2026年版・3-1

循環器系の一問一答

第二種衛生管理者試験「労働生理」から、循環器系に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全390問) 労働生理の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-1

心臓の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①心臓は、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋に分かれており、心筋という筋肉でできている。
  • ②心臓は、右心室と左心室という2つの部屋のみで構成されており、心房と呼ばれる部屋は全く存在しない。
  • ③心臓の壁を構成する心筋は、骨格筋と同じく自分の意思によって動かすことができる随意筋に分類される。
  • ④心臓には、房室弁や動脈弁のような血液の逆流を防ぐ弁は存在せず、血液は自由に行き来している。
答えと解説を見る
正解 ①心臓は、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋に分かれており、心筋という筋肉でできている。
解説
心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなり、心筋という特殊な筋肉組織で構成されています。心筋は自ら規則的に収縮と拡張を繰り返す性質(自動性)を持ちます。

他の選択肢が不適切な理由
2つの部屋のみとする記述、心筋を骨格筋と同じ随意筋に分類する記述(心筋は自分の意思で動かすことができない不随意筋です)、弁が存在しないとする記述は、いずれも心臓の構造と異なります。
問23-1

心臓の拍動と自律神経の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①心臓は、脳の中枢神経から拍動開始の指令が伝達されてくるまでは、いかなる場合も拍動を開始することができないとされている。
  • ②心臓の拍動を促進するのは副交感神経であり、拍動を抑制するのは交感神経であるという、実際とは逆の関係にあるとされている。
  • ③心臓の拍動は、自律神経からの信号による影響を一切受けることなく、常に一定の速さで規則正しく動き続けるとされている。
  • ④心臓は、自ら規則正しく収縮・拡張を繰り返す自動性を持つが、その活動は自律神経によって促進・抑制の調整を受けている。
答えと解説を見る
正解 ④心臓は、自ら規則正しく収縮・拡張を繰り返す自動性を持つが、その活動は自律神経によって促進・抑制の調整を受けている。
解説
心臓は洞房結節(洞結節)を起点として自ら規則的な電気信号を発生させ拍動する自動性を持ちますが、交感神経は心拍数や心拍出量を増加させ、副交感神経(迷走神経)は心拍数を減少させるというように、自律神経によってその活動が調整されています。

他の選択肢が不適切な理由
自律神経の影響を一切受けないとする記述、脳からの指令がなければ拍動を開始できないとする記述、促進が副交感神経で抑制が交感神経とする記述(逆です)は、いずれも生理学的知見と異なります。
問33-1

安静時の心拍出量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①心拍出量は、運動時であっても安静時とほぼ同じ値に保たれ、身体活動によって変化することはないとされている。
  • ②安静時の心拍出量は、体格や年齢、運動習慣の有無にかかわらず、常に毎分約50リットルという一定の値を示すとされている。
  • ③安静時の心拍出量は、1回拍出量(約70mL)と心拍数(約70回/分)を乗じて、おおむね毎分約5リットル程度になる。
  • ④心拍出量は、1回拍出量と心拍数のいずれか一方のみによって決定され、もう一方の要素は全く無関係であるとされている。
答えと解説を見る
正解 ③安静時の心拍出量は、1回拍出量(約70mL)と心拍数(約70回/分)を乗じて、おおむね毎分約5リットル程度になる。
解説
心拍出量は「1回拍出量×心拍数」で求められ、成人の安静時では1回拍出量が約60〜70mL程度、心拍数が約60〜80回/分程度であることから、心拍出量はおおむね毎分約5リットル程度になるとされています。

他の選択肢が不適切な理由
毎分約50リットルとする記述、心拍出量が1回拍出量か心拍数の一方のみで決まるとする記述、運動時も安静時と変化しないとする記述(実際には運動時に心拍出量は増加します)は、いずれも実際の値・考え方と異なります。
問43-1

動脈と静脈の構造の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①動脈と静脈は、その構造や性質において全く区別のできない、同一の性質を持つ血管であるとされている。
  • ②静脈は動脈よりも血管壁が厚く、心臓から送り出される高い圧力に常に耐える構造になっているとされている。
  • ③動脈には血液の逆流を防ぐための弁が発達しているが、静脈には弁が全く存在しないとされている。
  • ④動脈は心臓から送り出される血液の高い圧力に耐えるため、静脈に比べて血管壁が厚く弾力性に富んでいる。
答えと解説を見る
正解 ④動脈は心臓から送り出される血液の高い圧力に耐えるため、静脈に比べて血管壁が厚く弾力性に富んでいる。
解説
動脈は心臓の収縮によって送り出される血液の高い圧力に耐える必要があるため、静脈に比べて血管壁が厚く、弾力性に富んだ構造をしています。一方、静脈は血液の逆流を防ぐための弁が発達しているという特徴があります。

他の選択肢が不適切な理由
静脈の方が血管壁が厚いとする記述、動脈に弁が発達し静脈にはないとする記述(逆に静脈に弁が発達しています)、両者が同一の血管とする記述は、いずれも構造の説明と異なります。
問53-1

肺循環(小循環)と体循環(大循環)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①肺循環と体循環は、いずれも心臓の同一の部屋から出発して同一の経路をたどる、全く区別のつかない循環であるとされている。
  • ②肺循環は左心室から全身の毛細血管を経て始まり、体循環は右心室から肺の毛細血管を経て始まる循環であるとされている。
  • ③肺循環は右心室から肺を経て左心房に戻る血液の循環であり、体循環は左心室から全身を経て右心房に戻る血液の循環である。
  • ④体循環とは、右心室から肺動脈を経て肺の毛細血管のみを通過する血液の循環のことを指す用語であるとされている。
答えと解説を見る
正解 ③肺循環は右心室から肺を経て左心房に戻る血液の循環であり、体循環は左心室から全身を経て右心房に戻る血液の循環である。
解説
血液循環は、右心室から肺動脈を経て肺でガス交換を行い、肺静脈を通って左心房に戻る「肺循環(小循環)」と、左心室から大動脈を経て全身の組織に酸素と栄養を届け、静脈を通って右心房に戻る「体循環(大循環)」の2つに大別されます。

他の選択肢が不適切な理由
肺循環が左心室から、体循環が右心室から始まるとする記述、両者が同一の経路とする記述、体循環が肺を経由するとする記述は、いずれも循環経路の説明と逆又は誤りです。
問63-1

血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①血圧における「拡張期血圧」とは、心臓が収縮して血液を勢いよく送り出すときにも動脈に生じる、最も高い圧力を指す用語であるとされている。
  • ②血圧は、心臓が収縮したときに最も高くなる収縮期血圧(最高血圧)と、心臓が拡張したときに最も低くなる拡張期血圧(最低血圧)で表される。
  • ③血圧は、年齢や体調、運動や睡眠などの活動の内容にかかわらず常に一定の値を保っており、変動することは一切ないとされている。
  • ④血圧の高さは、血管の状態や末梢血管抵抗、血液の粘性ではなく、専ら心拍数の変化のみによって決定される値であるとされている。
答えと解説を見る
正解 ②血圧は、心臓が収縮したときに最も高くなる収縮期血圧(最高血圧)と、心臓が拡張したときに最も低くなる拡張期血圧(最低血圧)で表される。
解説
血圧は、心臓が収縮して血液を送り出すときに動脈にかかる最も高い圧力である収縮期血圧(最高血圧)と、心臓が拡張して血液を心房から心室に取り込むときの最も低い圧力である拡張期血圧(最低血圧)で表されます。

他の選択肢が不適切な理由
血圧が常に一定で変動しないとする記述、拡張期血圧を収縮時の圧力とする記述(逆です)、血圧が心拍数のみで決定され血管の状態と無関係とする記述(血管の弾力性や末梢血管抵抗、血液の粘性も血圧に影響します)は、いずれも生理学的知見と異なります。
問73-1

動脈硬化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①動脈硬化の主な要因は加齢のみであり、高血圧や脂質異常症等の生活習慣は発症とは無関係であるとされている。
  • ②動脈硬化は、実は若年者にのみ生じる現象であり、年齢を重ねるとともに自然に改善していく傾向があるとされている。
  • ③動脈硬化とは、動脈の血管壁が肥厚・硬化し、弾力性を失っていく状態をいい、加齢や生活習慣等が要因とされている。
  • ④動脈硬化は、圧力の低い静脈にのみ生じる現象であり、圧力の高い動脈には決して生じることがないとされている。
答えと解説を見る
正解 ③動脈硬化とは、動脈の血管壁が肥厚・硬化し、弾力性を失っていく状態をいい、加齢や生活習慣等が要因とされている。
解説
動脈硬化は、動脈の血管壁にコレステロール等が沈着する等して肥厚・硬化し、弾力性を失っていく状態をいい、加齢のほか、高血圧、脂質異常症、喫煙、運動不足等の生活習慣が主な要因とされています。

他の選択肢が不適切な理由
若年者にのみ生じ加齢とともに自然に改善するとする記述、静脈にのみ生じるとする記述、加齢のみが要因で高血圧や脂質異常症等の生活習慣は無関係とする記述は、いずれも動脈硬化の性質と異なります。
問83-1

虚血性心疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①虚血性心疾患という疾患概念には、代表的な疾患として広く知られている狭心症や心筋梗塞はいずれも含まれていないとされている。
  • ②虚血性心疾患は、脳の血管が詰まることで生じる疾患を指す用語であり、心臓を取り巻く血管の状態とは全く無関係なものであるとされている。
  • ③虚血性心疾患は、日々の生活習慣や加齢、家族歴の有無とは無関係に、誰にでも常に一定の確率で発生する疾患であるとされている。
  • ④虚血性心疾患は、冠動脈の血流が悪化し、心筋に十分な酸素や栄養が供給されなくなることで生じる疾患であり、狭心症や心筋梗塞が含まれる。
答えと解説を見る
正解 ④虚血性心疾患は、冠動脈の血流が悪化し、心筋に十分な酸素や栄養が供給されなくなることで生じる疾患であり、狭心症や心筋梗塞が含まれる。
解説
虚血性心疾患は、心臓に酸素や栄養を供給する冠動脈の血流が動脈硬化等により悪化し、心筋が酸素不足(虚血)に陥ることで生じる疾患の総称であり、一時的な血流不足による狭心症と、血管が完全に閉塞して心筋が壊死する心筋梗塞が代表的なものとして含まれます。

他の選択肢が不適切な理由
脳の血管の疾患とする記述、狭心症・心筋梗塞が含まれないとする記述、生活習慣・加齢と無関係とする記述は、いずれも定義や要因の説明と異なります。
問93-1

脈拍に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①脈拍とは、心臓の拍動に伴って動脈に生じる周期的な血管の拍動をいい、手首の橈骨動脈等で測定されることが多い。
  • ②脈拍の測定は、体表からも拍動を触れにくい静脈でのみ行うことができ、動脈では決して測定できないとされている。
  • ③脈拍数は、身体活動の状況にかかわらず常に一定の値を示し、運動によって変化することは一切ないとされている。
  • ④脈拍は、心臓の拍動の有無や強さ、リズムとは常に全く無関係に、独立して生じる身体現象であるとされている。
答えと解説を見る
正解 ①脈拍とは、心臓の拍動に伴って動脈に生じる周期的な血管の拍動をいい、手首の橈骨動脈等で測定されることが多い。
解説
脈拍は、心臓の拍動によって血液が動脈内を流れる際に生じる周期的な血管の拍動であり、手首の橈骨動脈等、体表近くを通る動脈で触知して測定されることが多く、通常は心拍数とほぼ一致します。

他の選択肢が不適切な理由
心臓の拍動と無関係とする記述、静脈でのみ測定できるとする記述、運動によって変化しないとする記述は、いずれも脈拍の性質と異なります。
問103-1

血液循環の調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①血液循環は、自律神経系やホルモン等により、身体の状態や活動レベルに応じて血流量や血圧が調節されている。
  • ②血液循環の調節は、専ら甲状腺から分泌されるホルモンの作用のみで行われ、自律神経は関与しないとされている。
  • ③運動時においても、血液循環は安静時と全く同じ状態に保たれており、変化することはないとされている。
  • ④血液循環の調節は、専ら骨格筋の意識的な収縮のみによって行われ、神経系は一切関与しないとされている。
答えと解説を見る
正解 ①血液循環は、自律神経系やホルモン等により、身体の状態や活動レベルに応じて血流量や血圧が調節されている。
解説
血液循環は、自律神経系(交感神経・副交感神経)やアドレナリン等のホルモンの作用により、運動時には心拍数や血圧を上昇させ活動筋への血流を増やす等、身体の状態や活動レベルに応じて柔軟に調節されています。

他の選択肢が不適切な理由
甲状腺ホルモンの作用のみで調節され自律神経は関与しないとする記述(自律神経系も重要な調節を担っています)、運動時も安静時と全く同じ状態に保たれるとする記述、骨格筋の意識的な収縮のみによって調節されるとする記述は、いずれも生理学的知見と異なります。

第二種衛生管理者試験の対策問題(全390問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。