Aさん(78歳、要介護2、独居、中等度の認知症)は自宅での生活継続を希望しているが、日中一人で過ごす時間の見守りと入浴介助への不安から、家族が施設入所を検討している。ケアマネジャーが自宅生活の継続を支える方向で提案するサービスとして、最も適切なものはどれか。
- ①介護老人福祉施設への入所を、要件を確認しないままそのまま申し込んでしまう。
- ②通いを中心に泊まり・訪問を柔軟に組み合わせる小規模多機能型居宅介護。
- ③在宅継続の希望とは方向が異なる、グループホームへの入居を勧める。
- ④困窮の状況を確認しないまま、生活保護の介護扶助の申請を勧める。
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Aさんは要介護2で在宅生活の継続を希望しており、見守りや入浴介助への不安を補いつつ自宅での暮らしを支えるには、通いを中心に随時「泊まり」「訪問」を組み合わせられる小規模多機能型居宅介護が適している。特別養護老人ホームは原則要介護3以上が対象で特例入所を検討する段階には至っておらず、グループホームへの入居は施設入所であって在宅継続の希望に沿わない。経済的困窮の状況が確認されていない段階で生活保護の検討を優先するのも適切でない。
他の選択肢が不適切な理由
「要件を確認しないままそのまま申し込んでしまう」とする記述は、Aさんが要介護2であり、原則要介護3以上とされる入所要件を満たしていないため、まず市町村の関与を要する特例入所の該当性から確認すべき場面である。「グループホームへの入居を勧める」とする記述は、要支援2以上の認知症の人が対象になり得るとはいえ、自宅での生活継続という本人の希望と方向が異なる。「生活保護の介護扶助の申請を勧める」とする記述は、経済的な困窮の有無が確認されていない段階で持ち出すもので、支援の順序が違う。