差動式分布型感知器(空気管式)の流通試験でテストポンプにより空気を注入したところ、マノメーターの水位が上昇したまま停止せず、徐々に下がり続けた。このとき取るべき措置として最も適切なものはどれか。
- ①空気管に詰まりのおそれがあるので、空気を追加して注入する
- ②空気管に漏れのおそれがあるので、試験を中止して点検する
- ③接点間隔が広すぎるおそれがあるので、接点の間隔を調整する
- ④リーク抵抗が大きいおそれがあるので、検出部を取り替える
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流通試験は、空気管の一端にマノメーター(水位で圧力をみる計器)を、他端にテストポンプをつなぎ、検出部の試験コックを流通試験位置に合わせて空気を注入し、水位を約100ミリメートルまで上げてから止め、送気口を開いて水位が半分まで下がる時間を測る試験です。空気管の詰まりやつぶれ、漏れの有無を調べます。ここで水位がそもそも止まらず下がり続けるのは、注入した空気が空気管のどこかから外へ逃げ続けていることを意味します。消防用設備等の試験基準も、水位が停止しないものは空気管に漏れのおそれがあるので試験を中止して点検すると定めています。
他の選択肢が不適切な理由
詰まりがある場合は、正しくは空気が逃げないので水位はむしろ下がりにくくなり、半分まで下がる時間が長くなります。空気を足しても不良は見つかりません。接点間隔の適否は流通試験ではなく、正しくは接点水高試験で調べる事項であり、水位が止まらない原因にもなりません。リーク抵抗の大小も接点の作動時間に関わる事項で、正しくは作動試験や作動継続試験の結果から判断するものです。