2026年版・2-7

施設サービス計画の作成と特徴の一問一答

介護支援専門員試験「介護支援分野②(ケアマネジメントの実践)」から、施設サービス計画の作成と特徴に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-7

施設サービス計画の作成主体に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①施設サービス計画は生活相談員が単独で作成し、介護支援専門員は関与しない
  • ②施設サービス計画は入所者本人が自ら作成し、施設側は内容を確認するのみであるとみなす
  • ③施設サービス計画は市町村の担当職員が作成し、施設側は実施のみを担当する
  • ④当該施設の計画担当介護支援専門員が、入所者の課題分析等を踏まえて作成する
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正解 ④当該施設の計画担当介護支援専門員が、入所者の課題分析等を踏まえて作成する
解説
施設サービス計画は、当該施設に配置される計画担当介護支援専門員が、入所者の課題分析等を踏まえて作成する。生活相談員が単独で作成する、入所者本人が自ら作成する、市町村職員が作成するといった説明は、いずれも施設サービス計画の作成主体として誤りである。

他の選択肢が不適切な理由
生活相談員が単独で作成し介護支援専門員は関与しないとする記述は、施設に計画を担当する介護支援専門員を置くこととされていることと合わない。入所者本人が自ら作成し施設側は確認するのみとする記述は、意向を尊重することと計画を組み立てる責任を負うこととを取り違えている。市町村の担当職員が作成するとする記述も、市町村は保険者として認定や給付を担う立場であり、個々の施設の支援を組み立てる役割ではない。
問22-7

施設サービス計画の作成に当たり計画担当介護支援専門員が行うべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • ①入所者への面接は不要であり、入所時の書類のみに基づき計画を作成すればよいという扱いだ
  • ②入所者及びその家族に面接し、心身状況や生活歴等を把握した上で課題を分析する
  • ③家族への面接のみを行えば足り、入所者本人への面接は省略してよいという考え方だ
  • ④面接は入所時の一度のみとし、その後の計画作成に反映させなくてよいこととする
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正解 ②入所者及びその家族に面接し、心身状況や生活歴等を把握した上で課題を分析する
解説
施設サービス計画の作成に当たり、計画担当介護支援専門員は入所者及びその家族に面接し、心身の状況や生活歴等を把握した上で解決すべき課題を分析することが求められる。面接自体を不要としたり、入所者本人への面接を省略したりする扱いは適切でない。

他の選択肢が不適切な理由
入所時の書類のみに基づき作成すればよいとする記述は、書面からは読み取れない本人の望みや不安を確かめる機会を失わせる。家族への面接のみで足り入所者本人への面接を省略してよいとする記述は、支援を受ける当事者の思いを直接確かめないことになる。面接を入所時の一度のみとしその後の計画作成に反映させなくてよいとする記述も、暮らしの中で本人の希望や状態が変わっていくことと合わない。
問32-7

施設サービス計画の原案を作成した後に計画担当介護支援専門員が行う手続きとして、最も適切なものはどれか。

  • ①原案について、看護職員や生活相談員など他職種の担当者を招集した会議を開き意見を求める
  • ②原案が完成した時点で直ちに実施に移し、他職種からの意見聴取は基本省略してよいものとする
  • ③他職種からの意見聴取は入所者本人の同意が得られた場合に限り任意で行うこととなる
  • ④原案の内容は施設長のみが確認すればそれで足り、他職種を招集した会議は不要である
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正解 ①原案について、看護職員や生活相談員など他職種の担当者を招集した会議を開き意見を求める
解説
施設サービス計画の原案を作成した後は、看護職員や生活相談員など他の職種の担当者を招集した会議(施設内カンファレンス)を開催し、専門的な見地からの意見を求めることが求められる。会議を省略して直ちに実施に移す対応や、施設長のみの確認で足りるとする対応は適切でない。

他の選択肢が不適切な理由
原案が完成した時点で直ちに実施に移し意見の聴取を省略してよいとする記述は、看護や機能訓練、食事といった各分野から見て無理のない内容かを確かめる機会を失わせる。他職種からの意見聴取を入所者本人の同意が得られた場合に限り任意で行うとする記述は、施設の中で日々関わる職員が意見を述べることまで同意にかからしめるもので、実務と合わない。原案の内容を施設長のみが確認すれば足りるとする記述も、専門的な見地からの検討という趣旨に反する。
問42-7

施設サービス計画のモニタリングに関する運営基準上の取扱いとして、最も適切なものはどれか。

  • ①少なくとも1月に1回、入所者の居室を訪問して面接することが具体的に明示されるものとなる
  • ②少なくとも1年に1回は、入所者に面接すればよいと具体的な数値で明示されている
  • ③モニタリングの実施及び記録に関する定めは、施設サービス計画には存在しないとみなす
  • ④定期的に面接し結果を記録することとされ、居宅介護支援のような具体的な月数の明示はない
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正解 ④定期的に面接し結果を記録することとされ、居宅介護支援のような具体的な月数の明示はない
解説
施設サービス計画のモニタリングは、定期的に入所者に面接し、その結果を定期的に記録することとされ、居宅介護支援のような「少なくとも1月に1回」といった具体的な月数の明示はされていない。具体的な数値が明示されているとする説明や、定めが一切ないとする説明は誤りである。

他の選択肢が不適切な理由
少なくとも1月に1回の居室訪問が明示されているとする記述と、少なくとも1年に1回と明示されているとする記述は、いずれも在宅の場合に定められた数値を持ち込んだり、期間を大きく延ばしたりしたものである。施設では職員が日々入所者と接しており、在宅とは状況を把握できる機会が異なる。実施及び記録に関する定めが存在しないとする記述も、面接と記録が求められていることに反する。
問52-7

居宅サービス計画と施設サービス計画のモニタリング基準を比較した説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①居宅介護支援は「定期的に」との表現にとどまるのに対し、施設は具体的な数値で定められる
  • ②居宅介護支援と施設サービスのいずれも、具体的な訪問頻度が実質同一の基準で定められている
  • ③居宅介護支援は訪問頻度が具体的に定められるのに対し、施設は「定期的に」との表現にとどまる
  • ④居宅介護支援と施設サービスのいずれも、モニタリングに関する基準自体が設けられていないという扱いだ
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正解 ③居宅介護支援は訪問頻度が具体的に定められるのに対し、施設は「定期的に」との表現にとどまる
解説
居宅介護支援では少なくとも1月に1回という具体的な訪問頻度が定められているのに対し、施設サービスでは「定期的に」との表現にとどまり、具体的な月数は明示されていない。この違いを逆にした説明や、両者を同一とする説明は誤りである。

他の選択肢が不適切な理由
居宅介護支援が定期的にという表現にとどまり施設が具体的な数値で定められるとする記述は、両者を入れ替えたものである。いずれも実質同一の基準で定められているとする記述は、在宅では担当者が出向かなければ様子が分からないのに対し、施設では日々職員が接しているという状況の違いを見落としている。いずれもモニタリングに関する基準自体が設けられていないとする記述も、両者にそれぞれ定めが置かれていることに反する。
問62-7

施設サービス計画に位置付けられる内容として、最も適切なものはどれか。

  • ①入所者に提供する食事の献立表のみを位置付ければ足りるものとされ、他の援助内容は対象外である
  • ②健康管理や日常生活上の介護、機能訓練、レクリエーション等、生活全般の援助内容を位置付ける
  • ③医療機関への受診予定のみを位置付ければ足り、日常生活上の介護内容は対象外である
  • ④施設の建物や設備の維持管理計画のみを位置付ける書類であり、援助内容は対象外である
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正解 ②健康管理や日常生活上の介護、機能訓練、レクリエーション等、生活全般の援助内容を位置付ける
解説
施設サービス計画には、健康管理や日常生活上の介護、機能訓練、レクリエーション等、入所者の生活全般にわたる援助内容が位置付けられる。献立表や受診予定、建物設備の維持管理計画のみを対象とする説明は、施設サービス計画の内容として不十分である。

他の選択肢が不適切な理由
提供する食事の献立表のみを位置付ければ足りるとする記述は、食事が暮らしの一部にすぎず、介護や機能訓練、楽しみの時間まで含めて組み立てる必要があることを見落としている。医療機関への受診予定のみで足りるとする記述は、日々の暮らしを支える中身がまるごと抜け落ちてしまう。建物や設備の維持管理計画のみを位置付ける書類とする記述も、入所者一人ひとりに向けた支援の設計図であるという性格と合わない。
問72-7

施設サービス計画の作成・実施における多職種連携の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①生活相談員、看護職員、機能訓練指導員、栄養士等が専門的視点から関わり、専門員が調整を図る
  • ②施設サービス計画の作成から実施まで、計画担当介護支援専門員が単独で全業務を担うことになる
  • ③看護職員や栄養士等の関与は医療的処置を必要とする場合に限られ、通常は関与しない
  • ④多職種連携は入所時のみ行われるものであり、入所後の計画見直しでは行われないという考え方だ
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正解 ①生活相談員、看護職員、機能訓練指導員、栄養士等が専門的視点から関わり、専門員が調整を図る
解説
施設サービス計画の作成・実施には、生活相談員、看護職員、機能訓練指導員、栄養士等がそれぞれの専門的視点から関わり、計画担当介護支援専門員が全体の調整を図る多職種連携が求められる。介護支援専門員が単独で全業務を担うとする説明や、関与を医療的処置が必要な場合に限るとする説明は適切でない。

他の選択肢が不適切な理由
計画担当介護支援専門員が単独で全業務を担うとする記述は、健康の管理や機能訓練、食事といった専門の分野をひとりで判断することとなり、支援の質を保てない。看護職員や栄養士等の関与を医療的な処置が必要な場合に限るとする記述は、日々の健康の見守りや食べる力への配慮が誰にとっても必要であることを見落としている。連携が入所時のみ行われ計画の見直しでは行われないとする記述も、状態の変化に合わせて計画を見直す場面でこそ多くの目が必要であることと合わない。
問82-7

施設サービス計画の見直しに関する考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①施設サービス計画は入所時に一度作成すれば足り、退所まで見直す必要はない
  • ②モニタリングの結果、入所者の心身状況等に変化が見られた場合は見直しを検討する
  • ③施設サービス計画の見直しは入所者からの明示的な申出があった場合に限られることとする
  • ④施設サービス計画の見直しは年に1回、時期を問わず機械的に実施すればよい
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正解 ②モニタリングの結果、入所者の心身状況等に変化が見られた場合は見直しを検討する
解説
施設サービス計画は、モニタリングの結果、入所者の心身の状況等に変化が見られた場合には見直しを検討することとされている。入所時に一度作成すれば退所まで見直し不要とする扱いや、明示的な申出があった場合のみ見直すとする扱いは適切でない。

他の選択肢が不適切な理由
入所時に一度作成すれば退所まで見直す必要はないとする記述は、長い入所期間の中で心身の状態も望みも変わっていくことを見落としている。明示的な申出があった場合に限られるとする記述は、自ら訴えることが難しい人ほど見直しが届かなくなるという逆の結果を招く。年に1回、時期を問わず機械的に実施すればよいとする記述も、状態が変わったときに速やかに手当てするという考え方と合わない。
問92-7

施設サービス計画において、施設内の介護サービスに加えて位置付けることが望ましいとされる内容として、最も適切なものはどれか。

  • ①施設内で完結するサービスのみを位置付けるべきであり、地域との交流は考慮しないものとする
  • ②地域との交流はもっぱら退所を予定している入所者にのみ検討し、それ以外は不要である
  • ③地域における活動への参加は家族の希望のみに基づき決定し、本人の意向は問わない
  • ④本人の希望や状態に応じて、地域における交流や行事等、多様な活動への参加も含め検討する
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正解 ④本人の希望や状態に応じて、地域における交流や行事等、多様な活動への参加も含め検討する
解説
施設サービス計画では、施設内の介護サービスに加えて、入所者本人の希望や状態に応じて地域における交流や行事等、多様な活動への参加も含めて検討することが望ましいとされる。施設内で完結するサービスのみに限定したり、家族の希望のみで決定したりする考え方は適切でない。

他の選択肢が不適切な理由
施設内で完結するサービスのみを位置付けるべきとする記述は、なじみの人や地域とのつながりが心身の張り合いを保つうえで大きな意味を持つことを見落としている。地域との交流を退所を予定している入所者にのみ検討するとする記述は、長く暮らす人にこそ社会とのつながりが必要であることと合わない。地域における活動への参加を家族の希望のみで決定し本人の意向を問わないとする記述も、自ら決めることを支えるという考え方に反する。
問102-7

指定介護老人福祉施設における介護支援専門員(計画担当介護支援専門員)の配置基準として、最も適切なものはどれか。

  • ①入所者の数にかかわらず、施設全体で1人のみを配置すればよいこととなる
  • ②入所者の数が100又はその端数を増すごとに1以上を配置することとなっている
  • ③入所者10人ごとに1人以上を配置しなければならないという取扱いになっている
  • ④配置基準は運営基準上は定められておらず、施設が任意で人数を決定できるものとなる
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正解 ②入所者の数が100又はその端数を増すごとに1以上を配置することとなっている
解説
指定介護老人福祉施設における介護支援専門員の配置基準は、入所者の数が100又はその端数を増すごとに1以上を配置することとされている。施設全体で1人のみで足りるとする説明や、10人ごとに1人とする説明、配置基準が存在しないとする説明は誤りである。

他の選択肢が不適切な理由
入所者の数にかかわらず施設全体で1人のみを配置すればよいとする記述は、規模の大きな施設では一人ひとりに向き合う時間を確保できなくなる。入所者10人ごとに1人以上を配置しなければならないとする記述は、求められている水準よりはるかに手厚く、実際の配置ともかけ離れている。配置基準が定められておらず施設が任意で人数を決定できるとする記述も、計画づくりの質を保つために人員の基準が置かれていることに反する。

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