2026年版・3-10

保護具(呼吸用保護具等)の一問一答

第一種衛生管理者試験「労働衛生(有害業務に係るもの)」から、保護具(呼吸用保護具等)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-10

防じんマスクの性能区分に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①色の違いのみによって、性能が細かく区分される仕組みである。
  • ②粒子捕集効率等に応じ、RS・RL・DS・DL等に区分される。
  • ③価格の高低のみによって、性能が明確に区分される仕組みである。
  • ④重さの違いのみによって、性能が区分される仕組みである。
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正解 ②粒子捕集効率等に応じ、RS・RL・DS・DL等に区分される。
解説
防じんマスクは、フィルター部分を交換できる取替え式か使い捨てかにより、RS・RL(取替え式)とDS・DL(使い捨て式)に分けられ、さらに試験に固体粒子(塩化ナトリウム)を使うか液体粒子(フタル酸ジオクチル)を使うかによってS・Lの区分が定まります。そのうえで粒子捕集効率の高さに応じて1・2・3の等級が定められており、数字が大きいほど捕集性能が高いことを示します。

他の選択肢が不適切な理由
色の違いのみで区分される、価格の高低のみで区分される、重さの違いのみで区分されるという記述は、いずれも粒子捕集効率という性能に基づいて区分される実際の規格の内容と一致しません。
問23-10

防毒マスクの吸収缶に定められた色に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①対象ガスにかかわらず、吸収缶の色はすべて白で統一される。
  • ②吸収缶の色は、製造したメーカーが自由に決めてよい。
  • ③有機ガス用は黒、一酸化炭素用は赤と対象ガスごとに定まる。
  • ④吸収缶の色は、使用者の好みで自由に選んでよい。
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正解 ③有機ガス用は黒、一酸化炭素用は赤と対象ガスごとに定まる。
解説
防毒マスクの吸収缶は、有機ガス用が黒、一酸化炭素用が赤、ハロゲンガス用が灰色と黒、アンモニア用が緑というように、対応する有害ガスの種類ごとに識別しやすい色がJIS規格で定められています。作業前に色を確認するだけで、対象ガスに合った吸収缶を選んでいるかを素早くチェックできる仕組みです。

他の選択肢が不適切な理由
すべて白で統一されるという記述、メーカーが自由に決めてよいという記述、使用者の好みで自由に選んでよいという記述は、いずれも対象ガスの種類ごとに色が定められている実際の規格の内容と一致しません。
問33-10

防毒マスクの吸収缶の破過に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①破過とは吸収缶が物理的に破損することのみを指す言葉である。
  • ②吸収缶には除毒能力の限界がなく、半永久的に使用できる。
  • ③破過は、吸収缶の色が変化する現象のみを指す言葉である。
  • ④除毒能力を失うことを破過といい、使用時間に限りがある。
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正解 ④除毒能力を失うことを破過といい、使用時間に限りがある。
解説
防毒マスクの吸収缶は使用に伴って中の吸収剤(活性炭等)が有害ガスを取り込む能力を徐々に消耗していき、除毒能力を失って有害ガスがそのまま通過するようになる現象を破過といい、使用時間には限りがあるため定期的な交換が必要です。作業時間や取り扱うガスの濃度から破過までの時間を見積もり、余裕をもって交換することが安全確保の基本です。

他の選択肢が不適切な理由
物理的な破損のみを指すという記述、除毒能力に限界がなく半永久的に使用できるという記述、色の変化のみを指すという記述は、いずれも破過という現象の実際の意味と一致しません。
問43-10

酸素欠乏危険場所における呼吸用保護具の使用に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①防毒マスクや防じんマスクは、酸素供給機能がなく不適切である。
  • ②防毒マスクを着用すれば、酸素欠乏の危険を完全に防止できる。
  • ③防じんマスクを着用すれば、酸素欠乏の危険を完全に防止できる。
  • ④酸素欠乏危険場所では、いかなる呼吸用保護具も不要である。
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正解 ①防毒マスクや防じんマスクは、酸素供給機能がなく不適切である。
解説
防毒マスクや防じんマスクは周囲の空気から有害物質を除去するろ過式の器具であり、酸素そのものを供給する機能を持たないため、酸素濃度が低い酸素欠乏危険場所では使用に適さず、清浄な空気を別の場所やボンベから送る給気式の呼吸用保護具(空気呼吸器や送気マスク)が必要です。「有害物質を除去する」ことと「酸素を供給する」ことは全く別の機能である点を正しく理解することが重要です。

他の選択肢が不適切な理由
防毒マスクや防じんマスクの着用で酸素欠乏の危険を完全に防止できるという記述は、いずれもろ過式の器具が酸素を供給できないという性質と矛盾し、呼吸用保護具が一切不要とする記述も危険な誤りです。
問53-10

電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①電力を全く使用せず、完全に手動で空気を浄化する器具である。
  • ②電動ファンで清浄空気を送るため、呼吸の負担が小さい。
  • ③音を遮断する機能に特化し、有害ガスの除去機能を持たない。
  • ④水中でのみ使用され、地上での作業には使用できない。
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正解 ②電動ファンで清浄空気を送るため、呼吸の負担が小さい。
解説
電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR:Powered Air Purifying Respirator)は、フィルターや吸収缶で浄化した空気を電動ファンで面体内に強制的に送り込む構造のため、自発呼吸(自分の吸う力)のみに頼る防じんマスク等に比べて呼吸の抵抗が小さく、作業者の負担が軽減されます。長時間の作業や体力的な負荷が大きい現場での使用に適しています。

他の選択肢が不適切な理由
電力を全く使用しない手動式とする記述、音を遮断する機能に特化するという記述、水中でのみ使用されるという記述は、いずれもPAPRの実際の構造や用途と一致しません。
問63-10

アーク溶接作業等に用いる遮光保護具に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①騒音から耳を保護するための器具であり、目とは無関係である。
  • ②有害なガスの吸入を防ぐための、呼吸用の保護具である。
  • ③アーク光に含まれる有害な光線から、目を保護する器具である。
  • ④手指の切創を防ぐための、耐切創性の保護手袋を指す。
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正解 ③アーク光に含まれる有害な光線から、目を保護する器具である。
解説
遮光保護具は、アーク溶接等の作業で発生する強い可視光や紫外線・赤外線を含むアーク光から目を保護するための器具であり、電気性眼炎(急性の角膜炎)や白内障等の眼障害を防止する目的で使用されます。溶接用の保護面や遮光めがねには、光の強さに応じた適切な遮光度番号のものを選ぶ必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
騒音から耳を保護する器具とする記述、有害ガスの吸入を防ぐ呼吸用保護具とする記述、耐切創性の保護手袋とする記述は、いずれも遮光保護具が本来担う目の保護という機能とは異なります。
問73-10

有機溶剤等を扱う作業に用いる保護手袋に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①材質にかかわらず、あらゆる化学物質に問題なく対応できる。
  • ②保護手袋の材質は、耐熱性の高さのみを基準に選べばよい。
  • ③薄手の手袋であるほど、実は化学物質を通しにくい。
  • ④取り扱う化学物質に応じ、透過しにくい材質を必ず選定する。
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正解 ④取り扱う化学物質に応じ、透過しにくい材質を必ず選定する。
解説
化学物質は種類によってゴムや樹脂などの手袋素材を透過する速さ(浸透しやすさ)が大きく異なるため、有機溶剤等を扱う作業に用いる保護手袋は、取り扱う化学物質の種類に応じて透過しにくい材質のものを選定する必要があります。見た目には液体が染み込んでいなくても、目に見えないレベルで化学物質が素材を通り抜け皮膚に達していることがあるため、使用可能時間の目安も確認することが望ましいとされています。

他の選択肢が不適切な理由
材質にかかわらずあらゆる化学物質に対応できるという記述、耐熱性のみを基準に選べばよいという記述、薄手であるほど通しにくいという記述は、いずれも化学物質の種類ごとに適した材質を選ぶべきという実態と一致しません。
問83-10

騒音作業に用いる防音保護具に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①耳栓や耳覆いがあり、騒音レベルに応じて選定される。
  • ②防音保護具には耳覆いのみがあり、耳栓は含まれない。
  • ③防音保護具は、粉じん作業のみを対象とした器具である。
  • ④防音保護具の装着により、聴力は逆に向上する。
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正解 ①耳栓や耳覆いがあり、騒音レベルに応じて選定される。
解説
防音保護具には耳の中に挿入する耳栓と、耳全体を覆う耳覆い(イヤーマフ)があり、作業場の騒音レベルや作業内容、他の保護具(ヘルメット等)との併用のしやすさに応じて、適切な遮音性能のものを選定して使用することが求められます。遮音性能が高すぎると周囲の合図や警報が聞こえにくくなることもあるため、作業内容に見合った性能のものを選ぶことも重要です。

他の選択肢が不適切な理由
耳覆いのみで耳栓を含まないとする記述、粉じん作業のみを対象とする記述、装着により聴力が逆に向上するとする記述は、いずれも防音保護具の実際の種類や目的と一致しません。
問93-10

呼吸用保護具の使用に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①顔面への密着性は、防護効果と全く関係がない。
  • ②顔面の密着性が不十分だと、有害物質が漏れ込むことがある。
  • ③サイズが合わなくても、性能には一切影響しない。
  • ④密着性の確認は、法令上いかなる場合であっても不要である。
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正解 ②顔面の密着性が不十分だと、有害物質が漏れ込むことがある。
解説
面体を用いる呼吸用保護具は、顔面との間にすき間があると、そこから浄化されていない周囲の空気が漏れ込んでしまい防護効果が大きく損なわれるため、使用者の顔に合ったサイズを選び、着用のたびに密着性を確認する(フィットテストを行う)ことが重要です。ひげが生えていたり眼鏡のつるが面体に挟まったりするだけでも、すき間ができて防護性能が大きく低下することがあります。

他の選択肢が不適切な理由
密着性が防護効果と全く関係ないとする記述、サイズが合わなくても性能に影響しないとする記述、密着性の確認が法令上いかなる場合も不要とする記述は、いずれも密着性が防護効果を左右する実際の重要性と矛盾します。
問103-10

送気マスクと空気呼吸器に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①いずれも周囲の空気をろ過するのみの、ろ過式の保護具である。
  • ②送気マスクは防音専用で、有害ガスの防護には使用されない。
  • ③いずれも清浄な空気を外部から供給する給気式の保護具である。
  • ④空気呼吸器は防じん専用で、有害ガスの防護には使用されない。
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正解 ③いずれも清浄な空気を外部から供給する給気式の保護具である。
解説
送気マスクはホース等を通じて清浄な空気を離れた場所(作業場の外)から送る器具、空気呼吸器はボンベに詰めた清浄な空気を背負って供給する器具であり、いずれも周囲の汚染された空気とは無関係に呼吸用の空気を確保できる給気式の保護具です。酸素欠乏危険場所や高濃度の有害ガスが存在する場所など、ろ過式の器具では対応できない環境で使用されます。

他の選択肢が不適切な理由
いずれもろ過式とする記述、送気マスクを防音専用とする記述、空気呼吸器を防じん専用とする記述は、いずれも清浄な空気を外部から供給するという両者の共通する実際の仕組みと一致しません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。