2026年版・1-6

仮貯蔵・仮取扱いと届出の一問一答

甲種危険物取扱者「危険物に関する法令①」から、仮貯蔵・仮取扱いと届出に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-6

仮貯蔵・仮取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①所轄の消防署へ届出を行えば、期間の制限なく貯蔵が認められる
  • ②消防長または消防署長の承認を受け、10日以内の期間に限り認められる
  • ③市町村長等の許可を受け、30日以内の期間に限り貯蔵が認められる
  • ④所轄の都道府県知事の承認を受けた場合、14日以内の期間に限り認められる
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正解 ②消防長または消防署長の承認を受け、10日以内の期間に限り認められる
解説
指定数量以上の危険物は原則として製造所等以外では貯蔵・取扱いができませんが、所轄消防長または消防署長の承認を受けた場合に限り、10日以内の期間に限って例外的に認められます。これが仮貯蔵・仮取扱いです。

ポイント
承認権者が消防長・消防署長である点が特徴的です。設置許可の市町村長等とは異なります。

試験の罠
10日「以内」であり、10日を超える延長は認められません。工事現場で長期に危険物を置く場合は製造所等の許可が必要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「届出を行えば期間の制限なく貯蔵が認められる」とする記述は、手続が届出ではなく承認である点と、期間の上限が定められている点の二つで誤りです。「市町村長等の許可を受け30日以内」「都道府県知事の承認を受けて14日以内」とする記述は、権限者と日数がいずれもずれています。この制度は工事中の一時的な仮置きなどを想定した短期の例外であり、長く置くのであれば製造所等として許可を受けるのが筋になります。
問21-6

製造所等における届出のうち、変更しようとする日の10日前までに行わなければならないものはどれか。

  • ①製造所等の譲渡または引渡しを受けて地位を承継したこと
  • ②危険物保安監督者を新たに選任し、または現任者を解任したこと
  • ③貯蔵し取り扱う危険物の品名・数量または指定数量の倍数の変更
  • ④製造所等の用途を廃止して施設の使用を完全にやめたこと
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正解 ③貯蔵し取り扱う危険物の品名・数量または指定数量の倍数の変更
解説
品名・数量・指定数量の倍数の変更だけが「変更しようとする日の10日前まで」の事前届出です。ほかの届出はいずれも「遅滞なく」行う事後届出です。

ポイント
位置・構造・設備の変更は届出ではなく許可が必要です。ソフト面の変更は届出、ハード面の変更は許可、と整理します。

試験の罠
10日という数字は仮貯蔵の期間、亡失免状の提出期限とも共通するため、どの制度の10日かを取り違えないようにします。

他の選択肢が不適切な理由
譲渡または引渡しによる地位の承継、保安監督者の選任または解任、用途の廃止は、いずれも事が起きてから遅滞なく届け出る事後の届出です。これらは相手方の都合や実際の人事によって時期が決まるため、あらかじめ日を定めて事前に知らせることができません。これに対し扱う危険物の中身を変えることは自分の計画で決められるうえ、消火の方法や必要な設備が変わるため、行政が事前に把握できるよう前もっての届出とされています。
問31-6

指定数量以上の危険物を製造所等以外の場所で貯蔵する場合に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①市町村の火災予防条例に従えば自由に貯蔵することができる
  • ②消防長等の承認があれば期間の制限なく貯蔵することができる
  • ③いかなる場合であっても製造所等以外で貯蔵することは認められていない
  • ④消防長等の承認があれば10日以内に限り貯蔵することができる
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正解 ④消防長等の承認があれば10日以内に限り貯蔵することができる
解説
原則は禁止ですが、仮貯蔵の承認を受けた場合に限り10日以内の貯蔵が可能です。

ポイント
火災予防条例が適用されるのは指定数量未満の場合であり、指定数量以上には適用されません。

試験の罠
「いかなる場合も不可」とする全面禁止の記述は、例外である仮貯蔵制度を無視しているため誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「火災予防条例に従えば自由に貯蔵できる」とする記述は、条例が及ぶのが指定数量未満の場合に限られる点で誤りです。「承認があれば期間の制限なく貯蔵できる」とする記述は、承認に日数の上限が定められていることを見落としています。「いかなる場合も認められない」とする記述は、工事や災害への対応などのために短期間の例外が用意されている実情と合わず、原則だけを述べて例外を無視したものです。
問41-6

製造所等の届出のうち、届出義務者が製造所等の所有者等でないものはどれか。

  • ①製造所等の譲渡または引渡しの届出
  • ②危険物保安監督者の選任・解任の届出
  • ③製造所等の用途廃止の届出
  • ④品名・数量または指定数量の倍数の変更の届出
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正解 ①製造所等の譲渡または引渡しの届出
解説
譲渡・引渡しの届出は、譲り受けた者または引渡しを受けた者(新たな所有者等)が行います。譲り渡した側ではありません。

ポイント
ほかの届出は、いずれも現に施設を所有・管理・占有している者が行います。

試験の罠
「所有者等」という語は所有者・管理者・占有者の総称です。誰が届け出るのかを主語で確認します。

他の選択肢が不適切な理由
保安監督者の選任・解任の届出は、選任する立場にある所有者等が行います。用途廃止の届出も、施設を現に持っている所有者等が廃止を決めて届け出るものです。品名・数量・指定数量の倍数の変更の届出も、その施設で何を扱うかを決める所有者等が行います。これに対し譲渡や引渡しでは、施設を手放した側にはもはや関わりがなく、これから責任を負う側が届け出る形になっています。
問51-6

仮使用と仮貯蔵・仮取扱いの違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①いずれも消防長または消防署長の承認によるものである
  • ②仮使用は市町村長等の承認、仮貯蔵は消防長等の承認による
  • ③仮使用は消防長等の承認、仮貯蔵は市町村長等の許可による
  • ④いずれも市町村長等の許可によるものであり期間制限がある
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正解 ②仮使用は市町村長等の承認、仮貯蔵は消防長等の承認による
解説
仮使用は変更工事中に工事に係る部分以外を使うための制度で、市町村長等の承認を受けます。仮貯蔵・仮取扱いは製造所等以外の場所で一時的に危険物を扱う制度で、消防長または消防署長の承認を受けます。

ポイント
仮使用には日数の制限がなく工事期間中は継続できますが、仮貯蔵は10日以内に限られます。

試験の罠
名称が似ているため権限者と期間を入れ替えた選択肢が頻出します。表で整理して覚えます。

他の選択肢が不適切な理由
「いずれも消防長または消防署長の承認による」とする記述は、変更工事中の施設を扱う仮使用が、その施設の許可権者である市町村長等の判断にかかる点を見落としています。「仮使用は消防長等の承認、仮貯蔵は市町村長等の許可」とする記述は、二つの権限者を入れ替えたうえに手続の名称も取り違えています。「いずれも市町村長等の許可」とする記述は、どちらも許可ではなく承認であるという点で誤りです。
問61-6

危険物の品名を変更する場合の手続に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①変更の都度、消防長または消防署長の承認を受ける
  • ②変更した日から10日以内に市町村長等に届け出る
  • ③変更しようとする日の10日前までに市町村長等に届け出る
  • ④変更しようとする日の10日前までに市町村長等の許可を受ける
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正解 ③変更しようとする日の10日前までに市町村長等に届け出る
解説
貯蔵し取り扱う危険物の品名・数量・指定数量の倍数を変更するときは、変更しようとする日の10日前までに市町村長等へ届け出ます。事前の届出である点が重要です。

ポイント
この届出を怠ると、無許可変更ではなく届出義務違反として罰則の対象になります。

試験の罠
「変更した後10日以内」とする事後届出の記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「消防長または消防署長の承認を受ける」とする記述は、承認という手続が仮貯蔵・仮取扱いに用いられるもので、品名の変更には及びません。「変更した日から10日以内に届け出る」とする記述は、事前と事後が逆になっており、変えてしまってから知らせたのでは行政が事前に確認する意味がなくなります。「10日前までに許可を受ける」とする記述は、許可が必要なのが位置・構造・設備というハードの変更に限られる点に反します。
問71-6

製造所等以外の場所における危険物の取扱いに関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①指定数量未満の取扱いは市町村の火災予防条例の規制を受ける
  • ②指定数量以上の取扱いは仮取扱いの承認がなければ認められない
  • ③指定数量の5分の1以上のものは少量危険物として届出等が求められる
  • ④指定数量以上であっても、10日以内であれば承認なく取り扱える
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正解 ④指定数量以上であっても、10日以内であれば承認なく取り扱える
解説
10日以内であっても、承認を受けずに指定数量以上の危険物を製造所等以外で取り扱うことはできません。承認が要件です。

ポイント
「10日以内」という期間は、承認を受けたうえでの上限にすぎません。

試験の罠
期間の条件だけを抜き出して承認要件を落とす記述が典型的なひっかけです。

他の選択肢が不適切な理由
残る三つはいずれも正しい記述です。指定数量未満の取扱いが市町村の火災予防条例の規制を受けるのは、消防法の直接規制が指定数量以上を対象としているためです。指定数量以上を製造所等以外で扱うには仮取扱いの承認が要るというのは、原則禁止に対する唯一の例外という関係を正しく述べたものです。指定数量の5分の1以上のものが少量危険物として届出等の対象になることも、条例で定められている一般的な扱いです。
問81-6

危険物施設に関する各種手続の権限者の組合せとして、誤っているものはどれか。

  • ①免状の交付 - 市町村長
  • ②設置の許可 - 市町村長等
  • ③予防規程の認可 - 市町村長等
  • ④仮貯蔵の承認 - 消防長または消防署長
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正解 ①免状の交付 - 市町村長
解説
危険物取扱者免状の交付は都道府県知事が行います。市町村長ではありません。

ポイント
市町村長等が行うのは、設置・変更の許可、完成検査、仮使用の承認、予防規程の認可、各種届出の受理、措置命令などです。

試験の罠
権限者の組合せ問題は毎回出題される定番です。市町村長等・都道府県知事・消防長等の三者を確実に振り分けます。

他の選択肢が不適切な理由
残る三つは正しい組合せです。設置の許可を市町村長等が行うのは、施設が置かれる地域の消防体制と結び付いた判断が必要になるためです。予防規程の認可も同じく施設ごとの実情を見る必要があるため、許可権者と同じ市町村長等が担います。仮貯蔵の承認を消防長または消防署長が行うのは、短期間の一時的な措置であり、現場に近い消防機関が速やかに判断できるようにするためです。
問91-6

少量危険物に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①指定数量の2分の1以上指定数量未満のものが、条例上の規制対象となる
  • ②指定数量の5分の1以上指定数量未満のものが、条例上の規制対象となる
  • ③指定数量の10分の1以上指定数量未満のものが、条例上の規制対象となる
  • ④指定数量未満のものはすべて、いかなる規制の対象にもならない
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正解 ②指定数量の5分の1以上指定数量未満のものが、条例上の規制対象となる
解説
一般に指定数量の5分の1以上指定数量未満のものを少量危険物といい、市町村の火災予防条例により貯蔵・取扱いの基準や届出が定められています。

ポイント
10分の1という数字は、運搬時に危険等級や混載規制の適用が緩和される基準として登場します。混同しないようにします。

試験の罠
5分の1と10分の1は、どちらも法令で使われる分数のため入れ替えた選択肢が頻出します。

他の選択肢が不適切な理由
「2分の1以上」とする記述は、法令で用いられていない分数を持ち込んだものです。「10分の1以上」とする記述は、10分の1が運搬の際の混載規制などで用いられる別の基準であり、少量危険物の下限とは異なります。「指定数量未満のものはすべていかなる規制の対象にもならない」とする記述は、市町村の火災予防条例による規制が現に及んでいることと、運搬の基準が量を問わず適用されることの二つに反します。
問101-6

製造所等の許可を受けずに施設を設置した場合の効果として、正しいものはどれか。

  • ①事後に届出を行えば、当然に許可を受けたものとみなすことができる
  • ②指定数量の倍数が10未満であれば、無許可で設置しても違法とはならない
  • ③危険物の除去その他災害防止のための措置を命じられ、罰則も科され得る
  • ④完成検査に合格すれば、無許可であったことは一切問われなくなる
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正解 ③危険物の除去その他災害防止のための措置を命じられ、罰則も科され得る
解説
許可を受けずに指定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱っている者に対しては、市町村長等が危険物の除去その他災害の防止のために必要な措置をとるべきことを命ずることができます。あわせて罰則の対象にもなります。

ポイント
許可を受けずに設置した施設は、事後の届出や完成検査によって適法化されるものではありません。なお使用停止命令は、許可を受けた製造所等に対する処分である点も区別しておきます。

試験の罠
指定数量の倍数が小さくても、指定数量以上であれば許可は必要です。倍数の大小は許可の要否とは関係ありません。

他の選択肢が不適切な理由
「事後に届出を行えば許可を受けたものとみなす」「完成検査に合格すれば無許可であったことは問われない」とする記述は、いずれも許可の本質が造る前に基準への適合を確かめることにある点を見落としています。造ってしまってからでは、基礎や埋設部分など後から確認できない部分が残ります。「倍数が10未満であれば違法とならない」とする記述は、許可の要否が指定数量以上かどうかで決まり、倍数の大小とは関係がないことに反します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。