が不適切な理由
設置や維持にかかる費用の多寡は、代替が認められない理由ではない。携帯電話の電波規格と消防機関側の受信設備との適合性の問題として説明する理由も、実際に定められている考え方とは異なる。法令上あらゆる場面での携帯電話の使用そのものが禁止されているわけではなく、あくまで確実な通報手段としての要件を満たさない点が問題とされている。
問93-16

火災通報装置が消防機関を呼び出す際に一般的に使用する回線として、最も適切なものはどれか。

  • ①エレベーター制御専用の信号回線
  • ②一般の加入電話回線等の電話回線
  • ③地区音響装置専用の配線
  • ④建物内専用の無線LAN回線
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正解 ②一般の加入電話回線等の電話回線
解説
火災通報装置は、一般の加入電話回線等の電話回線を利用して消防機関を呼び出し、蓄積音声情報による通報と通話を行う仕組みとなっている。既存の電話網を活用することで、確実な通報を実現している。

他の選択肢が不適切な理由
建物内専用の無線LAN回線は、消防機関への通報という目的のために整備されている回線ではない。地区音響装置専用の配線やエレベーター制御専用の信号回線も、それぞれ別の設備のために設けられた配線であり、消防機関への通報には使用されない。
問103-16

火災通報装置が消防機関へ通報した後の機能に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①通報後は、蓄積音声情報を自動的に消去しなければならない。
  • ②通報が完了すると、装置は自動的に電源が切れる。
  • ③消防機関側からの呼び返しに対し、通話ができる機能がある。
  • ④通報後は、消防機関からの一切の連絡を受け付けない。
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正解 ③消防機関側からの呼び返しに対し、通話ができる機能がある。
解説
火災通報装置は、蓄積音声情報による自動通報を行った後、消防機関側から呼び返しがあった場合に、その場にいる人と消防機関の間で通話ができる機能を備えている。詳しい状況確認や誘導のために重要な機能である。

他の選択肢が不適切な理由
通報後に消防機関からの連絡を一切受け付けないという説明は、通話機能を備えている実際の仕組みと矛盾する。通報が完了すると自動的に電源が切れるという説明も、常時使用可能な状態を維持すべき設備の性質に反する。蓄積音声情報を通報のたびに自動的に消去しなければならないという規定もない。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。