2026年版・5-3

社会資源の活用と多職種連携の一問一答

介護支援専門員試験「福祉サービスの知識等(相談援助と各論)」から、社会資源の活用と多職種連携に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全720問) 福祉サービスの知識等(相談援助と各論)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-3

社会資源における「フォーマルな資源」と「インフォーマルな資源」の区分として、最も適切なものはどれか。

  • ①介護保険サービス等公的な制度に基づく資源をフォーマル、家族や近隣の助け合いをインフォーマルとする
  • ②利用者本人が自ら希望する資源をフォーマル、援助者が一方的に提案する資源をインフォーマルとする
  • ③有料で提供されるサービスをフォーマル、無料で受けられるボランティア活動をインフォーマルとすること
  • ④都市部において提供される資源をフォーマル、地方において提供される資源をインフォーマルとする分類
答えと解説を見る
正解 ①介護保険サービス等公的な制度に基づく資源をフォーマル、家族や近隣の助け合いをインフォーマルとする
解説
フォーマルな資源とは、介護保険サービスや行政の制度など、公的な仕組みに基づいて提供される資源をいい、インフォーマルな資源とは、家族・友人・近隣・ボランティアなど制度に基づかない自発的な支え合いを指す。両者を組み合わせた支援が望ましいとされる。

他の選択肢が不適切な理由
本人の希望か提案かという区分、有料か無料かという区分、地域が都市部か地方かという区分は、いずれも制度に基づくかどうかというフォーマル・インフォーマルの本来の分類基準とは異なる。
問25-3

地域における「民生委員」の位置づけとして、最も適切なものはどれか。

  • ①都道府県知事の指揮命令を受けて、要介護認定調査を専属で担当する常勤の公務員である
  • ②厚生労働大臣から委嘱を受け、地域住民の相談に応じ関係機関へつなぐ民間の奉仕者である
  • ③介護保険法上、居宅介護支援事業所の管理者となる資格を法律上認められた専門職である
  • ④市町村と正式に雇用契約を結び、生活保護の決定業務を単独で行う権限を持つ市の職員である
答えと解説を見る
正解 ②厚生労働大臣から委嘱を受け、地域住民の相談に応じ関係機関へつなぐ民間の奉仕者である
解説
民生委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣から委嘱される非常勤の特別職であり、給与を受けない民間の奉仕者として、地域住民の生活上の相談に応じ、必要に応じて福祉事務所や地域包括支援センターなど関係機関へつなぐ役割を担う。

他の選択肢が不適切な理由
要介護認定調査を専属で担当する常勤公務員ではなく、居宅介護支援事業所の管理者資格を法律上認められた専門職でもなく、生活保護の決定権限を単独で持つ市町村職員でもない点で、いずれも誤りである。
問35-3

「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」の役割として、最も適切なものはどれか。

  • ①要介護認定の審査判定を関係者の意見も聞かず単独で行い、認定結果を確定させる役割を担う
  • ②居宅サービス計画を作成し、給付管理業務を単独で行う専門職として位置づけられる
  • ③地域における生活支援の担い手やサービスの開発、関係者間のネットワークづくりを行う
  • ④特定福祉用具の販売価格を独自に審査し、上限額を個別に決定する権限を持つ役割を担う
答えと解説を見る
正解 ③地域における生活支援の担い手やサービスの開発、関係者間のネットワークづくりを行う
解説
生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)は、生活支援体制整備事業に基づき配置され、地域における生活支援・介護予防サービスの提供体制の充実に向けて、担い手の養成やサービスの開発、関係者間のネットワークづくりを進める役割を担う。

他の選択肢が不適切な理由
要介護認定の審査判定は介護認定審査会の役割、居宅サービス計画の作成と給付管理は介護支援専門員の役割、福祉用具の販売価格審査を行う制度上の役割はいずれも生活支援コーディネーターの職務ではない。
問45-3

インフォーマルサポートを活用したケアプラン作成に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①近隣住民による見守りなどのインフォーマルな支援は不確実であるため、計画には位置づけないこと
  • ②家族の協力が得られる場合には、既存の公的サービスをいったん打ち切って家族の支援のみで対応する
  • ③インフォーマルサポートは介護保険給付の対象に含まれるとみなし、給付管理上数量化して扱う
  • ④本人の意向を踏まえ、フォーマルサービスとインフォーマルサポートを組み合わせて計画に位置づける
答えと解説を見る
正解 ④本人の意向を踏まえ、フォーマルサービスとインフォーマルサポートを組み合わせて計画に位置づける
解説
ケアプランは、介護保険サービスなどのフォーマルサービスだけでなく、家族・近隣・ボランティアによるインフォーマルサポートも含めて、本人の意向や生活実態に応じて組み合わせて位置づけることが望ましいとされている。

他の選択肢が不適切な理由
インフォーマルサポートを位置づけない対応や、公的サービスを打ち切り家族支援のみに頼る対応は望ましくない。またインフォーマルサポートは介護保険給付の対象外であり、給付管理上の数量化の対象ではない。
問55-3

ソーシャルワークにおける「ソーシャルアクション」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①既存の社会資源では解決できない課題に対し、制度の改善や新たな資源の開発を働きかけること
  • ②利用者一人ひとりに対し、既存の制度の範囲内でのみ個別に助言を行う面接技術を指すこと
  • ③地域住民に対して既存の制度の利用方法を分かりやすく説明する広報活動のみを指す用語のこと
  • ④介護支援専門員が単独の判断でサービス担当者会議を招集するだけの事務手続きを指すこと
答えと解説を見る
正解 ①既存の社会資源では解決できない課題に対し、制度の改善や新たな資源の開発を働きかけること
解説
ソーシャルアクションとは、既存の制度や社会資源だけでは利用者の抱える課題を解決できない場合に、行政や社会に対して制度の改善や新たな社会資源の開発を働きかける、間接的な援助技術の一つである。

他の選択肢が不適切な理由
既存制度の範囲内での個別助言は個別援助技術、制度の利用方法の説明にとどまる広報活動、サービス担当者会議の招集手続きは、いずれも制度そのものの改善や資源開発を目指すソーシャルアクションとは異なる。
問65-3

多職種による「チームアプローチ」を進める上で重要とされる点として、最も適切なものはどれか。

  • ①各専門職がそれぞれの判断のみで個別に支援だけを行い、他職種とは情報を共有しようとしないこと
  • ②各専門職が自らの専門性を発揮しつつ、共通の目標に向けて情報や役割を共有し連携すること
  • ③医師の指示のみに全職種が機械的に従い、他職種からの意見提起はできる限り控えること
  • ④職種間の役割分担をあらかじめ固定し、状況が変化しても支援内容の見直しは行わないこと
答えと解説を見る
正解 ②各専門職が自らの専門性を発揮しつつ、共通の目標に向けて情報や役割を共有し連携すること
解説
チームアプローチとは、医療・介護・福祉などさまざまな専門職が、それぞれの専門性を発揮しながらも、利用者本人の目標という共通のゴールに向けて情報を共有し、役割分担しながら連携して支援を進めることをいう。

他の選択肢が不適切な理由
各職種が情報を共有せず個別に動く対応や、他職種の意見提起を控えさせる対応、状況変化があっても役割分担を固定したままにする対応は、いずれも多職種が連携して支援するチームアプローチの趣旨に反する。
問75-3

「ネットワーキング」による社会資源の活用に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者に対して単独の事業所のみでサービスを完結させ、他機関との関わりを持たないこと
  • ②利用者本人の希望にかかわらず、援助者があらかじめ決めた機関のみを一方的に紹介すること
  • ③利用者を取り巻く多様な人や機関、団体をつなぎ合わせ、相互に協力できる関係性を築くこと
  • ④地域の社会資源の情報を組織的に公開せず、援助者個人の記憶のみに頼って管理し続けること
答えと解説を見る
正解 ③利用者を取り巻く多様な人や機関、団体をつなぎ合わせ、相互に協力できる関係性を築くこと
解説
ネットワーキングとは、利用者を取り巻く家族・近隣・医療機関・福祉サービス事業者・行政などの多様な人や機関をつなぎ合わせ、相互に協力し合える関係性を築く活動をいう。個々の社会資源を有機的に結びつけることで支援の効果を高める。

他の選択肢が不適切な理由
単独の事業所で完結させ他機関との関わりを断つ対応や、援助者があらかじめ決めた機関のみを紹介する対応、社会資源の情報を個人の記憶のみで管理する対応は、いずれも関係機関を有機的につなぐネットワーキングの趣旨に反する。
問85-3

地域における社会資源の分類のうち「共助」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①個人や家族がまず自らの努力や工夫などによって生活課題を解決しようとすること
  • ②税を財源とし、行政が生活困窮者等に対して行う福祉施策により支えること
  • ③地域住民が制度に基づかず自発的に近隣を助け合う日常の支え合い活動のこと
  • ④介護保険や医療保険など、制度化された相互扶助の仕組みによって支え合うこと
答えと解説を見る
正解 ④介護保険や医療保険など、制度化された相互扶助の仕組みによって支え合うこと
解説
地域包括ケアの考え方では、支え合いを「自助・互助・共助・公助」に整理することが多く、このうち共助は、介護保険・医療保険のように制度化された相互扶助の仕組みを通じて支え合うことを指す。

他の選択肢が不適切な理由
個人や家族の努力による解決は自助、税を財源とする行政の福祉施策は公助、制度に基づかない近隣の自発的な支え合いは互助にそれぞれ分類され、いずれも共助の説明としては当てはまらない。
問95-3

地域における「ボランティア」の役割として、最も適切なものはどれか。

  • ①自発的な意思に基づき、無償または実費程度の負担で地域の支え合い活動に参加する
  • ②介護保険法上の指定を受け、身体介護を報酬として提供する専門職として位置づけられる
  • ③市町村と雇用契約を締結し、要介護認定調査員として認定調査を専属で担当する
  • ④居宅介護支援事業所に所属し、ケアプランの作成業務を担当する立場である
答えと解説を見る
正解 ①自発的な意思に基づき、無償または実費程度の負担で地域の支え合い活動に参加する
解説
ボランティアは、本人の自発的な意思に基づき、無償または実費程度の負担で見守りや外出支援、サロン運営などの地域の支え合い活動に参加する存在であり、インフォーマルな社会資源の重要な担い手の一つとされる。

他の選択肢が不適切な理由
介護保険法上の指定を受けた専門職としての身体介護の提供、市町村との雇用契約に基づく認定調査、居宅介護支援事業所でのケアプラン作成業務は、いずれも制度に基づく専門職の業務であり、ボランティアの役割とは異なる。
問105-3

「地域ケア会議」における多職種連携の目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①介護支援専門員が作成したケアプランの内容を、出席者の同意を得ずに一方的に変更させること
  • ②個別ケースの検討を通じて課題を把握し、地域の社会資源やネットワークの課題解決にもつなげること
  • ③参加する専門職の中から最も権限の強い一人だけを選び、その者の判断のみで方針を決定すること
  • ④利用者や家族の同席を前提とせず、個人情報を含む詳細な事例を関係のない場で無制限に公開すること
答えと解説を見る
正解 ②個別ケースの検討を通じて課題を把握し、地域の社会資源やネットワークの課題解決にもつなげること
解説
地域ケア会議は、医療・介護・福祉等の多職種が参加し、個別ケースの検討を通じて支援内容の充実を図るとともに、そこから見えてくる地域課題を把握し、社会資源の開発やネットワークの構築など地域包括ケアの推進につなげることを目的とする。

他の選択肢が不適切な理由
ケアプランを一方的に変更させる場ではなく、特定の一人の判断のみで方針を決める場でもない。個人情報の取扱いには十分な配慮が必要であり、関係のない場で無制限に事例を公開することも適切ではない。

介護支援専門員試験の対策問題(全720問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。