2026年版・3-12

中継器の構造・機能の一問一答

消防設備士乙種4類「自動火災報知設備等の構造・機能・整備」から、中継器の構造・機能に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-12

自動火災報知設備における中継器の役割に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①感知器等からの信号を受け、受信機等へ発信する。
  • ②火災信号を手動で操作し、受信機等へと発信する。
  • ③熱や煙を直接検知し、火災信号を作り出す。
  • ④停電時に建物内の照明を非常用へ切り替える。
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正解 ①感知器等からの信号を受け、受信機等へ発信する。
解説
中継器は、感知器や発信機、ガス漏れ検知器などが発した火災信号・火災表示信号・ガス漏れ信号等を受信し、それを受信機や他の中継器、さらにはスプリンクラー設備等の消火設備に向けて発信する、いわば信号の中継役を担う機器である。

他の選択肢が不適切な理由
手動で操作して火災信号を発信するのは発信機の役割である。熱や煙を直接検知して信号を作り出すのは感知器の役割であり、中継器は感知器からの信号を受け取る側の機器である。非常用照明への切り替えは中継器の機能ではなく、別の設備が担うものである。
問23-12

自動火災報知設備の中継器が一般的に設置される場所として、最も適切なものはどれか。

  • ①建物の屋上にある高架水槽の内部にあえて設置する。
  • ②階段室の配管内等、感知器と受信機の間に設置する。
  • ③発信機の内部にある保護板のすぐ裏側に設置する。
  • ④受信機のすぐ隣にある防災センター内に設置する。
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正解 ②階段室の配管内等、感知器と受信機の間に設置する。
解説
中継器は、各階の感知器等からの信号をまとめて受信機に送るために、階段室のパイプシャフト(PS)内など、感知器と受信機を結ぶ配線経路の途中に設置されるのが一般的である。

他の選択肢が不適切な理由
屋上の高架水槽内部は湿気や水がかかるおそれがあり、電気機器の設置場所として不適切である。受信機のすぐ隣に設置しても、中継器としての中継の役割を果たす意味が薄れる。発信機の保護板の内側には押しボタンスイッチがあるのみで、中継器を組み込む構造にはなっていない。
問33-12

中継器の予備電源に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①受信機から電力供給を受ける方式は、予備電源を省略できる。
  • ②いかなる方式でも、必ず予備電源を設けなければならない。
  • ③予備電源は中継器ではなく、発信機にのみ設けるものである。
  • ④予備電源は常用電源より大きな電力を常時供給するためのものである。
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正解 ①受信機から電力供給を受ける方式は、予備電源を省略できる。
解説
中継器には主電源のほかに停電時に備えた予備電源を設けるのが原則であるが、受信機や他の中継器から電力の供給を受けて作動する方式の中継器については、電源側の予備電源で対応できるため、中継器自体には予備電源を設けないことができるとされている。

他の選択肢が不適切な理由
すべての方式で必ず予備電源が必要というのは誤りで、電力供給を受ける方式では省略が認められている。発信機には電源そのものを内蔵する構造がなく、予備電源という概念自体が当てはまらない。予備電源は常用電源が使えなくなったときに最低限の機能を維持するためのものであり、常用電源より大きな電力を常時供給する目的のものではない。
問43-12

中継器の構造に関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①外箱を設けず、内部の基板をむき出しの状態で使用する。
  • ②外箱は不燃性又は難燃性の材料で造られている。
  • ③外箱は必ず透明な樹脂で造らなければならない。
  • ④外箱には可燃性のプラスチックを用いなければならない。
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正解 ②外箱は不燃性又は難燃性の材料で造られている。
解説
中継器は火災時にも機能を維持することが求められるため、外箱には不燃性又は難燃性の材料が用いられている。周囲の熱や火炎の影響で外箱自体が燃え広がってしまっては、信号の中継という重要な役割を果たせなくなるためである。

他の選択肢が不適切な理由
内部の基板がむき出しの状態では、粉じんや接触による故障・誤作動のおそれがあり不適切である。外箱を必ず透明な樹脂にするという規定はない。可燃性のプラスチックを使用しなければならないという説明は、不燃性・難燃性という要求と正反対であり誤りである。
問53-12

中継器の整備の際に行う作動試験の目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①感知器等の信号を受信機へ中継できるかを確かめる。
  • ②中継器の内蔵時計の時刻が正確かどうかを確かめる。
  • ③中継器自体が煙を検知できるかどうかを確かめる。
  • ④中継器の外箱の色が退色していないかを確かめる。
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正解 ①感知器等の信号を受信機へ中継できるかを確かめる。
解説
中継器の作動試験は、感知器や発信機からの火災信号等を実際に模擬入力し、それを受信機側へ正しく中継できるかどうかを確認するために行う。信号の中継という中継器本来の機能が確実に働くかを点検する重要な試験である。

他の選択肢が不適切な理由
中継器に時計機能を確認するという試験目的は一般的ではない。外箱の色の退色は外観点検の範囲であり、作動試験の主目的ではない。煙を検知する機能を持つのは感知器であり、中継器自体が煙を検知する機器ではない。
問63-12

中継器の機能に関する説明として、正しいものはどれか。

  • ①中継器は感知器の代わりに、熱を検知する機能を持つ。
  • ②火災信号等を受け、消火設備側へ信号を発信できる。
  • ③中継器は非常放送設備の音声を録音する機能を持つ。
  • ④受信機へは送れるが、消火設備へは信号を送れない。
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正解 ②火災信号等を受け、消火設備側へ信号を発信できる。
解説
中継器は、感知器や発信機からの火災信号等を受けて、受信機だけでなくスプリンクラー設備などの消火設備側にも信号を発信できるよう構成されている場合がある。火災信号の内容に応じて複数の設備を連動させる役割も担っている。

他の選択肢が不適切な理由
受信機にしか信号を送れないという説明は誤りで、消火設備への発信も想定されている。中継器自体が熱を検知する機能は持たず、それは感知器の役割である。非常放送設備の音声を録音する機能は中継器には備わっていない。
問73-12

中継器の設置位置に関する一般的な考え方として、正しいものはどれか。

  • ①感知器等と受信機との間に位置し、信号を中継する。
  • ②受信機の内部に必ず内蔵させ、独立して設置できない。
  • ③受信機よりも常に高い階に設置しなければならない。
  • ④感知器よりも必ず低い階に設置しなければならない。
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正解 ①感知器等と受信機との間に位置し、信号を中継する。
解説
中継器は、その名のとおり感知器等が発した信号と、それを受け取る受信機との間に位置し、両者を結ぶ経路の途中で信号を中継する機器である。設置される階に関する上下関係の決まりがあるわけではない。

他の選択肢が不適切な理由
受信機より常に高い階、または感知器より必ず低い階に設置しなければならないという上下関係の規定はない。中継器は受信機とは別の独立した機器として、配線経路の途中に設置されるのが一般的であり、必ず受信機に内蔵させるものではない。
問83-12

中継器の構造に求められる誤作動防止の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①周囲の温度が変化するたびに、意図的に作動する。
  • ②外部からの振動や雑音により、誤って作動しない。
  • ③誰でも簡単に内部の設定を変更できる構造である。
  • ④信号がなくても、一定時間ごとに信号を発信する。
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正解 ②外部からの振動や雑音により、誤って作動しない。
解説
中継器は、周囲の振動や電気的なノイズなど、火災とは関係のない外部要因によって誤って作動しないよう、構造上の配慮がなされていることが求められる。誤作動が多いと、本来の火災信号への信頼性が損なわれてしまうためである。

他の選択肢が不適切な理由
一定時間ごとに自動的に火災信号を発信する構造は、誤報の原因となるため望ましくない。内部の設定を誰でも簡単に変更できる構造は、いたずらや誤操作による不具合を招きやすく不適切である。周囲の温度変化のたびに意図的に作動する構造も、誤作動を助長するものであり適切ではない。
問93-12

中継器に蓄積機能を持たせる目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①一時的な雑音による誤報を防ぎ、確認後に発信する。
  • ②受信した信号を、長期間の記録として保存し続ける。
  • ③火災信号を受けても、あえて長時間発信を遅らせる。
  • ④受信機の代わりに、火災表示を長時間点灯させ続ける。
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正解 ①一時的な雑音による誤報を防ぎ、確認後に発信する。
解説
中継器の蓄積機能は、瞬間的なノイズや一時的な信号の乱れによって誤って火災信号として扱われることを防ぐため、受信した信号を一定時間確認したうえで、継続して検出された場合にのみ発信する仕組みである。

他の選択肢が不適切な理由
信号を長期間の記録として保存し続けることは蓄積機能の目的ではない。火災信号をあえて長時間放置して発信を遅らせることは、通報の遅れにつながり本来の趣旨に反する。火災表示を長時間点灯させ続けることも蓄積機能の目的ではない。
問103-12

1台の中継器が扱うことのできる警戒区域の数に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①1台の中継器は、必ず1つの警戒区域のみを担当する。
  • ②警戒区域とは無関係に、感知器の型式で信号を仕分ける。
  • ③専用の受信機を区域ごとに設ければ、中継器は不要になる。
  • ④1台の中継器で、複数の警戒区域の信号をまとめて扱える。
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正解 ④1台の中継器で、複数の警戒区域の信号をまとめて扱える。
解説
中継器は、必ずしも1つの警戒区域だけを担当するものではなく、1台で複数の警戒区域からの信号をまとめて受信し、受信機側へ中継できるよう構成されているものがある。

他の選択肢が不適切な理由
1台の中継器が必ず1つの警戒区域のみを担当しなければならないという決まりはない。警戒区域ごとに専用の受信機を設ければ中継器が不要になるという考え方は誤りで、実際には配線を集約するために中継器が用いられる場面が多い。中継器は警戒区域の情報も扱う機器であり、感知器の型式のみで信号を仕分ける仕組みではない。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。