一般システム理論における「等結果性(イクイファイナリティ)」の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
- ①同じ初期状態からでも、異なる最終状態に至りうるという性質
- ②外部からの変化を受けても、一定の状態を保ち続けようとする性質
- ③システムの一部に生じた変化が、全体へ波及していく性質
- ④異なる初期状態からでも、同じ最終状態に到達しうるという性質
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ベルタランフィが提唱した一般システム理論では、生物や家族、組織などを、環境と物質やエネルギー、情報をやり取りする開放システムとしてとらえます。等結果性(イクイファイナリティ)とは、開放システムでは出発点が異なっていても同じ結果にたどり着きうるという性質です。ソーシャルワークに当てはめると、目標に至る道筋は一つではなく、クライエントの状況に合わせて多様な支援の入り口がありうることを示しています。
他の選択肢が不適切な理由
・同じ初期状態から異なる最終状態:これは多結果性(マルチファイナリティ)の説明です。同じ出来事を経験しても、人によって結果が異なることを説明します。
・一定の状態を保とうとする:これはホメオスタシス(恒常性)の説明です。変化を受けてもシステムが均衡を保とうとする働きです。
・一部の変化が全体へ波及:システムの全体性(部分どうしが相互に関係し合う性質)に関する説明で、等結果性とは別の概念です。
覚え方のポイント
「等結果性=入口は違っても出口は同じ」「多結果性=入口は同じでも出口は違う」と、入口と出口のたとえで対にして覚えます。どちらも「原因と結果は一対一に決まらない」という開放システムの特徴を表しており、個別化の原則の理論的な裏づけにもなっています。