2026年版・1-1

FP倫理と関連法規の一問一答

FP2級試験「ライフプランニングと資金計画」から、FP倫理と関連法規に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全660問) ライフプランニングと資金計画の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-1

税理士資格を持たないFPが顧客から税金について相談を受けた場合の対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①顧客との信頼関係が築けていれば、無償に限り具体的な税額計算を代行してよい。
  • ②一般的な税制の仕組みを説明するにとどめ、個別具体の税務相談は税理士に委ねる。
  • ③FP2級の資格があれば、税理士法の規定にかかわらず税務相談を行うことができる。
  • ④顧客の依頼があれば、税理士に代わって確定申告書を作成し提出してもよい。
答えと解説を見る
正解 ②一般的な税制の仕組みを説明するにとどめ、個別具体の税務相談は税理士に委ねる。
解説
税理士法により、税理士資格を持たない者が個別具体的な税務相談や申告書の作成・提出代行を行うことは、有償無償を問わず禁じられています。FPは一般的な制度説明にとどめ、個別の相談は税理士等の専門家につなぐ必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
無償であっても税理士法の制限は解除されません。FP2級の資格の有無も税理士法の適用除外事由にはならず、申告書の作成代行も同様に認められません。
問21-1

弁護士資格を持たないFPの、相続業務における対応として最も適切なものはどれか。

  • ①遺産分割で意見が対立する相続人の間に立ち、有償で和解案をまとめる。
  • ②一般に、遺産分割協議書の文案を、当事者に代わってFPが作成し押印させる。
  • ③相続人が複数いる場合の法定相続分など、一般的な制度を説明するにとどめる。
  • ④一般に、特定の相続人の代理人として、他の相続人との交渉を有償で引き受ける。
答えと解説を見る
正解 ③相続人が複数いる場合の法定相続分など、一般的な制度を説明するにとどめる。
解説
弁護士法により、報酬を得る目的で個別具体の法律事件について代理・仲裁・和解の周旋等を行うことは、弁護士資格を持たない者には禁じられています。FPは一般的な法制度の説明までにとどめ、争いが生じている案件は弁護士へつなぐ必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
和解案の取りまとめ、協議書文案の作成、代理人としての交渉は、いずれも弁護士法が定める法律事務にあたり、FPが行うことはできません。
問31-1

保険募集人としての登録を受けていないFPの活動として、最も適切なものはどれか。

  • ①顧客の保険証券を見ながら、必要保障額の考え方や保障の過不足を助言する。
  • ②自身が販売代理店契約を結んでいる保険会社の商品を勧め、契約手続きを行う。
  • ③複数の保険会社の商品を比較し、特定の商品への乗り換えを強く勧める。
  • ④顧客に代わって保険会社に連絡し、契約内容の変更手続きを申し込む。
答えと解説を見る
正解 ①顧客の保険証券を見ながら、必要保障額の考え方や保障の過不足を助言する。
解説
保険業法により、保険の募集(契約の勧誘・締結の代理や媒介)は、保険募集人として登録を受けた者でなければ行えません。登録のないFPは、必要保障額の考え方の説明や証券の読み方の助言など、募集にあたらない範囲の情報提供にとどめる必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
商品を勧めての契約手続き、乗り換えの勧誘、契約変更の申込みはいずれも募集行為にあたり、登録のないFPが行うことはできません。
問41-1

投資助言・代理業の登録を受けていないFPが、株式投資について相談を受けた場合の対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①顧客の資産状況を踏まえ、分散投資の考え方や投資信託の仕組みを一般的に説明する。
  • ②顧客の依頼に応じ、特定の個別銘柄について「今が買い時である」と断定的に助言する。
  • ③顧客に代わって証券会社に注文を発注し、個別銘柄の売買をそのまま代行する。
  • ④特定の投資信託を名指しし、他の商品より明らかに優れていると断定して勧める。
答えと解説を見る
正解 ①顧客の資産状況を踏まえ、分散投資の考え方や投資信託の仕組みを一般的に説明する。
解説
金融商品取引法により、報酬を得て特定の有価証券の価値等について助言を行う行為は投資助言・代理業の登録が必要です。登録のないFPは、分散投資の考え方や金融商品の一般的な仕組みの説明にとどめる必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
個別銘柄の売買タイミングの助言、売買の代行、特定商品を断定的に優れているとする勧誘は、いずれも登録のないFPが行うことはできません。
問51-1

FPの職業倫理における「顧客本位の業務運営」の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①FP自身が受け取る手数料が最も高くなる商品を優先して提案する。
  • ②顧客の意向や状況を十分に把握したうえで、顧客の利益を最優先に助言する。
  • ③取り扱いを認められた金融機関の商品の中から、決められた順番で提案する。
  • ④顧客の理解度にかかわらず、専門用語を用いて詳細な制度説明を行う。
答えと解説を見る
正解 ②顧客の意向や状況を十分に把握したうえで、顧客の利益を最優先に助言する。
解説
顧客本位の業務運営とは、FP自身や販売者側の利益ではなく、顧客の意向・状況を正確に把握したうえで、顧客にとって真に有益な提案を行うという職業倫理の基本原則です。

他の選択肢が不適切な理由
手数料優先の提案や、決められた商品順での提案は顧客本位に反します。理解度を無視した専門用語中心の説明も、顧客の利益に資する対応とはいえません。
問61-1

FPが業務上知り得た顧客の個人情報の取扱いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①顧客の同意なく、業務提携先の金融機関に顧客情報を提供してはならない。
  • ②家族から資産状況を尋ねられた場合、家族であれば同意なく開示してよい。
  • ③顧客が退職した後は、守秘義務の対象から外れるため自由に話してよい。
  • ④統計データとして使う場合に限り、個人が特定される形での公表が認められる。
答えと解説を見る
正解 ①顧客の同意なく、業務提携先の金融機関に顧客情報を提供してはならない。
解説
FPは業務上知り得た顧客の個人情報について守秘義務を負い、個人情報保護法の観点からも、本人の同意なく第三者へ提供することは原則として認められません。

他の選択肢が不適切な理由
家族であっても本人の同意なく開示することはできません。退職後も守秘義務は継続し、個人が特定される形での公表も本人の同意なく行うことはできません。
問71-1

AFP・CFPとFP技能士(国家資格)の関係に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①AFP・CFPは日本FP協会が認定する民間資格であり、国家資格とは別の制度である。
  • ②FP技能士の資格を取得すると、それだけで自動的にAFPの資格も同時に付与される。
  • ③CFPはFP技能士1級よりもさらに一段下位に位置づけられている入門的な資格である。
  • ④一般に、AFP・CFPは更新研修が不要であり、一度取得すれば永続する資格である。
答えと解説を見る
正解 ①AFP・CFPは日本FP協会が認定する民間資格であり、国家資格とは別の制度である。
解説
FP技能士は国家資格(技能検定)であるのに対し、AFP・CFPはNPO法人日本FP協会が認定する民間資格です。両者は別制度ですが、試験科目や実務範囲には共通点が多くあります。

他の選択肢が不適切な理由
FP技能士取得により自動的にAFPになるわけではなく、別途所定の要件を満たす必要があります。CFPはAFPの上位資格と位置づけられており、AFP・CFPともに定期的な継続教育(更新研修)が必要です。
問81-1

FPが関連業法を遵守する必要がある理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①遵守しなければ、FP技能検定の合格が取り消されるという規定があるため。
  • ②税理士法・弁護士法・保険業法等は、無資格者による業務を規制しているため。
  • ③関連業法を守らなくても罰則はないが、顧客からの信用を失うだけであるため。
  • ④関連業法の遵守は、CFP資格者にのみ課される特別な義務であるため。
答えと解説を見る
正解 ②税理士法・弁護士法・保険業法等は、無資格者による業務を規制しているため。
解説
税理士法・弁護士法・保険業法・金融商品取引法など、FPの業務に隣接する各種業法は、それぞれの専門資格を持たない者が個別具体的な業務を行うことを規制しています。FPはこれらの規制範囲を理解し、越境しないよう業務を行う必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
関連業法違反はFP技能検定の合格取消事由ではなく、各業法自体に罰則規定があります。この義務はAFP・CFPに限らず、FPとして業務を行うすべての人に課されます。
問91-1

ライフプランニングにおけるFPの基本的な役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①顧客の意向を確認せず、統計的に最適とされるプランを一方的に提示する。
  • ②顧客のライフイベントや価値観を丁寧に把握し、実現可能な資金計画を提案する。
  • ③特定の金融商品の販売実績を上げることを最優先の目的として提案を行う。
  • ④一般に、税金や社会保険などの制度は複雑であるため、説明を省略して結論のみ伝える。
答えと解説を見る
正解 ②顧客のライフイベントや価値観を丁寧に把握し、実現可能な資金計画を提案する。
解説
FPの役割は、顧客のライフイベントや価値観、家計の状況を総合的に把握したうえで、実現可能な資金計画を提案し、実行を支援することにあります。

他の選択肢が不適切な理由
顧客の意向を確認しない一方的な提案や、販売実績最優先の姿勢は顧客本位の業務運営に反します。制度の説明を省略することも、顧客の適切な意思決定を妨げるため不適切です。
問101-1

AFP資格者に課される継続教育制度に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①資格の有効期間である2年ごとに、所定の単位を取得して更新する必要がある。
  • ②一般に、一度AFPに認定されれば、更新手続きなしに資格が生涯有効となる。
  • ③継続教育の単位は、FP技能検定に再度合格することでのみ取得できる。
  • ④一般に、継続教育は任意であり、単位を取得しなくても資格の効力に影響しない。
答えと解説を見る
正解 ①資格の有効期間である2年ごとに、所定の単位を取得して更新する必要がある。
解説
AFP・CFPは、資格の有効期間である2年ごとに、日本FP協会が定める継続教育単位を取得して資格を更新する制度になっています。これにより、制度改正等の最新知識の維持が図られています。

他の選択肢が不適切な理由
更新手続きなしに資格が生涯有効になることはありません。継続教育単位は研修受講等の方法でも取得でき、技能検定の再受験のみが方法ではありません。また単位未取得の場合は資格が失効します。

FP2級試験の対策問題(全660問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。