2026年版・3-8

粉末消火器の構造と特性の一問一答

消防設備士乙種6類「消火器の構造・機能・整備」から、粉末消火器の構造と特性に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-8

ABC粉末消火器の消火薬剤の主成分として、最も適切なものはどれか。

  • ①リン酸アンモニウムを主成分とする粉末が用いられる
  • ②炭酸水素ナトリウムのみを主成分とするとされている
  • ③水酸化ナトリウムのみを主成分とするとされる
  • ④純粋な炭素の粉末のみを主成分とするとされる
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正解 ①リン酸アンモニウムを主成分とする粉末が用いられる
解説
ABC粉末消火器は、リン酸アンモニウムを主成分とする粉末薬剤を用いており、普通火災・油火災・電気火災のいずれにも適応する汎用性の高さが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
炭酸水素ナトリウムのみ、水酸化ナトリウムのみ、炭素の粉末のみを主成分とする説明はABC粉末消火器の薬剤として誤りです。
問23-8

Na系粉末(炭酸水素ナトリウム)消火器の一般的な薬剤色として、最も適切なものはどれか。

  • ①白色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
  • ②黒色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
  • ③透明な薬剤が一般的に用いられている
  • ④薬剤には色の概念が存在しない
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正解 ①白色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
解説
炭酸水素ナトリウムを主成分とするNa系粉末消火器の薬剤は、一般に白色系の粉末で着色されています。薬剤の種類を色で判別する目安の一つです。

他の選択肢が不適切な理由
黒色系、透明、色の概念が存在しないという説明はいずれも誤りです。
問33-8

ABC粉末消火器の一般的な薬剤色として、最も適切なものはどれか。

  • ①淡紅色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
  • ②青色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
  • ③緑色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
  • ④薬剤の色は個体ごとに無関係に決まるとされる
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正解 ①淡紅色系の粉末薬剤が一般的に用いられている
解説
リン酸アンモニウムを主成分とするABC粉末消火器の薬剤は、一般に淡紅色(ピンク色)系に着色されています。Na系粉末の白色と区別する目安になります。

他の選択肢が不適切な理由
青色系、緑色系、色が無関係に決まるという説明はいずれも誤りです。
問43-8

粉末消火薬剤に防湿加工が施されている理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①湿気を吸うと薬剤が固まり放射できなくなるおそれがあるため
  • ②湿気を吸うと薬剤の消火成分が失われて、ただの粉になるため
  • ③湿気を吸うと薬剤同士が反応し、有毒ガスを発生させるため
  • ④湿気を吸うと薬剤が自然発火するおそれが生じてしまうため
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正解 ①湿気を吸うと薬剤が固まり放射できなくなるおそれがあるため
解説
粉末消火薬剤は湿気を吸うと固化(ケーキング)し、いざという時に正常に放射できなくなるおそれがあるため、防湿加工(シリコン樹脂等によるコーティング)が施されています。

他の選択肢が不適切な理由
湿気により薬剤の消火成分自体が失われるわけではなく、薬剤同士が反応して有毒ガスを発生させる事実もありません。防湿加工が施される主な理由は、吸湿による固化(ケーキング)で放射できなくなることを防ぐためであり、自然発火のおそれによるものでもありません。
問53-8

粉末消火器の放射方式に関する一般的な傾向として、最も適切なものはどれか。

  • ①蓄圧式が主流であり指示圧力計を備えるものが多いとされる
  • ②加圧式のみが製造されており蓄圧式は存在しないとされる
  • ③蓄圧式と加圧式に性能差はなく、加圧式にも圧力計を備えるとされる
  • ④窒素ガスを使わず空気の圧力のみで放射する方式が主流とされる
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正解 ①蓄圧式が主流であり指示圧力計を備えるものが多いとされる
解説
現在流通している粉末消火器は蓄圧式が主流で、多くは指示圧力計を備え、点検時に窒素ガス等の圧力状態を目視で確認できます。

他の選択肢が不適切な理由
加圧式のみが製造され蓄圧式が存在しないという説明は誤りです。指示圧力計を備えるのは主に蓄圧式であり、加圧式にも指示圧力計を備えるという説明も誤りです。また粉末消火器の加圧には窒素ガス等が用いられており、空気の圧力のみを利用するという説明も誤りです。
問63-8

粉末消火器の速効性が高いとされる理由として、最も適切なものはどれか。

  • ①粉末が燃焼の連鎖反応を速やかに化学的に抑制するためとされる
  • ②粉末が油面に浮いて薄い膜を形成し、蒸気の発生を抑えるためとされる
  • ③粉末が燃焼と反応せず単に降り積もるだけであるためとされる
  • ④粉末の粒子が酸素と結合し、酸素濃度を急激に高めるためとされる
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正解 ①粉末が燃焼の連鎖反応を速やかに化学的に抑制するためとされる
解説
粉末消火器は、放射された微細な粉末が燃焼の連鎖反応を化学的に速やかに抑制する負触媒効果を持つため、消火の速効性が高いという特徴があります。

他の選択肢が不適切な理由
油面に薄い膜を形成し蒸気の発生を抑える働きは泡消火器の特徴であり、粉末消火器の速効性の理由ではありません。また燃焼と反応せず単に降り積もるだけという説明、酸素濃度を急激に高めるという説明もいずれも誤りです。粉末消火器の速効性は、微細な粉末粒子が燃焼の連鎖反応を化学的に速やかに抑制する負触媒効果によるものです。
問73-8

K系粉末(炭酸水素カリウム)消火器の一般的な特徴として、最も適切なものはどれか。

  • ①Na系粉末より高い消火性能を持つとされ薬剤色は紫色系とされる
  • ②Na系粉末よりも消火性能が低いとされ薬剤色は白色系であるとされる
  • ③電気を非常に通しやすい薬剤であるとされ取扱いに注意を要する
  • ④水を主成分とする薬剤であるとされ凍結対策が必要とされる
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正解 ①Na系粉末より高い消火性能を持つとされ薬剤色は紫色系とされる
解説
炭酸水素カリウムを主成分とするK系粉末(第2種粉末)は、炭酸水素ナトリウムを主成分とするNa系粉末(第1種粉末)よりも高い消火性能を持つとされ(同じ効果を得るのに必要な薬剤量が少ない)、薬剤色は紫色系で着色されることが多い薬剤です。なお、A火災(普通火災)にも適応するのはリン酸塩類を用いたABC粉末(第3種粉末)のみです。

他の選択肢が不適切な理由
Na系粉末より性能が低い、電気を通しやすい、水が主成分という説明はいずれも誤りです。
問83-8

粉末消火器を使用した後の後片付けに関する一般的な注意点として、最も適切なものはどれか。

  • ①粉末が周囲に飛散するため清掃等の後片付けが必要になる
  • ②二酸化炭素消火器と同様に薬剤の跡がほとんど残らない
  • ③粉末は自然固化し床面に固着するため清掃はかえって不要になる
  • ④粉末は高温になるため清掃前に冷却時間を置く必要があるとされる
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正解 ①粉末が周囲に飛散するため清掃等の後片付けが必要になる
解説
粉末消火器を使用すると、細かい粉末が周囲一帯に広く飛散するため、消火後は清掃等の後片付けが必要になります。精密機器のある場所ではこの点も考慮した消火器選定が求められます。

他の選択肢が不適切な理由
薬剤の跡がほとんど残らないのは二酸化炭素消火器等の特徴であり、粉末消火器には当てはまりません。また粉末が固着するため清掃が不要になるという説明、放射後に高温になり冷却時間を要するという説明もいずれも誤りです。粉末消火器は放射後に粉末が周囲一帯に広く飛散するため、清掃等の後片付けが必要になります。
問93-8

粉末消火器の消火薬剤の劣化を確認する点検上の着眼点として、最も適切なものはどれか。

  • ①薬剤が固化していないか、変色していないか等を確認する
  • ②薬剤の劣化確認は、消火器を製造した工場でのみ実施可能とされる
  • ③薬剤は劣化しても消火性能に影響しないものとされている
  • ④薬剤の劣化確認は、消火器の設置年数のみを基準に判断すればよい
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正解 ①薬剤が固化していないか、変色していないか等を確認する
解説
粉末消火器の点検では、内部の薬剤が湿気等によって固化(ケーキング)していないか、変色や異物混入がないか等を確認することが着眼点となります。

他の選択肢が不適切な理由
薬剤の劣化確認が消火器を製造した工場でのみ可能という説明、設置年数のみを基準に判断すればよいという説明はいずれも誤りです。薬剤は劣化により消火性能に影響しないという説明も誤りで、点検では実際に薬剤の固化や変色の有無を確認することが必要です。
問103-8

粉末消火器の重量に関する一般的な特徴として、最も適切なものはどれか。

  • ①薬剤が粉末状の固体であるため一定の重量を持つ
  • ②薬剤が気体のみであるため消火器全体が極めて軽い
  • ③重量は消火器規格によらず型式も同程度とされる
  • ④重量は湿度の変化により大きく増減するものとされる
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正解 ①薬剤が粉末状の固体であるため一定の重量を持つ
解説
粉末消火器の薬剤は固体(粉末)であるため一定の重量を持ち、点検時には規定量からの著しい減少がないかを質量測定等で確認することが重要です。

他の選択肢が不適切な理由
薬剤が気体のみで極めて軽いという説明は、粉末という固体の薬剤を用いる特徴と矛盾し誤りです。また重量はどの型式も同程度であるという説明、湿度の変化によって大きく増減するという説明もいずれも誤りです。粉末消火器は固体の薬剤を用いるため一定の重量を持ち、点検時には質量測定等で規定量からの減少がないかを確認します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。