1601年にイギリスで制定されたエリザベス救貧法の特徴として、正しいものはどれか。
- ①慈善団体による友愛訪問を、国の制度として全国に広げることを定めた
- ②救済を受ける者の生活水準を、最下層の労働者より低くする劣等処遇を定めた
- ③国民全体を対象とする社会保険によって、最低生活を保障する仕組みを定めた
- ④貧民を労働能力の有無などで分類し、労働能力のある者には就労を強制した
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エリザベス救貧法(1601年)は、教区を単位に救貧税を徴収し、貧民を、労働能力のある貧民、労働能力のない貧民、扶養する者のいない児童に分類して、労働能力のある者には就労を強制し、労働能力のない者には救済を、児童には徒弟奉公を行わせました。
治安の維持と労働力の確保を目的とする性格の強い制度でした。
他の選択肢が誤りの理由
・劣等処遇:1834年の新救貧法の原則です。
・国民全体の社会保険:1942年のベヴァリッジ報告が示した考え方に近いものです。
・友愛訪問を国の制度に:友愛訪問は1869年に設立された慈善組織協会(COS)の民間の活動です。
覚え方のポイント
1601年エリザベス救貧法(分類と就労強制)→1834年新救貧法(劣等処遇・院内救済)→1942年ベヴァリッジ報告(社会保険)。