問12-1
金融商品取引法の目的に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①資本市場の機能の発揮を図り、国民経済の健全な発展と投資者の保護に資する
- ②投資者が損失を被らないように有価証券の価格の下落を防ぐことを目的とする
- ③金融商品取引業者の収益を確保して業界全体の成長を促すことを目的とする
- ④有価証券の発行者が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である
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正解
①資本市場の機能の発揮を図り、国民経済の健全な発展と投資者の保護に資する
解説
金融商品取引法第1条は、企業内容等の開示の制度を整備し、金融商品取引業を行う者に関し必要な事項を定め、金融商品取引所の適切な運営を確保することなどにより、有価証券の発行や取引を公正にし、流通を円滑にし、資本市場の機能の十全な発揮による公正な価格形成等を図って、国民経済の健全な発展および投資者の保護に資することを目的として掲げています。ここでいう投資者の保護は、投資者に損失を負わせないという意味ではなく、正確な情報が開示され公正な価格形成が行われる市場を整えることによって、投資者が自己責任で判断できる環境を保障するという意味です。
他の選択肢が不適切な理由
「投資者が損失を被らないように有価証券の価格の下落を防ぐことを目的とする」は誤りで、価格変動のリスクは投資者が負うのが原則であり、法は価格水準を維持することを目的としていません。「金融商品取引業者の収益を確保して業界全体の成長を促すことを目的とする」も誤りで、業者の保護は法の目的ではなく、むしろ業者には多くの規制が課されています。「有価証券の発行者が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である」も誤りで、発行者には正確な情報開示の義務が課されており、発行者の便宜を図るための法律ではありません。
覚え方のポイント
目的条文の結びは「国民経済の健全な発展及び投資者の保護に資すること」です。投資者保護は「損をさせない保護」ではなく「判断できる情報と公正な市場を与える保護」だと理解しておくと、多くの応用問題が解けます。
金融商品取引法第1条は、企業内容等の開示の制度を整備し、金融商品取引業を行う者に関し必要な事項を定め、金融商品取引所の適切な運営を確保することなどにより、有価証券の発行や取引を公正にし、流通を円滑にし、資本市場の機能の十全な発揮による公正な価格形成等を図って、国民経済の健全な発展および投資者の保護に資することを目的として掲げています。ここでいう投資者の保護は、投資者に損失を負わせないという意味ではなく、正確な情報が開示され公正な価格形成が行われる市場を整えることによって、投資者が自己責任で判断できる環境を保障するという意味です。
他の選択肢が不適切な理由
「投資者が損失を被らないように有価証券の価格の下落を防ぐことを目的とする」は誤りで、価格変動のリスクは投資者が負うのが原則であり、法は価格水準を維持することを目的としていません。「金融商品取引業者の収益を確保して業界全体の成長を促すことを目的とする」も誤りで、業者の保護は法の目的ではなく、むしろ業者には多くの規制が課されています。「有価証券の発行者が有利な条件で資金を調達できるようにすることが目的である」も誤りで、発行者には正確な情報開示の義務が課されており、発行者の便宜を図るための法律ではありません。
覚え方のポイント
目的条文の結びは「国民経済の健全な発展及び投資者の保護に資すること」です。投資者保護は「損をさせない保護」ではなく「判断できる情報と公正な市場を与える保護」だと理解しておくと、多くの応用問題が解けます。