2026年版・4-13

第5類 自己反応性物質の共通性状の一問一答

甲種危険物取扱者「危険物の性質・火災予防・消火」から、第5類 自己反応性物質の共通性状に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-13

第5類危険物の共通する性状として、正しいものはどれか。

  • ①水と反応して可燃性のガスを発生する性質を、共通してもっている
  • ②それ自体は不燃性であり、他の物質の燃焼を助けるだけのものである
  • ③常温では液体または固体であり、比重はいずれも1より小さい
  • ④分子内に酸素を含むものが多く、外部からの酸素供給なしに燃焼する
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正解 ④分子内に酸素を含むものが多く、外部からの酸素供給なしに燃焼する
解説
第5類は自己反応性物質で、分子内に酸素と可燃物を併せ持つものが多く、加熱・衝撃・摩擦により自ら分解して急激に燃焼または爆発します。

ポイント
固体と液体の両方があります。ニトロ化合物・有機過酸化物・硝酸エステル類などが代表です。

試験の罠
アジ化ナトリウムやヒドラジンの誘導体のように、分子内に酸素を含まない第5類もあります。

他の選択肢が不適切な理由
「水と反応して可燃性のガスを発生する性質を共通してもつ」とする記述は、水と接して発火したりガスを出したりする第3類の禁水性物品の説明です。「それ自体は不燃性であり他の物質の燃焼を助けるだけ」とする記述は、酸化性である第1類や第6類の説明で、自ら燃える第5類には当てはまりません。「比重はいずれも1より小さい」とする記述も誤りで、第5類は水より重いものが多く、状態も固体と液体の両方があります。
問24-13

第5類危険物の消火方法として、正しいものはどれか。

  • ①大量の水による冷却消火を行うことが基本である
  • ②二酸化炭素による窒息消火が最も有効である
  • ③ハロゲン化物を用いた抑制消火が最も有効である
  • ④乾燥砂で覆う窒息消火が唯一の方法である
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正解 ①大量の水による冷却消火を行うことが基本である
解説
第5類は自ら酸素を供給するため窒息消火が効きません。分解温度以下に冷やすことが有効な方法であり、大量の水や泡による冷却消火を行います。

ポイント
ただし量が多い場合は爆発の危険があるため、消火よりも退避と延焼防止を優先する判断も必要です。

試験の罠
アジ化ナトリウムは、火災の熱で分解して生じる金属ナトリウムが水と激しく反応するため、注水を避けて乾燥砂を用います。共通原則の例外です。

他の選択肢が不適切な理由
「二酸化炭素による窒息消火が最も有効」とする記述は誤りで、第5類は分子内に酸素を持つものが多く、外から酸素を絶っても分解と燃焼が止まりません。「ハロゲン化物を用いた抑制消火が最も有効」とする記述も同じ理由で誤りで、自ら分解して進む反応には効果が期待できません。「乾燥砂で覆う窒息消火が唯一の方法」とする記述も言い過ぎで、少量であれば有効な場合もありますが、基本は分解温度より低く冷やすことです。
問34-13

第5類危険物の貯蔵・取扱いに関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①風通しのよい冷暗所を選んだうえで密栓して貯蔵する
  • ②分解を促進するため、日光の当たる場所で乾燥させる
  • ③容器の破損や変質に注意し、分解しやすいものは温度を管理する
  • ④火気・加熱・衝撃・摩擦を確実に避けるようにする
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正解 ②分解を促進するため、日光の当たる場所で乾燥させる
解説
第5類は日光や熱により分解が進み、自然発火や爆発に至ります。直射日光を避け、冷暗所で貯蔵します。運搬時にも遮光性の被覆が必要です。

ポイント
ニトロセルロースなどは水やアルコールで湿らせて安定させ、乾燥させないように保管します。

試験の罠
「乾燥させる」という記述は、第5類では危険性を高める操作になります。

他の選択肢が不適切な理由
「風通しのよい冷暗所を選んだうえで密栓して貯蔵する」ことは正しい取扱いで、温度を上げないことが分解を防ぐ基本になります。「容器の破損や変質に注意し分解しやすいものは温度を管理する」ことも正しく、分解が始まれば自ら熱を出して加速するため、初期の温度管理が決定的に重要です。「火気・加熱・衝撃・摩擦を確実に避ける」ことも正しい取扱いで、これらはいずれも自己分解の引き金になります。
問44-13

第5類危険物の容器に表示すべき注意事項として、正しいものはどれか。

  • ①可燃物接触注意、禁水
  • ②空気接触厳禁、禁水
  • ③火気厳禁、衝撃注意
  • ④火気注意のみ
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正解 ③火気厳禁、衝撃注意
解説
第5類の運搬容器には「火気厳禁」および「衝撃注意」を表示します。

ポイント
衝撃や摩擦で爆発する危険があるという第5類の本質が、そのまま表示に反映されています。

試験の罠
「可燃物接触注意」は第1類・第6類、「空気接触厳禁」は第3類の自然発火性物品の表示です。

他の選択肢が不適切な理由
「可燃物接触注意、禁水」とする記述は、酸化性の第1類や第6類、および水と反応する物品に求められる表示であり、自ら分解して燃える第5類の危険性を伝えていません。「空気接触厳禁、禁水」とする記述は、空気に触れて発火する第3類の自然発火性物品の表示です。「火気注意のみ」とする記述も不十分で、第5類は火気に対してより強い注意が必要なうえ、衝撃や摩擦で爆発する危険も伝えなければなりません。
問54-13

第5類危険物の運搬に関する混載規制として、正しいものはどれか。

  • ①第3類および第6類との混載が認められる
  • ②第1類および第6類との混載が認められる
  • ③いかなる類とも混載することができない
  • ④第2類および第4類との混載が認められる
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正解 ④第2類および第4類との混載が認められる
解説
第5類は第2類および第4類と混載できます。第1類・第3類・第6類との混載は認められません。

ポイント
第1類・第6類は強力な酸化剤であり、自己反応性物質と組み合わせると爆発の危険が飛躍的に高まります。

試験の罠
混載可能な五つの組合せを表にして覚えるのが最短の攻略法です。

他の選択肢が不適切な理由
「第3類および第6類との混載が認められる」とする記述は誤りで、第6類は強力な酸化剤であり、自ら分解して燃える第5類と積み合わせれば爆発の危険が跳ね上がります。「第1類および第6類との混載が認められる」とする記述も同じ理由で誤りです。「いかなる類とも混載できない」とする記述は行き過ぎで、可燃物どうしである第2類や第4類との組合せは認められています。
問64-13

第5類危険物の品名として、誤っているものはどれか。

  • ①無機過酸化物
  • ②有機過酸化物
  • ③硝酸エステル類
  • ④ニトロ化合物
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正解 ①無機過酸化物
解説
無機過酸化物は第1類(酸化性固体)の品名です。第5類の品名は、有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、ニトロソ化合物、アゾ化合物、ジアゾ化合物、ヒドラジンの誘導体、ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン塩類などです。

ポイント
「有機」か「無機」かで類が分かれる代表例です。

試験の罠
過酸化ベンゾイル(有機過酸化物)は第5類、過酸化ナトリウム(無機過酸化物)は第1類です。

他の選択肢が不適切な理由
有機過酸化物は分子内に不安定な酸素の結合を持ち、加熱や摩擦で自ら分解して爆発するため、自己反応性物質として第5類に含まれます。硝酸エステル類も同じく分子内に酸素を抱え込んだ化合物で、ニトログリセリンなどの爆発性の高いものが属します。ニトロ化合物もトリニトロトルエンなどが代表で、爆薬として使われるほどの分解性を持ちます。いずれも有機化合物であるという点が共通しています。
問74-13

第5類危険物の危険等級と指定数量に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①第1種自己反応性物質は危険等級Ⅲで、指定数量は300kgである
  • ②第1種自己反応性物質は危険等級Ⅰで、指定数量は10kgである
  • ③第5類はすべて危険等級Ⅱで、指定数量は100kgである
  • ④第5類の危険物には危険等級の区分が設けられていない
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正解 ②第1種自己反応性物質は危険等級Ⅰで、指定数量は10kgである
解説
第5類は第1種自己反応性物質が危険等級Ⅰで指定数量10kg、第2種が危険等級Ⅱで指定数量100kgです。

ポイント
10kgという指定数量は、第3類のカリウム・ナトリウムと並んで最も小さい部類です。危険性の高さを反映しています。

試験の罠
第5類には危険等級Ⅲがありません。第1種と第2種の二区分です。

他の選択肢が不適切な理由
「第1種自己反応性物質は危険等級Ⅲで指定数量は300kg」とする記述は、等級も数量も実際よりはるかに緩く、爆発性の高いものを最も軽い扱いに置いてしまいます。「すべて危険等級Ⅱで指定数量は100kg」とする記述も誤りで、実際には二つの種別に分かれ、危険性の高い側には別の値が定められています。「危険等級の区分が設けられていない」とする記述も誤りで、運搬容器の基準などは等級に応じて定められています。
問84-13

第5類危険物の火災に消防隊が対応する際の注意点として、最も適切なものはどれか。

  • ①分子内に酸素を持っているため、放置しておけば自然に鎮火する
  • ②窒息消火が有効であるため、容器に蓋をして完全に密閉してしまう
  • ③爆発の危険があるため、十分な距離を保ち安全に配慮して消火する
  • ④注水は厳禁であるため、乾燥砂のみを使用して消火する
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正解 ③爆発の危険があるため、十分な距離を保ち安全に配慮して消火する
解説
第5類は爆発的に燃焼するため、大量に存在する場合は接近しての消火が極めて危険です。安全な距離から大量注水を行うか、延焼防止に切り替える判断が必要です。

ポイント
密閉すると内部で圧力が上がり、かえって爆発を招きます。

試験の罠
注水厳禁なのはアジ化ナトリウムなど一部に限られます。原則は注水による冷却です。

他の選択肢が不適切な理由
「放置しておけば自然に鎮火する」とする記述は誤りで、自ら酸素を持つため燃焼は止まらず、むしろ爆発に至ります。「容器に蓋をして完全に密閉する」とする記述は極めて危険で、分解ガスの逃げ場がなくなり内圧が上がって容器が破裂します。「注水は厳禁であるため乾燥砂のみを使用する」とする記述も誤りで、注水を避けるのは分解して金属ナトリウムを生じるものなど一部に限られ、原則は水による冷却です。
問94-13

第5類危険物が加熱・衝撃により危険な理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①分解によって不燃性のガスのみを生じてしまうためである
  • ②分解反応が吸熱を伴い、周囲が急激に冷却されてしまうためである
  • ③分解しても発熱することはなく、圧力だけが上昇するためである
  • ④分解反応が発熱を伴い、その熱がさらに分解を加速するためである
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正解 ④分解反応が発熱を伴い、その熱がさらに分解を加速するためである
解説
第5類の分解は発熱反応であり、発生した熱が周囲の未分解部分の分解を促し、連鎖的に反応が加速して爆発に至ります。これを自己加速的分解といいます。

ポイント
このため、貯蔵時の温度管理と分解を抑える安定剤の使用が重要になります。

試験の罠
少量でも大きなエネルギーを放出します。量が少ないから安全とは限りません。

他の選択肢が不適切な理由
「不燃性のガスのみを生じる」とする記述は誤りで、分解によって可燃性のガスや大量の気体が生じ、圧力の急上昇も伴います。「分解反応が吸熱を伴い周囲が急激に冷却される」とする記述は熱の向きが逆で、周囲から熱を奪うのであれば反応は自然に止まってしまい、爆発には至りません。「分解しても発熱せず圧力だけが上昇する」とする記述も誤りで、発熱があるからこそ反応が自分自身を加速させ、短時間で爆発に至ります。
問104-13

第5類危険物の貯蔵における温度管理に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①分解しやすいものは、定められた温度以下に保つ必要がある
  • ②温度が高いほど安定するため、加温して貯蔵する
  • ③温度管理は不要であり、常温であれば特に問題ない
  • ④凍結させることで分解が完全に止まるため、安全な状態になる
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正解 ①分解しやすいものは、定められた温度以下に保つ必要がある
解説
有機過酸化物などには、その物質ごとに分解が急速に進む温度があり、これを下回る温度で管理しなければなりません。

ポイント
製造所等では冷却装置や保冷装置により温度を保ち、温度計で監視します。

試験の罠
凍結すると結晶が析出して衝撃に敏感になる物質もあります。単に冷やせばよいわけではありません。

他の選択肢が不適切な理由
「温度が高いほど安定するため加温して貯蔵する」とする記述は正反対で、温度が上がるほど分解が進みやすくなります。「温度管理は不要であり常温であれば問題ない」とする記述も誤りで、物質によっては常温に近い温度から分解が始まるものがあり、施設には冷却や保冷の設備が求められます。「凍結させれば分解が完全に止まる」とする記述も誤りで、凍結によって結晶が出てくると、かえって衝撃に敏感になるものがあります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。