児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- ①条約は18歳未満を児童とし、意見を表明する権利は15歳以上の者に限って認めている。
- ②子どもの権利条約は、1989年に国連総会で採択され、日本は1994年に批准した。
- ③日本は、子どもの権利条約に署名したものの、現在に至るまで批准はしていない。
- ④子どもの権利条約は、1924年に国際連盟の総会で採択された国際文書である。
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児童の権利に関する条約は、1989年に国際連合の総会で採択され、日本は1994年に批准しました。子どもを保護の対象としてだけでなく、権利の主体として位置づけた点に大きな意義があります。一般に、差別の禁止、子どもの最善の利益、生命・生存・発達に対する権利、子どもの意見の尊重の4つが一般原則とされます。日本の児童福祉法第1条は2016年の改正で「児童の権利に関する条約の精神にのつとり」と明記し、2023年施行のこども基本法もこの条約の精神を基礎にしています。
他の選択肢が不適切な理由
・意見表明権は15歳以上に限る:条約第12条は、自己の意見を形成する能力のある児童に、その児童に影響を及ぼす全ての事項について自由に意見を表明する権利を保障しており、年齢で一律に区切ってはいません。
・日本は批准していない:日本は1994年に批准しています。
・1924年に国際連盟で採択:1924年に国際連盟で採択されたのはジュネーブ宣言(児童の権利に関するジュネーブ宣言)です。
覚え方のポイント
子どもの権利の国際文書は「1924年 ジュネーブ宣言(国際連盟)→1959年 児童権利宣言(国連)→1989年 児童の権利に関する条約(国連、日本は1994年批准)」。宣言と条約の違い(条約は批准した国を法的に拘束する)も押さえましょう。