2026年版・2-4

貯蔵・取扱いの共通基準の一問一答

甲種危険物取扱者「危険物に関する法令②」から、貯蔵・取扱いの共通基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-4

製造所等における貯蔵・取扱いの共通基準として、誤っているものはどれか。

  • ①常に整理・清掃を行い、みだりに空箱等の不必要な物件を置かないこと
  • ②みだりに火気を使用せず、係員以外の者をみだりに出入りさせないこと
  • ③危険物のくずやかすは、1週間に1回以上まとめて廃棄すること
  • ④許可された品名以外の危険物を貯蔵し、または取り扱わないこと
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正解 ③危険物のくずやかすは、1週間に1回以上まとめて廃棄すること
解説
危険物のくず・かす等は、1日に1回以上、危険物の性質に応じて安全な場所および方法で廃棄その他適当な処置をしなければなりません。

ポイント
数字が出てくる基準は狙われます。廃棄は「1日1回以上」です。

試験の罠
1週間や1か月といった長い期間に置き換えた選択肢が定番のダミーです。

他の選択肢が不適切な理由
残る三つはいずれも正しい共通基準です。整理・清掃を行い不要な物件を置かないのは、可燃物が積み重なると火が燃え広がる足場になり、消火活動の妨げにもなるためです。みだりに火気を使わず係員以外を出入りさせないのは、着火源と、危険を知らない人の両方を遠ざけるためです。許可された品名以外を扱わないのは、施設の設備や消火の備えが許可を受けた危険物に合わせて造られているためです。
問22-4

危険物の廃棄の方法に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①埋没して廃棄する場合は、危険物の性質に関係なく地下深くに埋めておけばよい
  • ②下水道に流し、水で十分に希釈することにより処分することができる
  • ③海洋の深い場所に投入して処分することが、最も安全で確実な方法である
  • ④焼却する場合は、安全な場所で、燃焼や爆発により危害を及ぼさない方法による
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正解 ④焼却する場合は、安全な場所で、燃焼や爆発により危害を及ぼさない方法による
解説
危険物を廃棄するときは、焼却する場合は安全な場所で、かつ燃焼または爆発によって他に危害や損害を及ぼすおそれのない方法で、見張人をつけて行います。

ポイント
埋没する場合は、危険物の性質に応じて安全な場所で行わなければなりません。

試験の罠
海中や水中への流出・投下による廃棄は明確に禁止されています。

他の選択肢が不適切な理由
「性質に関係なく地下深くに埋める」とする記述は、水と反応するものや自然発火するものを土中に置けば地中で反応が進む点を見落としています。「下水道に流して希釈する」とする記述は、油が管の中で気化して離れた場所で引火するおそれがあり、水質の汚染も招くため認められません。「海洋の深い場所に投入する」とする記述は、水中や海中への投下による処分が明確に禁じられていることに反します。
問32-4

類を異にする危険物の同一貯蔵所での貯蔵に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①原則として同時貯蔵は禁止されるが、一定の組合せは1m以上離せば認められる
  • ②類が異なっていても、同一の貯蔵所内であれば自由に混載して貯蔵できる
  • ③類を異にする危険物は、いかなる場合であっても同時に貯蔵することはできない
  • ④同時貯蔵の可否は、その都度市町村長等の個別の承認により決定される
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正解 ①原則として同時貯蔵は禁止されるが、一定の組合せは1m以上離せば認められる
解説
屋内貯蔵所・屋外貯蔵所では、類を異にする危険物の同時貯蔵は原則として禁止されますが、政令で定める組合せについては、それぞれをとりまとめて貯蔵し、相互に1m以上の間隔を置けば認められます。

ポイント
認められる組合せの例として、第1類(アルカリ金属の過酸化物等を除く)と第5類、第2類と第4類の引火性固体、第3類の自然発火性物品(黄りん等)と第1類などがあります。

試験の罠
運搬の混載基準とは別の規定です。貯蔵の同時貯蔵と運搬の混載を混同しないようにします。

他の選択肢が不適切な理由
「自由に混載して貯蔵できる」とする記述は、酸素を供給する性質のものと燃えやすいものが接すれば火災につながる点を見落としています。「いかなる場合であっても同時に貯蔵できない」とする記述は、互いに反応しにくい組合せに限って一定の間隔を置けば認める例外があることに反します。「その都度市町村長等の個別の承認により決定される」とする記述は、認められる組合せがあらかじめ定められている仕組みと異なります。
問42-4

屋内貯蔵所における容器の積み重ね高さの制限として、正しいものはどれか。

  • ①積み重ねの高さに制限は設けられていない
  • ②原則として3mを超えて積み重ねてはならない
  • ③原則として1.5mを超えて積み重ねてはならない
  • ④原則として6mを超えて積み重ねてはならない
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正解 ②原則として3mを超えて積み重ねてはならない
解説
屋内貯蔵所および屋外貯蔵所において危険物を容器に収納して貯蔵するときは、原則として3mを超えて積み重ねてはなりません。

ポイント
第4石油類・動植物油類を収納した容器のみを積む場合は4m、機械により荷役する構造を有する容器のみの場合は6mまで認められます。

試験の罠
3m・4m・6mの三つの数値を、対象となる危険物と結び付けて覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
「制限は設けられていない」とする記述は、高く積むほど崩れやすく、下の容器が押しつぶされて漏れる危険が高まる点を見落としています。「1.5mを超えて積み重ねてはならない」とする記述は原則より厳しすぎ、実際の保管の実情に合いません。「6mを超えて積み重ねてはならない」とする記述は、6mが機械で荷役する専用の構造を持つ容器だけに認められる例外の高さであり、一般の原則としては高すぎます。
問52-4

危険物の貯蔵温度に関する基準として、正しいものはどれか。

  • ①温度の基準は、圧力タンクに貯蔵する場合についてのみ定められている
  • ②屋内貯蔵所においては、危険物の温度が40℃を超えないよう管理するものとする
  • ③屋外貯蔵タンク等の危険物の温度が55℃を超えないよう必要な措置を講ずる
  • ④第4類の危険物については、引火点以下の温度に保つことが求められる
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正解 ③屋外貯蔵タンク等の危険物の温度が55℃を超えないよう必要な措置を講ずる
解説
屋外貯蔵タンク・屋内貯蔵タンク・地下貯蔵タンク・簡易貯蔵タンクの危険物の温度が55℃を超えないよう、必要な措置を講じなければなりません。

ポイント
屋内貯蔵所・屋外貯蔵所で容器に収納して貯蔵する場合も、原則として55℃を超えない温度に保ちます。

試験の罠
55℃という数値は、危険物の温度管理の基本値として繰り返し出題されます。

他の選択肢が不適切な理由
「圧力タンクに貯蔵する場合についてのみ定められている」とする記述は、温度が上がれば蒸気が増えるという性質がタンクの種類を問わない点に反します。「40℃を超えないよう管理する」とする記述は、区切りの数値が実際の基準と異なります。「引火点以下の温度に保つことが求められる」とする記述は、ガソリンのように引火点が氷点下の危険物では常温で守れず、一律の基準として成り立ちません。
問62-4

危険物を収納する容器に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①容器は、危険物の性質に適応し、破損や腐食、さけめがないものであること
  • ②容器の収納口を上方に向けて、密封した状態で収納するものとすること
  • ③容器には、原則として危険物の品名・危険等級・化学名等を表示すること
  • ④温度変化による膨張に備え、常に容器の10パーセント以上を空けること
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正解 ④温度変化による膨張に備え、常に容器の10パーセント以上を空けること
解説
液体危険物は容器の内容積の98パーセント以下の収納率で、かつ55℃の温度で漏れないよう十分な空間容積を保って収納します。10パーセント以上を空けるという基準ではありません。

ポイント
固形の危険物は内容積の95パーセント以下の収納率で収納します。

試験の罠
98パーセント(液体)と95パーセント(固体)の使い分けが問われます。

他の選択肢が不適切な理由
残る三つはいずれも正しい基準です。危険物の性質に適応し破損や腐食のない容器を用いるのは、中身と反応して穴が開けばそれだけで漏えいになるためです。収納口を上方に向けて密封するのは、横倒しや逆さまでは口から漏れやすく、蒸気も抜けてしまうためです。品名・危険等級・化学名などを表示するのは、事故のときに中身が何かを直ちに判断できるようにするためで、消火方法の選択にも直結します。
問72-4

製造所等における火気の使用に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①みだりに火気を使用してはならず、必要な場合は所定の措置を講ずる
  • ②危険物保安監督者の指示があれば、屋内でも火気を使用してよい
  • ③危険物を取り扱っていない時間帯であれば、火気を使用してよい
  • ④保有空地の内側の場所であれば、製造所等の敷地内でも火気を使用できる
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正解 ①みだりに火気を使用してはならず、必要な場合は所定の措置を講ずる
解説
製造所等では、みだりに火気を使用してはなりません。溶接等でやむを得ず火気を使う場合は、危険物を除去し可燃性蒸気を排除するなど所定の措置を講じたうえで行います。

ポイント
「みだりに」とは、正当な理由なく、あるいは必要な安全措置を講じずに、という意味です。危険物を取り扱っていない時間帯や屋外であっても、この制限は変わりません。

試験の罠
危険物取扱者の立会いや危険物保安監督者の指示は、無資格者による取扱いに関する制度であり、火気の使用を正当化するものではありません。

他の選択肢が不適切な理由
「保安監督者の指示があれば屋内でも使用してよい」とする記述は、監督者の権限が作業の保安上の指示であって、必要な安全措置を省く判断まで含まないことに反します。「取り扱っていない時間帯であれば使用してよい」とする記述は、設備や配管の中、あるいは床に残った蒸気が時間帯にかかわらず存在する点を見落としています。「保有空地の内側であれば使用できる」とする記述は、保有空地が消火活動と延焼防止のための空きであり、火気を持ち込む場所ではないことと逆です。
問82-4

危険物の詰替えに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①詰替えは危険物取扱者以外の者が単独で行うことができる
  • ②防火上安全な場所で、運搬容器に収納したうえで詰め替えること
  • ③詰替えは、屋外においてのみ行うことが認められている
  • ④容器の種類を問わず、いかなる場所でも詰め替えることができる
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正解 ②防火上安全な場所で、運搬容器に収納したうえで詰め替えること
解説
危険物を容器に詰め替える場合は、防火上安全な場所で、基準に適合する運搬容器に収納して行わなければなりません。

ポイント
給油取扱所では、固定注油設備から灯油等を容器に詰め替えることができます。この場合も所定の容器を用います。

試験の罠
製造所等における取扱いである以上、無資格者が単独で行うことはできません。

他の選択肢が不適切な理由
「危険物取扱者以外の者が単独で行うことができる」とする記述は、詰替えが製造所等における危険物の取扱いにあたり、無資格者だけでは行えないという原則に反します。「屋外においてのみ認められている」とする記述は、防火上安全な場所であればよく、屋内か屋外かで一律に決まるものではない点で誤りです。「容器の種類を問わず、いかなる場所でも詰め替えられる」とする記述は、基準に適合する運搬容器を用いるという要件そのものを無視しています。
問92-4

移動タンク貯蔵所から他のタンクへ危険物を注入する際の基準として、正しいものはどれか。

  • ①注入ホースの緊結は不要で、先端を注入口に差し込めばよい
  • ②注入中も原動機を作動させたまま、いつでも移動できるようにしておく
  • ③注入ホースを注入口に緊結し、引火点40度未満なら原動機を停止する
  • ④引火点40度未満の危険物であっても、原動機は停止しなくてよい
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正解 ③注入ホースを注入口に緊結し、引火点40度未満なら原動機を停止する
解説
移動貯蔵タンクから危険物を注入するときは、注入ホースを注入口に緊結します。特に引火点40℃未満の危険物を注入するときは、移動タンク貯蔵所の原動機を停止させなければなりません。

ポイント
静電気による災害を防ぐため、引火点40℃未満の危険物を注入するときは、移動貯蔵タンクを接地します。

試験の罠
「引火点40℃未満」という条件は、原動機の停止と接地の両方に関わる重要な数値です。

他の選択肢が不適切な理由
「ホースの先端を注入口に差し込めばよい」とする記述は、しっかりつないでいないと注入中の振動や圧力でホースが外れ、大量に流出するおそれがある点で不十分です。「注入中も原動機を作動させたままにする」とする記述と「引火点40度未満でも原動機を停止しなくてよい」とする記述は、いずれもエンジンの高温部や電気系統が着火源になりうることを見落としています。蒸気の出やすい危険物ほど、この危険は大きくなります。
問102-4

屋外貯蔵所における危険物の貯蔵に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①危険物は容器から取り出し、直接地面の上に積み上げて貯蔵すること
  • ②屋外貯蔵所では、容器の積み重ね高さに制限は設けられていない
  • ③架台の高さは10m未満であれば差し支えないことになっている
  • ④危険物は容器に収納して貯蔵し、架台の高さは6m未満とすること
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正解 ④危険物は容器に収納して貯蔵し、架台の高さは6m未満とすること
解説
屋外貯蔵所では危険物を容器に収納して貯蔵し、架台を設ける場合はその高さを6m未満としなければなりません。

ポイント
屋外貯蔵所の周囲には、さくなどを設けて明確に区画し、保有空地を確保します。

試験の罠
積み重ね高さは屋内貯蔵所と同じく原則3m(第4石油類等は4m)です。制限がないという記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「容器から取り出し直接地面の上に積み上げる」とする記述は、屋外貯蔵所が容器に収納したまま置く施設である点と、地面に直接置けば雨水や土壌で容器も中身も傷む点で誤りです。「積み重ね高さに制限はない」とする記述は、屋内貯蔵所と同じく崩れを防ぐための高さの制限がある点に反します。「架台の高さは10m未満であれば差し支えない」とする記述は、屋根も壁もない場所で高く積むほど風や地震で倒れやすくなることを見落としています。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。