問13-9
老年期うつ病の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ①気分の落ち込みより、物忘れなど認知機能低下の訴えが目立つことがある。
- ②若年者のうつ病でみられるのと同じ症状だけが、この時期には現れる。
- ③身体的な不調を訴えることはなく、精神症状のみが単独で出現する。
- ④老年期になるとうつ病の発症率はむしろ低下し、まれな疾患になっていく。
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正解
①気分の落ち込みより、物忘れなど認知機能低下の訴えが目立つことがある。
解説
老年期うつ病は気分の落ち込みなどの精神症状よりも、物忘れの訴えや思考力の低下、食欲不振や不眠といった身体症状が前面に出ることがあり、認知症のようにみえることから仮性認知症と呼ばれることがある。適切な治療により回復が期待できる病態であり、認知症との鑑別が重要とされる。
他の選択肢が不適切な理由
「若年者のうつ病でみられるのと同じ症状だけが現れる」とする記述は、この時期に特有の現れ方があるという点と食い違う。「身体的な不調を訴えることはなく、精神症状のみが単独で出現する」とする記述も誤りで、頭が重い、めまいがする、食べられないといった体の訴えが受診のきっかけになることが多い。「老年期になると発症率はむしろ低下し、まれな疾患になっていく」とする記述も誤りで、喪失体験や慢性疾患が重なるこの時期にはむしろ増え、見逃されやすいことが問題とされている。
老年期うつ病は気分の落ち込みなどの精神症状よりも、物忘れの訴えや思考力の低下、食欲不振や不眠といった身体症状が前面に出ることがあり、認知症のようにみえることから仮性認知症と呼ばれることがある。適切な治療により回復が期待できる病態であり、認知症との鑑別が重要とされる。
他の選択肢が不適切な理由
「若年者のうつ病でみられるのと同じ症状だけが現れる」とする記述は、この時期に特有の現れ方があるという点と食い違う。「身体的な不調を訴えることはなく、精神症状のみが単独で出現する」とする記述も誤りで、頭が重い、めまいがする、食べられないといった体の訴えが受診のきっかけになることが多い。「老年期になると発症率はむしろ低下し、まれな疾患になっていく」とする記述も誤りで、喪失体験や慢性疾患が重なるこの時期にはむしろ増え、見逃されやすいことが問題とされている。