2026年版・4-14

第5類 主な物品の性状の一問一答

甲種危険物取扱者「危険物の性質・火災予防・消火」から、第5類 主な物品の性状に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-14

過酸化ベンゾイルの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①白色の粒状結晶で、加熱・衝撃・摩擦により爆発するおそれがある
  • ②無色の液体であり、加熱してもまったく分解しない安定な物質である
  • ③黒色の粉末であり、水と反応して多量の水素を発生していく
  • ④不燃性の固体であり、消火剤としても広く用いられている
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正解 ①白色の粒状結晶で、加熱・衝撃・摩擦により爆発するおそれがある
解説
過酸化ベンゾイルは白色の粒状結晶で、有機過酸化物の代表です。加熱、衝撃、摩擦により容易に分解して爆発するおそれがあります。

ポイント
乾燥した状態では特に危険なため、水分を含ませたり不活性な固体で希釈したりして安定化させて流通します。

試験の罠
強酸や有機物との接触でも分解が促進されます。単独でも危険です。

他の選択肢が不適切な理由
「無色の液体でありまったく分解しない安定な物質」とする記述は、状態も安定性も実際と異なり、乾いた状態では特に鋭敏で、水分を含ませるなどして流通させるほどの物質です。「黒色の粉末であり水と反応して多量の水素を発生する」とする記述は、水と反応して水素を出す金属の性質と取り違えたものです。「不燃性の固体であり消火剤としても用いられている」とする記述も、自ら分解して燃える第5類の性格に正面から反します。
問24-14

ニトログリセリンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①白色の固体であり、衝撃を与えてもまったく爆発しない安定な物質である
  • ②無色油状の液体で、わずかな衝撃でも爆発する極めて鋭敏な物質である
  • ③常温では気体であり、空気よりもかなり軽い性質を持っている
  • ④不燃性であり、他の物質の燃焼を強く助ける性質を持っている
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正解 ②無色油状の液体で、わずかな衝撃でも爆発する極めて鋭敏な物質である
解説
ニトログリセリンは無色または淡黄色の油状液体で、硝酸エステル類に属します。凍結すると特に衝撃に敏感になり、わずかな刺激で爆発します。

ポイント
けいそう土などに吸収させて安定化させたものがダイナマイトです。

試験の罠
少量を摂取すると血管拡張作用を示し医薬品としても使われますが、危険物としての本質は爆発性です。

他の選択肢が不適切な理由
「白色の固体であり衝撃を与えてもまったく爆発しない」とする記述は、状態も危険性も実際と正反対で、この物質は凍結するとかえって刺激に敏感になります。「常温では気体であり空気よりもかなり軽い」とする記述も誤りで、常温では油状の液体として存在し、水より重い物質です。「不燃性であり他の物質の燃焼を強く助ける」とする記述は、酸化性である第1類や第6類の説明であり、自ら爆発的に分解する第5類には当てはまりません。
問34-14

ニトロセルロースの貯蔵方法として、正しいものはどれか。

  • ①油の中に沈めておくことで、空気を遮断して貯蔵する
  • ②完全に乾燥させた状態で密封して貯蔵する
  • ③水またはアルコールで湿らせた状態で貯蔵する
  • ④高温で加熱して安定化させてから貯蔵する
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正解 ③水またはアルコールで湿らせた状態で貯蔵する
解説
ニトロセルロースは乾燥すると極めて危険なため、水やアルコールで湿らせた状態で貯蔵します。

ポイント
硝化度(窒素含有量)が高いほど爆発性が強くなります。日光や加熱により分解し、自然発火することもあります。

試験の罠
湿潤剤が蒸発しないよう容器の密栓と温度管理が必要です。乾燥は厳禁です。

他の選択肢が不適切な理由
「油の中に沈めておく」とする記述は誤りで、これは水と反応する第3類の金属の保存方法であり、しかも油自体が可燃物であるため、酸素を分子内に持つこの物質と組み合わせるべきではありません。「完全に乾燥させた状態で密封する」とする記述は最も危険で、乾くほど分解と発火の危険が高まります。「高温で加熱して安定化させてから貯蔵する」とする記述も誤りで、加熱は分解を促し自然発火の引き金になります。
問44-14

トリニトロトルエン(TNT)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①不燃性の物質であり、加熱してもまったく分解することはない
  • ②無色の液体であり、常温においては容易に揮発してしまうものである
  • ③水には非常によく溶け、その水溶液は強い酸性を示している
  • ④淡黄色の結晶で、金属とは反応しにくく取扱いやすい爆薬である
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正解 ④淡黄色の結晶で、金属とは反応しにくく取扱いやすい爆薬である
解説
トリニトロトルエンは淡黄色の結晶で、ニトロ化合物の代表です。金属と反応しにくく、他の爆薬に比べて摩擦や衝撃に対して比較的鈍感なため取り扱いやすいとされます。

ポイント
ただし急激な加熱や起爆により激しく爆発します。日光により変色します。

試験の罠
ピクリン酸は金属と反応して極めて鋭敏な金属塩を作るため、金属容器を使えません。TNTとの違いです。

他の選択肢が不適切な理由
「不燃性でありまったく分解しない」とする記述は誤りで、急激な加熱や起爆によって激しく爆発する物質です。「無色の液体であり常温で容易に揮発する」とする記述も誤りで、常温では結晶であり、日光を受けると変色するという特徴もあります。「水には非常によく溶け水溶液は強い酸性を示す」とする記述も誤りで、水に溶けにくい中性の物質です。強い酸性を示すのは、同じニトロ化合物でもフェノールから作られる別の物質です。
問54-14

ピクリン酸の性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①黄色の結晶で苦味があり、金属と反応して鋭敏な塩をつくる
  • ②無色の液体であり、金属とはまったく反応しない物質である
  • ③白色の粉末であり、水と反応して水素を発生していく
  • ④不燃性の固体であり、酸化剤として広く用いられる
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正解 ①黄色の結晶で苦味があり、金属と反応して鋭敏な塩をつくる
解説
ピクリン酸(トリニトロフェノール)は黄色の結晶で強い苦味があり、酸性を示します。鉄・銅・鉛などの金属と反応して、衝撃に極めて敏感なピクリン酸塩を生じます。

ポイント
乾燥すると危険性が増すため、水で湿らせて貯蔵します。

試験の罠
金属容器に入れてはならない代表的な第5類危険物です。

他の選択肢が不適切な理由
「無色の液体であり金属とはまったく反応しない」とする記述は二重に誤りで、常温では結晶であり、鉄や銅、鉛と反応してわずかな衝撃で爆発する塩を作るため、金属容器を使えません。「白色の粉末であり水と反応して水素を発生する」とする記述も誤りで、水と反応して水素を出すのは第3類の金属です。「不燃性の固体であり酸化剤として広く用いられる」とする記述も、自ら爆発的に分解する性質と合いません。
問64-14

アジ化ナトリウムの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①無色の液体であり、水とはまったく反応せず極めて安定な物質である
  • ②無色の結晶で、水があると重金属と反応してアジ化物を生じる
  • ③黄色の粉末であり、加熱すると多量の酸素を放出していく
  • ④不燃性の物質であり、消火剤としても広く使用されている
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正解 ②無色の結晶で、水があると重金属と反応してアジ化物を生じる
解説
アジ化ナトリウムは無色の板状結晶で、水の存在下で銅・鉛・銀などの重金属と反応し、極めて衝撃に敏感なアジ化物を生成します。

ポイント
加熱すると分解して窒素と金属ナトリウムを生じます。この金属ナトリウムが水と激しく反応するため、消火に水は使えません。

試験の罠
第5類では珍しく注水厳禁の物質です。乾燥砂を用います。

他の選択肢が不適切な理由
「無色の液体であり水とはまったく反応せず極めて安定」とする記述は誤りで、常温では結晶であり、水があると重金属と反応して鋭敏な化合物を作ります。「黄色の粉末であり加熱すると多量の酸素を放出する」とする記述も誤りで、加熱によって出るのは窒素であり、同時に生じる金属ナトリウムが水と激しく反応するため注水消火ができません。「不燃性であり消火剤としても使用されている」とする記述も、自己反応性という分類に反します。
問74-14

硫酸ヒドロキシルアミンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①黒色の粉末で、水と反応して酸素を発生する
  • ②無色の液体で水には溶けず、中性を示す物質である
  • ③白色の結晶で水に溶け、水溶液は強い酸性を示す
  • ④不燃性であり、加熱してもまったく分解しない
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正解 ③白色の結晶で水に溶け、水溶液は強い酸性を示す
解説
硫酸ヒドロキシルアミンは白色の結晶で水に溶け、その水溶液は強い酸性を示します。吸湿性があり、金属を腐食させます。

ポイント
加熱や酸化剤との接触により爆発的に分解します。皮膚や粘膜への刺激性も強い物質です。

試験の罠
ヒドロキシルアミンおよびその塩類は、分子内に酸素を持ちつつ還元性も示す特殊な物質です。

他の選択肢が不適切な理由
「黒色の粉末で水と反応して酸素を発生する」とする記述は、色も反応も実際と異なり、酸素を出すのは第1類の無機過酸化物です。「無色の液体で水には溶けず中性を示す」とする記述も誤りで、常温では結晶であり、水に溶けて強い酸性を示すため金属を腐食させます。「不燃性であり加熱してもまったく分解しない」とする記述も誤りで、加熱や酸化剤との接触によって爆発的に分解する危険を持ちます。
問84-14

硝酸メチル・硝酸エチルの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①不燃性であり、他の物質の燃焼を強く助けてしまう
  • ②白色の固体で無臭であり、引火の危険はまったくない
  • ③常温では気体であり、液体としては存在しないものである
  • ④無色透明の液体で芳香があり、引火性を有し爆発しやすい
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正解 ④無色透明の液体で芳香があり、引火性を有し爆発しやすい
解説
硝酸メチル・硝酸エチルはいずれも硝酸エステル類で、無色透明の芳香を持つ液体です。引火性があり、加熱や衝撃で爆発します。

ポイント
第5類でありながら引火性液体としての危険もあわせ持つため、火気の管理が特に重要です。

試験の罠
液比重は1より大きく、水より重い物質です。

他の選択肢が不適切な理由
「不燃性であり他の物質の燃焼を強く助ける」とする記述は、酸化性である第1類や第6類の説明であり、自ら分解して燃える第5類には当てはまりません。「白色の固体で無臭であり引火の危険はまったくない」とする記述は、状態もにおいも危険性もすべて実際と異なり、これらは引火性まで併せ持つ点が特徴です。「常温では気体であり液体としては存在しない」とする記述も誤りで、常温では水より重い液体として扱われます。
問94-14

第5類危険物のうち、金属製の容器を避けるべき理由として最も適切なものはどれか。

  • ①ピクリン酸等が金属と反応し、衝撃に鋭敏な金属塩を生じるためである
  • ②金属が第5類の分解によって溶解し、容器が破損するためである
  • ③金属の容器では静電気が発生しやすくなり、着火の危険が生じるためである
  • ④金属容器は熱伝導率が高いため、冷却されすぎてしまうためである
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正解 ①ピクリン酸等が金属と反応し、衝撃に鋭敏な金属塩を生じるためである
解説
ピクリン酸は鉄・銅・鉛などと反応して、わずかな衝撃で爆発するピクリン酸塩をつくります。アジ化ナトリウムも重金属と反応して鋭敏なアジ化物を生じます。

ポイント
これらの物質にはガラスや樹脂の容器を用います。

試験の罠
第5類でも過酸化ベンゾイルのように金属との反応が問題にならないものもあります。物質ごとの性質を押さえます。

他の選択肢が不適切な理由
「金属が第5類の分解によって溶解し容器が破損する」とする記述は、危険の中身を取り違えています。問題なのは容器が壊れることではなく、生成した化合物そのものが極めて爆発しやすいことです。「金属の容器では静電気が発生しやすくなる」とする記述も誤りで、金属は電気を通すため、接地すればむしろ電荷を逃がしやすくなります。「熱伝導率が高いため冷却されすぎる」とする記述も誤りで、冷えること自体は分解を抑える方向に働きます。
問104-14

エチルメチルケトンパーオキサイドの性状に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①白色の固体であり、水に溶けて安定した溶液をつくるものである
  • ②無色の油状液体で、市販品は可塑剤で希釈し安定化されている
  • ③常温では気体であり、空気よりもかなり軽いものである
  • ④不燃性の液体であり、消火剤として広く用いられている
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正解 ②無色の油状液体で、市販品は可塑剤で希釈し安定化されている
解説
エチルメチルケトンパーオキサイドは無色の油状液体の有機過酸化物で、そのままでは危険性が高いため、市販品はフタル酸ジメチルなどの可塑剤で希釈して安定化されています。

ポイント
ぼろ布や鉄さびと接触すると分解が促進され、30℃以上で分解が進みます。

試験の罠
希釈されているとはいえ、加熱・衝撃・摩擦により激しく分解する危険物であることに変わりはありません。

他の選択肢が不適切な理由
「白色の固体であり水に溶けて安定した溶液をつくる」とする記述は、状態も溶解性も実際と異なり、油状の液体として可塑剤で薄めた形で流通します。「常温では気体であり空気よりもかなり軽い」とする記述も誤りで、常温では液体です。「不燃性の液体であり消火剤として広く用いられている」とする記述も誤りで、ぼろ布や鉄さびと触れるだけでも分解が進み、比較的低い温度から分解が始まる危険な物質です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。