問18-3
国内総生産(GDP)に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ①一定期間に国内で新たに生み出された付加価値の合計を表すものである
- ②生産・分配・支出の三つの面から見た額は互いに等しくなるとされている
- ③実質GDPは、物価の変動による影響を除いて算出したものをいう
- ④日本企業が海外の工場で生み出した付加価値も日本のGDPに含まれる
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正解
④日本企業が海外の工場で生み出した付加価値も日本のGDPに含まれる
解説
GDP(国内総生産)は「国内」で生み出された付加価値を集計する統計です。したがって、日本企業が海外に持つ工場で生産した付加価値は日本のGDPには含まれません。逆に、外国企業が日本国内の工場で生み出した付加価値は日本のGDPに含まれます。判断の基準は「誰の企業か」ではなく「どこで生産したか」です。
企業や国民が国外で稼いだ所得まで含めて見たいときに使うのがGNI(国民総所得)です。GNIはGDPに海外からの所得の純受取を加えたもので、日本のように海外投資からの利子・配当の受取が大きい国では、GNIがGDPを上回ります。
また、GDPを生産面・分配面・支出面のどこから測っても金額は一致します。これを三面等価の原則といいます。生み出された付加価値は必ず誰かの所得になり、その所得は必ず消費・投資などの支出として使われる(使い残しは在庫投資や貯蓄として計上される)ため、どの面から数えても同じ額になるのです。
名目GDPはその時々の価格で評価した金額、実質GDPは基準となる年の価格で評価し直して物価変動の影響を取り除いた金額です。名目GDPを実質GDPで割って100を掛けた値をGDPデフレーターといい、国内で生み出された財・サービス全体の物価水準を示します。
他の選択肢が不適切な理由
「一定期間に国内で新たに生み出された付加価値の合計を表すものである」は正しい定義です。原材料など中間投入額を差し引いた「新たに付け加えられた価値」だけを数えるので、二重計算が避けられます。
「生産・分配・支出の三つの面から見た額は互いに等しくなるとされている」も正しい記述です。三面等価の原則そのものです。
「実質GDPは、物価の変動による影響を除いて算出したものをいう」も正しい記述です。景気の実勢を見るときは実質GDPの伸び率(実質経済成長率)を用います。
覚え方のポイント
「GDPは場所、GNIは人(国民)」と対比して覚えます。名目と実質の関係は「名目÷実質×100=GDPデフレーター」の1本の式で押さえ、物価が上がっている局面では名目の伸び率が実質の伸び率を上回る、と結びつけておきます。
GDP(国内総生産)は「国内」で生み出された付加価値を集計する統計です。したがって、日本企業が海外に持つ工場で生産した付加価値は日本のGDPには含まれません。逆に、外国企業が日本国内の工場で生み出した付加価値は日本のGDPに含まれます。判断の基準は「誰の企業か」ではなく「どこで生産したか」です。
企業や国民が国外で稼いだ所得まで含めて見たいときに使うのがGNI(国民総所得)です。GNIはGDPに海外からの所得の純受取を加えたもので、日本のように海外投資からの利子・配当の受取が大きい国では、GNIがGDPを上回ります。
また、GDPを生産面・分配面・支出面のどこから測っても金額は一致します。これを三面等価の原則といいます。生み出された付加価値は必ず誰かの所得になり、その所得は必ず消費・投資などの支出として使われる(使い残しは在庫投資や貯蓄として計上される)ため、どの面から数えても同じ額になるのです。
名目GDPはその時々の価格で評価した金額、実質GDPは基準となる年の価格で評価し直して物価変動の影響を取り除いた金額です。名目GDPを実質GDPで割って100を掛けた値をGDPデフレーターといい、国内で生み出された財・サービス全体の物価水準を示します。
他の選択肢が不適切な理由
「一定期間に国内で新たに生み出された付加価値の合計を表すものである」は正しい定義です。原材料など中間投入額を差し引いた「新たに付け加えられた価値」だけを数えるので、二重計算が避けられます。
「生産・分配・支出の三つの面から見た額は互いに等しくなるとされている」も正しい記述です。三面等価の原則そのものです。
「実質GDPは、物価の変動による影響を除いて算出したものをいう」も正しい記述です。景気の実勢を見るときは実質GDPの伸び率(実質経済成長率)を用います。
覚え方のポイント
「GDPは場所、GNIは人(国民)」と対比して覚えます。名目と実質の関係は「名目÷実質×100=GDPデフレーター」の1本の式で押さえ、物価が上がっている局面では名目の伸び率が実質の伸び率を上回る、と結びつけておきます。