2026年版・4-17

全類の比較と混載・混触危険の一問一答

甲種危険物取扱者「危険物の性質・火災予防・消火」から、全類の比較と混載・混触危険に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 危険物の性質・火災予防・消火の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-17

各類の危険物の状態に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①第1類と第2類の危険物には、液体のものも含まれる
  • ②第3類はすべてが固体であり、第5類はすべてが液体である
  • ③第4類と第6類の危険物には、固体のものも含まれる
  • ④第3類と第5類には、固体のものと液体のものが存在する
答えと解説を見る
正解 ④第3類と第5類には、固体のものと液体のものが存在する
解説
第1類・第2類は固体のみ、第4類・第6類は液体のみ、第3類・第5類は固体と液体の両方があります。

ポイント
第3類の液体にはアルキルアルミニウム・ジエチル亜鉛・トリクロロシランなど、第5類の液体にはニトログリセリン・硝酸エチルなどがあります。

試験の罠
危険物に気体は含まれません。高圧ガスは別の法律で規制されます。

他の選択肢が不適切な理由
「第1類と第2類に液体のものも含まれる」とする記述は誤りで、酸化性固体と可燃性固体という名のとおり、どちらも固体だけで構成されます。「第3類はすべてが固体であり、第5類はすべてが液体」とする記述も誤りで、第3類にはアルキルアルミニウムのような液体が、第5類にはトリニトロトルエンのような固体が含まれます。「第4類と第6類に固体のものも含まれる」とする記述も誤りで、引火性液体と酸化性液体はいずれも液体に限られます。
問24-17

各類の危険物と可燃性の有無の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①第1類と第6類は不燃性、第2類から第5類までは可燃性である
  • ②第1類と第2類は不燃性であり、その他の類は可燃性である
  • ③第1類と第5類は不燃性であり、その他の類は可燃性である
  • ④第6類のみが不燃性であり、第1類から第5類はすべて可燃性である
答えと解説を見る
正解 ①第1類と第6類は不燃性、第2類から第5類までは可燃性である
解説
不燃性なのは酸化性の第1類(固体)と第6類(液体)だけです。それ以外の類はいずれも可燃性を持ちます。

ポイント
第1類・第6類は酸素供給源として、他の可燃物の燃焼を激しくする役割を果たします。

試験の罠
炭化カルシウムのように、それ自体は燃えないが可燃性ガスを出すため危険物とされるものもあります。第3類の中の例外的な位置づけです。

他の選択肢が不適切な理由
「第1類と第2類は不燃性」とする記述は誤りで、第2類は可燃性固体という名のとおり、自ら燃える危険物です。「第1類と第5類は不燃性」とする記述も誤りで、第5類は分子内に酸素を抱えたまま自ら分解して燃える物質です。「第6類のみが不燃性であり第1類から第5類はすべて可燃性」とする記述も誤りで、酸化性固体である第1類も燃えず、可燃物に酸素を供給する側に立ちます。
問34-17

混載が認められる類の組合せとして、誤っているものはどれか。

  • ①第2類と第4類
  • ②第1類と第2類
  • ③第3類と第4類
  • ④第4類と第5類
答えと解説を見る
正解 ②第1類と第2類
解説
第1類(酸化剤)と第2類(還元剤)の混載は認められません。混合すると衝撃や摩擦で発火・爆発する危険があります。

ポイント
混載可能な組合せは、第1類と第6類、第2類と第4類、第2類と第5類、第3類と第4類、第4類と第5類の五通りです。

試験の罠
この五通りを覚えるだけで、混載問題は確実に得点できます。

他の選択肢が不適切な理由
第2類と第4類は、どちらも可燃物であり酸化剤を含まないため、積み合わせが認められている組合せです。第3類と第4類も同様に、空気や水を避けるという注意点は異なるものの、互いに酸化剤と可燃物という関係にはないため認められています。第4類と第5類も認められる組合せです。禁じられるのは、酸化剤と燃える物を同じ車両に積むことになる組合せです。
問44-17

注水消火が厳禁となる危険物の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①第1類の硝酸塩類、第2類の硫黄、第4類のアルコール類
  • ②第5類の有機過酸化物、第6類の硝酸、第4類の動植物油類
  • ③第1類のアルカリ金属の過酸化物、第2類の金属粉、第3類の禁水性物品
  • ④第2類の赤りん、第5類のニトロ化合物、第6類の過酸化水素
答えと解説を見る
正解 ③第1類のアルカリ金属の過酸化物、第2類の金属粉、第3類の禁水性物品
解説
水と反応して酸素や可燃性ガスを発生するものが注水厳禁です。アルカリ金属の過酸化物(酸素を発生)、金属粉・マグネシウム(水素を発生)、禁水性物品(水素・アセチレン・メタン等を発生)が該当します。

ポイント
このほか第6類のハロゲン間化合物、第5類のアジ化ナトリウムも注水を避けます。

試験の罠
硫黄・赤りん・硝酸塩類・ニトロ化合物には注水が有効です。

他の選択肢が不適切な理由
硝酸塩類・硫黄・アルコール類は、いずれも水と反応して危険なガスを出すことがなく、冷却や希釈のために水を使えます。有機過酸化物と硝酸も同様で、第5類は分解温度より低く冷やすために大量の水を用いるのが原則です。赤りん・ニトロ化合物・過酸化水素も水と反応せず、注水による冷却や希釈ができます。注水を避けるべきなのは、水そのものと反応してガスや熱を生じるものに限られます。
問54-17

各類の危険物と容器に表示する注意事項の組合せとして、誤っているものはどれか。

  • ①第4類 - 火気厳禁
  • ②第5類 - 火気厳禁、衝撃注意
  • ③第6類 - 可燃物接触注意
  • ④第2類の赤りん - 火気厳禁
答えと解説を見る
正解 ④第2類の赤りん - 火気厳禁
解説
第2類のうち赤りん・硫黄・硫化りんに表示するのは「火気注意」です。「火気厳禁」となるのは引火性固体だけです。

ポイント
蒸気を出して引火するもの(第4類・第5類・引火性固体)が「火気厳禁」、固体が直接着火するもの(赤りん等)が「火気注意」と整理できます。

試験の罠
鉄粉・金属粉・マグネシウムは「火気注意」に加えて「禁水」も必要です。

他の選択肢が不適切な理由
第4類に火気厳禁とする組合せは正しく、常温で可燃性の蒸気を出すため、火気を近づけること自体が禁じられます。第5類に火気厳禁と衝撃注意をあわせて表示する組合せも正しく、自ら分解して燃えることと、衝撃や摩擦で爆発することの両方を伝えています。第6類に可燃物接触注意とする組合せも正しく、不燃性でありながら可燃物と触れると燃焼を助けるという性質をそのまま示しています。
問64-17

危険物の混触による危険性に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①酸化性の物質と還元性の物質の組合せが最も危険である
  • ②酸化性の物質どうしの組合せが最も危険である
  • ③還元性の物質どうしの組合せが最も危険である
  • ④混触による危険は、加熱をしない限り生じることはない
答えと解説を見る
正解 ①酸化性の物質と還元性の物質の組合せが最も危険である
解説
酸素供給源となる酸化性物質(第1類・第6類)と、酸化されやすい還元性物質(第2類・第4類・第5類)を混ぜると、燃焼の三要素のうち二つが同居することになり、わずかな刺激で発火・爆発します。

ポイント
混載規制も、この原理に基づいて組み立てられています。

試験の罠
常温でも衝撃や摩擦だけで反応します。加熱は必須条件ではありません。

他の選択肢が不適切な理由
「酸化性の物質どうしの組合せが最も危険」とする記述は誤りで、酸化剤どうしは互いに酸化しあう関係にならないため、混載が認められるほど反応の危険が小さいものです。「還元性の物質どうしの組合せが最も危険」とする記述も誤りで、可燃物どうしでは酸素の供給源がそろわず、混載も認められています。「加熱をしない限り危険は生じない」とする記述も誤りで、常温であっても衝撃や摩擦だけで発火することがあります。
問74-17

各類の危険物と指定数量の最小値の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①第1類に属する第1種酸化性固体の指定数量は100kgである
  • ②第3類のカリウム・ナトリウムの指定数量は10kgである
  • ③第6類に属する過酸化水素の指定数量は50kgである
  • ④第2類に属する硫黄の指定数量は10kgとなっている
答えと解説を見る
正解 ②第3類のカリウム・ナトリウムの指定数量は10kgである
解説
カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウムの指定数量は10kgで、第5類の第1種自己反応性物質と並んで最小です。

ポイント
第1類の第1種酸化性固体は50kg、第6類は一律300kg、第2類の硫黄は100kgです。

試験の罠
指定数量が小さいほど危険性が高いという関係を押さえると、暗記の負担が軽くなります。

他の選択肢が不適切な理由
「第1類の第1種酸化性固体の指定数量は100kg」とする記述は実際の値より大きく、この区分にはもっと小さい値が定められています。「第6類の過酸化水素の指定数量は50kg」とする記述も誤りで、第6類は品名を問わず一律の値が定められており、その値はこれよりかなり大きくなります。「第2類の硫黄の指定数量は10kg」とする記述も実際より小さく、硫黄は硫化りんや赤りんと同じ区分に置かれています。
問84-17

各類の危険物に共通する火災予防の原則として、最も適切なものはどれか。

  • ①すべての危険物について、大量の注水による冷却を行うこと
  • ②すべての危険物を同一の場所にまとめて管理すること
  • ③その物質の危険性の原因となる要因との接触を断つこと
  • ④容器を開放して蒸気やガスを常時放出させること
答えと解説を見る
正解 ③その物質の危険性の原因となる要因との接触を断つこと
解説
第1類は可燃物と熱・衝撃、第2類は火気と酸化剤、第3類は空気と水、第4類は火気と静電気、第5類は熱・衝撃・摩擦、第6類は可燃物と、それぞれ危険を生む要因が異なります。共通するのは、その要因を断つという原則です。

ポイント
類ごとの性状を理解していれば、個別の対策は導き出せます。

試験の罠
画一的な対策を全類に当てはめる選択肢は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「すべての危険物について大量の注水による冷却を行う」とする記述は誤りで、水と反応して酸素や可燃性ガスを出すものには注水そのものが危険です。「すべての危険物を同一の場所にまとめて管理する」とする記述も誤りで、酸化剤と可燃物を近くに置くこと自体が混触による発火の原因になります。「容器を開放して蒸気やガスを常時放出させる」とする記述も誤りで、蒸気の滞留や空気との接触という新たな危険を生みます。
問94-17

危険物火災における事故拡大の要因として、誤っているものはどれか。

  • ①燃焼している油に棒状注水を行い、油を飛散させること
  • ②可燃性蒸気が低所を伝って離れた火源に達すること
  • ③第5類の火災に対して窒息消火を試み、時間を空費すること
  • ④燃焼面を泡で覆い、蒸気の発生と酸素の供給を絶つこと
答えと解説を見る
正解 ④燃焼面を泡で覆い、蒸気の発生と酸素の供給を絶つこと
解説
泡による被覆は正しい消火法であり、事故拡大の要因ではありません。

ポイント
他の三つはいずれも実際の事故で繰り返されてきた失敗のパターンです。

試験の罠
正しい対応が一つだけ紛れ込んでいる「誤っているものはどれか」型の問題では、選択肢を一つずつ危険性の有無で判定します。

他の選択肢が不適切な理由
燃えている油に棒状の注水を行えば、油が飛び散り水面に浮いたまま燃え広がるため、実際に事故を拡大させてきた典型的な失敗です。可燃性蒸気が低い場所を伝って離れた火源に達することも、空気より重い蒸気の性質から生じる現実の事故要因です。第5類の火災に窒息消火を試みることも、自ら酸素を持つため効果がなく、その間に分解が進んで爆発の危険が高まるという意味で拡大要因になります。
問104-17

危険物の事故発生時における通報に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①応急措置を講じるとともに、直ちに消防機関等へ通報する
  • ②社内で原因を調査したうえで、結論が出てから通報を行う
  • ③少量の漏えいであれば、通報の必要はまったくない
  • ④通報は、事故の処理が完了した後に行えばよい
答えと解説を見る
正解 ①応急措置を講じるとともに、直ちに消防機関等へ通報する
解説
製造所等の所有者等は、危険物の流出その他の事故が発生したときは、直ちに応急の措置を講じるとともに、消防機関等へ通報しなければなりません。

ポイント
応急措置を講じていないと認めるときは、市町村長等が応急措置命令を発することができます。

試験の罠
通報を遅らせることは法令違反であり、被害拡大の最大の要因にもなります。

他の選択肢が不適切な理由
「社内で原因を調査したうえで結論が出てから通報する」とする記述は誤りで、原因の究明より先に被害の拡大を防ぐことが求められ、通報は直ちに行わなければなりません。「少量の漏えいであれば通報の必要はまったくない」とする記述も誤りで、量の多少にかかわらず事故が起きた時点で通報の義務が生じます。「処理が完了した後に行えばよい」とする記述も誤りで、通報の遅れは法令違反であるうえ、被害を広げる最大の要因になります。

甲種危険物取扱者の対策問題(全500問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。