2026年版・5-6

感覚器系の一問一答

第一種衛生管理者試験「労働生理」から、感覚器系に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-6

眼球の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①眼球の最も外側にある透明な角膜と、光の量を調節する虹彩の奥にある水晶体を通って、光は網膜に像を結ぶ
  • ②眼球には角膜や水晶体は全く存在しておらず、光はいつも直接ずっとそのまま網膜に届いて像を結ぶ
  • ③網膜は眼球のいちばん最も外側にあるいつも常に薄い膜であるとされ、光が最初に通過する部分である
  • ④虹彩は光を屈折させて像を結ばせるための主要なレンズの役割をいつも担う、極めて重要な部分であるとされる
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正解 ①眼球の最も外側にある透明な角膜と、光の量を調節する虹彩の奥にある水晶体を通って、光は網膜に像を結ぶ
解説
眼に入った光は、まず眼球の最も外側にある透明な角膜を通り、虹彩によって取り込む光の量が調節され、その奥にあるレンズの役割を持つ水晶体で屈折し、最終的に眼球の奥にある網膜に像を結びます。

他の選択肢が不適切な理由
眼球には角膜や水晶体が存在し、光はこれらを通過してから網膜に届きます。網膜は眼球の奥に位置する膜であり、最も外側にあるわけではありません。像を結ばせる主なレンズの役割を担うのは水晶体であり、虹彩は光の量を調節する部分です。
問25-6

網膜にある視細胞のうち、錐体細胞と杆体細胞の働きの違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①錐体細胞は暗い場所で明暗をずっと識別する働きを持ち、杆体細胞は明るい場所で色を識別する働きを持つとされる
  • ②錐体細胞は明るい場所で色を識別する働きを持ち、杆体細胞は暗い場所で明暗を識別する働きを持つ仕組みである
  • ③錐体細胞と杆体細胞はどちらも色の識別のみをいつも行っており、明暗の識別には全く関与しないとされている
  • ④錐体細胞と杆体細胞はどちらも網膜ではなく、水晶体の中にいつもずっと存在する細胞であるとされている
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正解 ②錐体細胞は明るい場所で色を識別する働きを持ち、杆体細胞は暗い場所で明暗を識別する働きを持つ仕組みである
解説
網膜に存在する視細胞のうち、錐体細胞は比較的明るい環境で働き色を識別する役割を担い、杆体細胞はわずかな光でも反応しやすく暗い環境で主に明暗を識別する役割を担っています。

他の選択肢が不適切な理由
錐体細胞と杆体細胞が担う働きが逆になっています。杆体細胞は色の識別ではなく主に明暗の識別に関与する細胞です。錐体細胞と杆体細胞はいずれも網膜に存在する視細胞であり、水晶体には存在しません。
問35-6

眼が近くのものと遠くのものに焦点を合わせる仕組み(遠近調節)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①遠近調節は虹彩のほうが水晶体の代わりとなり、その厚みを大きく変えることによって行われている
  • ②遠近調節は網膜のほうが前後に大きく動くことによって行われており、水晶体の厚みは常に一定である
  • ③毛様体の収縮・弛緩によって水晶体の厚みが変化し、近くを見るときは厚く、遠くを見るときは薄くなる
  • ④近くを見るときには水晶体がむしろ薄くなっていき、遠くを見るときには水晶体がむしろ厚くなっていく
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正解 ③毛様体の収縮・弛緩によって水晶体の厚みが変化し、近くを見るときは厚く、遠くを見るときは薄くなる
解説
水晶体の周囲を取り巻く毛様体という筋肉が収縮・弛緩することで水晶体の厚みが変化し、近くのものを見るときは毛様体が収縮して水晶体が厚くなり、遠くのものを見るときは毛様体が弛緩して水晶体が薄くなることで焦点を合わせています。

他の選択肢が不適切な理由
厚みを変化させてレンズの役割を果たすのは虹彩ではなく水晶体です。遠近調節は網膜の位置ではなく水晶体の厚みの変化によって行われます。近くを見るときは水晶体が厚くなり、遠くを見るときに薄くなるのが正しい関係で、記述が逆になっています。
問45-6

近視と遠視の仕組みに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①近視は網膜より後ろで像を結んでしまう状態であるとされ、遠視は網膜よりずっと大きくかなり手前で像を結んでしまう状態であるとされている
  • ②近視と遠視はどちらも水晶体が全く機能しなくなってしまうことのみによっていつも起こる状態であるとされているといわれている
  • ③近視や遠視は網膜の色を識別する働きだけがひどく著しく低下することによっていつも起こる現象なのだと広く考えられているとされる
  • ④近視は眼軸が長いなどの理由で網膜より手前で像を結んでしまう状態であり、遠視はこれとは反対に網膜より後ろで像を結ぼうとする状態である
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正解 ④近視は眼軸が長いなどの理由で網膜より手前で像を結んでしまう状態であり、遠視はこれとは反対に網膜より後ろで像を結ぼうとする状態である
解説
近視は眼軸が長いことなどが原因で、本来網膜上で結ぶべき像が網膜より手前で結ばれてしまい遠くのものがぼやける状態で、遠視は逆に像が網膜より後ろで結ばれようとするため近くのものが見えにくくなる状態です。

他の選択肢が不適切な理由
近視と遠視で像を結ぶ位置の関係が逆になっています。近視や遠視は水晶体が全く機能しなくなる状態ではなく、像を結ぶ位置のずれによって起こる屈折異常です。近視・遠視は色の識別能力の低下ではなく、焦点の合う位置のずれによる現象です。
問55-6

耳の構造の大まかな区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①耳は音を集める外耳、鼓膜と耳小骨がある中耳、聴覚と平衡感覚に関わる内耳の3つに大きく分けられる
  • ②耳は聴覚のみにいつも関わる器官であるとされ、平衡感覚に関わる構造は全く含まれていないとされている
  • ③耳の構造は外耳と中耳の2つのみにいつも分けられており、内耳という区分は全く存在しないとされている
  • ④鼓膜は内耳の中にいつも存在しており、耳小骨のほうはいつも外耳の中に存在しているとされている
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正解 ①耳は音を集める外耳、鼓膜と耳小骨がある中耳、聴覚と平衡感覚に関わる内耳の3つに大きく分けられる
解説
耳は音波を集める外耳(耳介・外耳道)、鼓膜と耳小骨がある中耳、聴覚を担う蝸牛と平衡感覚を担う前庭・三半規管がある内耳の3つの部分に大きく分けられます。外耳・中耳は音を伝える経路であるのに対し、内耳は音や体の動きの情報を電気信号に変換する感覚器官としての役割を担っています。

他の選択肢が不適切な理由
耳は聴覚だけでなく内耳の前庭・三半規管によって平衡感覚にも関わる器官です。耳は外耳・中耳・内耳の3つに区分されるのが一般的な分類です。鼓膜と耳小骨は中耳に存在する構造であり、外耳・内耳に存在するわけではありません。
問65-6

内耳にある蝸牛と前庭・三半規管の働きの違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①蝸牛は体の傾きをいつも感知する働きを持っているとされており、前庭・三半規管のほうは音を感知して聴覚を生じさせ続ける働きを持つとされる
  • ②蝸牛は音の刺激を電気信号に変えて聴覚を生じさせる働きを持ち、前庭・三半規管は体の傾きや回転を感知して平衡感覚を生じさせる働きを持つ
  • ③蝸牛と前庭・三半規管はどちらも全く同じ聴覚だけをいつも担い続けている構造であるとされ、平衡感覚には全く関与しないとされる
  • ④蝸牛と前庭・三半規管はどちらも内耳ではなく中耳のほうの中にきちんといつも常にそろって存在しているのだと広く考えられている
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正解 ②蝸牛は音の刺激を電気信号に変えて聴覚を生じさせる働きを持ち、前庭・三半規管は体の傾きや回転を感知して平衡感覚を生じさせる働きを持つ
解説
内耳にあるかたつむり状の蝸牛は音の振動を電気信号に変換し聴覚を生じさせる働きを担い、同じく内耳にある前庭と三半規管は体の傾きや回転運動を感知して平衡感覚を生じさせる働きを担っています。

他の選択肢が不適切な理由
蝸牛と前庭・三半規管が担う感覚の種類が逆になっています。前庭・三半規管は聴覚ではなく平衡感覚を担う構造です。蝸牛や前庭・三半規管は中耳ではなく内耳に存在する構造です。
問75-6

音が鼓膜から内耳へ伝わる経路に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①音は鼓膜を全く経ることなく直接内耳の蝸牛へといつも伝わっているとされており、耳小骨は音の伝達には全く関与しない
  • ②音の振動はまず蝸牛のほうでまっさきにいつも受け止められた後に、耳小骨のほうをへて最後に鼓膜へと伝わっていくとされるのだ
  • ③空気の振動として伝わってきた音は鼓膜を振動させ、その振動が中耳にある耳小骨を介して増幅されながら内耳の蝸牛へ伝えられる
  • ④耳小骨は音を伝える働きを全く持っていないとされ、ただただ体の平衡をいつも保つためだけに存在する骨であるとされる
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正解 ③空気の振動として伝わってきた音は鼓膜を振動させ、その振動が中耳にある耳小骨を介して増幅されながら内耳の蝸牛へ伝えられる
解説
外耳道を通って伝わってきた空気の振動である音は鼓膜を振動させ、中耳にある耳小骨(つち骨・きぬた骨・あぶみ骨)を通る間に振動が効率よく増幅されて内耳の蝸牛へ伝えられ、そこで電気信号に変換されます。

他の選択肢が不適切な理由
音はまず鼓膜を振動させてから内耳へ伝わる経路をたどり、鼓膜を経ずに直接内耳へ伝わるわけではありません。音の伝達は鼓膜から耳小骨、そして蝸牛へという順序で行われ、記述の順序が逆になっています。耳小骨は音の振動を増幅して伝える働きを持つ骨です。
問85-6

味覚を感じる仕組みに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①味覚は舌ではなく主に鼻の粘膜にある嗅細胞のほうによっていつもずっと感じ取られているのだとされている
  • ②味蕾は舌ではなく胃の内壁にいつもずっと存在しているとされ、消化された後の食べ物の味を感知している
  • ③味覚は光の刺激だけをいつもずっと受け取ることによって生じる感覚であるとされ、化学物質とは全く無関係であるよ
  • ④舌の表面には味蕾と呼ばれる小さな器官がいつも多数あり、食べ物に含まれる化学物質を感知することで味覚が生じる
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正解 ④舌の表面には味蕾と呼ばれる小さな器官がいつも多数あり、食べ物に含まれる化学物質を感知することで味覚が生じる
解説
舌の表面などには味蕾という小さな器官が多数分布しており、食べ物に含まれる化学物質が味蕾の中の味細胞を刺激することで、その情報が神経を通じて脳に伝えられ味覚として認識されます。

他の選択肢が不適切な理由
味覚を主に感知するのは舌にある味蕾であり、鼻の嗅細胞は嗅覚を担う器官です。味蕾は舌などに存在する器官であり、胃の内壁には存在しません。味覚は化学物質を感知することで生じる感覚であり、光の刺激とは関係がありません。
問95-6

嗅覚を感じる仕組みに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①鼻腔の上部にある嗅細胞が空気中の化学物質をいつも感知しており、その情報が神経を通じて脳に伝えられることで嗅覚が生じる
  • ②嗅覚は舌にある味蕾によっていつもずっと感知され続けているものであるとされ、鼻のほうは嗅覚には全く関与しない
  • ③嗅細胞は空気の温度変化のみをいつも感知する細胞であるとされており、化学物質は全く感知しないとされているよ
  • ④嗅覚というものは、耳の奥深くの内耳にある蝸牛によっていつも常に感知され続ける感覚であるのだと考えられているとみられる
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正解 ①鼻腔の上部にある嗅細胞が空気中の化学物質をいつも感知しており、その情報が神経を通じて脳に伝えられることで嗅覚が生じる
解説
鼻腔の上部には嗅細胞が集まった嗅上皮があり、空気中に含まれるにおいの化学物質を感知すると、その情報が嗅神経を通じて脳に伝えられ、嗅覚として認識されます。嗅覚は非常に多くの種類のにおい物質を識別できる一方、同じにおいを長時間かぎ続けると徐々に感じにくくなる順応という現象が起こることも知られています。

他の選択肢が不適切な理由
嗅覚を感知するのは鼻の嗅細胞であり、舌の味蕾は味覚を担う器官です。嗅細胞は温度ではなく空気中の化学物質を感知する細胞です。嗅覚を感知するのは鼻の嗅細胞であり、耳の蝸牛は聴覚を担う器官です。
問105-6

皮膚感覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①皮膚が感知できるのはいつも温度の変化のみであるとされており、触れられた感覚や痛みを感じることは全くできないとされる
  • ②皮膚には触覚、痛覚、温覚、冷覚などさまざまな感覚を受け取る受容器が分布しており、中でも痛覚を感じる点の数が最も多いとされる
  • ③皮膚感覚を伝える神経というものは全く存在しておらず、皮膚で感じた刺激はすべていつもずっと血液を介して脳に伝えられるとされる
  • ④皮膚の感覚点の分布というものは体のどの部位においても全く完全にいつも同じ密度になっているのだと考えられているよ
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正解 ②皮膚には触覚、痛覚、温覚、冷覚などさまざまな感覚を受け取る受容器が分布しており、中でも痛覚を感じる点の数が最も多いとされる
解説
皮膚には触覚、痛覚、温覚、冷覚などそれぞれ異なる刺激を受け取る受容器(感覚点)が分布しており、これらの感覚点のうち痛覚点の数が他の感覚点に比べて最も多く分布しているとされています。

他の選択肢が不適切な理由
皮膚は温度だけでなく触覚や痛覚など多様な感覚を感知できます。皮膚感覚は感覚神経を通じて脳に伝えられており、血液を介して伝わるものではありません。感覚点の分布密度は体の部位によって異なり、一様ではありません。

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