2026年版・1-12

労働基準法(女性・年少者保護・就業規則)の一問一答

第二種衛生管理者試験「関係法令」から、労働基準法(女性・年少者保護・就業規則)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-12

年少者の深夜業に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①使用者は、原則として満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
  • ②年少者の深夜業の禁止は、満15歳未満の児童にのみ適用され、満15歳以上18歳未満の者には適用されない。
  • ③年少者の深夜業の禁止は、女性の年少者にのみ適用され、男性の年少者には適用されないものとされている。
  • ④年少者の深夜業は、本人の同意があれば、時間帯にかかわらず常に行わせることができるものとされている。
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正解 ①使用者は、原則として満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
解説
労働基準法61条により、使用者は原則として満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはなりません。交替制で使用する満16歳以上の男性等、一部例外はありますが、原則としてすべての年少者に適用される規制です。

他の選択肢が不適切な理由
本人の同意があれば自由に行わせられるとする記述、満15歳未満にのみ適用されるとする記述、女性の年少者にのみ適用されるとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問21-12

年少者の証明書に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①年少者の年齢証明書の備付義務は、業種にかかわらず満20歳未満の者すべてに適用されるものとされている。
  • ②年少者を使用する場合の年齢証明書の備付けは、労働基準法上の義務ではなく、事業者の任意であるとされている。
  • ③使用者は、満18歳に満たない者を使用する場合、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
  • ④年少者の年齢証明書は、業種にかかわらず本人が口頭で年齢を申告すれば足り、書面の備付けは不要であるとされている。
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正解 ③使用者は、満18歳に満たない者を使用する場合、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
解説
労働基準法57条により、使用者は満18歳に満たない者を使用する場合には、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
備付けが事業者の任意とする記述、口頭申告で足りるとする記述、満20歳未満すべてに適用されるとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問31-12

児童の使用の禁止に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①児童の使用禁止年齢は、事業の種類や労働者の国籍にかかわらず、満12歳に達した日以後の最初の3月31日までとされている。
  • ②児童の使用禁止は、規模にかかわらず、工業的事業にのみ適用され、非工業的事業には一切適用されないものとされている。
  • ③使用者は、原則として満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、児童を労働者として使用してはならない。
  • ④児童の使用禁止の規定は、事業の内容にかかわらず、いかなる場合にも例外が全く認められていないものとされている。
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正解 ③使用者は、原則として満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、児童を労働者として使用してはならない。
解説
労働基準法56条により、使用者は原則として満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで(義務教育終了前)、児童を労働者として使用してはなりません。ただし、非工業的事業で健康・福祉に有害でなく労働基準監督署長の許可を受けた場合等の例外があります。

他の選択肢が不適切な理由
いかなる例外も認められていないとする記述、禁止年齢を満12歳とする記述、工業的事業にのみ適用されるとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問41-12

産前産後の休業に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①産後休業は、出産日の翌日から、4週間で終了し、それ以降は本人の希望にかかわらず就業させなければならないものとされている。
  • ②産前休業は、本人の請求の有無にかかわらず、出産予定日の1年前から常に一律に取得させなければならないものとされている。
  • ③使用者は、6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合、その者を就業させてはならない。
  • ④産前産後の休業は、雇用形態や勤続年数にかかわらず、正社員にのみ認められ、契約社員には一切認められないものとされている。
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正解 ③使用者は、6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合、その者を就業させてはならない。
解説
労働基準法65条1項により、使用者は6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合、その者を就業させてはなりません。産後については同条2項で、原則として産後8週間を経過しない女性を就業させてはならないと定められています(本人の請求と医師の支障なしとの判断があれば産後6週間経過後の就業は可能)。

他の選択肢が不適切な理由
本人の請求の有無にかかわらず1年前から一律取得させるとする記述、産後休業が4週間で終了するとする記述、契約社員には認められないとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問51-12

妊産婦の危険有害業務の就業制限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①妊産婦の危険有害業務の就業制限は、業務の危険性の程度や勤務形態にかかわらず、本人が就業を希望すればすべて解除されるものとされている。
  • ②妊産婦の危険有害業務の就業制限は、事業場の規模にかかわらず、労働基準法ではなく、各事業場の任意の福利厚生規程によるものとされている。
  • ③妊産婦の就業制限の対象となる業務は、有害性の程度や作業内容、事業場の規模や本人の希望にかかわらず、常に必ず坑内労働のみであるものとされている。
  • ④使用者は、妊娠中の女性及び産後1年を経過しない女性(妊産婦)を、重量物を取り扱う業務等の妊娠、出産、哺育等に有害な業務に就かせてはならない。
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正解 ④使用者は、妊娠中の女性及び産後1年を経過しない女性(妊産婦)を、重量物を取り扱う業務等の妊娠、出産、哺育等に有害な業務に就かせてはならない。
解説
労働基準法64条の3により、使用者は妊産婦を、重量物を取り扱う業務、有害ガスを発散する場所における業務その他妊娠、出産、哺育等に有害な業務に就かせてはなりません。

他の選択肢が不適切な理由
本人の希望で制限がすべて解除されるとする記述、対象業務が坑内労働のみとする記述、法律ではなく任意の福利厚生規程によるとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問61-12

妊産婦の時間外労働等の制限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①妊産婦の時間外労働等の制限は、法律上の規定ではなく、事業者の任意の配慮にすぎないものとされている。
  • ②妊産婦の時間外労働等の制限は、管理監督者である妊産婦には一切適用の余地がないものとされている。
  • ③妊産婦が請求した場合、使用者は当該妊産婦を時間外労働、休日労働又は深夜業に従事させてはならない。
  • ④妊産婦の時間外労働等の制限は、本人の請求にかかわらず、一律に適用される絶対的な禁止規定であるとされる。
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正解 ③妊産婦が請求した場合、使用者は当該妊産婦を時間外労働、休日労働又は深夜業に従事させてはならない。
解説
労働基準法66条により、妊産婦が請求した場合、使用者は変形労働時間制の場合でも1日・1週間の法定労働時間を超えて労働させてはならず、また時間外労働、休日労働又は深夜業をさせてはなりません。この規定は本人の請求があった場合に適用されるものです。

他の選択肢が不適切な理由
請求の有無にかかわらず一律適用されるとする記述、管理監督者には適用の余地がないとする記述(管理監督者は労働時間・休憩・休日の規定の適用は除外されますが、深夜業に関する妊産婦の請求権は別途考慮されます)、事業者の任意の配慮にすぎないとする記述は、いずれも規定の趣旨と異なります。
問71-12

育児時間に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①育児時間は、対象となる生児の年齢や勤務形態、雇用形態にかかわらず、労働基準法上、父親である男性労働者にも母親と同様の請求権が認められている。
  • ②育児時間は、対象労働者の勤務形態や職種にかかわらず、生後満3年に達するまでの生児を育てる女性に対して認められるものとされている。
  • ③育児時間は、対象労働者の勤務形態や職種にかかわらず、1日1回、少なくとも1時間与えなければならないと定められているものとされている。
  • ④生後満1年に達しない生児を育てる女性は、休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することができる。
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正解 ④生後満1年に達しない生児を育てる女性は、休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することができる。
解説
労働基準法67条により、生後満1年に達しない生児を育てる女性は、同法34条の休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間(育児時間)を請求することができます。この請求権は同条の文言上、女性労働者に認められるものであり、男性労働者には67条に基づく請求権はありません。

他の選択肢が不適切な理由
生後満3年までとする記述、父親である男性労働者にも同様の請求権が認められるとする記述、1日1回1時間とする記述は、いずれも条文の内容と異なります。
問81-12

生理日の就業が著しく困難な女性に対する措置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①生理休暇は、規模にかかわらず、法律上の権利ではなく、事業者が任意で認める福利厚生にすぎないものとされている。
  • ②生理休暇の日数は、規模にかかわらず、労働基準法上、年間で上限日数が明確に定められているものとされている。
  • ③生理休暇は、症状の程度にかかわらず、医師の診断書の提出がなければ取得することができないとされる。
  • ④使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない。
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正解 ④使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない。
解説
労働基準法68条により、使用者は生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはなりません。

他の選択肢が不適切な理由
医師の診断書が必須とする記述、法律上の権利ではなく任意の福利厚生とする記述、年間の上限日数が明確に定められているとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問91-12

就業規則の作成及び届出義務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①就業規則の作成義務は、常時100人以上の労働者を使用する使用者にのみ課されるものとされている。
  • ②就業規則の作成義務は、常時使用する労働者数にかかわらず、すべての使用者に一律に課されるものとされている。
  • ③常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。
  • ④就業規則は、事業場の規模にかかわらず、作成すれば足り、行政官庁への届出は一切不要であるとされている。
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正解 ③常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。
解説
労働基準法89条により、常時10人以上の労働者を使用する使用者は、始業・終業の時刻、休憩、休日、賃金、退職に関する事項等を記載した就業規則を作成し、所轄労働基準監督署長に届け出なければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
すべての使用者に一律に課されるとする記述、届出が不要とする記述、100人以上にのみ課されるとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。
問101-12

就業規則の周知義務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①就業規則の周知は、事業場の規模にかかわらず、新規採用時に1回説明すれば、それ以降の周知義務は生じないものとされている。
  • ②就業規則の周知義務は、規模にかかわらず、労働基準法ではなく、各事業場の任意の慣行にすぎないものとされている。
  • ③使用者は、就業規則を、常時各作業場の見やすい場所への掲示等の方法によって、労働者に周知させなければならない。
  • ④就業規則は、事業場の規模にかかわらず、人事部門の書庫に保管しておけば足り、周知義務は一切ないものとされている。
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正解 ③使用者は、就業規則を、常時各作業場の見やすい場所への掲示等の方法によって、労働者に周知させなければならない。
解説
労働基準法106条により、使用者は就業規則を、常時各作業場の見やすい場所への掲示又は備付け、書面の交付、磁気テープ等に記録し労働者が確認できる機器の設置等の方法によって、労働者に周知させなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
書庫に保管しておけば足りるとする記述、新規採用時の1回説明で足りるとする記述、法律上の義務ではなく任意の慣行にすぎないとする記述は、いずれも規定の内容と異なります。

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