2026年版・5-2

相談援助の面接技術の一問一答

介護支援専門員試験「福祉サービスの知識等(相談援助と各論)」から、相談援助の面接技術に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-2

相談援助面接における「傾聴」の技法の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者の話を聞きながら、援助者が次に伝えたい助言の内容を組み立てることに意識を集中すること
  • ②利用者の発言内容の正誤を随時指摘しながら、事実関係の確認を優先して話を聞き取ること
  • ③利用者の言葉だけでなく、表情や声の調子も含めて注意深く聴き、内容を理解しようと努めること
  • ④利用者の話す速度に合わせて相づちの回数だけを機械的に増やし、内容そのものは重視しないこと
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正解 ③利用者の言葉だけでなく、表情や声の調子も含めて注意深く聴き、内容を理解しようと努めること
解説
傾聴とは、利用者の話す言葉の内容だけでなく、表情・声の調子・沈黙などの非言語的な情報も含めて注意深く聴き取り、相手の気持ちや状況を理解しようと努める面接技術である。相談援助の基本となる姿勢である。

他の選択肢が不適切な理由
助言の内容を考えることに意識を向ける対応や、発言の正誤指摘を優先する対応、相づちの回数のみを増やし内容を重視しない対応は、いずれも相手の話を理解しようとする傾聴の本質からは外れている。
問25-2

面接技法における「開かれた質問(オープンクエスチョン)」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①「はい」か「いいえ」のいずれかでしか答えられないよう、選択肢をあらかじめ限定して尋ねる質問
  • ②回答者が答える範囲や自由度をできるだけ狭め、簡潔な一語での返答のみを求める質問
  • ③面接の効率を優先し、あらかじめ用意した固定の選択肢から一つを選ばせる形式の質問
  • ④利用者が自分の言葉で自由に考えや状況を語れるよう、答え方を限定せずに尋ねる質問
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正解 ④利用者が自分の言葉で自由に考えや状況を語れるよう、答え方を限定せずに尋ねる質問
解説
開かれた質問(オープンクエスチョン)とは、「最近の生活で困っていることを教えてください」のように、答え方を限定せず、利用者が自分の言葉で自由に考えや状況を語れるように尋ねる質問技法である。利用者の主観的な思いを引き出しやすい。

他の選択肢が不適切な理由
「はい」「いいえ」で答えさせる質問や、一語での返答のみを求める質問、固定の選択肢から選ばせる質問は、いずれも回答の自由度を限定する「閉じた質問」の特徴であり、開かれた質問とは異なる。
問35-2

面接技法における「閉じた質問(クローズドクエスチョン)」が特に有効とされる場面として、最も適切なものはどれか。

  • ①服薬の有無や既往歴の年数など、特定の事実関係を短時間で正確に確認しておきたい場面
  • ②利用者の生活歴や価値観について、時間をかけて幅広く自由に語ってもらいたい場面
  • ③利用者が抱える漠然とした不安の背景にある思いを、時間をかけて深く掘り下げたい場面
  • ④初対面の利用者との間に信頼関係を築くため、じっくりと自由に話をしてもらいたい場面
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正解 ①服薬の有無や既往歴の年数など、特定の事実関係を短時間で正確に確認しておきたい場面
解説
閉じた質問(クローズドクエスチョン)は、「はい」「いいえ」や具体的な数値など限られた答え方で回答できる質問形式であり、服薬の有無や既往歴の年数といった特定の事実関係を短時間で正確に確認したい場面で有効である。

他の選択肢が不適切な理由
生活歴や価値観を幅広く自由に語ってもらう場面、不安の背景を深く掘り下げる場面、信頼関係構築のためにじっくり話してもらう場面では、答え方を限定しない開かれた質問の方が適している。
問45-2

相談援助面接における「共感的理解」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者の考えや価値観に対し、援助者自身が良し悪しを問わず全面的に同意し賛同の意思を示すこと
  • ②利用者の立場に立ちながらも援助者自身の感情とは区別しつつ、その心情を深く理解しようとすること
  • ③利用者の感情の背景にある事実関係を、確かめないまま援助者が独自に推測して結論づけてしまうこと
  • ④利用者の感情表現が過剰であると援助者が判断した場合に、理由を説明せずその表現を控えるよう促すこと
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正解 ②利用者の立場に立ちながらも援助者自身の感情とは区別しつつ、その心情を深く理解しようとすること
解説
共感的理解とは、援助者が利用者の立場に立ってその心情を理解しようとしつつも、援助者自身の感情とは区別して捉える姿勢をいう。単なる同調や同情とは異なり、専門職としての客観性を保ちながら相手の内面に寄り添う点が特徴である。

他の選択肢が不適切な理由
全面的に同意し賛同する対応は共感というより同調であり、事実関係を独自に推測して結論づける対応や、感情表現を控えるよう促す対応も、利用者の心情そのものを理解しようとする共感的理解とは異なる。
問55-2

面接技法における「言い換え(パラフレーズ)」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者の発言内容とは異なる新しい話題を、援助者が積極的に提示して面接の方向を変えること
  • ②利用者の発言に含まれる矛盾点を指摘し、正しい表現へ訂正するよう援助者が強く求め続けること
  • ③利用者の発言内容の要点を、援助者が自分の言葉に置き換えて返し、理解の確認と促進を図ること
  • ④利用者の発言をそのまま一字一句変えずに繰り返すだけで、内容には特に手を加えないこと
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正解 ③利用者の発言内容の要点を、援助者が自分の言葉に置き換えて返し、理解の確認と促進を図ること
解説
言い換え(パラフレーズ)とは、利用者が語った内容の要点を、援助者が自分の言葉で言い直して返すことで、援助者の理解が正しいかを確認するとともに、利用者自身が自分の状況を整理する助けとする面接技法である。

他の選択肢が不適切な理由
新しい話題を積極的に提示する対応は言い換えではなく話題転換であり、矛盾点の指摘・訂正の要求や、発言を一字一句そのまま繰り返す対応も、要点を自分の言葉で言い直すパラフレーズの技法とは異なる。
問65-2

面接技法における「要約」の技法の目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者の発言のうち援助者にとって都合の良い部分だけを抜き出し、他の発言は無視すること
  • ②面接時間を短縮するため、利用者の発言をできる限り遮って早めに切り上げること
  • ③利用者の発言内容を援助者独自の解釈に置き換え、事実関係の確認は省略すること
  • ④面接で語られた内容の要点を整理して伝え返し、利用者と援助者双方の理解を共有すること
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正解 ④面接で語られた内容の要点を整理して伝え返し、利用者と援助者双方の理解を共有すること
解説
要約は、面接の一区切りや終盤に、それまで語られた内容の要点を整理して利用者に伝え返し、援助者の理解が利用者の意図とずれていないかを確認するとともに、双方の共通理解を深めるための技法である。

他の選択肢が不適切な理由
都合の良い部分だけを抜き出す対応や、発言を遮って早めに切り上げる対応、独自の解釈に置き換え確認を省略する対応は、いずれも利用者との共通理解を深めるという要約の目的にそぐわない。
問75-2

相談援助面接における「沈黙」への対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①沈黙を利用者が考えを整理する時間として捉え、急がずに見守ることも選択肢の一つとすること
  • ②沈黙が生じた場合はそのつど援助者が話題を変え、別の質問を投げかけて沈黙を解消すること
  • ③沈黙は面接の失敗を意味すると考え、生じないよう常時会話を途切れさせない工夫をすること
  • ④沈黙が生じたらそのつど速やかに面接を終了し、日を改めて出直すことを基本的な対応とすること
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正解 ①沈黙を利用者が考えを整理する時間として捉え、急がずに見守ることも選択肢の一つとすること
解説
面接中の沈黙は、必ずしも失敗や停滞を意味するものではなく、利用者が自分の考えや感情を整理している時間であることも多い。援助者はその沈黙の意味を見極めた上で、急かさずに見守ることも重要な対応の一つとされる。

他の選択肢が不適切な理由
沈黙のたびに一律話題を変える対応や、沈黙自体を避けようとする対応、沈黙が生じたら面接を打ち切る対応は、いずれも沈黙が持つ意味を考慮せず機械的に排除しようとする点で不適切である。
問85-2

相談援助面接における「非言語的コミュニケーション」に含まれるものとして、最も適切なものはどれか。

  • ①利用者が面接で語った過去の生活歴に関する具体的な出来事の内容そのもの
  • ②利用者の表情、視線の動き、姿勢、声の抑揚といった言葉以外で伝わる情報
  • ③利用者が記入したフェイスシートに記載された氏名や生年月日などの基本情報
  • ④利用者との面接で確認された既往歴や服薬状況に関する具体的な数値情報
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正解 ②利用者の表情、視線の動き、姿勢、声の抑揚といった言葉以外で伝わる情報
解説
非言語的コミュニケーションとは、表情・視線・姿勢・声の抑揚・身振りなど、言葉そのもの以外の要素を通じて伝わる情報をいう。援助者は発言内容だけでなく、こうした非言語的な情報にも注意を払うことで、より深く利用者を理解できる。

他の選択肢が不適切な理由
語られた出来事の内容や、フェイスシートの基本情報、既往歴・服薬状況の数値情報は、いずれも言葉や文書による言語的な情報であり、表情や声の調子など言葉以外の要素である非言語的情報には当たらない。
問95-2

相談援助における「インテーク面接」の目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①既に立てられた支援計画の実施状況を定期的に確認し、必要に応じて内容を見直すこと
  • ②サービス提供終了後に利用者の満足度を調査し、事業所の自己評価に反映させること
  • ③利用者との援助関係を開始し、主訴や相談内容を把握して受理の可否を判断すること
  • ④多職種が一堂に会する場で、既に決定した支援方針を関係者に一方的に伝達すること
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正解 ③利用者との援助関係を開始し、主訴や相談内容を把握して受理の可否を判断すること
解説
インテーク面接とは、相談援助の入口となる初回面接であり、利用者やその家族との援助関係を開始するとともに、主訴や相談内容、置かれている状況を把握し、その事業所・機関として支援を受理できるかどうかを判断する段階をいう。

他の選択肢が不適切な理由
支援計画の実施状況の確認はモニタリング、サービス終了後の満足度調査は事後評価、決定済みの方針を一方的に伝達する場は連絡調整の場であり、いずれも援助関係の開始段階であるインテークとは異なる。
問105-2

相談援助面接における「ラポール」の形成に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①援助者が利用者に対して法的な契約上の義務を負う関係のみを指す用語であること
  • ②利用者が援助者の指示に一方的に従うことに同意した服従的な関係を意味すること
  • ③援助者と利用者が事務的な連絡事項のみをやり取りする形式的な関係を意味すること
  • ④援助者と利用者の間に築かれていく、安心して話ができる信頼関係を意味すること
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正解 ④援助者と利用者の間に築かれていく、安心して話ができる信頼関係を意味すること
解説
ラポールとは、援助者と利用者との間に築かれる、安心して率直に話ができる信頼関係を意味する用語である。ラポールの形成は、利用者が本音や不安を語れる基盤となり、その後のアセスメントや支援の質を左右する重要な要素である。

他の選択肢が不適切な理由
契約上の義務のみを指す関係や、利用者が一方的に従う服従的な関係、事務的な連絡のみのやり取りは、いずれも相互の信頼に基づく人間関係を意味するラポールの本来の趣旨とは異なる。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。