先物取引を用いたヘッジ取引に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ①現物株式を保有する者が値下がりに備える場合は、先物を売り建てる
- ②現物株式を保有する者が値下がりに備える場合は、先物を買い建てる
- ③将来の買付予定がある者が値上がりに備える場合は、先物を売り建てる
- ④将来の売却予定がある者が値下がりに備える場合は、先物を買い建てる
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ヘッジ取引の基本は、現物で抱えているリスクと反対の損益が生じる建玉を先物で持つことです。
現物株式を保有していれば、相場が下落したときに評価損が生じます。これに備えるには、下落したときに利益が出る先物の売建てを行います。これを売りヘッジといいます。
逆に、将来買い付ける予定の資金があり、それまでに相場が上昇して買値が高くなることを避けたい場合は、上昇したときに利益が出る先物の買建てを行います。これが買いヘッジです。
いずれの場合も、現物の損益と先物の損益が打ち消し合うことで、価格変動の影響を小さくすることが目的です。
他の選択肢が誤りである理由
保有株の値下がりに備えて買い建てるとする記述は誤りで、下落時に損失が二重になります。
買付予定に対して売り建てるとする記述も誤りで、上昇したときに損失が生じます。
売却予定の値下がりに買い建てるとする記述も誤りで、こちらも売り建てるべき場面です。
覚え方のポイント
「今持っているものを守るなら売り、これから買うものを守るなら買い」と整理します。守りたい対象が現物か将来の購入かを最初に見極めるのが判断の近道です。