ある会社の当期の損益計算書の数値は次のとおりであった。売上高6,000万円、売上原価4,200万円、販売費及び一般管理費1,200万円、当期純利益300万円。このとき、売上高総利益率はいくらか。なお、税金および手数料は考慮しない。
- ①10.0%
- ②5.0%
- ③30.0%
- ④70.0%
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売上高総利益率(粗利益率)を求める問題です。売上高のうち何%が売上総利益として残ったかを示す比率で、商品やサービスそのものの利幅の厚さを表します。
売上高総利益率(%)=売上総利益÷売上高×100
売上総利益=売上高-売上原価
計算過程
売上総利益=6,000万円-4,200万円
=1,800万円
売上高総利益率=1,800万円÷6,000万円×100
=0.3×100
=30.0%
他の選択肢が不適切な理由
「70.0%」は売上原価率の値です(4,200万円÷6,000万円×100=70.0%)。売上総利益ではなく売上原価を分子に置くとこの値になります。売上高総利益率と売上原価率の合計は必ず100%になるので、この2つは表裏の関係にあります。
「10.0%」は売上高営業利益率の値です(営業利益600万円÷6,000万円×100=10.0%)。販売費及び一般管理費まで差し引いてしまうと、この値になります。
「5.0%」は売上高当期純利益率の値です(300万円÷6,000万円×100=5.0%)。
覚え方のポイント
収益性の比率は「分子にどの段階の利益を置くか」だけの違いです。売上総利益なら商品の利幅、営業利益なら本業の稼ぐ力、経常利益なら財務活動まで含めた通常の実力、当期純利益なら最終成果。問題文が「総利益」「営業利益」「経常利益」のどれを指しているかを最初に確認する習慣をつけると、この形式は確実に取れます。