問15-6
新規公開(IPO)における公募価格の決定方式であるブックビルディング方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ①仮条件を示して投資家の需要を積み上げ公募価格を決定する
- ②入札により決まった価格をそのまま公募価格として用いる
- ③発行会社が単独で公募価格を決定し引受証券会社は関与しない
- ④上場日の初値をもとに事後的に公募価格を修正する方式である
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正解
①仮条件を示して投資家の需要を積み上げ公募価格を決定する
解説
ブックビルディング方式は、まず主幹事証券会社が発行会社と協議して仮条件(価格のレンジ)を提示し、その範囲で投資家から「いくらで何株買いたいか」という需要を申告してもらい、集まった需要を積み上げて公募価格を決定する方式です。需要の状況を価格に反映できるため、投資家の評価に見合った合理的な価格が形成されやすく、上場後の株価との乖離も抑えられます。ブック(帳簿)にビルディング(積み上げる)という名称のとおり、需要の集計が価格決定の中核になっています。
他の選択肢が不適切な理由
「入札により決まった価格をそのまま公募価格として用いる」は、かつて用いられていた競争入札方式に近い説明です。入札方式では価格が高騰しやすく上場後に値下がりする例が目立ったため、ブックビルディング方式が主流になりました。
「発行会社が単独で公募価格を決定し引受証券会社は関与しない」は誤りです。公募価格は発行会社と引受証券会社(主幹事会社)が投資家の需要を踏まえて協議して決めるものです。
「上場日の初値をもとに事後的に公募価格を修正する方式である」も誤りです。公募価格は上場前に確定し、投資家はその価格で払込みを行います。上場後に遡って変更されることはありません。
覚え方のポイント
手順を「仮条件の提示→需要の申告(ブックビルディング)→公募価格の決定→申込み・抽選→上場」の順に並べて覚えると、どの段階の話かを問う設問に強くなります。仮条件は幅を持った価格で示され、その中から1つの公募価格が決まる、という流れを押さえてください。
ブックビルディング方式は、まず主幹事証券会社が発行会社と協議して仮条件(価格のレンジ)を提示し、その範囲で投資家から「いくらで何株買いたいか」という需要を申告してもらい、集まった需要を積み上げて公募価格を決定する方式です。需要の状況を価格に反映できるため、投資家の評価に見合った合理的な価格が形成されやすく、上場後の株価との乖離も抑えられます。ブック(帳簿)にビルディング(積み上げる)という名称のとおり、需要の集計が価格決定の中核になっています。
他の選択肢が不適切な理由
「入札により決まった価格をそのまま公募価格として用いる」は、かつて用いられていた競争入札方式に近い説明です。入札方式では価格が高騰しやすく上場後に値下がりする例が目立ったため、ブックビルディング方式が主流になりました。
「発行会社が単独で公募価格を決定し引受証券会社は関与しない」は誤りです。公募価格は発行会社と引受証券会社(主幹事会社)が投資家の需要を踏まえて協議して決めるものです。
「上場日の初値をもとに事後的に公募価格を修正する方式である」も誤りです。公募価格は上場前に確定し、投資家はその価格で払込みを行います。上場後に遡って変更されることはありません。
覚え方のポイント
手順を「仮条件の提示→需要の申告(ブックビルディング)→公募価格の決定→申込み・抽選→上場」の順に並べて覚えると、どの段階の話かを問う設問に強くなります。仮条件は幅を持った価格で示され、その中から1つの公募価格が決まる、という流れを押さえてください。