2026年版・2-5

灯火等・整備命令の一問一答

運行管理者試験(旅客)「道路運送車両法関係」から、灯火等・整備命令に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-5

走行用前照灯(いわゆるハイビーム)の性能に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①夜間に前方百メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ②夜間に前方四十メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ③昼間に前方百メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ④夜間に前方三百メートルの障害物を確認できる性能を有すること
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正解 ①夜間に前方百メートルの障害物を確認できる性能を有すること
解説
走行用前照灯は、そのすべてを同時に照射したときに、夜間にその前方100メートルの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有するものでなければならないとされています。対向車や先行車がいない状況で遠方を照らすための灯火であり、すれ違い用前照灯より長い照射距離が求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「前方四十メートル」はすれ違い用前照灯(ロービーム)に求められる距離であり、走行用前照灯の基準ではありません。「昼間に前方百メートル」とする選択肢は、距離は同じでも前照灯の性能が夜間を前提に定められている点で誤りであり、昼間に後方100メートルという条件は制動灯の基準です。「前方三百メートル」は尾灯を後方から確認できる距離と混同しやすい数値ですが、走行用前照灯の基準として定められたものではありません。
問22-5

すれ違い用前照灯(いわゆるロービーム)の性能に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①夜間に前方百メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ②夜間に前方四十メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ③夜間に前方二十メートルの障害物を確認できる性能を有すること
  • ④昼間に前方五十メートルの障害物を確認できる性能を有すること
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正解 ②夜間に前方四十メートルの障害物を確認できる性能を有すること
解説
すれ違い用前照灯は、その全てを同時に照射したときに、夜間にその前方40メートルの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有するものでなければならないとされています。対向車の運転者を眩惑させないよう配光が抑えられている分、走行用前照灯より照射距離の要件が短く定められています。

他の選択肢が不適切な理由
「前方百メートル」は走行用前照灯に求められる距離であり、すれ違い用前照灯の基準ではありません。「前方二十メートル」は番号灯を後方から確認できる距離として用いられる数値で、前照灯の性能基準とは別のものです。「昼間に前方五十メートル」とする選択肢も、夜間を前提とする基準の建て付けと距離の双方が条文と一致しません。
問32-5

尾灯(テールランプ)に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①昼間に後方百メートルから点灯を確認できる橙色であること
  • ②夜間に後方百五十メートルから点灯を確認できる白色であること
  • ③夜間に後方三百メートルから点灯を確認できる赤色であること
  • ④夜間に後方二十メートルから点灯を確認できる赤色であること
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正解 ③夜間に後方三百メートルから点灯を確認できる赤色であること
解説
尾灯は、夜間にその後方300メートルの距離から点灯を確認できるものであり、灯光の色は赤色であることとされています。後続車に自車の存在と位置を知らせる灯火であるため、遠方からの視認性が求められています。

他の選択肢が不適切な理由
「昼間に後方百メートル」で「橙色」とする選択肢は、制動灯の確認距離と方向指示器の色を混ぜ合わせたもので、尾灯の基準とは異なります。「後方百五十メートル」は後部反射器が走行用前照灯で照射された際に反射光を確認できる距離であり、色も白色ではありません。「後方二十メートル」は番号灯に関する距離であって、尾灯に求められる視認距離としては短すぎます。
問42-5

制動灯(ブレーキランプ)に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①夜間に後方三百メートルから点灯を確認できる赤色であること
  • ②昼間に後方三十メートルから点灯を確認できる橙色であること
  • ③夜間に後方百メートルから点灯を確認できる橙色であること
  • ④昼間に後方百メートルから点灯を確認できる赤色であること
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正解 ④昼間に後方百メートルから点灯を確認できる赤色であること
解説
制動灯は、昼間にその後方100メートルの距離から点灯を確認できるものであり、灯光の色は赤色であることとされています。制動灯は明るい昼間でも後続車が制動操作を認識できる必要があるため、確認できる条件が「昼間」で規定されている点が尾灯との大きな違いです。

他の選択肢が不適切な理由
「夜間に後方三百メートル」とする選択肢は尾灯に関する基準であり、制動灯の基準ではありません。「昼間に後方三十メートル」とする選択肢は距離が短すぎ、また色も制動灯に用いられる赤色と異なります。「夜間に後方百メートルから橙色」とする選択肢も、条件が昼間である点と色が赤色である点の双方を誤っています。
問52-5

方向指示器の点滅に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①毎分六十回以上百二十回以下の一定の周期で点滅すること
  • ②毎分三十回以上六十回以下の一定の周期で点滅すること
  • ③毎分百二十回以上百八十回以下の周期で点滅すること
  • ④点滅の周期について具体的な数値の定めは置かれていない
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正解 ①毎分六十回以上百二十回以下の一定の周期で点滅すること
解説
道路運送車両の保安基準第41条に基づき、方向指示器は毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものでなければならないとされています。電球が切れると点滅が異常に速くなることがありますが、これはこの周期の基準から外れる状態であり、日常点検で確認すべき事項の一つです。

他の選択肢が不適切な理由
「毎分三十回以上六十回以下」とする選択肢は、点滅が遅すぎて後続車が合図に気付きにくくなるおそれがあり、基準の数値とも一致しません。「毎分百二十回以上百八十回以下」とする選択肢は、上限として定められた120回を下限としてしまっており、条文の範囲を取り違えています。「具体的な数値の定めは置かれていない」とする選択肢も、明確な範囲が定められている事実に反します。
問62-5

警音器に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①緊急時に注意を促すため、サイレンの音を用いることができる
  • ②音の大きさ及び音色が一定であり、サイレン又は鐘でないこと
  • ③運転者の操作に応じて音色が変化する構造であることを要する
  • ④警報音の大きさは前方七メートルで六十デシベル以上とする
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正解 ②音の大きさ及び音色が一定であり、サイレン又は鐘でないこと
解説
道路運送車両の保安基準第43条により、警音器の警報音は、音の大きさ及び音色が一定なものでなければならず、また警音器はサイレン又は鐘であってはならないとされています。サイレンや鐘は緊急自動車などが用いるものであり、一般の自動車が使用すると緊急車両と誤認されるおそれがあるためです。

他の選択肢が不適切な理由
「サイレンの音を用いることができる」とする選択肢は、サイレンを明文で除外している基準に正面から反します。「音色が変化する構造であることを要する」とする選択肢は、音の大きさ及び音色が一定であることを求める基準と逆の内容を述べています。「前方七メートルで六十デシベル以上」とする選択肢も誤りで、細目告示が定める警報音の大きさの基準は前方7メートルの位置で87デシベル以上112デシベル以下とされており、60デシベルでは基準を満たしません。
問72-5

自動車に備えることとされている非常信号用具に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①昼間に百メートルの距離から確認できる白色の灯光を発するもの
  • ②夜間に五十メートルの距離から確認できる橙色の灯光を発するもの
  • ③夜間に二百メートルの距離から確認できる赤色の灯光を発するもの
  • ④走行用前照灯で照射したとき反射光を確認できるものとする
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正解 ③夜間に二百メートルの距離から確認できる赤色の灯光を発するもの
解説
非常信号用具は、夜間200メートルの距離から確認できる赤色の灯光を発するものであることとされています。発炎筒が代表例で、故障などで路上に停止した際に後続車へ危険を知らせるための装備です。有効期限が定められているため、日常の車両管理の中で期限切れを確認しておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「昼間に百メートルから確認できる白色」とする選択肢は、条件・距離・色のいずれも基準と異なります。「夜間に五十メートルから橙色」とする選択肢は、距離が短く後続車が減速する余裕を与えられず、色も危険を示す赤色とは異なります。「走行用前照灯で照射したとき反射光を確認できるもの」とする選択肢も誤りで、これは後部反射器に関する基準であり、非常信号用具は反射材ではなく自ら赤色の灯光を発するものであることが要件とされています。
問82-5

番号灯及び後部反射器に関する保安基準の定めとして、正しいものはどれか。

  • ①番号灯は夜間後方三百メートルから番号を確認できること
  • ②後部反射器は夜間後方二十メートルから反射光を確認できること
  • ③後部反射器の反射光の色は橙色でなければならないとされる
  • ④番号灯は夜間後方二十メートルから番号を確認できること
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正解 ④番号灯は夜間後方二十メートルから番号を確認できること
解説
番号灯は、夜間にその後方20メートルの距離から自動車登録番号標の数字等の表示を確認できるものでなければならないとされています。あわせて後部反射器は、夜間に後方150メートルの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を確認できる赤色のものであることとされています。

他の選択肢が不適切な理由
「番号灯は後方三百メートル」とする選択肢は尾灯の視認距離と混同したもので、番号の文字を読み取る目的からしても距離が長すぎます。「後部反射器は後方二十メートル」とする選択肢は、番号灯の距離を後部反射器に当てはめてしまっており、150メートルという基準と一致しません。「後部反射器の色は橙色」とする選択肢も、後方に向けた反射器の色が赤色とされている点に反します。
問92-5

道路運送車両法に基づく整備命令に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①保安基準に適合しない自動車の使用者に必要な整備を命ずることができる
  • ②整備命令は自動車の所有者ではなく実際の運転者に対して行うものである
  • ③整備命令を行うことができるのは使用の本拠を管轄する市町村長である
  • ④整備命令は自動車の製作者に対して改善措置を求める制度である
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正解 ①保安基準に適合しない自動車の使用者に必要な整備を命ずることができる
解説
道路運送車両法第54条は、地方運輸局長は、自動車が保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合しない状態にあるときは、当該自動車の使用者に対し、保安基準に適合させるために必要な整備を行うべきことを命ずることができると定めています。あわせて、保安基準に適合するに至るまでの間の運行について、使用の方法又は経路の制限その他必要な指示をすることもできます。

他の選択肢が不適切な理由
「運転者に対して行う」とする選択肢は、命令の名あて人が車両を保安基準適合状態に維持する義務を負う使用者であることを取り違えています。「市町村長である」とする選択肢は、整備命令を行う権限を有するのが地方運輸局長である点に反します。「製作者に対して改善措置を求める制度」とする選択肢は、リコール(改善措置)の届出制度と混同したもので、整備命令とは仕組みが異なります。
問102-5

整備命令を受けた自動車の使用者が命令に従わない場合の措置として、正しいものはどれか。

  • ①自動車の登録が職権によって直ちに抹消されることになっている
  • ②使用停止を命じたうえで自動車検査証を返納させることができる
  • ③整備が完了するまで運行記録計の装着が義務づけられる
  • ④運行管理者の資格者証が返納の対象となることになる
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正解 ②使用停止を命じたうえで自動車検査証を返納させることができる
解説
整備命令や運行に関する指示を受けた使用者がこれに従わず、当該自動車が保安基準に適合しない状態にあるときは、地方運輸局長は当該自動車の使用を停止することができます。使用停止を命じられた者は遅滞なく当該自動車検査証を国土交通大臣に返納しなければならず(第69条第2項)、返納した所有者は自動車登録番号標及び封印を取り外して番号標の領置を受けることになります(第20条)。なお、不正な改造が行われた自動車に対する整備命令(第54条の2)の場合には、自動車の前面ガラスに整備命令標章が貼り付けられ、保安基準に適合することの確認を受けるまで除去することはできません。

他の選択肢が不適切な理由
「登録が職権によって直ちに抹消される」とする選択肢は、使用停止という措置と登録の抹消を混同したもので、命令違反に対する効果として定められたものではありません。「運行記録計の装着が義務づけられる」とする選択肢は、運行記録計が道路運送法に基づく運行管理上の装置である点で、整備命令の効果とは無関係です。「運行管理者の資格者証が返納の対象となる」とする選択肢も、資格者証の返納命令は運行管理者本人の法令違反等を理由とする別個の制度であり、車両に対する整備命令の効果ではありません。

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