問11-15
金融商品取引所が行う自主規制業務に関する記述として、正しいものはどれか。
- ①上場及び上場廃止に関する審査や取引参加者の法令遵守状況の調査を適切に行う責務を負う
- ②市場の開設と売買の執行だけを担い、上場審査については内閣総理大臣が直接行うこととなる
- ③上場審査は日本証券業協会が担当し、取引所はその結果を受けて上場の可否を決めている
- ④取引参加者に対する法令遵守状況の調査は証券取引等監視委員会だけが行うこととなる
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正解
①上場及び上場廃止に関する審査や取引参加者の法令遵守状況の調査を適切に行う責務を負う
解説
金融商品取引所は、単に売買の場を提供するだけの存在ではありません。
金融商品取引法は、取引所に対し、上場及び上場廃止に関する審査、上場会社の情報開示に関する審査、取引参加者の法令や取引所規則の遵守状況の調査といった業務を「自主規制業務」と位置づけ、これを適切に行う責務を課しています。
市場の公正さは、行政の監督だけでは細部まで行き届かず、市場を最もよく知る取引所自身が一次的に規律を担う方が実効性が高いためです。
取引所は、この業務を自主規制法人に委託することもできます。
他の選択肢が誤りである理由
上場審査を内閣総理大臣が直接行うとする記述は誤りで、行政は取引所を監督する立場にとどまります。
上場審査を日本証券業協会が担当するという記述も誤りで、協会は店頭取引や協会員の規律を担う自主規制機関であり、上場審査の主体ではありません。
取引参加者の調査を証券取引等監視委員会だけが行うとする記述も誤りで、同委員会の検査と取引所の自主規制は併存します。
覚え方のポイント
「市場の開設者であると同時に自主規制機関でもある」という二面性が出題の中心です。
行政(金融庁・証券取引等監視委員会)、協会、取引所の役割分担を混同しないようにしましょう。
金融商品取引所は、単に売買の場を提供するだけの存在ではありません。
金融商品取引法は、取引所に対し、上場及び上場廃止に関する審査、上場会社の情報開示に関する審査、取引参加者の法令や取引所規則の遵守状況の調査といった業務を「自主規制業務」と位置づけ、これを適切に行う責務を課しています。
市場の公正さは、行政の監督だけでは細部まで行き届かず、市場を最もよく知る取引所自身が一次的に規律を担う方が実効性が高いためです。
取引所は、この業務を自主規制法人に委託することもできます。
他の選択肢が誤りである理由
上場審査を内閣総理大臣が直接行うとする記述は誤りで、行政は取引所を監督する立場にとどまります。
上場審査を日本証券業協会が担当するという記述も誤りで、協会は店頭取引や協会員の規律を担う自主規制機関であり、上場審査の主体ではありません。
取引参加者の調査を証券取引等監視委員会だけが行うとする記述も誤りで、同委員会の検査と取引所の自主規制は併存します。
覚え方のポイント
「市場の開設者であると同時に自主規制機関でもある」という二面性が出題の中心です。
行政(金融庁・証券取引等監視委員会)、協会、取引所の役割分担を混同しないようにしましょう。