2026年版・6-5

理論と方法(専門):社会資源とネットワークの一問一答

社会福祉士国家試験「ソーシャルワーク専門・福祉サービス経営」から、理論と方法(専門):社会資源とネットワークに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全760問) ソーシャルワーク専門・福祉サービス経営の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-5

インフォーマルな社会資源に当たるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①介護保険制度に基づく訪問介護のサービス提供
  • ②近所に住む友人による日々の声かけや見守り
  • ③生活保護制度に基づく医療扶助の給付
  • ④障害者総合支援法に基づく就労継続支援
答えと解説を見る
正解 ②近所に住む友人による日々の声かけや見守り
解説
社会資源は、制度に基づいて提供されるフォーマルな資源と、家族や親族、友人、近隣住民、ボランティアなど、制度に基づかない人間関係の中で提供されるインフォーマルな資源に分けられます。近所の友人による声かけや見守りは、インフォーマルな社会資源の代表例です。インフォーマルな資源は、柔軟で、本人の生活に寄り添った支えを提供できる一方で、支える人の都合によって継続性や安定性が左右されやすいという特徴があります。

他の選択肢が不適切な理由
・介護保険の訪問介護:介護保険法に基づき、事業者が提供するフォーマルなサービスです。
・生活保護の医療扶助:生活保護法に基づく扶助の一つで、原則として現物給付で行われるフォーマルな資源です。
・就労継続支援:障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス(訓練等給付)であり、フォーマルな資源です。

覚え方のポイント
「法律や制度に基づくか」でフォーマルとインフォーマルを見分けます。フォーマルは「安定・公平・専門的だが画一的になりやすい」、インフォーマルは「柔軟・個別的だが継続性や専門性に限界がある」と、長所と短所をセットで押さえ、両者を組み合わせることが支援の基本です。
問26-5

社会資源の活用に関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。

  • ①フォーマルな資源は安定しているが、画一的になりやすい面がある。
  • ②インフォーマルな資源は柔軟だが、継続性に課題が生じやすい。
  • ③本人の意欲や能力などの内的資源も、支援に生かすことができる。
  • ④インフォーマルな資源は不安定なため、計画には位置づけない。
答えと解説を見る
正解 ④インフォーマルな資源は不安定なため、計画には位置づけない。
解説
インフォーマルな資源は、継続性や安定性に課題があるものの、本人の生活に密着した柔軟な支えや、情緒的なつながりを提供できるかけがえのない資源です。支援計画に位置づけ、フォーマルな資源と組み合わせることで、本人の生活を多面的に支えることができます。ただし、支える人に過度な負担がかからないよう、役割や頻度を話し合い、必要に応じてフォーマルな資源で補うことが大切です。計画に位置づけないという記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は誤っているものを選ぶため、以下はいずれも正しい記述です。
・フォーマルな資源:制度に基づいて安定的・公平に提供されますが、制度の枠組みに沿うため、個別の事情に柔軟に応じにくい面があります。
・インフォーマルな資源:制度の枠にとらわれず柔軟に支えられますが、支える人の事情の変化によって途切れやすい面があります。
・内的資源:本人の能力、意欲、知識、経験など、本人の内側にある力も、ストレングスとして支援に生かせる資源です。

覚え方のポイント
社会資源の活用は「フォーマル+インフォーマル+本人の内的資源」の組合せで考えます。どれか一つを排除する選択肢は誤りになりやすいと覚えましょう。
問36-5

ソーシャルアクションに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①個々の利用者に、既存の制度を活用できるよう情報を提供する活動
  • ②専門職のみで行政と交渉し、当事者の関与は求めずに進める活動
  • ③当事者と協働し、制度の改善や新設を求めて社会に働きかける活動
  • ④事業所内の業務の手順を見直し、サービスの質を高めていく活動
答えと解説を見る
正解 ③当事者と協働し、制度の改善や新設を求めて社会に働きかける活動
解説
ソーシャルアクションは、社会福祉の制度やサービスの不足、差別や社会的排除などの問題について、当事者や住民、関係者と協働し、世論に訴えたり、行政や議会に働きかけたりして、制度・政策の改善や新設、社会の意識の変化を求める活動です。個別の支援だけでは解決できない構造的な課題に取り組むもので、ソーシャルワークの社会変革という任務を具体化するものです。

他の選択肢が不適切な理由
・既存の制度の情報を提供:個別支援における情報提供であり、制度そのものの変革を求めるソーシャルアクションとは異なります。
・専門職のみで交渉し当事者の関与を求めない:ソーシャルアクションでは当事者の参加が重視されます。当事者が主体となって声を上げることが、問題の正当性を示し、当事者自身のエンパワメントにもつながります。
・事業所内の業務手順の見直し:組織内の改善活動であり、社会の制度や意識を変えるソーシャルアクションとは対象が異なります。

覚え方のポイント
ソーシャルアクションは「当事者との協働」「世論の喚起」「行政・議会への働きかけ」「制度の改善・新設」がキーワードです。方法には、署名活動、請願・陳情、集会、マスメディアへの働きかけ、訴訟などがあります。
問46-5

〔事例〕障害者相談支援事業所のA社会福祉士は、地域の聴覚障害者の団体から「市役所の窓口に手話通訳者がいないため、手続きのたびに困っている。市に改善を求めたい」と相談を受けた。A社会福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①当事者と一緒に要望を整理し、市への働きかけの方法を検討していく。
  • ②手話通訳者の派遣は都道府県の事業なので、県に要望するよう助言する。
  • ③当事者の意向を確かめずに、A社会福祉士が単独で市と交渉を行う。
  • ④要望が通るまでは、団体の会員に窓口の利用を控えてもらうよう促す。
答えと解説を見る
正解 ①当事者と一緒に要望を整理し、市への働きかけの方法を検討していく。
事例のポイント
当事者団体が、自分たちの困りごとを「市に改善を求めたい」と考えています。個別の支援ではなく、制度の改善をめざす働きかけ(ソーシャルアクション)の場面です。

解説
ソーシャルアクションでは、当事者が主体となり、ソーシャルワーカーは当事者と協働しながら、その取り組みを専門職の立場から支えます。A社会福祉士は、団体の会員と一緒に困りごとの実態や具体的な要望を整理し、根拠となる情報を集めたうえで、市の担当部署への要望書の提出、議会への請願、他の団体との連携など、働きかけの方法を検討するのが適切です。障害者差別解消法が行政機関に合理的配慮の提供を義務づけていることも、要望の根拠として活用できます。

他の選択肢が不適切な理由
・県に要望するよう助言する:手話通訳者などを派遣する意思疎通支援事業は、障害者総合支援法に基づき市町村が行う地域生活支援事業です(同法77条1項)。都道府県も、特に専門性の高い意思疎通支援や市町村間の広域的な調整を担いますが(同法78条1項)、この事例で求められているのは市役所の窓口での配慮であり、それは市の責務です。働きかける相手は市です。
・当事者の意向を確かめず単独で交渉:当事者を置き去りにしており、当事者の主体性と要望の正当性を損ないます。
・窓口の利用を控えさせる:会員の生活に必要な手続きを妨げるもので、不利益を与えるだけです。

覚え方のポイント
ソーシャルアクションの事例では「当事者と一緒に」が正解の鍵です。「専門職だけで」「当事者に我慢させる」「働きかける相手を誤る」選択肢は、いずれも誤りと判断しましょう。
問56-5

〔事例〕B市の子ども家庭支援の相談機関に勤めるC社会福祉士は、学校に通えない子どもの保護者から、「日中に子どもが安心して過ごせる場所が地域にない」という相談を何件も受けている。市内には、その役割を担う既存のサービスが見当たらない。C社会福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①保護者や地域の団体と協働し、新たな居場所づくりの可能性を探る。
  • ②個別の相談として対応を続け、要望の声がさらに高まるのを待つ。
  • ③C社会福祉士が自ら居場所を開き、運営の方針も専門職として決める。
  • ④一件ずつ別の市の施設を紹介し、地域の課題としては取り上げない。
答えと解説を見る
正解 ①保護者や地域の団体と協働し、新たな居場所づくりの可能性を探る。
事例のポイント
同じ内容の相談が「何件も」寄せられ、しかも既存のサービスがありません。個別の問題ではなく、地域に共通する資源の不足という課題が見えてきています。

解説
既存の社会資源では対応できないニーズが地域に共通して存在する場合、ソーシャルワーカーには社会資源の開発に取り組むことが求められます。C社会福祉士は、同じ思いをもつ保護者や、NPO、民生委員・児童委員、地域の団体、学校などと協働し、ニーズの広がりを確かめながら、新たな居場所づくりの可能性を探るのが適切です。必要に応じて行政に事業化を提案することも考えられます。個別の相談を通して見えたニーズを集約し、資源の開発につなげることが、ソーシャルワークの大切な役割です。

他の選択肢が不適切な理由
・要望の声が高まるのを待つ:同じ相談が何件も寄せられている時点で、地域に共通するニーズは見えています。待つだけでは、子どもと保護者の孤立が続きます。
・自ら居場所を開き運営方針を決める:資源の開発は、保護者や地域の団体などと協働して進めるものです。専門職だけで決めると、ニーズに合わない、地域に根づかないといった結果になりかねません。
・別の市の施設を一件ずつ紹介:遠方の施設は日常的に利用しにくく、地域の課題を解決する取り組みにもなりません。

覚え方のポイント
社会資源の活用・調整・開発のうち、「資源がないとき」は開発の出番です。出題基準にもある「ニーズの集約、提言、計画策定、実施、評価」という流れを意識し、協働して新たな資源をつくる選択肢を選びましょう。
問66-5

ソーシャルサポートネットワークに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①インフォーマルな支えの網を指し、専門職による支援は含まない。
  • ②本人を中心に、フォーマル・インフォーマルな支えを組み合わせる。
  • ③家族による支えだけで、本人の生活を支えていく仕組みのことである。
  • ④一度つくられた後は、構成員や役割を見直さずに固定して運用する。
答えと解説を見る
正解 ②本人を中心に、フォーマル・インフォーマルな支えを組み合わせる。
解説
ソーシャルサポートネットワークとは、本人を中心として、家族、友人、近隣住民、ボランティアなどのインフォーマルな支えと、福祉・医療などの専門職や機関によるフォーマルな支えを組み合わせ、本人の生活を重層的に支える関係の網のことです。一つの支えが途切れても、他の支えが補い合えるように網の目を張っておくことで、本人は安心して地域で暮らし続けることができます。

他の選択肢が不適切な理由
・インフォーマルな支えだけを指す:ソーシャルサポートネットワークには、家族や近隣などのインフォーマルな支えと、専門職や機関によるフォーマルな支えの両方が含まれます。
・家族による支えだけ:家族だけに頼ると負担が集中し、家族が支えられなくなったときに本人の生活が立ち行かなくなります。
・見直さずに固定して運用:本人の状態や支える人の事情は変化するため、ネットワークは定期的に見直し、必要に応じて組み替えていくものです。

覚え方のポイント
ソーシャルサポートネットワークのキーワードは「本人中心」「フォーマルとインフォーマルの組合せ」「重層的な支え」「継続的な見直し」です。ソーシャルサポートの4種類(情緒的・手段的・情報的・評価的)とあわせて覚えましょう。
問76-5

〔事例〕地域包括支援センターのD社会福祉士は、一人暮らしで軽い認知症のあるEさん(81歳、女性)の生活を地域で支えるため、見守りの体制づくりを進めることにした。Eさんは近所の人との交流を楽しみにしている。D社会福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①見守りの体制を専門職で決めた後で、Eさんと近所の人に説明する。
  • ②Eさんの同意を得ずに、近隣の全世帯に認知症であることを知らせる。
  • ③Eさんの同意を得て、近隣や商店、事業者と役割を話し合い見守る。
  • ④Eさんの同意を得て、見守りは民生委員1人に一任することにする。
答えと解説を見る
正解 ③Eさんの同意を得て、近隣や商店、事業者と役割を話し合い見守る。
事例のポイント
Eさんは一人暮らしで軽い認知症がありますが、近所の人との交流を楽しみにしています。地域の人々を含めた見守りのネットワークをどうつくるかが問われています。

解説
地域での見守りのネットワークは、本人の同意を得たうえで、近隣住民、民生委員、なじみの商店、配食や新聞配達などの事業者、介護サービス事業者など、多様な人々や機関がそれぞれにできる範囲で役割を分担してつくっていきます。一人に負担が集中しないよう、誰が、いつ、何に気づいたらどこに連絡するのかを話し合っておくことが大切です。Eさんが楽しみにしている近所の人との交流も、生活の張り合いと見守りの両方に生かせます。

他の選択肢が不適切な理由
・専門職で決めた後で説明する:本人や住民が加わらないまま体制を決めると、Eさんの意向や住民にできることが反映されません。同意を得たうえで、担い手と一緒に役割を話し合います。
・同意なく全世帯に知らせる:本人の同意のない個人情報の提供であり、プライバシーを侵害するうえ、偏見を招くおそれもあります。
・民生委員1人に一任する:同意を得ていても、担い手を1人に絞ると負担が集中し、その人の事情が変わると見守りが途切れます。Eさんが楽しみにしている近所の人との交流も生かせません。

覚え方のポイント
ネットワークづくりの事例は「本人の同意」「多様な担い手」「役割の分担と連絡方法の確認」の3点がそろった選択肢を選びます。「一人に任せる」「同意なく広める」はいずれも誤りと判断しましょう。
問86-5

ネットワーキングに関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。

  • ①分野の異なる多様な支援機関と、顔の見える関係を築くことが大切である。
  • ②個人の支援から地域、制度に至るまで、重層的な範囲で展開されるものである。
  • ③ネットワークは一度つくれば、その後の維持や見直しは必要ないとされる。
  • ④家族や住民、サービス提供者の間をつなぐことも、ネットワーキングに含まれる。
答えと解説を見る
正解 ③ネットワークは一度つくれば、その後の維持や見直しは必要ないとされる。
解説
ネットワークは、一度つくれば自然に機能し続けるものではありません。構成する人や機関の入れ替わり、地域の課題の変化、利用者のニーズの変化などに応じて、定期的に連絡を取り合い、会議などで関係を確かめ、必要に応じて役割や構成を見直していくことで、はじめて実際に機能するネットワークとして維持されます。維持や見直しは必要ないという記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は誤っているものを選ぶため、以下はいずれも正しい記述です。
・多様な機関との顔の見える関係:日頃から互いの役割や担当者を知っておくことで、いざというときに速やかに連携できます。出題基準にも「多様な分野の支援機関とのネットワーキング」が挙げられています。
・重層的な範囲:ネットワーキングは、個人を支えるネットワーク(ミクロ)、地域の機関や住民のネットワーク(メゾ)、制度や政策に関わるネットワーク(マクロ)と、重層的に展開されます。
・家族・住民・サービス提供者をつなぐ:本人を取り巻く多様な担い手どうしをつなぐことも、ネットワーキングの重要な役割です。

覚え方のポイント
ネットワーキングは「つくる」だけでなく「維持する」「見直す」「活用する」までを含む継続的な営みです。出題基準の「セーフティネットの構築とネットワーキング」という言葉とあわせて覚えましょう。
問96-5

〔事例〕地域包括支援センターのF社会福祉士は、足腰が弱って買い物が難しくなったGさん(79歳、男性)を支援している。Gさんは「ヘルパーは他人が家に入るので気が進まない。近所の友人のHさんが買い物を手伝ってくれると言っている」と話している。F社会福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①ヘルパーへの抵抗感をなくすことを目標に、まず利用を試してもらうよう促す。
  • ②Gさんの意向を尊重し、友人の支えと必要なサービスの組合せを話し合う。
  • ③Gさんの希望なので、Hさんの負担を確かめずに買い物をすべて任せる。
  • ④訪問介護を利用しないと、Hさんの支援は計画に書けないと伝える。
答えと解説を見る
正解 ②Gさんの意向を尊重し、友人の支えと必要なサービスの組合せを話し合う。
事例のポイント
Gさんは、ヘルパーの利用には気が進まない一方で、友人のHさんの支えを望んでいます。インフォーマルな資源を本人が選んでいる場面です。

解説
社会資源の活用では、本人の意向を尊重しながら、フォーマルな資源とインフォーマルな資源を組み合わせて、本人の生活を支えることが基本です。F社会福祉士は、Hさんの支えを大切な資源として生かしつつ、Hさんの負担が過度にならないよう、買い物の頻度や内容をGさん、Hさんと話し合い、配食サービスや宅配など、Gさんが受け入れやすい他の資源との組合せも一緒に検討するのが適切です。Hさんの事情が変わった場合に備えて、代わりの手立てを考えておくことも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
・まずヘルパーの利用を試してもらう:ヘルパーに気が進まないGさんの意向より、制度のサービスを優先しています。Gさんが選んだHさんの支えという資源を生かす視点が欠けています。
・Hさんの負担を確かめずにすべて任せる:インフォーマルな資源は継続性に課題があり、負担が集中するとHさんが支えられなくなり、支援が途切れるおそれがあります。
・Hさんの支援は計画に書けない:支援の計画には、家族や友人などのインフォーマルな支えも位置づけることができます。制度のサービスを使うかどうかで、友人の支えが計画から外れることはありません。

覚え方のポイント
フォーマルとインフォーマルは「どちらか一方」ではなく「組み合わせる」ものです。インフォーマルな支えを生かすときは、支える人の負担と継続性に配慮することを忘れないようにしましょう。
問106-5

社会資源の開発に関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。

  • ①個別の相談から見えてきた共通のニーズを集約することが出発点となる。
  • ②集約したニーズを根拠として、行政への提言や計画策定に参画していく。
  • ③住民や当事者、関係機関と協働して、新たな資源をつくり出していく。
  • ④新たに開発した資源は、実施後の評価をせずに継続するのが原則である。
答えと解説を見る
正解 ④新たに開発した資源は、実施後の評価をせずに継続するのが原則である。
解説
社会資源の開発は、ニーズの集約、提言、計画策定、実施、評価という一連の過程で進められます(出題基準にもこの流れが示されています)。開発した資源が本当にニーズに応えているか、利用者や地域にどのような変化をもたらしたかを評価し、その結果をもとに内容を見直したり、次の計画に生かしたりすることが欠かせません。評価を行わずに継続するのが原則とする記述は誤りです。評価がなければ、ニーズとずれた資源が続いたり、改善の機会が失われたりします。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は誤っているものを選ぶため、以下はいずれも正しい記述です。
・ニーズの集約が出発点:一人ひとりの相談の背景にある共通のニーズを集め、地域の課題として明らかにすることから始まります。
・提言や計画策定への参画:集約したニーズを根拠として行政に提言したり、地域福祉計画などの策定の場に参画したりして、資源づくりを制度や計画に位置づけます。
・協働してつくり出す:資源の開発は専門職だけで行うものではなく、住民や当事者、関係機関と協働して進めることで、地域に根づいた資源になります。

覚え方のポイント
社会資源の活用・調整・開発のうち、開発は「ニーズの集約→提言→計画策定→実施→評価」の流れで覚えます。評価の結果を次の集約や計画に戻す循環であることは、援助の過程やPDCAサイクルと同じ考え方です。なお、制度の改善や新設を求めて社会に働きかけるソーシャルアクションは、資源の開発を進める方法の一つとしても位置づけられます。

社会福祉士国家試験の対策問題(全760問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。公益財団法人社会福祉振興・試験センター及び厚生労働省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】